兵藤一誠に憑依した人柱力   作:ガーディアン

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五十七

人狼と戦っているセラフ代行・錐辻禅

「グルルルゥゥ……!」

鋭い牙を見せる

 

「困ったものだ。改造されたものは厄介極まりない」

素早いスピードを見せられ、苦言を漏らす

 

「ウオオォォォォォォォーーーーーンッッ!!!」

雄叫びを上げ、飛び上がる

 

口から炎を吐き、錐辻に向けて撃つ

錐辻は体を少し捻じり構え、防御耐性に移る

「ハアアァァァッッ!!!」

 

体を回転させ、風のような障壁を作り、炎の玉をはじき返す

はじき返された炎は人狼に向かうが、鋭い爪で引き裂いた

 

人狼は全身を回転させ、ドリルのように落下していく

交わされ、地面にぶつかるが、そのまま土を掘り潜っていく

錐辻はキョロキョロと見渡し、どこから来るか様子を見る

と、後退させるとピンポイントに飛び出す!

 

ギリギリに交わしたように見えるが、まるで来るのがわかったかのように避けたようにも見える

「ハッ!!」

両手を人狼にぶつけ、ふっばす!

が人狼も回転させ、勢いを無くし体勢を整える

お互いに向かい拳をぶつけ合う

 

ドオオォォォォォォッッッ!!!!

大きな衝撃が起き、風が舞う

リアスたちはこの光景に呆気を取られていた

 

「ウオオオォォォォンッッ!!!!」

叫び声を上げた人狼は、頭を上に挙げ、黒い塊が集まっていく

「最後の攻撃だな…」

錐辻は跳躍し、空中で構える

 

「ウォオオォォォォォォッッッ!!!!!!」

黒い塊が光線となり、向かっていく!

 

 

「八卦空掌ッ!!!」

風も何もないのに、衝撃が起き、黒い光線をかき消していく

 

ズドオオォオォォォォォォォォォッッッ!!!!!!!!

「アオオオオオォォォォォォォーーーーーーンッッッ!?!?!?!?」

人狼は吹っ飛び、学園の森の木々がいくつもの折れ倒された

 

衝撃波を食らった人狼は、もう動く気配もなかった

 

 

残るはコカビエル

「あいつなら、そう時間も掛からないだろう。

それにしても、この人狼。チャクラを発していたな。

改造されていたとはいえ、チャクラを使いこなせるのは尋常じゃないぞ」

考え込む錐辻

 

「この人狼といい、コカビエルや穢土転生の奴といい。

まさか、俺たち以外の転生した奴がやっているのか……」

 

 

 

コカビエルと交戦中の俺たち

奴はパワーを上げて、様々な攻撃を仕掛けてくる

 

「あの蛇が纏わりついてから、力を上げている。

コカビエルの想いに応えるかのようにな」

「そんな術、この世界にあったのか?」

「訊いたことはない。が、前世での世界なら、存在していたかもしれないな」

「確かに」

 

確か、音の四人衆も穢土転生されて、憎しみで力を上げていた

それの応用か、はたまた別の術か

「何にせよ、あいつを倒さないと、事は終わらない」

「行くぞッ!!」

 

「影分身の術!」

ボボボボボボボンッ!!!!

 

分身で奴のスタミナを無くしながら、かく乱させ大技で一気に倒す!

「ハッハッハッ!人数が増えたところで、俺に適うわけがねぇッ!!」

両手で魔方陣を展開し、光の槍を連発

分身はことごとく刺され、消えていく

 

「火遁・鳳仙花爪紅!!」

コカビエルの後ろに回る扇が、炎を纏わせた手裏剣たちを投げる

だが、後ろを向いているにもかまわず、

コカビエルは翼を展開し、十の黒い翼で手裏剣をはじき返す

 

「小さい攻撃だ……」

コカビエルは余裕の表情だ

「余裕かましてられるのも、今の内だぜ!!

螺旋丸!!」

俺は手に螺旋丸を準備し、コカビエルに接近する

 

コカビエルは光り輝く剣を出現させ、迫り合いになる

「ウオオォォォッ!!」

「甘いわッ!!」

 

エネルギーのぶつかり合いで、衝撃が起きる

「火遁・豪火球の術!!」

扇はまたも後ろから炎を吐く

 

「ハッ!!」

手を前に出した奴は、光の球を撃つ

炎の球と光の球はぶつかり合い、相殺する

 

コカビエルはすぐに巨大な光の槍を創る

「砕け散れ!!」

「大玉螺旋丸ッ!!!」

 

ドゴオオォォォォォォッッッ!!!!

またもお互いの技が相殺する

 

「しかし、さっきの神を信じてきた奴らの反応は絶景だった。

ああ言う絶望感を与えるのは、気分が良い」

ふざけたことを抜かしやがって…!

 

「戦いは面白い。やればやるほど、熱くなれる。

戦争はもっとだ!血が飛び散って、気持ちが舞い上がる。

俺は再び三つ巴の勢力との戦争を起こし、堕天使が最強であることを証明する!!」

 

戦争を遊び程度に考えてやがるのか!?

人々の命が失われるのに、自分の快楽だけで動いている

 

扇が近づき、俺に話しかける

「奴の力は、あの蛇によって上がっている。

つまり、あの蛇を取り除けば、奴は力を失うはずだ」

「でも、くっついているやつをどうやって剥がすんだ?」

「お前の、仙術だ」

「!」

 

そうか、なるほど

「なら、仙人モードになるから、時間を稼いでくれないか?」

「お安い御用だ」

 

俺は座禅を組み、自然エネルギーを集中させる

扇は再びコカビエルに向かい術を発動

 

「最強になった俺に、敵う相手はいない!!」

「それはどうかな?」

「グリゴリ代行、アザゼルを圧倒したと訊く。

人間風情が、代行を名乗ったぐらいで、調子に乗るな」

「俺は別に名乗るつもりは一切無い。

お前たち堕天使が、俺を協力しているだけだ」

「アザゼルも墜ちたものだ。

人間に代行を任せるとは。いや代行自体、堕天使の名を汚すに等しい」

扇は呆れた表情を見せる

「それはお前の勝手な思い込みだ。

他のやつらはお前と同じ思想を持っていない」

 

「なら、ここで貴様を殺し、代行を消すまでだ!!」

 

光の双剣を構え、クロスの斬撃を放つ

扇の赤い目を構える

その瞬間、骸骨のようなものが現れ、攻撃を塞ぐ

 

「須佐能乎」

「クッ……。どこまでも生意気な糞餓鬼があぁぁぁぁぁッッ!!!!」

激昂するコカビエル

 

「これで、終わりだ!!!」

「!?」

俺の声に反応したコカビエルは後ろを向く

 

「仙法・超大玉螺旋丸ッ!!!」

自然エネルギーを練りこんだ巨大なら螺旋丸が、コカビエルの背中を捕らえた

 

ドオオオオオオオオオォォォォォォォッッッ!!!!

「グアアァァァァァァァァァァッッッ!?!?!?!?」

 

痛みに耐え切れないのか、コカビエルの絶叫が鳴り響く

奴は勢いよく地面に墜ちていった

 

「やったな」

「さすが、お前らしい」

扇と錐辻が賞賛する

 

「いや、まだだ!!」

俺の言葉に、全員コカビエルに注意を向ける

 

「グボオオおぉぉぉぁアアアああぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーー!?!?!?!?!?!?」

奴の口から黒い液体が大量に飛び出してきた

それはやがて形を作り、巨大な蛇に変換する

 

「仙法・風遁・螺旋手裏剣ッ!!!」

「八卦旋空掌ッ!!!」

「八坂ノ勾玉ッ!!!」

 

 

三人全員の一斉攻撃に、黒い蛇は造作もなく破壊された

 

「くっ……!?くそ…が……!?」

コカビエルは息を切らしているが立ち上がる

 

「まだ…終わるわけには………!!」

「終わりだよ」

 

突如結界が破られ、閃光のごとく現れた奴に、コカビエルは攻撃を食らった

「ッッ!?!?!?」

コカビエルはそのまま気絶した

 

突然現れた奴の姿は、白い鎧を纏っていた

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