兵藤一誠に憑依した人柱力   作:ガーディアン

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八十九 禍の団の奇襲

リアスの姉ちゃんのレーティンゲーム当日。

俺たちがいている場所はVIPルームみたいなところだ。

アザゼルのおっちゃんと黒歌は専用の部屋で待機している。

今いるメンバーは《忍》全員と日本神話勢力のレイランたち。

 

一応、ゼノヴィアにアーシアの側にいるお願いをした。

何が起こるかわから無いからな。

「ゼノヴィア、アーシアを任せる」

「了解だ。イッセー」

「何も無いとは思うが、一応警戒しておいたほうがいいな」

ヴァーリの言っていたことも気になるし。

 

リアスの姉ちゃんたちは部室で準備をしている。

そして、時刻はゲーム開始の時刻になった。

 

その瞬間。

 

 

ドゴオオオオオォォォォォォッッッ!!!!

『!?』

 

突如部屋が爆発し、みんなの姿が見えなくなった。

「みんな、大丈夫か!?」

「ああ…」

「こっちも無事だ!」

 

 

「キャアアァァ!?」

「アーシア!?」

アーシアの叫び声とゼノヴィアの声!

 

爆発によって発生した煙が晴れる。

ゼノヴィアの側にいたアーシアの姿がなかった。

「あはははははははははははははッ!!!!」

『!』

上から笑い声が聞こえ、全員空中に注目する。

そこにいたのは若手悪魔のディオドラ・アスタロト。

アーシアを掴んで笑っていた!

 

「あはははははははははは!散々僕を馬鹿にしてくれたな、赤龍帝!!

アーシアは僕が頂く!君は僕とアーシアが結ばれるその時を見ていろ!!」

「てめぇ!?ゲームはどうした!!」

「ゲーム?くだらないねぇ!あんな雑魚共とわざわざ勝負するか?

僕はこの時をどんなに待っていたことか!」

 

ディオドラの言葉と同時に魔方陣が出現。

ありえないほどの数だ!

「まさか、禍の団(カオス・ブリゲード)!?」

「最初からこれが狙いだったのね!?」

レイランとレイナーレが叫ぶ。

 

「ディオドラ・アスタロト。貴様、禍の団に寝返ったというのか!」

イタチがディオドラに問う。

「彼らと行動したほうが、僕の好きなことを好きなだけできそうだと思ったものだからね。

ま、最後のあがきをしていてくれ。僕はその間にアーシアと契ちぎる。意味はわかるかな?

赤龍帝、僕はアーシアを自分のものにするよ。

追ってきたかったら、神殿の奥まで来てごらん。素敵なものが見られるはずだよ。

まぁ、簡単に来れるとは思えないがな!!あははははははははははは!!」

 

ブチィッ!!

 

その言葉に俺の堪忍袋の緒が切れた。

「てめぇ!!?アーシアを放せえぇぇぇぇぇ!!!!」

「無駄だよ!少し遅かったね」

ディオドラが乗っている魔方陣が光りだす。

「イッセーさん!ゼノヴィアさん!イッ――」

助けを請うアーシアだが、ブゥゥン!!と空気が打ち震え、空間が歪んでいく。

ディオドラとアーシアの体がぶれていき、しだいに消えていった。

「アーシアァァァァァアアッッ!!」

ゼノヴィアが全力で叫ぶが、当然返事が返ってこない。

 

「ナルト!今は敵の殲滅が先だ!体勢を整えるぞ!!」

「わかった、ネジ!ゼノヴィア!今は我慢だ!

必ず、アーシアを助け出すぞ!!」

「くっ……。くそ!!アーシアは私が助けてみせる!デュランダル!!」

 

みんなそれぞれフォーメンションを組み、敵を倒していく。

とここで…。

「イッセー!」

アザゼルのおっちゃんが来た。

「おっちゃん!状況は?」

「予想はしていたが、最悪だ。

観客席もVIPルームもどこも旧魔王派の悪魔の奴らでいっぱいだ」

くそ!?ヴァーリが言っていたことはこのことだったのか!?

 

「おっちゃん!アーシアがディオドラに攫われた!

今すぐ、リアスの姉ちゃんたちがいる所に転送できるか?」

「無茶を言うな。だが、事は急いだほうがよさそうだな。

今は先にオーディンのジジイと黒歌をリアスのところに転送した。

何でも、奴らはとんでもない奴を出してきやがった」

「とんでもない奴?」

神滅具(ロンギヌス)の一つの絶 霧(ディメンション・ロスト)

その使い手が今回の襲撃に関わっているんだ。

恐らく、リアスたちはその術者の作った空間に送られていると思うぜ。

その神器で作られた空間は簡単に破ることができないからな。

まぁ、あのジジイなら何とかすると思うが。

こっちも準備をするから用意しておけよ。

ただし、送れるのは四人だけだ。今がそれが精一杯だからな」

「よし、じゃあ行くメンバーは俺とイタチとネジとゼノヴィア!

他のみんなは各禍の団の奴らを討滅。

みんな!いいか!!!」

『おおーーーーーーッッ!!!!』

 

アーシア、必ず助けるからな!

 

・・・・・・・・・・

 

リアスたちがいるところ。

何も起こらないことに、少し疑問を感じ始めている。

「変ね……。アナウンスも鳴らないのはおかしいわ」

「気をつけましょう、部長」

木場も言う。

 

と、その時無数の魔方陣が出現する。

「アスタロトの紋章じゃない!?」

「だとすれば、これらは!?」

「……禍の団。旧魔王派…!」

 

「リアス・グレモリー!貴様と眷属を殲滅する!」

奴らの一人が言う。

「みんな!迎撃するわよ!」

『はい、部長!!』

 

 

波乱の幕上げが今始まった。

混沌の渦巻きがさらに進んでいることは、誰もわからない。

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