東方盗人録 作:猫ダマ
薄くらい室内で、
俺 佐々木(ささき) 幸助(こうすけ)
は、パソコンとにらめっこしていた。
机には、大量の書類がある。
俺は、高卒での昨日入社したばかりだ。
それなのに、この量の書類は絶対にありえない。
しかも、期限が明日と来たもんだ。
今何時だ?・・・0時!?
おいおい日付代わってんじゃねーか!
勘弁してくれよ。
「ホイ、コレ追加な」
幸助「な!?」
俺が、この様な状態なのは全てこの上司せいだ。
この上司は、俺の親父が務めている会社で、親父の元で働いていたそうだ。
色々こき使われて、耐えられなくなり会社を辞めたそうだ。
その後、親が立ち上げた会社。
つまり、働いて、昨日俺が入社。
俺が親父の息子と知るや仕事を大量に回して来た。
・・・つまるところ、八つ当たりだ。
上司「じゃ、俺は帰るから頑張れよ。」
そんな、嘲笑う様な頑張れは要らねーよ
・・・はぁ、今日は帰れないだろうな。
会社で止まってもいいのか?
そんなことを、考えて作業していると、
目の前がぼやけてくる。
あ、やべ。
これ終わらせねーと行けないのに・・・
ていう感じだった様な」
「思い出したようじゃな」
俺は今、畳が敷かれたザ・和室的な部屋で
ちゃぶ台挟んで少女と会話している。
何でこうなったのかは・・・
・・・どうやら俺、死んだらしい。
そして、俺の目の前の少女は、神様らしい。
いや、最初は信じられなかったよ。
けど、何も無いところからお茶出すし、
煎餅出すし、お茶めっちゃうまいし。
最後のは関係ないか?
神様「いや、ここでのお茶は現世でのより、数倍上手いはずじゃよ。」
・・・こうやって、自然に心読む所とか。
神様「神様じゃからの、して思い出したお主にまず謝りたい。
儂の過ちでお主を殺してしまった。本当にすまない。」
幸助「いや、頭をあげてくれ。まぁ死んでしまったのはあんたのせいかもしれないが、やらかしてしまったのは仕方がない。
それより、これからどうするかだろ。」
神様「君は優しいの~」
幸助「いや、実際仕方ないしな。
それに、この事が神様の経験になってミスも少なくなるんだったら、誇れることだと思う。
何たって、神様のためになる事なんて人生早々出来なしな!」
これは、本音だ。
だから、そんな顔するんじゃねーよ。
折角の可愛い顔台無しだろうが
神様「・・・本当に優しいの。じゃが後悔とかも、あるじゃろう。」
うーん、
正直後悔って言ってもなぁ~。
仕事もアレだし、親は厳しすぎるし、
もしも、仕事辞めでもしたらどうなるか・・・
あ、確かにアレがないのは後悔だわ
神様「何じゃ?」
幸助「アニメ、ラノベ、ゲーム、マンガとかが見れないこと」
神様「そう言えば、お主よく好んで見ておったのぉ~」
幸助「まぁ~、それくらいだからな。
そう言えば、俺これからどう何の?」
神様「おう!お主との会話が楽しくて忘れとったわい。
お主には、転生してもらう。
よくある神様転生というものじゃ。
知ってるじゃろ?」
そりゃ知ってるっての!
オタク舐めんな!!
ネット小説もよく読んでいたし。
神様「そうか、それは良かった。
では、色々決めていこうかの。
まず、世界は東方プロジェクトの世界じゃ。」
幸助「文句とかじゃないんだが、
何で東方プロジェクト?
他にはないのか?」
神様「済まないの。儂が管理している世界は、お主の世界と東方プロジェクトの世界だけなのじゃ。
そして、転生では、元の世界行けないというルールがあるんじゃよ。」
いや、別に興味本位だったからいいけどな。
転生出来るだけ有難い。
神様「では、次は特典を決めるぞ。
まぁ。決めると言ってもお主に、適したものが付くから、決めるじゃなくて授けるが正しいんじゃけどな。」
幸助「そうか、それじゃ仕方ないな。」
まぁ、いいか。
転生して直ぐに死ななきゃな!
神様「それは、安心せい!
それと、さっきの話で出てきたアニメなどをあっちでも見れるようにしてやろう。
せめてもの罪滅ぼしじゃ」
幸助「別に罪なんて背負わなくてもいいけどな。
だが、ありがとう!」
神様「いや、こっちの気持ちの問題じゃからきにせんでくれ。
さて、これで全ての準備が整った。
いざ、転生じゃ!!」
神様は、そう言った途端、俺の足元に輝く魔法陣が現れた。
神様「ではな、いい人生にするんじゃぞ。」
幸助「ああ、後悔なんてないくらいに楽しい人生にしてやる!」
こうして、俺は転生した。