リアスの姉ちゃんのレーティンゲーム当日。
俺たちがいている場所はVIPルームみたいなところだ。
アザゼルのおっちゃんと黒歌は専用の部屋で待機している。
今いるメンバーは《忍》全員と日本神話勢力のレイランたち。
一応、ゼノヴィアにアーシアの側にいるお願いをした。
何が起こるかわから無いからな。
「ゼノヴィア、アーシアを任せる」
「了解だ。イッセー」
「何も無いとは思うが、一応警戒しておいたほうがいいな」
ヴァーリの言っていたことも気になるし。
リアスの姉ちゃんたちは部室で準備をしている。
そして、時刻はゲーム開始の時刻になった。
その瞬間。
ドゴオオオオオォォォォォォッッッ!!!!
『!?』
突如部屋が爆発し、みんなの姿が見えなくなった。
「みんな、大丈夫か!?」
「ああ…」
「こっちも無事だ!」
「キャアアァァ!?」
「アーシア!?」
アーシアの叫び声とゼノヴィアの声!
爆発によって発生した煙が晴れる。
ゼノヴィアの側にいたアーシアの姿がなかった。
「あはははははははははははははッ!!!!」
『!』
上から笑い声が聞こえ、全員空中に注目する。
そこにいたのは若手悪魔のディオドラ・アスタロト。
アーシアを掴んで笑っていた!
「あはははははははははは!散々僕を馬鹿にしてくれたな、赤龍帝!!
アーシアは僕が頂く!君は僕とアーシアが結ばれるその時を見ていろ!!」
「てめぇ!?ゲームはどうした!!」
「ゲーム?くだらないねぇ!あんな雑魚共とわざわざ勝負するか?
僕はこの時をどんなに待っていたことか!」
ディオドラの言葉と同時に魔方陣が出現。
ありえないほどの数だ!
「まさか、
「最初からこれが狙いだったのね!?」
レイランとレイナーレが叫ぶ。
「ディオドラ・アスタロト。貴様、禍の団に寝返ったというのか!」
イタチがディオドラに問う。
「彼らと行動したほうが、僕の好きなことを好きなだけできそうだと思ったものだからね。
ま、最後のあがきをしていてくれ。僕はその間にアーシアと契ちぎる。意味はわかるかな?
赤龍帝、僕はアーシアを自分のものにするよ。
追ってきたかったら、神殿の奥まで来てごらん。素敵なものが見られるはずだよ。
まぁ、簡単に来れるとは思えないがな!!あははははははははははは!!」
ブチィッ!!
その言葉に俺の堪忍袋の緒が切れた。
「てめぇ!!?アーシアを放せえぇぇぇぇぇ!!!!」
「無駄だよ!少し遅かったね」
ディオドラが乗っている魔方陣が光りだす。
「イッセーさん!ゼノヴィアさん!イッ――」
助けを請うアーシアだが、ブゥゥン!!と空気が打ち震え、空間が歪んでいく。
ディオドラとアーシアの体がぶれていき、しだいに消えていった。
「アーシアァァァァァアアッッ!!」
ゼノヴィアが全力で叫ぶが、当然返事が返ってこない。
「ナルト!今は敵の殲滅が先だ!体勢を整えるぞ!!」
「わかった、ネジ!ゼノヴィア!今は我慢だ!
必ず、アーシアを助け出すぞ!!」
「くっ……。くそ!!アーシアは私が助けてみせる!デュランダル!!」
みんなそれぞれフォーメンションを組み、敵を倒していく。
とここで…。
「イッセー!」
アザゼルのおっちゃんが来た。
「おっちゃん!状況は?」
「予想はしていたが、最悪だ。
観客席もVIPルームもどこも旧魔王派の悪魔の奴らでいっぱいだ」
くそ!?ヴァーリが言っていたことはこのことだったのか!?
「おっちゃん!アーシアがディオドラに攫われた!
今すぐ、リアスの姉ちゃんたちがいる所に転送できるか?」
「無茶を言うな。だが、事は急いだほうがよさそうだな。
今は先にオーディンのジジイと黒歌をリアスのところに転送した。
何でも、奴らはとんでもない奴を出してきやがった」
「とんでもない奴?」
「
その使い手が今回の襲撃に関わっているんだ。
恐らく、リアスたちはその術者の作った空間に送られていると思うぜ。
その神器で作られた空間は簡単に破ることができないからな。
まぁ、あのジジイなら何とかすると思うが。
こっちも準備をするから用意しておけよ。
ただし、送れるのは四人だけだ。今がそれが精一杯だからな」
「よし、じゃあ行くメンバーは俺とイタチとネジとゼノヴィア!
他のみんなは各禍の団の奴らを討滅。
みんな!いいか!!!」
『おおーーーーーーッッ!!!!』
アーシア、必ず助けるからな!
・・・・・・・・・・
リアスたちがいるところ。
何も起こらないことに、少し疑問を感じ始めている。
「変ね……。アナウンスも鳴らないのはおかしいわ」
「気をつけましょう、部長」
木場も言う。
と、その時無数の魔方陣が出現する。
「アスタロトの紋章じゃない!?」
「だとすれば、これらは!?」
「……禍の団。旧魔王派…!」
「リアス・グレモリー!貴様と眷属を殲滅する!」
奴らの一人が言う。
「みんな!迎撃するわよ!」
『はい、部長!!』
波乱の幕上げが今始まった。
混沌の渦巻きがさらに進んでいることは、誰もわからない。