問題児達と時の人が異世界から来るそうですよ? 作:ガイドライン
サウザンドアイズの支店
そのお店の前には玄関前に集まっている葉っぱを
かき集めている割烹着の女性定員が
「帰ってください。」
「いや、バカらしいかもしれないけどさ
とりあえず白夜叉に話してくれないかな??」
「そんなティーカップごときで呼ぶなんてありえません。」
「それはそうだけど……」
ダメ元で来たのだが、まさか初めて来たときと同じように
門前払いを食らうなんて思っていなかった
しかし今日はこの前みたいなことにはならないようだ
困っていた僕の前に立ったのはメイド、レティシアだった
「来た客に対してそれはあまりにも失礼ではないか
ついこの前、そちらのペルセウスの後始末をしたのは
我等ノーネームだということを忘れたとはいうまい」
「そうだとしてもただメイドである
貴方にいわれる筋合いはありません。」
「ほう、これは主様が決めてくれたもの
それはノーネームに対する侮辱だと受け取っても構わないのか」
「どう受け取ってとらっても構いませんが、
そちらこそどこのコミュニティに喧嘩を売っているのか
よくご存じだとは思いますけど」
火花散る女性定員とレティシア
そのやり取りが怖くて、割ってはいることはできなかった
するとお店の扉が開き、白い和服姿の少女が現れた
「なに店の前で騒いでおるのか…
おお、お主であったか、それと小僧。」
「ちょっとオマケな感じにしないで」
「すまぬすまぬ、それで今日はどうしたのだ??」
「ちょっと黒ウサギについて…」
「よし、入れ。」
うわぁ、はやっ。
さっきまでのやり取りが無駄じゃないかと思うぐらいに
それを聞いた女性定員は明らかに不機嫌な表情で
「内容を聞かずに中にいれるつもりですか??」
「確かにそうだが、お主も知っておるだろうこの間の貢献を
入店させるだけならばいいではないか
もちろん、内容を聞きキチンもこちらで判断する。」
「………はい。」
やはり上司の言うことには従わないといけないのだろう
不満そうな表情をするが、それでも僕とレティシアを店に通した
なんか、申し訳ないような……
……………………
「さっきはすまなかった。」
「まぁ、元々あり得ないことを持ってきたこちらにも非がありますから」
「うぬ、しかしそれは聞かずとも儂にはすでに分かっておる。」
まだ話していないのにもう分かったの?
心眼とか持っているのかもしれない
それだったらなにもかもお見通しというわけか
話を知っているからか、真剣な表情でこちらを見る白夜叉は
「黒ウサギの今後の衣装について!!!」
「違います。」
「………お主、ノリが悪いの…」
「僕をどこぞの問題児と一緒にしないでください。」
全くこれじゃ女性定員があんな感じにだということが
はっきりとくっきりと分かってしまう……
ため息をついて僕は本題に入ることに
「で、ちゃんと話を聞いてくれますか?」
「儂は最初から真面目じゃがの」
「達が悪すぎです。
で、本題なんですが…物を元に戻すギフトを知ってますか?」
その瞬間、白夜叉は表情が強張った
だがすぐに表情を元に戻して
「なんじゃ、黒ウサギの大切な物でも壊したか?」
「その通りです、あの問題児達がね…
黒ウサギの大切なティーカップを壊したんです」
「しかし、ティーカップを元に戻すためにギフトをの…
「それは分かりますが、黒ウサギがあのティーカップを
大切な思い出が詰まったものといったんです。
元々ダメ元で来ましたが、もしあるなら手に入れたい
この箱庭にはそれを可能性することがあるなら
僕はそれを………逃したくない。」
その真っ直ぐな瞳に思わず白夜叉もハッと驚き笑う
「アハハ!!
そんな真っ直ぐな瞳で、そんなことをいう輩は久しぶりだの!
よし、お主ならあのゲームをクリアできるかも知れぬな」
「あるんですか!!!」
あの時の表情を見たときもしかしてと思ったが
白夜叉の口から聞くと改めて驚く
「あぁ、あるとも。
いままで誰一人クリア出来ずにいるギフトゲーム
この儂もクリアできなかった…」
「白夜叉殿もクリアできなかったギフトゲーム……」
その真実にレティシアも驚く
元・魔王さえもクリア出来ないギフトゲーム
それをたかが一人の少年に
たかがノーネームにやらせるなんて…
「そのクリア条件が難しいが
まぁ、お主ならいけそうな気がしての…
もちろん、参加はじゆ」
「やります!!!!!」
「威勢がよいの。
それではまた明日、ここに来るがよい。
それまでにこちらで準備しておく」
………………………
「どういうことか説明して。」
「いや、ちょっと…」
「説明して。」
どうしてこうなった…
白夜叉のところから屋敷に帰ってきたはいいが
何故か春日部が、春日部 耀が滅茶苦茶怒っていた。
現在は談話室でみんなのいる前で
正確には春日部の前で正座をさせられている
「説明もなにも白夜叉にティーカップを戻せる為の
なにかギフトがないかと聞きにいったぐらいで…」
「違う、そこじゃない。」
「いや、でも説明ってこれ以外…」
「どうして私の埋め合わせをせずに
レティシアと一緒にいったのかを聞いてる」
その瞬間、まさか名を呼ばれてビクッと動揺するレティシア
これには十六夜すすでにニヤニヤしており
飛鳥も成る程という表情をしている
黒ウサギやジンはこの状況をどうやって納めようか
というか、耀の黒いオーラに口だせずにいるのだが…
「埋め合わせって、これは黒ウサギのティーカップを…」
「そんなことはどうでもいいの」
「ちょっと待って、どうでもいいってなに?
これは黒ウサギが大切にしていたティーカップなんだよ」
「それなら私の埋め合わせは大切じゃないの」
「そんなことをいってないだろう!!」
思わず大声で叫んでしまった
自分の愚かさに恥ずかしくなりすぐさまの場から去った
……………………
「よ、耀さん…さすがに、あれは…」
「うん、ちょっとやり過ぎたかも…」
「しかし大助もあんな声出せるんだな
こいつはいいものを見たな~~」
「しかし、春日部さんも焼きもちを焼くのですね。」
「なぜ私を見る…」
「??
私はただ埋め合わせをして欲しかっただけなんだけど…」
((((気づいていないのか…))))