問題児達と時の人が異世界から来るそうですよ? 作:ガイドライン
「どうしたんですか大助さん??
さっきから手が止まっているようですが…」
「お口に合いませんでしたか??」
「そんなことないよリリ。
ちょっと考え事をしていただけだから…」
談話室で黒ウサギとリリと一緒に
紅茶とリリが作ったクッキーを食べながら
収穫祭の参加をかけたゲームについて話していた
耀と飛鳥はどうやらゲームを見つけたようで
十六夜はまだゲームを見つけられずに探している
正確にはゲーム自体はあるのだが
そしてどれも十六夜なら簡単にクリア出来るもの
しかし誰も十六夜にギフトゲームを
これまでの功績と戦果を考えて
十六夜に対して参加を拒否しているのだ
なのでゲーム参加中の耀と飛鳥
ゲームを探している十六夜達は屋敷にはおらず
大助だけがこうしてお茶会をしているのだが、
「こうしてお茶会してますが
大助さんは大丈夫なのですか??
戦果を上げないと収穫祭の参加日が減りますよ
「だから別に僕が残っていいんだって」…
「ですがそれでは
お三方は納得するとは思いませんが…」
「……はぁ、心配しなくても
うまくいけばなんとかなると思うよ」
「いやいや、心配しかありませんよその言い方では…」
はぁ~とため息をつく黒ウサギに
苦笑いで返すしかできない大助
しかし大助自身もそうとしかいえないのだ
黒ウサギにはギフトゲームの目星がつき
開始するまで時間があるため戻ってきたと伝えた
しかし実際のところ、
すでにギフトゲームは始まっている
だがゲームの内容もクリア方法も
未だに大助は知らないのだ
「大助様、そのギフトゲームは
一体どのようなゲームなのですか??」
「黒ウサギも気になります。
白夜叉様から直々のゲームだと、
むちゃくちゃなものではないと思いますが…」
「……まぁ、他の人に教えると敗北になるから
それに黒ウサギが考えているようなゲームじゃないよ」
白夜叉からは
「ノーネームに戻り普段通りに過ごせば自ずと分かる」
とそれだけしか言われていないため
内心大助もどんなギフトゲームなのかドキドキしてる
「ならよいのですが……」
「おい黒ウサギ、リリもここにいたのか
悪いが晩御飯の支度を手伝ってくれないか??」
すると談話室に入ってきたのは
メイド服を着たらレティシアだった
「は、はい。分かりました。
すみませんが私達はこれで」
「人手が足りないなら手伝うよ??」
「気持ちはありがたいが主様は
いまギフトゲーム中なのであろう
どのようなものか知らないが
ゆっくり出来るうちにゆっくりしたほうがいい」
確かにレティシアがいう通りだ
このギフトゲーム、どんなものか分からない
どのタイミングでどんな内容でどんなクリアか…
そういってレティシアは二人を連れて
晩御飯のため談話室から離れていった
残された大助は言葉に甘えてのんびりと
紅茶を飲もうと手を伸ばすと
頭上からヒラヒラと羊皮紙が落ちてきた
落ちる羊皮紙がテーブルに着地し
紅茶から羊皮紙へと方向を変えその手にとって
『ギフトゲーム名 Where is the footstep's destination which gonna trace for?
・プレイヤー一覧 君塚大助
・クリア条件 堕ちゆく中「異」を取り除き「先」に向かえ
・敗北条件 プレイヤーの敗北宣言、死亡
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下、“ノー ネー ム”はギフトゲームに参加します。
“サウザンドアイズ”印』』
一通り読み終わったころ羊皮紙の隣から
一粒の光が現れ大きくなるにつれて
その中から何かが姿を表した
形がはっきりしたところで光が薄れてゆき
その光の中から出てきたのは「砂時計」だった
まだ横になっている状態であり砂は落ちてはいないが
その砂は星のようにキラキラと輝いている
「す…ごく綺麗だ……」
この現れたこの砂時計は
立てたら上部に溜まった砂が
中間の僅かな隙間から下部へと落ちてゆく
これにより時間を知ることができるのだが、
「この゙Where is the footstep's destination which gonna trace for?゙って、
「足跡を辿る先には?」という意味だよな……
それにこの「異」って、なんか気になる……」
それよりこのクリア条件だ。
全く意味が分からない、一体何をしたらいいのか??
そんなこと考えていると談話室に誰かが入ってきた
「ただいま大助君」
「…ただいま」
「二人ともお帰り。」
帰ってきたのは久遠 飛鳥と春日部 耀
二人はギフトゲームを見つけて出掛けたと聞いていた
「もうギフトゲーム終わったの??」
「ううんまだ。
申し込みをしてきただけ」
「大助君はどうなの…って、
もしかしていまゲームの真っ最中なの??」
「真っ最中というかいま始まったばかりで
……とにかくお茶にしようか??」
それでいいの??と言おうとしたが
耀が普段通りにテーブルについたため
戸惑いながら飛鳥も席についた
それから耀が受けたギフトゲームのこと
そして現在行っているギフトゲームのことを
紅茶を飲みながら、お菓子をつまみながら
本当にゲームしているのかと思うぐらい
のんびりとお話タイムしていた
「…どういうゲームなのかしら??
これを見た限りじゃ戦うものじゃないわよね」
「でも取り除きってあるから
戦うってこともあるかもしれない」
「せめて何をするか具体的なものがないと…」