問題児達と時の人が異世界から来るそうですよ? 作:ガイドライン
「勝つことには勝てたのだけど…」
「いいじゃねえか、大助の本気ってのを見れたしな」
あまりにも異常すぎたギフトゲーム
ジャックを一方的に攻撃をし
その光景を見ていた黒ウサギ達はは正直ドン引きし
十六夜や白夜叉はヤハハと笑っていた
「本気って…恐ろしすぎます!!!
レイ様は光の精霊でその攻撃も光速なのですよ
それを大助さんの一時停止で重ねて一気に放出なんて…」
「クロノスでもその様なことは見たことがない
一時停止のみで戦う、それも直接なことをせずにな
あやつだからこそ思い付いた戦法なのだろう
いやいや、面白いゲームだったぞ!」
初めは耀一人だけでゲームをクリアしようとした
だがそれではジャックを足止め出来ない
そこに大助が加わりジャックを足止めをして
あとは耀が五感と気流の流れを読み
この大樹の根の迷路を攻略をした
こうして六桁の最上位の一角に勝てことは
コミュニティとして喜ばしいことなのだが
白夜叉は隣にいた十六夜の様子が気になった
十六夜の視線は遥か彼方、箱庭の空に向けられている
十六夜は怪訝な表情で白夜叉に問う
「……………白夜叉。アレはなんだ? 」
「何?」
白夜叉も上空へ目を向ける。
観客の中にも、異変を感じた者たちが声を上げていた
遥か上空から、雨のようにばら撒かれる黒い封書。
黒ウサギはすかさず手にとって開ける
「黒く輝ぐ契約書類゙………ま、まさか!?」
笛を吹く道化師の印が入った封蝋を開封すると、
゙契約書類゙にはこう書かれていた。
『ギフトゲーム名《The PIED PIPER of HAMELIN》
プレイヤー一覧
・現時点で三九九九九九九外門・四〇〇〇〇〇〇外門・境界壁の舞台区画に存 在する参加者・主催者の全コミュニティ。
プレイヤー側
・ホスト指定ゲームマスター、太陽の運行者・星霊、白夜叉。
ホストマスター側 勝利条件
全プレイヤーの屈服・及び殺害。
プレイヤー側 勝利条件
一、ゲームマスターを打倒。
二、偽りの伝承を砕き、真実の伝承を掲げよ。
宣誓、上記を尊重し、
誇りと御旗とホストマス ターの名の下、
ギフトゲームを開催します。
《グリムグリモワール・ハーメルン》印』
数多の黒い封書が舞い落ちる中、静まり返る舞台会場
観客席の中で一人、
膨張した空気が弾けるように叫び声が上げた
「魔王が………魔王が現れたぞオオオォォォォ―――!!!」
最初の変化は本陣営のバルコニーから始まった。
突如白夜叉を黒い風が包み込み。
彼女の周囲を球体に包み込んだのだ。
「な、何ッ!?」
「白夜叉!?」
サンドラは白夜叉に手を伸ばすが、
バルコニーに吹き荒れる黒い風に阻まれた。
黒い風は勢いを増し、
白夜叉を除く全ての人間が一斉に
バルコニーから押し出した
「きゃ………!」
「お嬢様、掴まれ!」
空中に投げ出された十六夜はすかさず
飛鳥を抱きかかえて着地し、遥か上空の人影を睨む
「ちっ。
゙サラマンドラ゙の連中は観客席に飛ばされたか」
゙ノーネーム゙一同は舞台側へ
゙サラマンドラ゙一同は観客席へ
十六夜は舞台裏から出てきたジン達を確認し
「魔王が現れた……そういうことでいいんだな?」
「はい」
「白夜叉の゙主催者権限゙が
破られた様子は無いんだな?」
「はい。
黒ウサギがジャッジマスターを務めている以上、
誤魔化しは利きません」
「なら連中は、ルールに則った上で
ゲーム盤に現れているわけだ
……さすがは本物の魔王様、期待を裏切らねえぜ」
「どうするの?ここで迎え撃つ?」
「ああ。けど全員で迎え撃つのは具合が悪い。
゙サラマンドラ゙の連中も気になる
アイツらは観客席の方に飛んでいったからな」
「では黒ウサギがサンドラ様を捜しに行きます。
十六夜さんとレティシア様
それと大助さんで魔王に備えてください。
ジン坊ちゃん達は白夜叉様をお願いします」
「分かったよ」
レティシアとジンが頷く。
対照的に飛鳥の顔が不満の色に染まる
何かを言おうとしたがそれよりも早く大助が
「ごめんね久遠さん
このギフトゲーム、何が起こるか分からない
ここはそれぞれの力に合わせて分担しないといけない」
「……そうよね……」
「それに白夜叉の元へ誰か来る恐れがある
だから久遠さんには対処してほしい」
「…いいわ、その口車に乗ってあげるわ」
「ありがとう。」
すると逃げ惑う観客が悲鳴を上げたのは、
その直後だった。
「見ろ!
魔王が降りてくるぞ!」
上空に見える人影が落下してくる
十六夜は見るや否や両拳を強く叩き、
レティシアに向かって振り返って叫ぶ
「んじゃいくか! 黒いのと白い奴は俺が、
二人はデカイのと小さいのは任せた!」
「了解した主殿」
「頼んだぞ十六夜」
「てめぇもな!」
十六夜は嬉々として身体を伏せ、
舞台会場を砕く勢いで境界壁に向かって跳躍した。
それを見送った大助は、
「レティシア、あの女の子は任せてくれないか?」
「それはいいが…なぜ?」
「気分を悪くしてしまうかもしれないけど
あの子は僕が相手をしたほうが……」
「……ふふ、気にしなくていい
主殿がそういうなら私は構わない
それに…………」
「主殿の強さはよく知っているからな。」
「ありがとうレティシア」
方針が決まったところで二人は戦いへと向かう