東方盗人録 作:猫ダマ
幸助「あの~永琳さん?」
永琳「?何かしら?」
今、俺こと、幸助は、永琳の家にいる。
そして、永琳とテーブルを挟んで対面し、お茶をすすっている状態である。
幸助「あの~永琳さん?なんでそんな落ち着き払っているんでしょうか?」
永琳「私の家なのに落ち着いたらいけないのかしら。」
幸助「いや~そういう意味ではなくてですね。見ず知らずの男と一緒に住むことになったのに、なんでそんなに落ち着いているんだろうと思いましてですね。」
永琳「なら、出ていく?」
幸助「すいません。いらないこと聞きました。すいません。」
思いっきり頭を下げる。
テーブルをぶつけ割る勢いで。
まぁ、実際には割っていないけど・・・
永琳「別に気にしなくていいわよ。ツクヨミ様の命令だしね。それに・・・」
幸助「それに?」
永琳「丁度、試したい薬もあったし。」
満面の笑みを浮かべる永琳。
すげー、悪寒がする。
冷や汗が止まらない。
あ、これ、命の危機かな?
永琳「大丈夫よ死にはしないから。たぶん、きっと、うん」
幸助「全然安心できねーよ!」
俺、これから生きていけるだろうか。
永琳「良いデータが取れたは、ありがとね。」
幸助「マジで死ぬかと思った。」
いや、マジでつらかった。
あの後、すぐに薬試したいからとか何とかで、実験室みたいなところに連れて行かれて、いろいろな薬を使わされた。
髪が伸びたり、爪が伸びたりする奴とか。
目がよくなる奴もあった。
まぁ、死ぬほど頭痛がしたけど。
他にも、記憶力がよくなったり、頭がよくなったりと、いろいろな薬があった。
その分、頭痛がひどくて、頭が爆発するんじゃないかと思ったぜ。
あ、髪と爪は切りましたよ。
邪魔だからね。
永琳「こっちに、付き合ってもらったから、今度はあなたの訓練に付き合うわ。」
幸助「?」
永琳「あなた、自分の能力は何か知っているかしら。」
幸助「まあ、知ってはいるけど・・・」
そう言えば、自分が今どういう状況か見てなかったな。
自分の情報を盗む
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名前:佐々木 幸助
種族:人間
能力:盗む程度の能力
獲物を嗅ぎ付ける程度の能力
状況:正常
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こんなものか。
よし、一つずつ確認していくか。
まず、盗む程度の能力。
神がくれた能力 以上。
そして、獲物を嗅ぎ付ける程度の能力は、実は釘パンチ打ち込む時、相手の能力を盗めないかと思ってやったらできたんだよな。
まあ、なんとなくだけど、相手の能力を盗むときは、相手に触れないいけないっぽい。
それさえできれば盗めるって超チートだわ。
永琳「そう、どんな能力なのかしら。因みに私は”あらゆる薬を作る程度の能力”よ。」
幸助「おう、チート。」
此処にも、チートいましたよ。
なんだよ”あらゆる薬を作る程度の能力”って、その能力があれば、不老不死の薬とか作れるんじゃないか?
マジチートだわ。うわぁ。
永琳「それで、どんな能力なのかしら。」
まて、永琳がこんなチート能力を持っているんだったら、
俺の能力なんて、そんなに珍しくないんじゃ。
幸助「俺の能力は、”盗む程度の能力”だ!」
永琳「・・・何その物騒な能力。」
永琳がうわぁって感じで引いています。
わかってたさ。俺の能力が相当物騒っていうことくらい。
それでも、そこまで引かなくてもいいじゃん。
グスン
永琳「・・・まぁ、能力については良いわ。次に、霊力って何かわかるかしら?」
幸助「?霊力って何?」
永琳「そう、分からないならいいわ。じゃあ、霊力について説明するわね。」
と、永琳が、霊力について説明してくれた。
まとめると、
・霊力とは、人間が持っている力のこと。
・霊力と似たもので、妖怪が持っている妖力、神様が持っている神力がある。
ということだ。
人によって、量の違いはあるらしい。
永琳「百聞は一見にしかずともいうし、実演してみるから、見ておいてね。」
永琳が、そういうと体から、青色のオーラらしきものが出てきた。
あれが、霊力かな?
永琳「霊力を操ることで、こんなこともできるのよ。」
というと、永琳の体が少し浮き上がった。
なるほど、霊力を操れば飛ぶこともできるのか。スゲー。
幸助「よし、見ることができるし、試してみるか。」
俺は、霊力をまとい浮いたり、形を変えたりしている永琳を見る。
ホントに便利そうだな霊力。
そう思いながらも見る。見る。見る。
永琳「とまあ、霊力を使えばこんなこともできるという実演だったんだけれど、
わかったかしら?」
幸助「ああ、十分に理解した。」
永琳「そう。じゃあ、さっそく霊力の訓練をしましょうか。まずは、霊力の出し方から・・・」
幸助「いや、大丈夫だ。十分見たから。」
そういって、俺は、霊力を出す。
結構な量がでて、ビックリした。
ほんのちょっと出したつもりだけど、なんでだ?
永琳「・・・一体これはどういうこと?何をしたの?」
どうやら、相当困惑しているようだ。
それでは、なんで、すぐに霊力を出すことができたかというと
幸助「永琳が霊力を出したり、操ったりしているのを、能力で見て盗んだ。」
できそうだったから、やってみたけど、できました。
まぁ、3分以上見ないとできないようだけどな。
永琳「・・・ホントにチートね。貴方の能力。」
幸助「永琳も似たようなものだろ!」
こうして、霊力も無事習得した俺は、
1カ月みっちり体を鍛えたり、霊力を鍛えたりして、
訓練をした。
まぁ、その間、永琳に頼まれて薬使ったりして、死にかけたのは、言うまでもないだろう。