決戦当日
夕方、部室
みんな、緊張感が生まれていた
だけど、オカルト研究部のメンバー全員は落ち着いていた
リアスの姉ちゃんと朱乃の姉ちゃんは紅茶を飲んでいて
木場は帯刀してた剣の手入れ
小猫ちゃんは拳に皮のオープンフィンガーグローブを付けている
「妙に落ち着いているな…」
「当たり前です」
すぐ隣に立っていた生徒会長が反応した
「だけど、リアスたちだって本当は緊張していると思います。
ですが、勝つ気でないと。マイナス思考は後に影響します。
それに、リアスたちにとっては貴重な体験。
上級悪魔以上しかできないこのレーティンゲームだって、
非行式ではありますが、それでもゲームはゲーム。
戦術や相手の動き方、色々と学ぶことができます」
なるほどな……
と魔方陣が現れ
「皆様、準備はお済になりましたか…?」
銀髪のメイド、グレイフィアの姉ちゃんだ
「ええ。準備はOKよ」
「それと、ご報告を。
今回、兵藤一誠さんのスケットの件ですが、
ライザー様からも志願され、魔王さまが許可をしました」
「そう…。それはよかったわ」
おお!俺も戦えるのか!
「ただし、条件があります。
イッセーさまが相手を倒して良い人数は、
《
ライザー様はあなたと戦いたいということもあるので、
ライザー様を倒すのはOKとします」
十五人……だっけ?
半数以下とすると…
『倒せる数は七人。
なるほど、奴を含めて半数以上は倒せないか』
「条件は以上です」
「え、それだけ…?」
もっと厳しいのかと思ったけど、案外あっさりだった
俺は素っ頓狂な声を出してしまった
「魔王様も、上の方々も日本神話に興味がありまして、
その代行を務めるあなたがどれほどの実力か、見たいと仰っていました」
「ありがたいってばよ」
「ということは、お兄様もこのゲームを?」
「はい。リアス様の力をこの目で確かめたいとのことです」
今の会話を聞いて、レイランたちとアーシアは驚いていた
堕天使たちは知っていたから大して変わらないのだろうな
ああ、そうだった
リアスの姉ちゃんの兄ちゃんは魔王だったっけ
「では」
グレイフィアの姉ちゃんが新たに魔方陣を展開する
「ここから、試合会場に行きます。
よろしいですね?」
「ええ、みんないい?」
『はい!部長!』
オカルト研究部メンバーは一斉に返事をした
「では、私たちは別室で観戦を。
ついでですから、あなたたちもどうですか?」
「ありがとうございます」
レイランたちはみんなは違うところで見るのか
「移動します」
魔方陣が光り輝く
どんな技が出るのか……
腕が鳴るぜ!