兵藤一誠に憑依した人柱力   作:ガーディアン

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五十六

化け物たちの前に立つ俺たち

「松田、元浜。アーシアとそこの茶髪の女の子を学園内に。頼めるか?」

「目の前の現象や、リアス先輩たちのことは気になるが」

「後で話を聞く。とりあえず避難だ」

アーシアとイリナを運び、学園に行く二人

気絶した二人は危ないからな

 

 

俺は扇紅夜と錐辻禅に話しかけた

「まさか、お前やあんたも、この世界に来たとはな」

「話は後だ、今は目の前のことが最優先」

「そうだな。さっさと終わらせるとしよう」

 

俺たちの会話に、みんなは?を浮かべた

錐辻が話し出す

「俺はあの人狼の相手をする」

「なら、俺たちはコカビエルだな。

リアスの姉ちゃんたちは、あのでかいのを頼めるか?」

俺の言葉に、みんなが了承し頷いた

「わかったわ。レイランたちも、お願いできるかしら?」

「ええ。堕天使の幹部は彼らに任せて、あの巨人を倒しましょう」

 

リアスの姉ちゃんが前に出て、号令を掛ける

「皆!行くわよ!」

『はいッ!!』

皆奮起し、ギガンテスに向かう

 

と、人狼が俺たちに向って来た!

錐辻は人狼の動きを止め、後退させた

 

「ガルムの人狼。お前は俺が相手だ!」

両者素早い動きで、攻撃を繰り出す

 

「ゼノヴィア!いつまで嗚咽を漏らしている!!

今は自信の想いを悩んでいる暇はない!!

考えるより、行動を理解しろ!!」

錐辻の言葉に、ゼノヴィアは顔を上げた

「神がいないからなんだ、。お前の人生は、神がいなければ成り立たないのか?

神が俺たちが生まれる前からいないなら、今のお前はいないのか?

違うだろう。お前は、神がいなくても、立派に生きているじゃねぇか!」

俺の言葉に、ゼノヴィアは心を打たれたのかハッとする

 

「……神がいないが、まずは自分の命が先決だな…。

…リアス・グレモリー!援護する!!」

ゼノヴィアは剣を構え、ギガンテスに向かった

 

信仰心が大きい奴に、神の不在の情報はきつすぎるな

だけど、あいつの言葉で、我を取り戻したな

さすがだな

 

さてと…

「あんたとまた共闘する時が来るとは思わなかったぜ」

「俺もだ」

扇はコカビエルに問う

「コカビエル。アザゼルの元に戻らないのか?

今なら、間に合うと思うが」

「ほざけ。今更、始めた戦いを止めるってのか?

甘い、甘すぎる!!だからあの時、三つ巴の戦争で戦争を続けていれば、

俺たちが勝っていたはずだ!!!

今の三勢力は鈍っている。どの勢力が最強か決めようともしない!!

俺たち堕天使は負けるはずがない。だがアザゼルはそれを止めた。

俺にとっては耐え難い、耐え難いんだよッ!!!」

 

コカビエルの想いには、理解しない者が多いだろう

だが理解する者もいないわけでもない

 

「戦争にいいことは、一つもねぇッ!!!」

俺の渾身の言葉に、コカビエルは怒りの表情を見せた

「人間風情がッ!!だが、先の戦いで面白い力を見させてもらった」

コカビエルは手を翳して、魔方陣を展開するが…

…何も起きない、すると…

 

ゴボゴボゴボッッ!!!!

封印札を貼られたミズキの口から、蛇のような黒い生物が飛び出してきた

「なんだッ!?」

 

「フハハハハハハッッ!!この力さえあれば、俺は天使、悪魔。いや堕天使最強になれる!!」

コカビエルは狂気の声を上げ、黒い蛇は纏わりつき奴の力を上げる

 

扇は見つめて言う

「あの蛇、凄まじい力を発していた。

恐らく、あれが封印された奴の力の正体だろうな」

「ああ、同時に、憎悪も走っていた。

あいつも俺や先生に対して恨みがあったからな」

憎しみで力を上げる

そんな術があるのか……?

 

 

 

 

ギガンテスに相手をしている僕たち

 

大きな棍棒を振り回し、僕たちに攻撃の空きを与えない

「食らいなさい!!」

部長の滅殺魔法を食らうけど、動きは愚か、痛みが感じられていないのか効いていない

ギガンテスは棍棒で何度も何度も地面を大きく叩き、僕たちを撹乱する

部長の攻撃が効かない魔物

でも僕たちは諦めない、コカビエルと戦っているイッセーくんの為にも

 

「火炎よ!」

レイランさんは手の平から炎を、ギガンテスに炙りかける

「……滅す」

「オラオラァーーー!!」

「防御は、まかせてください~」

 

京都の日本神話勢力の人たちも応戦してくれている

魔剣創造(ソード・バース)!!」

魔剣を創り、地面から攻撃していく!

 

だが…

「グオオオォォォォォッッ!!!」

平然とし、棍棒を振り上げる!

「………祐斗先輩!?」

小猫ちゃんが声を上げる

しまった!?防御が間に合わない…!?

 

ギガンテスの凄まじい攻撃を受けると思った、その瞬間…!

ズバアァァッ!!!

 

腕が断斬され、斬られた所から鮮血が舞う

そこには、ゼノヴィアの姿が居た

 

「リアス・グレモリーの《騎士》、危ないところだったな」

ゼノヴィアがデュランダルでギガンテスの腕を切ったのか

「大丈夫なのかい?かなり想い苦しんでいたけど……」

「問題ない、と言えば嘘になるね。

まだ、引きずっているよ…。だけど、先の日本神話代行の言葉を訊いて、少し楽になった」

よかった、完全に自我を失わなかったんだね

 

「両脚を切ってくれないか?」

「ふふ。お安い御用さ!!」

 

ゼノヴィアはダッシュし、ギガンテスの脚を狙う

 

「ハアァァァッ!!!」

強靭な一撃一撃に、ギガンテスの脚が簡単に断たれた

「ありがとう!」

感謝を送り、僕はギガンテスの顔を、両断した

 

 

 

 

ギガンテスはもう動く気配がない

少し一安心したがそれは一時的なものだ

まだ、コカビエルが残っている

 

ドオオォォォォンッッ!!!!

『ッ!?』

大きな衝撃に、僕たちは振り向いた

セラフ代行と人狼の戦いだ

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