兵藤一誠に憑依した人柱力   作:ガーディアン

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八十六 帰還

次の日。冥界の駅。

列車を待っている俺たち。

 

姉ちゃんたちのレーティンゲームの結果、

試合はリアスの姉ちゃんが勝った。

何より、小猫ちゃんの仙術が大活躍。

松田と元浜のコンビネーションも決まり、ソーナ会長を追い詰めた。

木場は副会長を倒した。

 

松田と元浜は匙と対峙したのだが、匙はとんでもない無茶をしたようだ。

神器を自分の胸につないで、自分の命を引き換えに力を使った。

確かに強力になるが、俺はあまりおすすめはしないな。

匙には立ち向かった勇気が称えられ、

サーゼクスの兄ちゃんから勲章を貰い、あいつは泣いていた。

 

さて、列車はまだ到着するのに時間が掛かるようだから、

その辺で軽く見物するとみんなそう決めた。

 

と、うろうろしていたら、ちっこいじいちゃんが近づいてきた。

「ほっほっほっ。ちょっと宜しいか?赤龍帝の兄ちゃんや」

眼帯をしている爺さん。

風貌からは感じられないほど、力が溢れている。

「爺さん、何もんだ…?」

と爺さんの横に付いていた女性が爺さんを注意する。

「オーディン様!!こんなところで話をしている場合では無いでしょう!!

今日は魔王様との会談ですから、急がないと!!」

「相変わらずせっかちじゃのう、ロスヴァイゼ。

そんなんだから、いつまでも彼氏ができんのじゃぞ?」

「どうせ私は年齢=(イコール)処女の寂しいヴァルキリーですよ!!」

おい、女の子がそんな発言しちゃ駄目だろ。

 

「オーディン?」

「アースガルズの主神じゃよ、わしは」

「今さらっとすごい人物と出会ったと感じたぞ」

「まぁまぁ、挨拶しに来ただけじゃ。おぬしらの噂はわしの勢力にも有名になってな」

「オーディン様、時間です!!急ぎましょう!!」

「これこれ、年寄りをもっと労わらんか。

そういうことじゃから、わしはこれにて失礼するぞ。

胸の大きい女の子たちをしっかり守るんじゃぞ?」

と言って爺ちゃんはリアスの姉ちゃんを主体に女の子の胸をじーと見つめていた。

俺は呆れてしまった。

でロスヴァイゼという姉ちゃんにハリセンで叩かれていた。

 

なんか、すごい人たちと出会ったのに、まったく気が向けてしまった気がする……。

 

それから数分後、俺たちは列車に乗った。

サーゼクスの兄ちゃんたちが見送りをしてくれた。

その時見た光景で、やっぱり親子、夫婦なんだなと思った。

 

 

そして、元の場所に戻った俺たち。

松田と元浜は泣いていた。

「うう……!戻ってたんだな…!」

「ああ……!地獄から無事に帰還したぞ……!」

余程修行で身に染みたんだな。

 

 

と向こうを向いたらアーシアが一人の男性に話しかけられていた。

あれは確か、若手悪魔の一人の……。

「アーシア?アーシアだね?」

「あ、あの……」

突然絡まれて困惑しているアーシア。

俺は、アーシアの横によって男に注意した。

「悪いが、《忍》のメンバーは仲間にすることは許さないぜ?

何か用があるのか?若手悪魔ディオドラ・アスタロト」

あのパーティにいた若手悪魔の一人、ディオドラ・アスタロト。

優しい雰囲気の青年だ。

 

だが、ディオドラは俺を無視してアーシアにまだ話しかけていた。

「この傷、覚えているかい?」

「それは……。まさか、あなたは……」

ディオドラが見せた傷は痛々しい跡が残っていた。

 

「僕はあなたに助けられた悪魔。やっと会えて嬉しいよ。

これで僕は、お礼が言える」

そう言ってアーシアの手を取りこう言った。

「アーシア・アルジェント。僕は君が好きだ。

君に、結婚してもらいたいと僕はお願いするよ」

 

その時アーシアは、求婚を申し込まれた。

 

ここで感じた空気は、何故か冷たかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古びた研究所。

ここで会話をしている人たちがいた。

「実験はどうだった?」

「成功…、と言いたいところだが。まだわからないよ。

いつ事故が起きるかわからないからね」

「ひはは!あいつらに何があっても、俺たちには関係ないだろう?」

「まぁ、そうだけど。一応契約は契約だよ。

それに答えないと、僕たちの身の危険が避けられないしね」

「まったく、眼を変える実験なんて。恐ろしいっちゃありゃしねぇよ」

「そうだね。DNAでクローンを作ったとしても不完全なままで機能しない。

あらゆる実験で、試さないとね」

 

 

 

 

「準備は?」

「まだ時間が掛かる。が、計画には間に合うだろう」

「そうか。しかし、旧魔王派の人たちは人使いが荒い」

「悪魔は人間に屈しない。誰かがそう決めたようだが」

「プライドを持つにしても、曲がったものは持ちたくないな」

「我々も、殺されないように精進しないとな」

「《忍》。同じ人間がリーダーを務めて悪魔や色々な勢力と友好関係を結んでいる。

興味があるな。一度、そのリーダーと手合わせしたいものだ」

「コカビエルを倒すほどの者だ。相当な実力者であることは間違いないな」

「ふふふ……」

 

 

 

 

「ヴァーリ、黒歌は《忍》に行ったよ」

「そうか。まぁ、あいつが決めたことだ。否定はしないさ」

「かっかっかっ!少し寂しくなるんじゃないか?」

「いや、いつでも会えるさ。その気になればの話しだがな」




ディオドラ…。はっきり言ってD×Dでは嫌いなキャラだからなぁ。
まぁ、フルボッコにすると思うけど。
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