問題児達と時の人が異世界から来るそうですよ?   作:ガイドライン

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その一言が、僕を変えた。

「───あ、あり得ない。あり得ないのですよ。

まさか話を聞いてもらうために小一時間も消費してしまうとは。

学級崩壊とはきっとこのような状況を言うに違いないのデス」

 

 

本物だと証明するためとはいえちょっとやり過ぎたかな…

でも、おバカ様はいけなかったな、あれはいけないよ。

 

 

「いいからさっさと進めろ」

「手厳しいんだね、十六夜って…」

 

 

だが、とりあえず話を聞いてもらえる状況が出来たので

彼女は黒ウサギは気を取り直して話を始めた。

 

 

「それではいいですか、御四人様。

定例文で言いますよ? 言いますよ? さあ、言います!

『ようこそ“箱庭の世界”へ!

我々は皆様にギフトを与えられた者だけが

参加できる『ギフトゲーム』への参加資格を

プレゼンさせていただこうかと召喚いたしました!』」

 

「ギフトゲーム?」

 

「そうです! 既に気づいてらっしゃるでしょうが、

御四人様は皆、普通の人間ではございません!

その特異な力は様々な修羅神仏から、悪魔から、精霊から、

星から与えられた恩恵でございます。

『ギフトゲーム』はその恩恵を用いて競い合うためのゲーム。

そしてこの箱庭の世界は強大な力をもつギフト保持者が

オモシロオカシク生活できる為に造られたステージなのでございますよ!」

 

 

 

普通じゃない…かぁ……

それは分かっていたことだが改めて言われると

こうも凹んでしまうもんなのか…

 

何してるんだ僕は、そんな感情はあとでいい

それよりいまは黒ウサギの話を聞かないとな…

 

 

 

……………………

 

 

 

それからこの箱庭について黒ウサギから説明を聞いたが

ギフトにギフトゲームかぁ……

この力がそのギフトゲームでどう「影響」するのか…

すると十六夜から、

 

 

「待てよ、俺がまだ質問してないだろ」

 

 

静聴していた十六夜が威圧的な声を上げて立つ。

 

ずっと刻まれていた軽薄な笑顔が無くなっていること、

視線が鋭さを増したことに気がついた黒ウサギは、

構えるように聞き返した。

 

 

「・・・どんな質問でしょうか?

ルールですか? ゲームそのものですか?」

 

「そんなのはどうでもいい。腹の底からどうでもいいぜ、

黒ウサギここでお前に向かってルールを問いただしたところで

何かが変わるわけじゃねえんだ。

世界のルールを変えようとするのは革命家の仕事であって、

プレイヤーの仕事じゃねえ。俺が聞きたいのは……

……たった一つ、手紙に書いてあったことだけだ」

 

一体なんのことだろうか…

静まり返るなか十六夜が出した言葉は、

 

 

「この世界は・・・・・・面白いか?」

 

 

この言葉に僕はとても驚いた。

だってそうだろう、何も知らない世界

そして始めて知らされる世界のルール

それだけでも頭の要領がいっぱいなのに

ただ一言、それを言えるなんて……

 

 

黒ウサギは一瞬目を瞬かせると、笑顔で言った。

 

 

「―――YES。

『ギフトゲーム』は人を超えたものたちだけが参加できる神魔の遊戯。

箱庭の世界は外界より格段に面白いと、黒ウサギは保証いたします♪」

 

 

 

……面白いか……

そうだ、僕はずっとこの力に怯えていた

だけどこの世界は、箱庭は、

そんな僕は受け入れてくれたんだ。

だったら…楽しんでみるか

 

そしてこの力の、ギフトの意味を、僕は見つけ出す。

 

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