問題児達と時の人が異世界から来るそうですよ?   作:ガイドライン

32 / 70
神様にお願い事をするときは。

翌日、ノーネームでは新年・お正月を迎えた

といっても大助の気紛れによる大掃除から

十六夜が話を広げて黒ウサギ達により実現した

ただいま大助一人でおせち料理をテーブルに並べている

 

 

 

 

「これで……よしっと」

 

 

 

昨日というより今日の12時過ぎまで

おせち料理を作っていた大助は

あくびをしながら仲間が来るのを待っている

ちなみに十六夜は蕎麦を食べたらさっさと部屋に戻り

朝早くから何処かに出掛けたようだ

 

 

 

「十六夜のやつ、なに考えんだ…」

 

 

 

こうして近くに十六夜がいないだけで

頭を悩ませるなんて本当に問題児であると思い

同時にそれに慣れてきている自分が怖いと思った

まぁ、人間関係をぐちゃぐちゃにするよりは

物を壊したりしてもらった方がいいなどと

最近そんなことを考えてしまっているからだ

 

 

こんなことを新年そうそう考えていると、

 

 

 

 

「大助さんー、お待たせしました♪」

 

 

 

 

部屋に入ってきたのはノーネームの女性陣

それも全員が着物を着ていた

黒ウサギはオレンジ色をメインとしたもの

飛鳥はやはりというか赤を主張したもの

耀は黄色で白いラインが入っている

レティシアは黒で大人な雰囲気があり

リリは白と水色の可愛らしいものである

 

 

これには思わず見いってしまい

少し間を空けてから

 

 

 

「みんなとても似合っているよ」

 

 

「ありがとうございます♪」

「黒ウサギ…キツすぎ……」

「帯を締めすぎましたか、後でやり直しましょう」

「ふふ、私はとても気に入ったわ♪」

「たまにはこういうのも悪くない」

 

 

 

どうやら昨日、これもまた十六夜の思い付きのようで

せっかくだから着物を着たらどうだと、

黒ウサギ達に話したことを

以前に白夜叉から貰った(押し付けられた)着物が

クローゼットの奧にあるということで

大助よりも早い時間から

着物を着るために起きていたようだ

 

 

飛鳥や黒ウサギのように髪の長いものは

頭部に一纏めにして簪をさしている

耀はふわふわのストールのようなものを首に巻いている

 

 

 

 

「そうだ、言うのを遅れたけど

新年明けましておめでとうございます。」

 

「「「「「おめでとうございます。」」」」」

 

 

 

 

なんか本当にお正月を迎えたような気分になっていると

ふらふらと何処かにいっていた十六夜が帰ってきた

手には何かを持っているようだが

袋に入っていて中身が分からない

 

 

 

 

「全員揃ってるな」

 

「十六夜さん、何処かに行かれていたんですか??」

 

 

「ちょっとな、それよりおせちを食ったら出掛けるぞ

着物は着たままだからな」

 

「出掛けるってどこにいくの??」

 

 

 

「……私、早く脱ぎたい…」

 

「ちょっ、ちょっと耀さん!!ここではダメです!!!!

向こうで締め直しますからこちらに来てください!!!」

 

 

 

「お正月といったら「お参り」しないといけないだろう」

 

「…………うわぁー、すごく嫌な予感がする……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ということで、「神様」にお参りさせろやコラッ」

 

「…………………………。」

 

 

 

「そんな憐れむような目で見ないで下さい!!!」

 

 

 

 

十六夜に連れられ来たのはサウザンドアイズの支店

そして十六夜のいう「神様」というのが白夜叉

つまりは着物を着た女性陣を引き連れて

白夜叉にお参りさせろという

なんとも訳の分からないことをしているのだ

 

これには割烹着の女性店員も言葉を無くし

ただただ見ているしかなかった

 

 

 

「……すみません……」

 

「謝るくらいならなぜ来たのですか??

これでも私はあなたぐらいは

この人達よりも僅かに常識人だと思ってましたが…」

 

 

 

「なんというか…原因を作ったのが僕なので

どうにも完全否定できないといいますか…」

 

「………帰ってください。」

 

「そんな壊れかけの物が動き出したと思ったら

やっぱり動かなかった時の

使えないなーというような表情と

凍てつくような声で言わないで下さい!!!」

 

 

 

 

もう泣きそうだ……

この人がこういう人だと分かっていたが

今日は全面的にこっちが悪いのだが

そんな態度を取られるとキツい…

 

 

 

「ちゃんと神様にお供え物も持ってきてるんだ。

ちょっとくらい会わせてもらってもいいじゃねえか??」

 

「そういう問題ではありません。

あまりウチの主人を軽………」

 

 

「お供え物よこせえええぇぇぇ!!!!!」

 

 

 

酒飲み酔っぱらいで頬を赤くして

酒瓶と升を手にして黒ウサギに突撃してきた

キャアアァァァと悲鳴を上げながら

絡まってくる白夜叉を引き剥がそうと抵抗するが

酔っぱらって力を制御できないのか

全然離れる気配がないのだ

 

 

 

「えーと……あれは……」

 

「なにも言わないで下さい…」

 

 

 

本当にお互いに大変だな…問題児がいると……

そうしみじみに思った大助は

はぁと軽くため息をついた後に白夜叉の元へいき

 

 

 

「白夜叉、後でちゃんとお供え物するから

いまは黒ウサギから離れてくれないかな」

 

「そ、そうか…ならそうするかの。」

 

 

 

お供え物に心が動いたのか

それともただ酔っぱらっているためか

まぁここで離れてくれたからよかっ…

 

 

 

「あっ、白夜叉のお供え物は黒ウサギだぞ」

 

「おい、十六夜!!!!」

 

「ちょっとお待ちを!!

お供え物はこの重箱だったので……」

 

 

「それでは早速いただきます~!!!!!!」

「ぎゃああああぁぁぁ!!!!!!」

 

 

 

 

それを光景を眺めているノーネーム一同は

神様(白夜叉)に二礼二拍手一礼をした

それを端っこから見ていた大助は

諦めたのかみんなと一緒に同じように

二礼二拍手一礼をした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆さん酷すぎです!!!!

どうして黒ウサギが

お供え物にならないといけないんですか!!!!!」

 

「白夜叉にはこれが一番だろうが」

 

 

「それに私に白夜叉様の相手を押し付けて

皆さんは凧揚げや羽根つきや……

私もしたかったです!!!!」

 

 

 

 

屋敷に戻ってきても未だに怒っている黒ウサギ

正直、酔っぱらっている白夜叉を相手するのは嫌だ

ということで黒ウサギには悪いと思ったけど

こちらは白夜叉が眠るまで正月らしい遊びをしていた

 

 

 

「それじゃ、もうひとつ正月らしいことを」

 

 

 

そういって大助は黒ウサギの手を取り

その手に小さな小袋を渡した

 

 

 

 

「こ、これは……」

 

「お年玉だよ

まぁ、お金は入ってないんだけどね」

 

 

 

そういわれ気になった黒ウサギは

小袋を入り口を下に向けて

もう片方の手で中身を受け取った

それは折り畳んだ紙であり

中身を見ようとしたとき

 

 

 

「あっ、ダメ黒ウサギ!!!

中身は一人で見てね」

 

「は、はい…分かりました。」

 

 

 

「ほう、ラブレターか?」

 

 

 

大助と黒ウサギの間にいきなり十六夜が現れ

いきなり訳の分からないことをいいだした

 

 

 

「何言ってるんだこの問題児!!!」

「おお、焦ってるところをみると…」

「ふざけるな!!!!」

 

 

「き、気持ちは嬉しいですが…///」

「ちょっ、ちょっとなに真に受けてるの!!?」

 

 

「男の子ならはっきりと責任を取らないとね」

「久遠さん??本当に何言ってるの??

ここは助けてくれるところじゃないの!!?」

 

 

「……………………。」

「か、春日部さん……

なんでそんな最低なものを見るような目で見るの??

ちょ、ちょっとお願いだから

僕の話を聞いてよおおおおぉぉぉ!!!!!!!」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。