兵藤一誠に憑依した人柱力   作:ガーディアン

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五十四

「ついに計画が成功だ!」

高らかに笑うバルパー・ガリレイ

 

リアスたち一行は、この光景に少し絶望感を与えられてしまった

コカビエルが学園に襲撃

レイナーレたちは、校舎に残っている

もし、見つかってしまったら、殺されると思うからだ

彼女たちは、コカビエルのことを理解しているから、その選択肢を選んだ

 

アーシアはリアスたちの回復のサポート

イッセーと相談の元、戦闘に慣れさせるためにと、眷属ではないがもしものために

レイランたちはアーシアの護衛だ

 

リアスたちがコカビエルが召喚した三つ首の魔物・ケルベロスと応戦

なんとか倒すも、計画が達成されてしまった

 

木場、ゼノヴィア、イリナも到着

木場とゼノヴィアはバルパーが作った聖剣を睨む

 

「ここから逃げたほうがよいぞ?

後三十分でこの街は滅びるのだからな」

「我がグレモリー領土を汚そうとする行為、万死にあたい…、祐斗!?」

 

木場がバルパーに近づいていく

リアスは心配と驚きを隠さなかった

 

「バルパー・ガリレイ。

僕は聖剣計画の生き残り、いや正確にはあなたに殺されたと言うべきか…」

「誰だ、貴様?さっき見たときには、セイクリッド・ギアを使っていたな。

魔剣を創る、我々とは反対の物じゃないのか?」

「ああ、その通りだな…。

僕は元教会に使えていたんだ。

そして、あの実験で、僕の同士たちは次々と殺された。

僕はあの施設から脱走して、死んだけど、悪魔に転生して生きている。

復讐を果たすために、死んでいった同志たちの思いのためにッ!!」

 

憎しみを顔ににじみ出ている

剣を創り、バルパーに切りかかる!

「危ない、祐斗ッ!?」

「上ですッ!!」

 

リアスとレイランが叫ぶ

大きな影が現れ、次第に大きくなり

ドゴオオォォォォォォッ!!!

 

巨大な光の槍が、木場を襲う!

 

地面に大きなクレーターができ、木場は倒れていた

 

「ハハハッ!!まさか、実験台に生き残りがいたとは!

そうだな、計画の一部を説明しようか。

聖剣が使えることができない、それは何故か?

聖なる因子が足りなかったからだ。

だから、そのわずかな因子を大勢の人から取り除き、他の者に与えればいいのだ。

ただし、死ぬ必要はなかったがなッ!!」

 

『ッ!?』

この発言に、一同騒然

「因子を取り除いても、平気で生きられる」

「じゃあ…、何故…?殺したんだ……?」

木場は震えながら、問う

 

「お前たちは、ただの実験台、だからだ。

実験が終了したなら、廃棄、それだけの話だ」

木場はこの発言に、涙を流しながら声を漏らした

 

「神を信じてきて……、信仰のためと言われて……、

辛いことをされて……、何人ものの人が死んで……、その理由は実験台で、廃棄……?」

「酷い……」

アーシアも涙を流した

 

「これが、実験の結果。

因子の塊だ。君たちには感謝をしている。

この塊は貴様にくれてやる、もう計画は次の段階に入って、

さらに強力な因子を集めるからな!」

 

聖なる因子の塊が、虚しく転がり落ちる

まるで、クリスタルが落ちたような感じだ

 

「みんな……」

小さな因子を胸に抱く木場

 

すると…

因子が光りだした

 

人影がいくつもの…

子供、青年、少女、女性、何人もの人の姿が現れた

《……………!》

口を動かしている

 

「大丈夫」

朱乃が読唇術で読みとる

 

《僕たちは、君を生かしたかった》

《私たちは、君に託した》

《俺たちは、君を信じている》

《あなたは、あなたの道を進めばいい》

 

「でも、僕は、生きていてよかったのか…?

僕だけが、生きていて……?」

 

《私たちは、君を愛している》

《僕たちは、君の力になる》

《俺たちは……、君が希望なんだ!》

《あなたは、一人じゃない》

《一人の力は弱くても、みんなと一緒なら大丈夫だ》

《だから受け入れよう……》

 

 

 

『歌おう・・・みんなで歌った歌を・・・』

 

 

 

 

その瞬間、グランド全体に歌が響いた

「聖歌…」

アーシアもそうだが、みんな泣いていた

 

これに感動しないのは、敵であるコカビエル、バルパー、フリード

《聖剣を受け入れよう》

《神が僕達を見放しても、君には神なんていらない》

《君には私達がいる》

《たとえ神が僕達を見ていなくても僕達はきっと……》

 

木場は思った

イッセーくん、あの時の言葉

『復讐なんて馬鹿な行動はやめろ。

『復讐を果たしたら、お前の心は満たされるだろうが、

死んだ同志たちはそうじゃないと思えるがな。

同志たちもきっと、今のお前を望んじゃいないぜ』

 

君の言葉は、正しかったんだね…

僕は、ただ勘違いをしていたのか……

 

ありがとう

そしてみんな、僕は……

 

「聖剣と一つになる!」

 

木場の剣が突如輝きだし、剣の色が変わる!

 

 

 

「おらおらおら!!さっきの自信はどうしたんだ!?」

「くっ!?うわっ!?」

 

ミズキの凄まじいスピードと鋭い爪のコンボ

俺の体から鮮血がいくつもの飛び散っている

 

「それもそうだよなぁッ!?人質を取られちゃ、身動きできねぇんだよな!?」

ふざけたことを抜かすミズキ

だけどその通り、松田と元浜が人質に取られているからな

 

「イッセー!!」

「頑張れッ!!なんだかわからないが、お前の戦いを見て、すごいと感じたぞ!」

「そんな奴に、負けるんじゃねぇ!!」

 

二人から激励を貰う

助けたいが、堕天使が見張っている

へたに手を出したら、二人の命はない

 

「へへへ!火遁・爆炎弾ッ!!」

口から爆炎を吐く

俺はその攻撃を受け止める

 

熱いっ!!全身が焼き焦げそうだッ!?

 

「ハッハッハッ!!

化け狐、お前はここで死ぬんだよッ!!」

 

万事休すかッ!?

 

 

「「やめろーーーーーーッ!!!!?」」

 

キイィィィィンッ!!!

二人が突如輝きだし、その場にいた全員が驚愕する

 

「なっなんだ!?」

「こいつら、まさか!?」

 

「うおおおぉぉぉッ!!!」

ロープが引きちぎられ、二人は脱出

松田の拳が炎を纏い、一人を殴る!

 

「ぐおぉッ!?」

 

地面からでかい機械が現れる

「機械王!」

元浜に機械王と呼ばれた物は、もう一人の堕天使を襲う

「う、うわああぁぁぁぁッ!?!?」

 

セイクリッド・ギアだ

二人に、宿ったのか

 

『セイクリッド・ギアは宿主の思いに応える。

恐らく、二人が相棒を救いたい気持ちで、目覚めたんだろうな』

 

「ちぃ!?一旦、奴らと合流するのが先か!?」

人質が解放され、策がなくなったのか、ミズキは学園の方向走り出した

 

「待ちやがれ!松田、元浜、行くぞ!!」

「「えッ…?」」

 

俺が生やした腕につかまれ

「「どわあああぁぁぁぁぁぁッ!?」」

猛スピードに慣れていないのか、絶叫を上げる二人であった

 

 

 

 

双覇の聖魔剣(ソードオブ・ビトレイヤー)

聖と魔を司るこの剣で、エクスカリバーいや、お前たちを葬ってやる!!」

 

ゼノヴィアが語る

「リアス・グレモリー。彼はすごいことになった」

「どういうこと?」

「あれはセイクリッド・ギアを極めたものが手に入る力、禁手(バランス・ ブレイカー)だ。

まったく、最初に会ったときはどうも思わなかったが、これは面白いことになったな」

「祐斗…」

 

レイランさんが言う

「祐斗さん、その思いで、エクスカリバーを!」

朱乃さんも

「祐斗くん!頑張って!」

小猫ちゃんも

「………ファイトです!」

アーシアさんも

「木場さん…」

 

そして、リアス部長も

「祐斗、あなたは私の《騎士》。

エクスカリバーを超えるのよ!!」

 

その一言は僕にとって嬉しい言葉だ

 

「フ、フリード!?私を守れ。

エクスカリバーで奴らを倒せ!?」

「はいはい、さっきから友情やら聖歌やら、僕チンにとっては反吐が出るぐらい気持ち悪いし、

さっさと、終わらせますよ!!」

 

「おい」

ゼノヴィアが僕に近づいてきた

「共闘は、まだ続いているか?」

「君がそう思うなら、そうなんじゃないかな?」

「ふふ、貴様とは、もう一度手合わせをする必要があるな。

私も、本気を出すとしよう。

ペトロ、バシレイオス、ディオニュシウス、そして聖母マリアよ。

我が声に耳を傾けてくれ。

この刃に宿りしセイントの御名において、我は解放する―――聖剣・デュランダル!!」

 

異空間から取り出されたのは巨大な剣

デュランダル、強力な聖剣、だけど扱うには難しいと訊いたことがある

 

 

「馬鹿な!?貴様には因子が足りないのに、なぜ持てる!?」

「私は、天然ものの聖剣使いでね。

この剣で貴様らを、断罪する!!」

 

「最強になったボクチンに、勝てる奴なんて、兵藤一誠ぐらいなんだよ!

彼は、必ず、俺が倒す!!」

 

ガキキキキキキキキキキキキキキキイィィィィッ!!!!

 

お互いの素早い攻撃、刀身同士が鳴る金属音、散る火花

 

「僕は負けない、エクスカリバーを………!!!」

ガキィィィィィィィッ!!!!

 

「ッ!?!?!?!?」

フリードはこの光景に目を疑った

 

エクスカリバーが、真っ二つに、折れた

 

「みんな、僕は、エクスカリバーを超えたよ…!」

「ふざ…けた…ことを……」

フリードは力尽き、倒れた

 

「聖と魔の融合だと!?」

バルパーはフリードなど気にせず、うろたえ始めた

「本来なら交えない二つの力が、なぜ!?

!!そうか、聖と魔、二つが混ざり合うということは、

つまり神が創ったシステムは消失しているということ!つまり魔王だけでなく神も―――」

その瞬間、バルパーに光の槍が貫いた

 

「ッごぷ……!?」

バルパーは呆気なく、息を絶えた

 

 

「バルパー、貴様は非常に優秀だった。

貴様がその真理にたどり着いたのは、優秀だからであろう…。

だがお前がいなくとも、俺は別に一人で何とかできた」

コカビエルが、無情にバルパーを消した

 

「ふふふ、ははははははははははははははははッ!!!!」

突然笑い出すコカビエル

 

「聖魔剣にデュランダル、魔王の妹……。

だが足りないな。お前たちでは決して俺には届かない。

所詮は雑魚だ。殺すに限る」

さっきよりも巨大…、いや巨大すぎる!?

あの光の槍が落ちたら、学園は!?

 

「死ね」

 

 

光の槍が投げられた

部長たちはケルベロスとの戦いで、魔力が足りない

ここまでか……!?

 

と思ったそのときだった

 

巨大な槍が、弾かれた

「ッ!?誰だ!?うおッ!?!?」

コカビエルは驚愕していた

 

そして、コカビエルの周りに、カラスが飛んでいた

「烏だと!?一体誰だッ!!!」

 

「まったく、困ったやつだな」

 

「ゼノヴィア、イリナ、大丈夫だったか?」

 

そこに現れたのは赤い目をした男と、白い目をした男がいた




松田と元浜が覚醒
前々から決めていましたので

代行二人、最後だけですが、これで予想は大体つきますかね?
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