問題児達と時の人が異世界から来るそうですよ? 作:ガイドライン
「…十無…貴方が……」
耀から聞いていた十無は
大助をベースに姿を変えた十無だった
だけどいま目の前にいるのは本当の十無
長髪で身長は180㌢ぐらいで
黒のジャケットと黒のジーンズ
腰には無刀があり首にはドクロのネックレス
口が悪いと聞いていたので
想像していた十無の姿と結構合っていた
と、そんなことを考えている場合ではない
どうして目の前に十無がいて
どうしてこの世界を、
ギフトゲームを知っているのか…
「どうし」
「うるせぇ、黙れ。
いまお前に喋る権利があると思っているのか
いやねぇな、あるわけがねえ
誰がテメェを助けたと思っているんだアアァ!!?」
「で」
「だから喋るんじゃねぇ!!!!!!!!
聞きたいことは分かってるんだよ
いまから説明してやるから大人しく聞いてろオオオォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!」
切れやすいとは聞いていたが
ここまでとは……
しかしこの状況を知っているのは十無だけ
なので大助は喋らずジィっとすることにした
「さて何から話すか……
……よし、俺はお前だ。
詳しくいえばお前の魂の一部混じってる
いや、クロノスの魂の一部だな
あぁ、安心しろテメェはクロノスじゃねぇ
ただクロノスの魂の半分がテメェの魂と同化して
そして同化の際に僅かに切り離されたテメェの魂と
残りのクロノスの魂が混じりあい
そしてバラバラにパラレルワールドに飛び散った
こうやって俺や「いままでこの世界であった俺達」の
魂と混じりあっている
その中でも俺の魂は濃くてな
この前みたいに瀕死状態になれば変わることが出来る
まぁあと何人か俺と同じ奴はいるがな
あっ、もう分かってるだろうが
いまお前がやっているギフトゲーム
全ての世界に「俺達」はいるんだ」
「……………………………………………………。」
「リアクションねぇな。
そうか、喋っていいぞ。そして驚け」
「いやいや、驚きすぎて喋れなかっただけです。」
いきなり過ぎて頭がついていけない
いや、話事態は理解したがどうしても受け入れられない
クロノス、時の精霊
そのクロノスの魂の半分が混じりあって
そして残りが十無達「別世界の俺」の魂と……
「僕と十無は…その、似てないね……」
「当たり前だ!!!
別世界といっても魂が同じだけで
容姿や生き方や考え方、行動も話し方も違う
パラレルワールドっても完全に瓜二つじゃねぇ
容姿が似ようが生きた時間と選択が
そいつの人生になるんだ、一緒なわけあるか」
そうだ、いくら同じ世界があっても
たった一瞬の選択で全てが変わることもある
いくら同じ姿・性格でも全てが同じじゃない
「あ、あの…質問してもいい??」
「いいが、なんでさっきからよそよそしいんだ??
テメェは俺だろうが!!しっかりしやがれ!!!!!」
「いやさっきは違うって……」
「この際だからはっきりしておくが
テメェはと俺達じゃ全く違うことがある
それはテメェが「正界」で俺達が「分界」ということ
お前が死ねば俺達全員死ぬんだよ。
だからな、テメェがしっかりしてねえと
こっちまでとばっちりを受けるんだよ、分かったか!!!」
魂が一緒なら生きるも死ぬも一緒
そしてその生き死にが決めるのが……
「だからテメェにはさっさと強くなってもらわないと
こっちが迷惑なんだよ分かったか!!!」
「そんな二度も言わなくても……」
「分かってるなら早くこのギフトゲームをクリアしろ!!」
「早くって…いやまだまだ終わらないよ!!
砂時計の砂の数だけ「異」を取り除かないと
次の世界に移動出来ないんですよ」
「………おい、テメェマジで言ってるのか……」
「マジって…」
すると十無が腰にある無刀を手に取り
その刀を抜きそれを大助に向けた
瞬間に大助の周りが吹き飛ぶような衝撃が走った
一時停止によって助かったが
もしなかったら…………
「なにするんですか!!!??
その無刀って切った結果しか残らない刀ですよね
そんなものが当たったら死んでしまいますよ!!!!!」
「あぁ!!死ねエエェェ!!!!!!
まさか本当に「異」が分からねぇなら
テメェは死ねエエェェ!!!!!!!!」
そういって十無はもう一度無刀を振るい
大助を本気で殺そうと……
「お前は本気で元の世界に帰りたいと思っているのか!!
ここなら死ななければずっと生きることができ
経験を積めるからかぁ!!!!ふざけるな!!!!!!!!」
「経験を積んで何が悪いんですか!!?
そうすれば皆の役に……」
「だったらそいつらの名前を言ってみやがれええええぇぇぇ!!!!!!」
「何を言ってるんですか!!!!!!
そんなの春日部さんに、久遠さんに」
…………ぁ、………ぇ、………ぁぁ………
……な、なんで……出て……………
「この世界はな、このギフトゲームはな、
お前自身と向き合うためのもの
大切なものみつけるためものなんだ!!!!!!
よく考えやがれ!!!お前の「異」はなんだ!!!
この世界の「異」はなんだ!!!!!
自分自身か!!
仲間か!!!!
もう見つけてるはずだあぁ!!!
さっさとクリアしやがれ大助ええええぇぇぇ!!!!!!!!」
その言葉を聞き終わった時にはすでに
ホテルの廊下に立っていた
まだ、聞きたいことはあった。
だけど、それより、
「何しているの、いくわよ」
「大助、早く。」
………僕は、どうしたら……いい??