堕天使を噴水に殴り落とし、俺はそのまま下に降りる
はぐれ神父に睨みつけた
「ヒッ……!?」
「お、お助けを~!!?」
さっきの戦いに恐れをなしたか、神父たちは恐怖し逃げ去った
俺は気絶している堕天使四人を一箇所にまとめ、そのまま起きるのを待った
「イッセーさん?」
分身がアーシアを連れてきて、ポンッと消える
アーシアは瞳をキラキラさせて、こちらを伺ってきた
「すごいです!
日本には興味がでる術ばかりですね!」
あ…いや、この技使えるのは、たぶん俺だけだと思うけど…
とそこに、魔法陣が出現
現れたのは、オカルト研究部のメンバーだ
来たメンバー全員が、この光景に唖然としていた
「堕天使がこの公園に現れたっていう情報が入って来てみたけど…。
これはどういう状況…?」
「まさか、イッセーくんが一人で…?」
リアスの姉ちゃんと朱乃の姉ちゃんが訊いてきた
土地が少し荒れた後、倒れている堕天使四人、一人の人間
「えーと、アーシアがいて、神器で、教会であれこれで、
堕天使とはぐれ神父で、俺がこうやって……」
俺は頑張って説明するけど
『相棒…。説明が単語だけになっているぞ……』
……俺は一旦整理するのに時間がかかるんだってばよ……
「…………つまり、そこにいる人間。
アーシアさんは神器を持っていて、教会から追放され、
堕天使とはぐれ神父の団体に入っていたけども、イッセー先輩が成敗したと……」
「小猫ちゃん、今の説明でよく理解したね…」
今の説明を、小猫ちゃんは簡潔に解釈してくれた
木場はこのことに、少し苦笑いしながら驚いていた
俺のあんな風な説明を理解してくれるのは、カカシ先生だけだったな…
「つまり、堕天使と接触して、勝ってしまったて言う事?」
「はい、そういうことです」
アーシアは不思議そうにしていた
「イッセーさんは、そちらの悪魔のみなさんとお知り合いなのですか?」
「まぁ、少し事情があってね…」
「悪魔と友達、すごいです!」
教会にとっちゃあかんことじゃなかったのかな……(汗)
でも、フレンドリーにしたいて言う心はなんとなくわかるってばよ
でオカルト研究部はアーシアの神器を見て少し表情を変えた
「うッ……!」
お、気がついたな
レイナーレを初め、四人が目を覚ます
目の前の光景に驚愕していた
「悪魔…!!?
つ…!あなた、悪魔と関係しているの!?」
痛みよりも質問が優勢か
「確かに、俺は用事があって、悪魔と会っているてばよ」
「くそ………!!」
ドーナシークが苦言を言う
「悪魔の領土に足を踏み入れた。
危険な行為をした罰として、あなたたちを拘束するけど」
「「く……!」」
カラワーナとミッテルトも悔しがっていた
敵対している同士で負けてしまった
ドライグが前に言っていたけど
捕まったらお終いなんだよな…
最低でも監禁か…
うーーん…
あ、そうだ!
「ちょっといいか?」
「何?」
リアスの姉ちゃんが問う
「しばらくの間、こいつらを俺が預かってもいいか?」
『!!?』
俺の言葉にその場全員が目を開き、驚く
「確かに、こいつらは俺やアーシアを殺そうとしたけど、
俺たちは無事だ。
一応訊くが、俺たち以外の神器の所有者を狙って殺したことはあるのか?」
「ないわ!!私たちはつい最近までここに来たばっかりで、初めて見つけたのはアーシアよ!!」
「そうか…。その言葉を信じてみるか…。
嘘だったとしても、罪を償わせてやるからな」
「この人たちは私たちの領土に入ったのよ?
あなたは関係がない…」
「確かに、悪魔と堕天使の関係は知っている。
でも、俺はこいつらを捕らえた。
管理することは、こっちが優先じゃないのか?
大丈夫、姉ちゃんたちにも管理させてやるから」
「それなら、いいけど…」
でもリアスの姉ちゃんは納得がいっていない
『当然だろうな』
朱乃の姉ちゃんがリアスの姉ちゃんに言う
「部長、先日私の父から堕天使についての相談をしました」
「バラキエルが?」
俺が初めてオカルト研究部を訪れて言ったときのことだな
「父からは、『殺さないでくれ、ただし見るのは任せる』、と訊きました」
「そう、ならしょうがないわね」
「ちなみに、アーシアもこっちが管理するってばよ」
「わかったわ。
でも、あなたの家はすでに予約済みでしょ?
ちょうど、学園にオカルト研究部の寮を作る予定だからそこに住ませてあげるわ」
「ありがとう」
と堕天使四人は立ち上がり、
ドーナシーク、カラワーナ、ミッテルトは片腕を胸に指しながら体を下げた
「実は私たちはレイナーレ様と同じ思いをしてこのことをしようとした。
しかし、失敗した。
私たちは普通、悪魔に捕まったら死ぬと思った。
だが、あなたは私たちに生きるチャンスを与えてくださった。
このご恩は、忘れないでしょう…」
「そんな、かしこまらなくてもいいってばよ!?
何も問題を起こさなくて、普通に接してくれれば良いって!」
レイナーレが前に出てくる
「なんで、なの……?」
「俺も、お前らと同じことをされたんだ。
だから、お前らの気持ちがわかるんだ。
お前らの、その心のモヤモヤを取り払ってやるってばよ!」
『!』
一瞬だけど、レイナーレたち三人の堕天使の顔が赤くなったような…
「あらあら、イッセーくんはやりますわね」
?どういうことなんだろう?
朱乃の姉ちゃんの発言に、俺は少し理解できなかったが
まさか……
「アーシアも、な」
「はい!
私は、イッセーさんと出会えて嬉しいです!」
アーシアもほんのり顔を赤くしていた
「あ、そうだ!
俺の家に、京都の妖怪たちが来るんだった」
だけど、あいつらが来た瞬間に、修羅場になることは予期していなかったってばよ………