救世主の名を持つGとヴァルキリー   作:エガえもん

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お久しぶりです。エガえもんです。
書きあがったので投稿しようと思いました。
それではどうぞ!


MISSIONPHASE_16 潜入、猫惑星(後編)

ヴォルドール市内にて

 

 

「ヘックション!」

「お兄ちゃん大丈夫か〜?」

「風邪かね〜?」

「いいマタタビあるわよ〜。」

ハヤテがおばさん達に絡まれた。

まぁ…アレルギー性のくしゃみが原因なんだが…。

 

「「お、お構いなく〜」」

何とか2人が回収する。

俺はそれを

「あ、これください。」

「まいど!」

屋台の魚料理を食べながら見ていたのであった。

ここのもなかなか上手い。

ラグナの魚は海魚なんだけど、ここは川魚みたいで蛋白なんだね。

もう1個たべ…

 

「あなたはなにやってるんですか!」

怒られた。なんで…。

 

閑話休題

 

「なんで潜入任務なんてやらなきゃいけないんだよ?大体、俺達パイロットの筈だろ?」

 

路地裏でそんな話になった。

まぁ…民間企業だから分からんでも-

 

「私もそう思います!」

 

 

遮られた。

 

「まぁ、二人ともこれでも食って落ち着けって。一応今は軍隊扱いなんだからさ。こういうのもあるさ。隊長も言ってただろ?『 色んな経験が後々役に立つ。深く潜ったクラゲほど美味い』って。」

 

「俺はクラゲじゃねぇし、そーゆーお前はやった事のかよ?潜入任務」

 

「普通にあったけど。まぁ…破壊工作任務も兼ねてだけどな。」

 

「本当ですか!?是非お話を…」

「頼むから興奮しないで、ミラージュ。今度そこら辺含めて話すから。」

「分かりました…。」

 

このやり取りを聞いていたのか、あまりにもパイロット達が頼りなさすぎたのかここであのフレイアちゃんが

「ふふっーん!レッスンと一緒にちゃーんと潜入訓練を受けてきたかんね!」

と宣言した後、

ウィンダミアアップルに釣られると言うまさかの事態発生。ハヤテと同レベルで目立つ事となった。

 

「あいつ、俺より目立ってんな」

「いや、お前、比べられるもんじゃないからな。殆ど一緒だから。」

「どうしてこうみんな…。」

 

行ってみるとリンゴの屋台だった。

 

「懐かしいの~!もしかして、ウィンダミアのエクスデールリンゴかね?」

「おっ、お嬢ちゃん。いい鼻しとるがね。」

「そのリンゴ、ウィンダミア産なんですか?」

「ヴォルドール産のは流通が制限されちまっててさ。でもこいつも味は悪くにゃーで。な、お嬢ty…」

そこにあったのはよだれが止まらなかったフレイアちゃんだった。

まさに、猫にマタタビ、フレイアにリンゴ である。

 

そんなことがあった後。

ウィンダミアアップルを買ってぶらぶらと歩く俺達。

まるで観光だ。こんなんで大丈夫かな…と不安にはなる。

つい愚痴ってしまった。

 

「大した情報も手に入らねぇな…」

「だーかーらー言ったろ?このリンゴは…」

「ウィンダミア産ってだけだろ?それがどういう風になるか分からねぇんだから…。まぁ…言うほど占領後の市民への混乱は無さそうだな。さっきの林檎の屋台や、その他の生活への被害は無さそうだ。虐殺や、その他諸々も…まぁ解放が今の目的だからそういうもんか。」

「ですね…ですがこれ以上の情報が…。」

「あぁ。でも一つ気になることがある。どうして()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

「それは……自国の資金にするためじゃ…」

「なんか、それだとひっかかるんだよなぁ…。」

「ってかそういや、フレイアは?」

「「へ?」」

 

その後、ある場所に走っていたフレイアを追って郊外の広場的な所まで来た。どうやら何かを感じたらしい。

 

「どーした、フレイア?またなんか見つけたのか?」

「この色…?」

 

と、ある方向を示すフレイア。

そこには、そこには兄妹らしき子供2人と一機のVF-171(ナイトメアプラス)だった。妹らしい方は機体の主に向かって必死にワルキューレの歌を歌っている。

 

「悲しい色…。」

「何やってんだ…?」

「ワルキューレの真似…ワルキューレの歌を歌えば誰でもヴァールが治せるって勘違いしてるんだな…。」

 

ミラージュが機体のエンブレムに何か心当たりがあったようだ。

「あのエンブレムは、アルベルト・ララサーバル大尉。新統合軍、ヴォルドール航空団のエースパイロットです。」

 

「286号、風が変わる。交代だ。」

「…了解だ。」

「エースパイロットまで道具扱い…。」

「嫌な感じだぜ…。」

「いや、まだ殺されてないだけまし…か。」

「嘘だったんだ!歌で病気が治るなんて…。」

「嘘じゃない…。」

フレイアが飛び出した。

「っ!フレイア!」

「!?」

「ふざけてる場合じゃないんじゃない?」

「美雲さん!?いままで何処に!?」

こうして、”単独行動クイーン” 美雲さんと合流した。

 

その後、ウィンダミア宰相 ロイド・ブレームとヴォルドールの極秘間協議によりウィンダミアが”学術調査”として遺跡に次元兵器を持ち込んだ可能性があると言うことで遺跡で合流することとなった。

まさか、あんなことになるとはこの時思っていなかった。

 

 

 

 




はい、相変わらず中途半端でごめんなさい。
次回は遺跡編。そろそろ伏線も回収したいと思います。

次回 救世主のGとヴァルキリーMISSIONPHASE_17 遺跡のmystery,そこからの脱出
お楽しみに!

誤字訂正・感想よろしくお願いします。
P.S 劇場版のDVD及びBlu-rayが発売しましたね。お金なくて買えないんですけど…。

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