兵藤一誠に憑依した人柱力   作:ガーディアン

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七十八 地獄の特訓 龍王風螺旋丸添え

元龍王の魔龍聖(ブレイズ・ミーティア・ドラゴン)と謳われるドラゴンにして悪魔に転生した最上級悪魔タンニーンだ」

「すっげえぇぇぇぇーーーー!!!」

まじで本物のドラゴン!ドライグでも精神世界で会ったことはあるけど、

やっぱり現実は貫禄がある!!

「松田、元浜。このタンニーンがお前たちの修行相手だ」

「「えええええぇぇぇぇぇええッッッ!!!!?」」

目玉が飛び出すほどに驚く二人。

 

「お前たちは転生したばっかりで基礎体力もまだまだだ。

リアスの眷族の中でワーストに入るぐらいな。

だからこの一ヶ月間、体力をつけてこい」

「「いやいやいやいやいや!?」」

「よかったな、これはすごく強くなるぜ」

「イッセー!?ぶ、部長!?これはいくらなんでも…」

「無茶がありすぎでは……」

逃げようとする二人。

「ちょうどいいわね。タンニーン、お願いできるかしら?」

最後の砦?も虚しく、崩れ落ちる。

 

「久しぶりだな、ドライグ」

『ああ、そうだなタンニーン』

「噂で聞いたぞ、最高の宿主に出会ったな」

『まぁな、面白くて退屈しない』

二人の会話、心に残るな。

 

「さて、行こうではないか!」

翼を大きく広げる。

そして、松田と元浜は逃げようとするがすぐに巨大な腕に捕まった。

「た、助けてーーー!!?」

「死にたくない!?死にたくなーーーーいッッ!!!」

「派手に行って強くなれよ!」

 

タンニーンのおっちゃんはそのまま二人を山の奥に連れて行った。

 

 

「さてと、俺たちも……」

修行開始と行きますか!

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

「まったく、人使いが荒いんだから……」

暗闇の建物内、三人が話している。

「しょうがねぇだろ?見つからないようにしているんだからさ」

「そういえば、悪魔がやるレーティングゲームについてだけど。

ひとり、悪魔勢力に家に入った奴がいるよ」

「ああ、確かアスタロト、だったな。

ああ言う偽善者イケメンは悪役にぴったりだな」

「まぁね。だけど組織は善だと思っているよ」

「変なプライドを持った奴には、かなわないな~」

談笑する二人。

 

「そうそう、シトリー家にも接触しているよ」

「あそこは真面目な次期当主がいるじゃないのか?」

「確かに、仲間になるわけではないけど、データーを取るために利用するだけだよ」

「はは!なるほど!」

「魔王の一人がいるから家に入れ込むには無理があるよ。

でも、うまい話でデーターを取るだけなら簡単だよ」

「しかしまぁ、この世界は弱い奴ばっかりだなぁーー……。

全然張り合いがなくて、力が鈍っちまうぜ……」

「まぁ、いずれにせよ大きな戦いは起きると思うよ」

「《忍》。あきらかに、あいつらが関わっている」

「そうだね。『再生と混乱蘇生(リバース・オブ・パニック・アライズ)』という術で、

みんなが生き返った。いや、少し違うね、あの世界の一部の人間しか復活しなかったからね」

「こいつの力で邪魔をしたからなぁ」

こいつというのはしゃべっている二人ではなく、黒いローブを着た黙りこんでいる奴。

一切しゃべらないから、二人もどうしたらいいか少し迷っている。

 

「とりあえず、今後の作戦に控えて待機するとしよう」

「じゃあ、寝るとしますか」

 

 

 

建物の外は雨が降り、雷が鳴っている。

「……………………………」

ローブの人は何も語らないが、少し笑ったような感じがした。

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

修行開始から数日たった。

俺たちも元気に修行に励んでいる。

松田と元浜は……。一応線香を用意しておくか。

 

今は小猫ちゃんの修行を見ているけど…。

「小猫ちゃん、無理はいけないってばよ」

そう、無理押しているのだ。

ランニングを初め、木の棒を避ける、パンチングの練習、体術。

基礎訓練に十分なメニューだけど、問題はそのペース。

休憩してから二時間、十分休憩してからまた二時間。

それを繰り返していた。

ご飯も、食べ終わって少したったところで激しい運動。

 

「………」

何も反論しない小猫ちゃん。

そのまま練習している。

顔色が悪い、どう見ても限界が来ていると思う。

激しく練習を見ていて、そして一瞬だけど体がぐらついた。

「危ないッ!?ふぅ、少しは体を休ませたら……」

「……ほっといてくださいッ!!」

怒気を含んだ声を出す小猫ちゃん。

 

「だから、そう無茶をしたら体が不安定に…」

「……大丈夫です。私は滅多に…たお……れ…ま……せん………」

「小猫ちゃん!?」

これはやばい!?

倒れそうになった小猫ちゃんを支えて抱きかかえる。

「無理をしすぎだ!一旦修行は止めさせてもらう。

城に戻って、ゆっくり休むってばよ!!」

走りながらそう言う。

疲れきってしんどそうな顔、いやこれは本気でしんどい顔だ。

俺は急いで城に戻った。

 

 

 

小猫ちゃんを運び、グレイフィアの姉ちゃんに診てもらった。

ただの疲労による症状で、命に問題は無いけど、

これ以上無茶をさせ続けていたら体はボロボロになると言われた。

今小猫ちゃんはベットでゆっくり休んで眠っている。

オーバーワーク。

俺も昔、強くなりたいからよくやったよなぁ……。

リアスの姉ちゃんも戻ってきて、小猫ちゃんの状況を話して安心させた。

 

 

アザゼルのおっちゃんの誘いで、

タンニーンのおっちゃんに連れて行かれた松田と元浜を見に行くことにした。

 

で、その修行場所の山に到着して中に入ったら……。

 

ドゴオオオオォォォォンッッ!!!

「死ぬッ!死ぬッ!!死ぬううぅぅぅぅぅッッッ!!!!?」

「火の玉が!?木が燃えたあぁぁ!?燃え殺されるうぅぅぅーーーー!!!?」

おーおー、やってるやってる。

「順調そうで何よりだな」

「「どこかだッ!?」」

アザゼルのおっちゃんの発言に二人は突っ込んだ。

元気じゃねぇか。

「イッセー……。俺たちはまさしく地獄にいるんだぞ……」

ああ、ここは冥界だしな。

「俺たち……。このまま死ぬのかな……」

オイオイ…、男の発言か?

 

「そうだな、死んだら二度と姉ちゃんたちに会えないぞ?」

「それだけは!!」

「堪忍だ!!」

突っ込めるだけでまだいけそうだな。

 

 

「まったく、初日は情け無い姿だったぞ…?

逃げてばかりで、一向に反撃してこない。

それでは勝てないと言ったら『勝てるかぁ…!!?』と喚いておった。」

あらら……、それはご苦労で。

タンニーンのおっちゃんはため息をつきながら言う。

 

「いや、勝てねぇだろ!?どう見ても!?」

「モンスターを現実に倒す経験は皆無だし!?」

「この休憩が終わったら、もっと扱いてやる。

その気持ちを叩き直さないとな」

「「ひええぇぇぇぇ……!!?」」

震えている二人。

「はっはっはっ!!リアスの奴はタンニーンに任せると言っていたからな。

お前らの主様は厳しいぜ!はっはっはっ!!」

高らかに笑うアザゼルのおっちゃん。

 

「さぁ、休憩は終わりだ!もう一度やるぞ!」

「うう……。帰りてぇ……」

「耐えろ元浜……!これを乗り越えて、ハーレムを作るんだ…!」

あ、そうだ!

 

「俺も少し混ざって良いか?」

「いいだろう」

その言葉に二人の顔が急激に明るくなった。

「イッセーが加わるなら!」

「俺たちも頑張れる!」

「おー、そうか!俺が相手で良いんだな(・・・・・・・・・・)

 

 

「「………え……?」」

その言葉訊いた途端に、二人の顔は青くなった。

「よーし!始めるぞ!影分身の術!!」

俺は気合を入れて分身を十体ぐらい作る。

「え、ちょっと待ってくれ!?」

「心の準備がまだ……」

「行くぜ!!」

分身たち全員で螺旋丸を作る。

「これに耐えれたら、立派なもんだぜ!!」

俺は笑いながら二人に言う。

 

「「てめぇも悪魔かぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!?」」

 

 

ドゴオオォォンッ!!ボカアアァァンッッ!!ズドオオオオオオオオォォォォォンッッッ!!!!

 

山の中で螺旋丸の爆発音が一時間ぐらい鳴り続いた。

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