『相棒、奴の雰囲気が変わった。
奴は本気だ。
油断していると、死ぬぞ!』
『ナルト。
相手は力を集中している。
気を抜くなよ!』
二人から注意が入る
ありがとう
言われなくてもわかっているってばよ!
「ヌオオオォォォォォォッッ!!」
遠呂智は雄叫びを上げ、大鎌を大きく横に振り回す
振り回された瞬間、大量の炎の玉が放たれた
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴオォォォォォッッ!!!
『一誠さん!!』
レイランたち四人組が叫ぶ
「大丈夫だってばよ」
『!?』
八坂、朱雀たち、レイランたち、妖魔たちそして
遠呂智さえも驚愕していた
一誠の姿が変わっていた
全身が黄金に近いオレンジ色に輝いている
胸元から腹部にかけて黒い文様が浮かぶ
「なに、あれ?」
「…………綺麗」
レイランたちはまるで太陽を見ているかのように感動していた
「なんだ?力の性質も変わった。
魔力でもない、仙術でもない…。
今まで感じたことのない力だ。
何者だ、貴様は?
本当に人間なのか?」
遠呂智は俺に興味を示すかのように訊いてくる
「ああ、俺は人間だ。
ただちょっとだけ訳ありの人間だ」
『うんうん…』
俺の仲の皆が納得した
いや、そこはちょっと否定してほしいてばよ…
「ほう……。
面白い。面白いぞ!
さぁ、もっと!もっと戦おうではないか!」
「お、遠呂智…?」
妖魔たちは恐れていた
まるで、こんな遠呂智様は見たことがないかのように
俺と遠呂智はお互いに見つめあい、構える
遠呂智は分身を作り、俺を囲む
「くらえッ!!」
遠呂智は腕を振り回し、炎の玉と同じ大きさの玉が飛んでくる
稲妻を帯びている
俺はしゃがみこみ、背中から何本ものの腕が出てくる
「螺旋乱丸ッ!!」
ドゴゴゴゴゴゴオォォォッッ!!
お互いの攻撃が相殺する
「分身なら、俺だってたくさんできる!!
多重影分身の術!!」
ぼぼぼぼぼぼぼぼぼん!!
数十人いや、数百人の数の分身を作る
分身たち全員で螺旋丸を作る
ただし、普通のより数十倍のでかさだ!
「超大玉螺旋多連弾ッッ!!」
大量の分身を遠呂智に向かわせるが
「ハアァァァァッッ!!」
遠呂智は手をかざし、小さな黒い塊が作られる
そこから、何十本物の黒い閃光が放たれる
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッッ!!!!
螺旋丸と閃光がぶつかり合い、衝撃が起きる
が、螺旋丸の力が失われ、分身たちが次々と貫かれる
だが遠呂智はこの光景を見て疑った
本体がいないとそう思ったそのときだった
一誠は遠呂智に急激に接近していた
「風遁・螺旋手裏剣!!」
手裏剣のような形をした、超音速に回転する螺旋丸を
遠呂智にぶつけた
ズドオォォォォォォォォォォッッ!!!!
遠呂智を中心に嵐のような爆風が発生した
八坂たちは呆然としていた
遠呂智と対等に戦えている
「すごすぎる……」
率直な感想だ
爆風が収まり、一見に静かになる
「やった!」
「まだだってばよ!」
レイランは歓喜を上げるがが俺は注意した
まだ奴は生きている
「まだだ…!
まだ果てるのは早いぞ!!」
あれだけの攻撃を受けながら
遠呂智の体は崩壊寸前なのに
生きている
体の傷は治っていくが遅い
恐らく、治るスピードが追いついていないのだろう
「フフフ、ハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」
遠呂智は高笑いを上げる
「そろそろ、終わりにする、か!!」
ドオオォォォォォッッ!!!
遠呂智の周りに膜みたいな物が囲み
八つの大蛇の首が出てくる
だがその大蛇は次第にでかくなる
「ここはまずい!
みんな、ここから出るぞ!!」
八坂は叫び、俺たちは急いで山から脱出をした