兵藤一誠に憑依した人柱力   作:ガーディアン

92 / 104
リクエスト番外編です。


番外編
怪獣大決戦


修行期間のある日。

俺は妙な光景を目にしている。

 

「はっはっはっ!そうかそうか!」

「いやいや、何のこれしきってなもんだ!」

「酒がうまい!!」

 

 

おっさんや綺麗な姉ちゃんやかっこいい兄ちゃんが囲んでえんやえんや宴をしていた。

その人数は十人。

 

 

どうしてこうなったかというと……。

 

 

 

 

 

 

数時間前。

 

「イッセー、タンニーンがお前を呼んでいる。行ってくれないか?」

「ん?何の用だってばよ?」

「赤龍帝であるお前と話がしたいそうだ。

まぁ、ドライグと付き合いがあるドラゴンだから、会話しておいても損は無いぞ」

「ま、別に断る理由も無いから行くとするか」

 

ということで松田と元浜が修行している山に到着。

今二人は狩りに出てその場にはいなかった。

大きな岩にくつろいでいるでかいドラゴン、タンニーン。

 

「来たか兵頭一誠」

「よ、おっちゃん。あいつらはまだ生きているか?」

「ああ。最初の修行よりは確実に強くなっている。

力も精神も。しかし何だ、ドライグ。面白い宿主に付いたものだな」

『そうだなタンニーン。お陰で退屈しない。

それにこの宿主には面白い奴らもいるからな』

「確かにそうだな。面白い魂が約十個」

 

とその言葉を聞いたときに九喇嘛が話しかけてきた。

『ナルト。わしたち尾獣を外に出すことができるようになった』

え…?何だそのいかにもチート的な術は。

『まぁ、制約はある。まずお前である宿主が死ねば俺たちも消える。

それと、わしたちは元の姿ではなく、あの姿で出てこないといけない』」

あの姿?

『擬人化した姿だ』

 

 

 

狩りから戻ってきた松田と元浜。

それと他に修行をしていたリアスの姉ちゃんたち。

そして《忍》のメンバーたち。(←暇だったから)

アザゼルのおっちゃんも加えて、いよいよ尾獣たちを展開する。

 

『心を合わせて集中しろ。ハッ!!』

 

ボボボボボンッッ!!!

いくつもの煙が発生する。

 

まずは一尾の守鶴。

「ファンキーーー!!久々の外だゼェ!!」

二十代前半の荒くれ者の服を着ている茶髪で荒い髪型の男性の姿。

後ろにはちゃんと尻尾がある。狸耳も。

 

「相変わらずうるさいようね」

次に二尾の又旅。

長髪の明るい青髪のお姉ちゃん。

着物を着て、猫耳は勿論、二本の尻尾も。

 

「うまくいったみたいだね」

三尾の磯撫は巨体の青年。

背中には甲羅のような大きな盾。

三本の尻尾もある。

 

「ウキーー!張り切ろうか!!」

四尾の孫は美猴に似たような姿だが、違う。

後ろに四本の尻尾。

 

「まずは落ち着きましょう」

五尾の穆王は女性の姿で、白髪に近い。

五本の尻尾もちゃんとある。

 

「あの二人が落ち着くのかなぁ…」

六尾の犀犬は小さい少年。

後ろに尻尾が六本。

 

「……だな」

七尾の重明は鉄火面をしていて、将軍のような鎧をつけている。

妙に落ち着いている。

七本の尻尾もある。

 

「まったくなもんだ」

八尾の牛鬼はごつい体つきの二十代男性。

鎧と矛を身につけている。

八本の尻尾は邪魔にならないのかな。

 

そして最後に九喇嘛。

前にやったときと同じ姿で九本の尻尾。

 

「…………みんな、すごい力を感じるわね……」

「これほどの力を持っている奴が九人。

それを収めれるてのは、やっぱ規格外だな。現赤龍帝は」

 

 

 

とまぁこんな感じに最初は威厳を見せ付けていたけど。

その数分後。

 

「久々に殺ったろうか、馬鹿狐!!」

「ああッ……!!それはこっちの台詞だ、ぽんこつ狸!!」

すぐに守鶴と九喇嘛が喧嘩を始めた。

喧嘩の理由は二人の意地の張り合いで。

 

「あれ。止めなくていいの…?」

リアスの姉ちゃんが心配して言うが。

「あいつらが喧嘩を始めてしまったら誰にも止められない。

ほとぼりが冷めるまで待つしかない」

俺はため息を付いた。

 

 

「おい、いい加減にしないか!!」

「そうだぜ。まったく」

「「うるせぇ!!アホ猿にアホだこ!!」」

「「………お前ら!!」」

 

あーあ、孫や牛鬼まで加わっちまったよ。

「おいおいおい。喧嘩をするなら向こうでしてくれ。

なんなら、俺も相手になるが」

「いいのか、おっちゃん。危ないぞ?」

「俺は一応《女王》をやっている。

それに、尾獣の力を見てみたいしな。

折角だ。俺も人の姿になって戦ってみるか」

とタンニーンのおっちゃんが光だし小さくなっていく。

 

そこに現れたのは、サングラスを掛けたスーツ姿の男性だった。

ギャップがありすぎじゃないか?

 

 

 

 

 

 

ということで山の広いところでバトルになってしまった。

「さぁ、始めるぞ」

「どっからでも来いや~!!」

「貴様らに負けんわしではないぞ」

「久々に大暴れしてやんよ!!」

「まったく、どうしようもない奴らだ……」

 

「面白いことになりそうだな」

「尾獣同士の対決か」

「まぁ、尾獣球はさすがに無しにお願いしているが」

「あのエネルギーをぶっ放したらこの山全体がなくなるよ……」

チョウジは冗談じゃ済まされそうに無い顔で言う。

 

「では、始め!!」

俺は開始の合図をする。

 

「まずはお前からだ、九喇嘛!!」

守鶴が大声で叫び印を結ぶ。

「風遁・練空弾!!」

口を膨らませ暴風の砲弾を噴射する。

「甘いわッ!!」

九喇嘛はヒラリと避ける。

避けられた術はそのまま森の一部を吹き飛ばした。

 

「ハッハッハッ!!この爪でやったるわ!!」

九喇嘛は自分の爪を尖らせ、素早く守鶴に接近する。だが…。

「無防備にもほどがあるぞ。熔遁・灼河流岩の術!!」

孫は口から高熱を帯びた多量の火山弾を吹き出す。

「ぬぅッ!!」

すぐに孫の攻撃に反応し尻尾にチャクラを纏わせる。

尻尾で火山弾を次々に破壊する。

守鶴は孫の攻撃で九喇嘛が離れたから無事だ。

 

「助けたわけじゃないぞ、守鶴」

「当たり前だ!!てめぇの助けなんか必要ねぇよ!!」

素直に礼を言ったらどうなんだ……。

 

「俺を忘れては困るな」

タンニーンのおっちゃんが空中に飛び両手から炎の塊を二つ作る。

「この攻撃を受けろ!!」

「そう簡単にやられるかよ!!」

動いたのは牛鬼。

「墨鉄砲・硬化!!」

牛鬼の口から墨が放たれ、炎の塊に纏わり付く。

そのまま勢いが失い、墨の塊になった。

 

「練空弾・連射!!!」

守鶴は練空弾を連続で打ち続ける。

森の木々たちは次々と折れ倒されていく。

「水遁・烈波水!!」

牛鬼も対抗する。

「熔遁・灼熱流弾!!」

孫はマグマの塊を放ち続け。

「負けられん!!」

タンニーンのおっちゃんは炎の塊を連射する。

「おらおらおらおら!!!」

九喇嘛は爪で衝撃波を生み出し、攻撃を相殺し続ける。

 

みんなすごい攻防を続けている。

だけど、攻撃をし続けているからもうチャクラやスタミナは限界に来ているだろうな。

タンニーンのおっちゃんも魔力の限界が近いだろうな。

 

「これで終わらせてやる!!!」

「こいや!!ファンキーーーーーーー!!!!!」

「オオオオオオォォォォォォォッッ!!!!!」

「ウッキイイイイイイイィィィィーーーーーーッッッ!!!!!」

「俺も、限界を超えてみせる!!!」

 

五人は雄叫びを上げ、力を振り絞る。

「不味いわね。みんな、避難しましょう」

「ったく。尾獣球は禁止って言ったけど、それ相当の技も駄目でしょ…」

「言っている場合じゃないと思うけどね!?イッセー君!?」

「早く離れましょ!!」

みんな一斉にその場から離れた。

 

 

「豪波烈波水・牛鬼滝ッッ!!!」

「砂塵練空弾・守鶴尾ッッ!!!」

「ウォオオォォォッッッッ!!!!!!」

「超灼熱流弾・悟空陣ッッ!!!」

「尾美炎翔・九喇嘛炎ッッ!!!」

 

最大限の力がぶつかり合う。

「しょうがないですね。磯撫。穆王。犀犬。重明。ナルトも手伝ってもらえますか?」

又旅はため息をつきながら名前を呼ぶ。

印を結んだ又旅は両手を前に構える。

バリアのようなものが出現し、尾獣たちも同じ構えをする。

このバリア、チャクラで作られているな。

「ナルトもこの防御壁にチャクラを流してください。

そうすればこの障壁も強化されます」

「わかった!!」

俺も両手を構え、手の平からチャクラを流し込んだ。

 

「衝撃が来ます!後ろの皆さんは伏せてください!!」

ドゴオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォッッッッ!!!!!!!!!

 

衝撃波が山全体に浸透する。

 

 

 

 

「ぶ、無事か……?皆さん……?」

元浜が唖然とした様子でみんなに話しかける。

「な、なんとか……」

「みんな無事見たいね……」

「タンニーンの本気の攻撃も久々だがそれ以外の奴らの攻撃もどれだけ強いんだよ……」

 

煙が舞って五人が戦ったところが見えない。

風が起きて煙が徐々に消えていき、五人の影が見えてきた。

「「「「「ハハハハハハハハハハハッッッ!!!!」」」」」

 

そこに映ったのは豪快に笑っている五人だった。

「まだまだ負けられないな!!」

「俺もまだ強くなるぜ!!」

「ハハハ!俺も負けられねぇぜ」

「久しぶりに熱く戦ったものだ」

「本気を出してもこの強さか。まったく驚かされる」

「まぁ、話でもしようじゃないか。折角だ。酒で乾杯しよう」

何処で手に入れたか何処から出したかわからないが、

九喇嘛の手元にはでかいひょうたんに入っている酒を取り出した。

 

「一杯やろうじゃないか」

 

こうして冒頭に戻る。

それから他の尾獣やアザゼルのおっちゃんも加わり大賑わいになった。

その宴会は深夜まで続いたそうだ。




あれ?怪獣の要素が無いような……。まぁ、気にしない気にしない(震え声)

五尾の性別は男?女?
作中では女性の設定にしましたが、また違っていたらお願いします。
タンニーンのおっさんはこの作品の設定では尾獣並の設定です。

ではでは!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。