兵藤一誠に憑依した人柱力   作:ガーディアン

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四十七

その日の夜

ベットに寝転がるが、起きている

木場のあの言葉…

 

『聖剣を叩き潰すことだよ……!!』

 

 

あの感情、何度も感じたことがある

怒り、憎しみ、苦しみ、悲しみ、痛み

 

どれも当てはまる感情…

サスケや長門、九尾チャクラモードで色々

感じたことがある

 

聖剣を潰す…

姉ちゃんの話だと、木場も転生悪魔って聴いたけど

もしかして、転生前に何かあったのか……?

 

姉ちゃんに詳しく聞いてみたけど

木場は転生前、ある国の実験台だったらしい

その実験は《聖剣計画》

聖剣を使うには因子がないといけないが

わずかな因子を人から取り出して、人工的に聖剣使いを生み出していた

だけど、実験台となった人たちは処分

つまり、死を与えられた

 

木場は瀕死状態で姉ちゃんと出会って、眷族になったという

だけど聖剣への憎しみは消えなかった

特に、エクスカリバーのための実験だったが、見捨てられた

 

しかし、この状態はまずい

 

オカルト研究部だけでなく、リアスの姉ちゃんまで悲しくなっている

このままだと、潰れてしまう

 

想いに浸っていたそのときだった

「イッセーさん!」

可愛いパジャマを着たレイランが入ってきた

 

「眠れないので、一緒に寝てください♥」

甘い声でお願いしてきた

いきなり何言ってんだッ!!?

 

『待ちなさい!!』

『!?』

バーンッ!とドアが開かれ残りの三人も入ってきた!?

 

みんなそれぞれ違うパジャマだけど

際々の奴とか、いかにも誘っているパジャマとか

 

「ちょっと!?何であなたたちまで来るのよ!?」

「抜け駆けはさせないよ!?」

「…………私と寝る!」

「こらこら~。独り占めはよくないです~!」

 

また喧嘩が始まって、余計寝れない状態になってしまった

何で喧嘩ばかりするんだお前らは!?

 

「とにかく、みんな静かに寝ろッ!!?」

 

そう叫ぶが、収まるまで一時間も掛かった

 

 

 

次の日の放課後

いよいよ、あの二人が来た

教会からの使い、イリナとゼノヴィアだ

フードを外して、リアスの姉ちゃんとソファーに座りながら

お互いに対談している

 

「改めて自己紹介をする。

私はゼノヴィア。」

「紫藤イリナよ。よろしくね!」

 

「あなたたち教会が、私たち悪魔に何の用かしら?」

姉ちゃんは質問する

「実は、我々教会が管理していたエクスカリバーが堕天使に奪われた」

『!?』

その場にいた全員が驚いた

 

エクスカリバーが奪われた?

そういやこの前…

 

『この神父は聖剣を所持していたはずだが…。見当たらないな』

あの神父の死体が所持していた聖剣がエクスカリバー?

 

「最初に奪われたエクスカリバーは二本。

それと、堕天使がこの街に潜伏していると聞いていたが、

案外、近くにいたものだ」

レイナーレたちを見て構えるが

 

「ちょっと待って!?私たちは知らないわよ!?

エクスカリバーを奪ってくる依頼はなかったわ!」

「まぁ、そのようだな。

聴いたところによると、ここにいる日本神話代行に管理されているから、

そんなまねはだろう…」

 

「一応言っておくけど、私たちもエクスカリバー使いよ!」

イリナの言葉に驚愕した

「私が持っているのは《破壊の聖剣(エクスカリバー・デストラクション)》」

「私は《擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)》よ!」

 

ゼノヴィアは布を巻いている剣を取り出し

イリナは腕に巻いていた布が剣の形に変わる

 

「実は、もう一人ここに来る予定だったが…」

「あのバラバラにされた死体だな」

俺の言葉にゼノヴィアは頷いた

 

「どういうこと?」

「実は先日、はぐれ悪魔の討伐の途中に出会ったんだ。

そこに、死体があったんだってばよ」

 

「その死体もエクスカリバーを持っていたんだが、無くなっていた。

恐らく、堕天使に襲われたんだろうな」

 

「それで、奪った堕天使は誰なの?」

「堕天使の幹部、コカビエル」

 

「コカビエル様が…」

その名前を聞いた瞬間、レイナーレたちは納得したかのように俯いた

「よりによって幹部が……」

「コカビエル様は戦争を好んでいたわ。

エクスカリバーを奪えば、天界の長、ミカエルが来ると想っているのよ」

 

戦争狂、嫌な言葉だぜ…

 

「それで、あなたたち悪魔に接触したのは、

この件に関与しないで欲しいとお願いに来たんだ」

「それって、私たちは堕天使を倒さないで欲しいということ?」

「それもあるが、もしかしたら悪魔と堕天使が手を組んでいたらやっかいだからな」

 

「言っておくけど、私たちは悪魔の名を汚さないわ。

そんな行動するなら、死んでも構わないわ」

「その言葉で安心したよ。では、失礼する」

と二人は立ち上がる

 

「死ぬ気なの…?」

リアスの姉ちゃんの質問に即答する

「私たちは命を失っても聖剣を取り戻す。それだけだ」

信仰心がありふれている

 

とアーシアの姿を見て立ち止まった

「君は確か、アーシア・アルジェントだったね」

「は、はい……」

アーシアはビクビクしていた

元教会のシスター、だけど追い出された

 

「ひどい仕打ちを受けたんだな、可哀想に…」

「でも、仕方ないよね。悪魔を助けちゃったんだから」

 

「わ、私は……」

 

「悪魔になっていたら、この剣で断罪を下そうと想ったが、

日本神話代行の保護管轄だったな」

「アーシアさん。今でも神を信仰している?」

「私は…。神を…想っています…」

 

「どうやら、まだ諦めていないようだね。ミカエルさまはこの姿を見たらどう想うのだろうか…。

いや、追い出されたからには、どうしようもないがな…。

私たちは、いつでも歓迎するよ」

 

立ち去ろうとするが

「待て」

 

木場が呼び止める

「君たちに恨みはないけど、僕はその聖剣たちに用があるんだ」

「何だ?それにいった君は何者なんだ?」

ゼノヴィアの言葉に木場はこう言った

 

 

 

「君たちの、先輩だよ」

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