救世主の名を持つGとヴァルキリー   作:エガえもん

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こっちも久しぶりです。そろそろGW(ガンダムウイングじゃない方)ですね。皆さんはどうお過ごしでしょうか。
僕はGWは学校の関連で休みが全て吹き飛びましたw(白目)
忙しくなる前に更新して置きます。
久しぶりなのでキャラ変してたりしたらすみません・・・。
それではどうぞ!


MISSIONPHASE_12 混迷、そしてANSEER

アキトside

あの突然の宣戦布告からはや1日。

俺たちは諜報部の方からの情報を元にミーティングをしていた。内容は無論今回の宣戦布告と敵の事である。

「ウィンダミア王国。ラグナから800光年の距離にあり、その周囲を次元断層で囲まれた惑星だ。」

「そしてこれが『Sv-262 ドラケンⅢ』。こいつを操るのがウィンダミアの空中騎士団。王家に仕える翼の騎士達だ。動きから見てこいつがダーウェントの白騎士だな。」

「アル・シャハル、ボルドールでメッサー中尉と互角だった奴ですか。」

「そうらしいな。」

「けど、白騎士って?」

「空中騎士団に代々続くエースの称号だ。」

「白?黒じゃねぇの?」

「昔は白銀の機体に載っていた。腐れ縁って奴か。」

 

ここでフレイアが反応する。

 

「もしかしてウィンダミアにおったんかね?」

「ああ。7年前、独立戦争の時にな。」

 

アラド隊長はどうやら何かを知っているようだった。

だが、聞かない方が良いだろう。

 

「新統合軍のパイロットが操られていたのもウィンダミアの・・・?」

メッサー中尉の一言で場が凍る。

「じゃあこれまでのヴァールの暴動は全部?」

「いいえ。彼らが関与しているのはその一部、強力な生体フォールド波が感知されたものだけと本部は見ているわ。」

「となると、今までのは・・・。」

「実験・・・。」

「そして今回、ただの暴徒としてではなく統率のとれた行動をとれるまでになった。推測に過ぎんがな。」

 

そう、惑星ランドールでのあれはどう考えても統率をとった行動だった。

普通はありえないはずだ。何かタネがあるのだろうか。

 

「前回でこのような技術を取れるようになったんです。次回エンゲージ時も警戒して損はないでしょう。」

「だな。惑星ボルドールでも新統合軍の多くが操られほぼ無血降伏だったらしい。」

「・・・何かしらタネがあると俺は思います。何か・・・」

「歌が聞こえたわ。」

「うん。誰かが歌っとった。」

「綺麗な声だったけど・・・。」

「ヒリヒリ・・・痛かった。」

「あれは・・・男の子の声。」

そんな事があったのか。

「カナメさんにも聴こえたのか?」

「はい。」

 

どうやらワルキューレのメンバーには聞こえたらしい。

 

「天使か、悪魔か。あれだけのヴァールを一瞬で虜にしてしまうなんて、感動的じゃない?」

 

美雲さんは不敵な顔をしながらそう言った。

 

その後、ハヤテにも聞こえていた事が判明し、まるでそれがウィンダミアのおとぎ話に出てくる“風の歌い手”みたいだった・・・らしい。

 

それで今、ウィンダミアの事について調べてる所である。

 

ウィンダミア第一次独立戦争

 

ウィンダミアが新統合政府に反旗を翻し起こした独立戦争。約8ヵ月の戦争状態の末に、ウィンダミア側が銀河条約で使用禁止が指定されている次元兵器が惑星ウィンダミアⅣのカーライル地方に投下されたのを機に新統合軍は撤退。事実上の休戦状態に入った。

 

「それで、昨日のあれと言うわけか。次元兵器ねぇ・・・自国の領内でそんなもの使ってもデメリットしか無いだろうに・・・。あ、そういや宣戦布告の時になんか言ってたな、何だったっけ・・・あー、そうだそうだ、不平等条約と利益の独占に確か決起して宣戦布告だっけ?・・・余計訳分からない。まぁ・・・いいや。次行こう。」

 

そんな事を思いながららカルパスを食べる。

後は・・・風の歌い手か。

 

風の歌い手

ウィンダミア王家にしばしば現れ、風や大地、竜鳥と心を通じあわせるとされる伝説を持つ

 

 

情報少なっ・・・。後は昨日話してた通りって訳か。

何だっけ・・・ルンに命の輝きをだっけ?

これについてもよく分からないな。

 

「うーん、疲れた。カルパスも切れたし、あれでも見に行くか。」

そうして俺は格納庫へと向かう。

「マキナさん、います?」

「今、姐さんは居ねぇな。何のようだ?」

そう言って出てきたのはガイ・ギルグッドさんである。主にΔ小隊のバルキリー整備そして、俺のセイバーのメンテメンバーでもある。

「セイバーの事何ですが・・・」

「あー、まだあれは使えねぇんだわ。ハヤテの機体の調整に時間を割いちまったからな。あれだろ?カイロスじゃ性能が足りなかったり、フォールドクォーツが無いとかで心配になったんだろ?まぁ・・・姐さんが言ってたろ?カイロスの改修案。それの試作品がそろそろ出来る位だ。すまんな。」

「いえ、俺も結構無理言ってるんで・・・。」

「まぁ、そう焦るなよ。それじゃまたなんかあったら言ってくれや。」

「はい、ありがとうございました。」

あれの改修か・・・。どうなるんだろうな。

 

〜三日後〜

 

俺たちに呼び出しが来た。

 

「依頼内容の変更?」

 

「ラグナ星系自治組織連合からの要請だ。今まではヴァールによる暴動への対応のみ。そこにウィンダミア王国の侵攻に対する防衛任務が加えられた。」

「つまりここからは戦争ってわけだ。」

 

また戦争か・・・。ハイネ・・・すまん。また戦う事になりそうだ。

「それに従い、私達も契約の更新を行います。ケイオスは民間企業です。契約に納得いかなければ除隊もできますが・・・。」

カナメさんはそう言った。え・・・マジか。民間企業だからそういう事も出来るのか・・・まぁ俺はここを抜けたら一文無しの宿無し君になるので出来ないが。

 

「無論更新します。」

「同じく。」

「聞くまでもないわ。」

ミラージュさん、メッサー中尉、美雲さんは残る確定

 

「きゃわわ~なジークフリードちゃん達を置いていけないもんね!」

「流石マキナ姐さん!」

「一生ついていきます!」

マキナさんと整備班面々も残る。これでメカ関連は問題なさそうだ。

「判子、押す。」

レイナさんも残る・・・。マキナさんが残るから当たり前か。

 

「・・・俺も。まだ誰ともデートしてないしね~。」

 

チャック。それは色んな意味でフラグだ。

 

「はわわわわわ!?」

「どうする!?」

「やめとく!!」

 

案の定オペレーターの3人には引かれまくってる。

 

「ったく。アキト、ハヤテ、お前達は?」

「俺は残ります。あれも直して貰ってるし、何よりここ辞めたら俺は生きていけないんで。」

「なるほどな、お前らしい。ハヤテ、お前は?」

「・・・・・・・」

ハヤテは悩んでるのだろうか、黙っている。

「まぁいい。考えとけ。」

 

まぁ確かにいきなり民間人に戦争するか?って言われて即答出来るわけ無いよな。

 

「ところで、あなたはどうするの?」

「う~ん。正直戦争と言われてもピンとこんし・・・」

そりゃそうだ。ついでに言うとフレイアの場合はどちらを選んでも立場が厳しい。

「そう。でも一つ問題がある。ケイオス本部はあなたをスパイだと疑っている。」

 

まぁ・・・何とも見事に言ってくれる。その通りだ。

 

「ス!?スパイ~~~!?」

 

当人は驚いてる。俺もこんないい子がスパイだなんて信じられないし、そもそもスパイならオーディション受けたり、アイドルなんて目立つような事はしないだろ。まぁ・・・それを分からん奴は何処にでもいるから納得は行くが。

 

「美雲!」

カナメさんが咎める。

「そう。でも同じ声はマスコミやファンからも上がってるわ。」

やっぱりそうですよねー。

「ま、メンバーにスパイがいるくらいの方が面白いと思うけど、彼らの反応を考えると・・・」

「大丈夫!1日でも早く信じてもらえるようゴリゴリ頑張ります!」

その意気だ。頑張れ。

「・・・そう。楽しみにしてるわ。」

その後解散した。

 

俺は暇だったので約束のクラゲチップスを買って渡しに行くと

「うむ」

なんかすごい納得した顔のレイナさんを見ることが出来た。それでも暇なのでシュミレーターをしようと思ったが、その途中ですごい悩んでるハヤテにあった。

「やっぱ、悩むよな」

「アキト、お前。」

「分かる、分かるよ。殺したく無いって言うのは。でも飛びたいんだろ?」

「お前・・・。なんで即答出来た奴が俺の気持ちが分かるんだよ!お前だってこれの前は軍人じゃ・・・」

「いや、違うな。」

「は?」

「軍人だったよ?普通に。」

「新統合軍に?」

「いや・・・少し話をしようか。こっち来いよ。」

そうして俺はあるとこに連れていく。

「これは・・・?」

「ZGMF‐X23SR セイバーR、俺の昔の機体さ。前にマキナさんが話掛けてた奴があっただろ。その話さ」

その後俺はここじゃない世界の人だったと言う事、

そこで何をして何があったのかと言う事を話した。

「お前には選ぶ事が出来る。でも・・・それでも迷うなら今一番やりたい事をやれ。後悔してもその時には遅いんだ・・・。守れなかった仲間、親友の為・・・って訳にはいかないんだろうが、俺はあんな過ちを繰り返したくないから俺は残るんだ。もし、安易な気持ちで残るならよく考えてくれ・・・。」

「アキト・・・。」

 

そんな話をしたあと、ハヤテとは別れたが・・・

その夜、ハヤテはフレイアを連れて飛んでいった。

普通に違反行為である。

更にそんでもって次の日

 

「戦争のせいで飛べないっていうなら戦争をこの手で終らせて自由な空を掴み取ってやる!」

 

どうやら別の方向に吹っ切れてしまったようだ。

隣を見てみるとミラージュ中尉が落ち込んでいる。

あー、これは昨日なんかあったな。

まぁ・・・死ぬなよ、ハヤテ。

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 




どーでしょうか、いや〜秘密ばらすの早かった早かった。フレイアにはそういや話して無いんだよな。
まぁ・・・いっかw。それはともかく次回予告行きますか。

殺したくない、でも死にたくない。
そんな事は誰しもが思うこと。
だが、戦争をしている以上非情な事は起こる・・・!
次回 救世主の名を持つGとヴァルキリー
決断、血に染まる宇宙
星々の合間を駆け抜けろ ジークフリート!
MISSIONPHASE_13 決断、血に染まる宇宙
お楽しみに!
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