「ウィィィィーーーー……。ヒックッ!!」
ウォッカをジュースと間違えて飲んで酔っ払ってしまったリー。
「ん…。グビッ!グビッ!!」
酒をラッパ飲みする。
「プハァァァーーーーッッ!!!!カッカッカッ!!!」
酒を一気に飲み、高笑いする。
「何だこいつ!?」
「酒を飲んだ瞬間に暴れたぞ」
「衛兵!つまみ出せ!!」
悪魔の叫び声と一緒に衛兵が数人リーを囲む。
「あ、やめろ!?今のリーに手を出したら!?」
「かかれーーーッ!!!」
ネジの忠告を無視して悪魔は合図を出す。
衛兵たちは一斉に槍を突き出す!
「ん~~?」
リーはボーとしている。
「危ない!」
アーシアが叫ぶが、リーは頭を下げて槍を避ける。
そして、一人の衛兵に接近する。
「オラアァッッーーーー!!!」
ドゴオォッッ!!!
「ゴハッ……!?」
衛兵の鎧が拳で砕かれ、吹き飛ぶ。
その他の衛兵たちの槍を折り。
「ホアアァァァチャアアァァーーーーッッ!!!!」
ドゴゴゴオオォォォーーーンッ!!!
「ぐはッ……!?」
「げッ!?」
「ドアッ!?」
衛兵たちはあっさりとやられてしまった。
「衛兵たちが……!?ひっ!?」
衛兵に命令した悪魔の目の前にリーが近づく。
「お前~。さっきから眷属になれ、眷族になれってうるせぇんだよ~~!
こっちは断っているのに、下等な人間が高貴な悪魔に逆らうな~、とかなんとか~」
「くっ!?だ、黙れ!!やはり下等種族がこの盛大なる魔王様のパーティに出席するなど、
私たちには耐えられんことだ!!」
「そうだそうだ!!」
「《忍》だがなんだが知らないが、所詮はただの人間たちの集まり!!
私たち悪魔に勝てるもの――――――」
ドゴンッ!!
リーに叫んでいた悪魔はぶっ飛ばされた。
「ああ~~、もう!!うるせぇうるせぇ~!!
生意気なやつらだなぁ~~。腹立つから、しばき倒す!!」
ドゴゴゴォオォォオ!!!
『ぎゃああぁぁぁッッ!!!?』
リーが暴れだした。
テーブルとかその周辺のものを次々と破壊していく。
「うぃ~~~~!!酒はねぇか~~~~~!!」
この光景にネジは焦りを見せる。
「まずい!?このままじゃ会場が!!
みんな、止めるの手伝ってくれ!!」
《忍》のメンバー全員が構える。
リーは次々と悪魔たちを殴り倒していた。
「あははははははッッ!!!」
高らかに笑うリー。
とリーの前に一人の男が立った。
「危険だ!下がってくれ!」
ネジが注意を呼びかける。
「俺に任せてくれないか?」
その発言をしたのは、サイラオーグ・バアル。
若手悪魔ナンバー1。
「酔拳使いとは、一度戦ってみたい。任せてくれないか?」
「しかし…!」
とネジは反対意見を述べようとするが。
「ん~?何だお前?ジロジロ見てんじゃねぇよ!!」
リーが急に切れてサイラオーグに殴りかかる!
「危ない!?」
木場が叫ぶが。
ドオオオォォンッッ!!!
リーの拳を正面から受け止めた。
だが、サイラオーグはきつい一撃を食らったはずなのに、平然と立っている。
「むぅ!!これは中々の一撃だ!!」
サイラオーグは攻撃されたのにもかまわず、笑った。
「お?少しは手応えがある奴がいるじゃねぇか~!
面白れぇ!!かかってこいやアァァァッッ!!!」
「その意思に、答えるのみ!!」
お互いに構え合う。
「これは、止めるべきなのか……?」
「いやこんな状況、誰にも止められないだろうね……」
完全に置いてきぼりにされた《忍》のみんな。
「だがちょうどいいと思う。若手悪魔ナンバー1の実力が、この対決でわかる」
ゼノヴィアはこの決闘に興味を持っている。
「こうなったら止めるわけにはいかない。
今は皆さんを安全なところに避難させよう」
イタチは次の行動を考える。
「サーゼクス様、これでは…」
「いいではないかグレイフィア。これは面白い余興になるかもしれないぞ?」
サーゼクスも興味津々のようだ。
グレイフィアは「はぁ……」とため息をついた。
他の悪魔の皆さんは、被害が出ないように防御結界を張り観戦していた。
「人間対悪魔かぁ~」
「どんな戦いを見せてくれるんだ?」
こちらも、さっき追い出そうとしていた悪魔たちとは違い、友好的のようだ。
若手悪魔たちとその眷属も見学している。
「とりあえず、大丈夫のようだな……」
安心したのか、何か複雑な気分になる《忍》。
「おらぁ~!さっさとかかってこいよ!!
おらぁ~~……。さっさと……カーーーーーーーー…………!!!」
『寝たぁッ!!?』
みんな一斉に突っ込んだ。
「……………」
サイラオーグは拳を降ろし、そっと近づく。
と間直まで接近したその瞬間、リーが起き上がる!
「引っかかったなぁ~~ッッ!!!」
「!」
再び拳を突き出す!
サイラオーグは瞬時に避け、後退する。
「へへへ!バーーーカ!!!そう簡単に攻撃を許さねぇよ!!」
酔っ払っているが、恐ろしい。
「なるほど。舐めてかかっいたら、すぐにやられてしまうな」
サイラオーグは意識を高め、集中する。
「ほああぁぁ!!!」
リーが拳を連打する。
サイラオーグは腕をクロスし、リーの拳打を受けきる。
「おらおらおらおらおらあぁぁぁぁーーーーーーーッッッ!!!!!」
凄まじい打撃の連続。
「…むぅッ!?」
耐え切れなくなった様子になるが、すぐさま反撃の拳を突き出す!
だがリーは意図も簡単にヒラリと避けた。
スピードがある突きだが、簡単に避けられて少し悔しい表情をするサイラオーグ。
「なんだなんだあぁ~~!?かわしやすくて余裕だな~~」
「なら、ギアを上げるとするか!!」
ボクシングのように素早く連打する。
さっきよりも遥かに早い。
だが、リーは先読みしているかのように、まだ避け続ける。
余裕なのか、近くのテーブルの酒の入ったビンを取り出し、さらにラッパ飲みを始めた。
「プッハアァァァァ~~~~ッッ!!いやぁ、酒がうまいうまい!!
お、つまみがあるじゃねぇか!もーーらい!!」
完全に油断している。
「お前はおっさんかッッ!?」
ネジはリーの言動につい突っ込んでしまった。
「酔拳、やはり極めたものは厄介だな。
動きは滅茶苦茶だが、見事に避け隙在ればすぐに反撃してくる」
何か対抗策は無いか考え始めるサイラオーグ。
と、何か閃いたのか、リーに接近する。
「無茶だ!?すぐに反撃されるぞ!?」
ゼノヴィアが叫ぶ。
「ヒック!!んん~~?またですかあぁ~~……?
しつこいですねぇ~~!オラアアアァァァァッッッ!!!」
リーがサイラオーグに向かって拳を突き出すが、
サイラオーグは体を縦を軸に回転し、その回転の勢いで拳を、リーにぶつけた!
「裏拳!?」
イリナがサイラオーグが使った技を言う。
「ごあッッ!!?」
見事に技がヒット!
リーはテーブルに向かって勢い良く飛んでいった。
「いてて………。あれ、僕は何をしていたでしょうか……?」
『覚えてないのかよッッ!!!?』
サイラオーグとイタチ以外の会場内全員が突っ込んだ。
「君は酔っ払って暴走していたんだ」
サイラオーグがリーにこの状況を説明する。
「そうだったんですか!?皆さん、ご迷惑をおかけして、すみませんでした!!!」
みんなに土下座して謝るリー。
「いや、かまわないよ。いい余興が見ることができた」
サーゼクスは笑顔のまま許した。
「ところでだ……」
「はい…?」
「今度は正式に勝負してみないか?さっきの酔拳といい。
君には、体術がたけていると見える。
どうだ?この機会に今もう一度、勝負してみないか?」
「ええ、僕が相手でよければ!!」
「いいですか?魔王様?」
サイラオーグがサーゼクスに聞く。
「それはいい!また面白いものが見れそうだね!」
許可が下りた。
「どんな戦いになるんだ?」
「拳と拳の交わりあいか~」
「なんだか、熱くなりそうだぜ!!」
悪魔の皆さんも、まだ興味はあるようだ。
「それでは、始めてくれたまえ。
ああ、会場内は気にせず。後でスタッフに任せるよ」
サーゼクスが開始の合図をする。
イタチはあることに気づく。
「?ナルトの姿が見えないようだが?」
「さっき会場から出たきりだな。どこいったんだ?
まさか、迷子になっているとか?」
ゼノヴィアが答えて続けてイリナが言う
「そういえば、リアスさんもいませんねぇ…?」
「いったい、どこに……?」
アーシアも心配し始めた。
「…………まさか…」
イタチは小声で呟き、歩いて会場内を後にした。
会場で騒ぎがあったにもかかわらずに一方で、
ナルトとリアスは外の森を駆け走っていた。
・・・・・・・・・・
イッセー(ナルト)視点
「小猫ちゃん!」
俺は小猫ちゃんを発見し、名前を呼んだ。
「……イッセー先輩……」
小猫ちゃんの無事、確認することができた。
と、すぐに別の気配を感じた。
すぐ近くの木の上を見上げると
「よっ!お久~、赤龍帝!」
「にゃはは~♪久しぶり、白音♪」
そこにはヴァーリの仲間の美猴と猫耳の長くて綺麗な黒い髪のお姉ちゃんの姿があった。
白音て…、まさか……!
「……黒歌姉さま……」
姉妹の再会。
嫌な予感がするぜ……!
はい、黒歌の登場です。
リーとサイラオーグの対決は番外編で書いてみます。
それから、もうすぐ学年末テストがありましてしばらく更新は物凄く遅くなると思います。
申し訳ありません……。