兵藤一誠に憑依した人柱力   作:ガーディアン

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五十二

作戦実行の深夜

「………イッセー先輩、リアス部長から許可が下りました」

「兵藤、こっちもOKだ」

二人も参加することになり、木場が顔を変えた

 

「小猫ちゃん、なんで…?」

その言葉に小猫ちゃんは、寂しそうな表情を見せた

「………祐斗先輩がいなくなるのは、寂しいです…」

この一言に、木場は考え込んだ

「参ったね…。小猫ちゃんに言われたら断りにくいよ…」

 

ゼノヴィアとイリナの話によると、

聖剣計画を立てたのはバルパー・ガリレイ

その男が木場や木場の仲間にひどい事をした人物

木場はその名前を深く心に刻みこんだ

 

「時間だ」

俺はみんなに呼びかけ、作戦を決行する

 

堕天使たちは天界の神父たちを殺している、

なら、俺たちはその神父の格好をしていれば、自然と襲ってくるかもしれない

 

ゼノヴィアとイリナは別行動だ

グループで回ったほうが効率が良い

 

探索を始め、1時間が経過した

今いる場所は、この前、はぐれ悪魔を討伐した古い建物だった

 

「………イッセー先輩…!」

「ああ」

「この気配は…!?」

 

気配を感じた俺たち

小猫ちゃんが、上を見て

 

「……来ます…!」

 

建物のてっぺんに人影

「ヒャッハーーーーーーーッ!!!!」

 

飛び降りて襲ってきた

木場はすぐに剣を創り、応戦

 

ガキイィィィッ!!

 

人影は空中回転しながら建物の塀に移った

 

人影をよく見ると、あの白髪の男だった

「フリード・セルゼン」

「おんやぁ!?そこにいるのは、イッセーくんじゃありまんせんかねぇ~!?

あん時は、しかとやられてしまいましたが、今回のボクチンは一味違うんだよねぇ~!!」

フリードが持っている剣、聖なる力がこもっている

 

「エクスカリバーか!?」

匙が叫び、フリードは答える

「そうでござんす!いや~、家のボスはすごくてねぇ!

こんなすんばらしい剣を使わせてもらってんすよ!」

 

「奪われた聖剣が使われるとはな…」

「今日も元気に神父狩り!といきたいところだけど、

こんなところに悪魔のご登場で!

いんや~!!オレ、チョーサイコー!!!

みんなまとめて相手にしてくれるの!?」

 

木場が前に出て行く

殺気が渦巻いている

「いいや、僕一人で相手になってやる!!」

「おい!?」

 

木場はスピードを出し、フリードに向かった

「ヒャッホーーーッ!!!

自ら向かってくるとは最高じゃないか、イケメンお兄さん!!?」

 

ヒュッ!!

木場と同じスピード!?

「そのエクスカリバーの能力か!?」

「そうッ!!これこそ天閃の聖剣(エクスカリバー・ラピッドリィ)!!

高速の攻撃を繰り出せる、最高の聖剣ですよッ!!!」

「くそっ!?」

 

猛スピードでお互いに攻撃を繰り出す二人

「木場!お前一人の戦いじゃねぇ!!」

匙が前に出て、腕を構える

 

「ラインよ!」

腕から黒いトカゲみたいなものが出現し、二人に構える

「伸びろ、ライン!!」

 

トカゲの口が開き、舌が飛び出す!

フリードの脚を捕らえた

 

「お前も神器を」

「ああ、兵藤。

こいつは俺のセイクリッド・ギア、黒い龍脈(アブソーブション・ライン)だ!」

 

「うっとおしい!?何で切れねぇ!?

ドラゴンの力があるのか!?」

フリードは切り落とそうとするが、なかなか切れない

 

「木場!今だ!!」

「ありがたい!」

 

剣を地面に突き出し、魔剣を大量に創造する!

「ちぃッ!?うっとおしいっての!!」

素早い剣さばきで木場の攻撃を防ぐ

 

「そこまでだ」

建物内から声が聞こえた

 

扉が開き、現れたのは初老の男性

「フリード、何をしている?」

「バルパーのおっさん!」

 

『!?』

その名前にみんな驚いた

 

「あいつが、聖剣計画の?」

「バルパー・ガリレイ…ッ!!?」

木場が怒り狂った声でにごらした

もう、爽やかイケメンの声ではなく、復讐者の声だ

 

「刀身に聖なる力を込めろ。

まだ、お前の力を認めていないからだ」

「神よ、私に力を!」

 

刀身から聖なる輝きが起こりだす

 

「ヒャーハハハハハハハッ!!!」

「うわっ!?」

 

線が切られ、匙は退けた

 

「さぁて!悪魔さんをバッサバッサ切っちゃいますかぁ!!!」

木場に向かうが

 

「そこまでだ、フリード・セルゼン、バルパー・ガリレイ!!」

フリードの攻撃を塞ぐゼノヴィアの姿

 

「やっほー。イッセー君!」

イリナも到着

 

「事前に連絡しておいて、正解だったな」

「フリード・セルゼン、バルパー・ガリレイ、神の名を置いて、お前たちを断罪する!」

「生意気なんだよ、このクソビッチがぁ!!?」

 

お互いに迫り合い、激昂するフリード

 

バルパーが声を上げる

「フリード、そこまでだ。

今は計画を進めるのが最優先。

そいつらを殺すのは、力が手に入ってからにしろ」

 

力、エクスカリバーのことか!

「チッ…!しかたねぇ…。

命令ならば、従うしかないな!」

フリードは振り払い、バルパーの元に行った

 

「それじゃあ皆さん!チャラバッ!!」

閃光弾を投げ、光で撹乱させる

 

木場とゼノヴィアは、それに関係なく、フリード達に剣を振るが

時すでに遅し、二人の姿はいなかった

 

「追うぞ、イリナ」

「逃がすかッ!!」

「えっ、ちょっと!?待ってよ、ゼノヴィア!?」

 

三人とも、あいつ等を追いかけ、走り去る

「おい!?また勝手に!?

しかたねぇ、小猫ちゃん、匙、俺はあいつ等を追いかける。

お前等は、一旦、姉ちゃんたちのところに戻って、現状を知らせてくれ!」

俺も三人の後を追う

 

「わかった!気をつけろよ!」

「………祐斗先輩を、お願いします!」

二人はそのまま、学園の方に走っていった

 

「全く、苦労をかけやがって!」

俺も全速で走る

 

 

 

 

 

 

 

「アザゼルの命令とはいえ、こんなちっぽけな街に潜伏していたとはな」

「だからこそ、やりやすい場所だ。

コカビエルの居場所がわかり次第、連れて帰るぞ」

「ふん。神の子を見張る者(グリゴリ)代行、一度戦いたいものだ…。

アザゼルを圧倒したその実力、見てみたいものだ…」

 

 

「やれやれ、彼女たちに任せたとはいえ、相手は幹部。

部が悪すぎる。ミカエルさんに頼んで正解だったな。

俺は人間とはいえ、熾天使(セラフ)代行。

彼女たちを、死なせるわけにはいかないな…」




遅くなって、申し訳ないです…
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