七
俺が今話している電話の相手は
昔、京都で友達になったうちのひとり
この世界での妖怪
九尾の狐の娘九重だ
「元気にしているか?」
「もちろんじゃ!」
九重はちょっぴりわがままな性格でもあるけど
根は良い子でかわいい
歳は少し離れている
「ところで、あいつらも元気か?」
「むっ!お主は私よりあいつらを気にするのか!?」
「いや、そういうわけじゃないってばよ…」
そう、他にも友達がいっぱいできたのだ
今から三年前ぐらいかな…
家族旅行で京都に行ったんだ
京都は良い町だってばよ
のどかで、空気も綺麗
お寺や神社も回った
神聖なところだったてばよ
ある夜に、親が寝たところで分身を一体置いといて外に出かけたんだ
夜の京都も味があった
金閣寺を見に行ったけど
夜の月の光で輝いていて綺麗だった
ちょっとそこら辺を散歩していたら
人気の無いところに鳥居がポツンと一つあったんだ
その時、この光景を見たんだ
怪しい姿をした人が鳥居をくぐった瞬間消えたのだ
えっ!?と思ったが
その後、ドライグの説明で
『京都は妖怪の住みどころだ。
今のは妖怪。恐らく、あの鳥居はこの世界と別の世界が繋がっている。
いわばゲートの役割をしているだろうな。
妖怪は日本の神話に関するものが多い。
日本神話のボスは天照大神。
太陽を神格化した神であり、皇室の祖神の一柱だ。
強力だぞ?なんせ、神の一人だからな』
へぇ、そんなにすごいのか!
ちょっと興味が沸いたので入ってみることにした
鳥居をくぐると景色が一転
テレビで見た大河ドラマみたいなセットのごとく
古い家屋が建ち並び、ちょうちんが飾られていた
あたりは暗い
歩み寄ってみようとしたそのときだった
「貴様!人間だな。
なぜこの世界を通じる鳥居がわかった!」
突如、妖怪たちが集まり
槍やらなんやらを突きつけられた
ちょっと、ちょっと!?
いきなりかよ!?
「通じている世界から連絡があった。
人間がこの鳥居を通ったという情報が入った」
「い、いや…。
俺はたまたま迷い込んだだけで……」
「嘘をつくな!
あの鳥居は特殊な術をかけてあり、
普通の人間には通れない仕組みだ.
その術に関係なくこの世界に来た。
恐らく、異形の手先。
始末する!」
いやいやいや!?
何にもしていないのにいきなりかよ!?
不順にもほどがあるってばよ!!
「カラス天狗様!」
「ここは私たちにお任せください!」
「この人間は」
「私たちで仕留めます!」
オレンジ色の髪の女の子の妖怪
白髪の女の子の妖怪
黄髪の女の子の妖怪
黒髪の女の子の妖怪
四人の女の子が前に出てくる
来て早々、波乱だってばよ……
最後に出てきた四人の女の子の妖怪たちは
名前は次の話で出しますが
あるゲームをやっている人にはすぐにわかると思います