アズレン幼艦凌辱SS(健全)   作:初瀬ケイム

6 / 6
無知な白露を騙して、個室で四つん這いにさせたりストリップさせたりする話です。

(今回は指揮官側からの○○です。)


無知な白露を奴隷化する話

「指揮官~?これでいいの~?」

 

 本日の任務が全て終了し、各員が寮舎へと戻った夕暮れ時――。

 

 白露は何故か彼と一対一で、研修室で居残りをさせられていた。

 

「……あぁ。」

 

 彼の眼前では、床に手を付き、四つん這いの姿勢になった白露が居る。

 顔をこちらに向けている為、彼の目線からは見えないが――後ろに回れば、その短いスカートの中が露わになっていることだろう。

 

「じゃあ次。両手でピースサインを作って上目遣いに俺を見てくれ。」

 

「んしょっ……。こう?」

 

 律儀に四つん這いの姿勢は守ったまま、手の替わりに両肘を床に付き、ダブルピースを作って彼を見上げる白露。

 

「じゃあ次は立ち上がって………服を脱いでくれ。」

 

「は~い。よっ……とと。んしょ……。」

 

 彼の指示に従い立ち上がった白露は、上着の裾に手を掛けそのまま捲り上げ……

 

「はいストップ!ストップ!ストップだ白露!脱がなくていい!」

 

 彼の唐突な静止に、ほえ?と首を傾げて、捲りかけた上着から手を放した。

 視線の先の彼は――項垂れて眉間に指を宛て、悩ましげに首を横に振っていた。

 

「……あのな、白露。何か変だと思わなかったか?」

 

 彼に問われ、何かを間違ったことに気付いた白露は、

 

「う~~~ん………。」

 

 たっぷり十数秒程熟考した後、

 

「……あ。もしかしてスカートが先だったの?」

 

 との返答をして――彼を更にうんざり顔にさせるのだった。

 

「あ・の・なぁ! 俺言ったよな!? 駆逐艦としての適性検査をするって!!」

 

「え? うん。覚えてるよ~?」

 

「だったら! なんで四つん這いとかダブルピースとか服脱ぐとかって指示が出てくんだよ! おかしいだろ!? 疑えよ!?」

 

 そう。

 今日、彼が白露を呼び出したのは――白露のこの"天然っぷり"を矯正する為だ。

 

 白露は少々度の過ぎた"天然"なのだ。

 道に迷うのは日常茶飯事、出撃時には魚雷を誤発射したり、ブレーキが効かず敵陣に突っ込んだり――。

 挙句に――本日の"駆逐艦適性検査"を騙った出鱈目な指示に対しても、一切の疑い無く従ってしまう始末だ。

 

「え~…? でも指揮官が言ったんだよ~?」

 

 不満気な顔の白露に、彼はまた頭を抱える。

 

「いや、だからな…? 俺が白露を騙してたらどうすんだ? その……"そーゆー事"されちゃうぞ?」

 

「……? "そーゆー事"って??」

 

 問い返された彼は、答えられず顔を赤らめる。

 

「と、とにかく! 白露はもうちょっと人を疑わないとだな! いつかヒドイ目に合うってことだ!」

 

 誤魔化すように白露に告げる彼。

 しかし当の白露は、彼の言葉がまだピンと来ていないような表情である。

 

「ん~、よくわかんないけど……でもたぶん、大丈夫だよ~?」

 

「……その自信はどこから来るんだよ。」

 

 余裕顔の白露に彼が問うと、白露はいつもの柔和な笑顔で微笑む。

 

「えっとね。私時々迷子になるでしょ?」

 

 時々じゃなくていつもだろ、との言葉を彼は言いかけて飲み込む。

 

「でもね、ひとつだけ自慢があってね。"この人について行けば大丈夫"ってヒトがわかるの。」

 

 そう言って、白露は胸を張る。

 

「指揮官はね。今まで会った中でいちばん、"大丈夫"って思うヒトだから……だから大丈夫だよ~。」

 

 ニコッと笑って告げる白露に、彼は一瞬――胸が高鳴るのを感じた。

 

 ――そうなのだ。

 正直に言ってしまえば――彼は白露に惹かれていた。

 

 最初は手のかかる白露に辟易したりもした。

 だがどんなに失敗してもめげない彼女に、彼は次第に惹かれていった。

 

 天然で、危なっかしくて、それでも呆れる程に前向きな彼女に――。

 

 故に、白露の先程の言葉――

 

『指揮官について行けば大丈夫。』

 

 それは、彼にとってこの上無く嬉しいものであった。

 

 だが――

 

「……俺が道を間違えたらどうすんだよ。」

 

 彼は白露に問う。

 自分だって、完璧な人間じゃない。

 

 白露が自分の背を頼りにしてくれて、もし自分が間違ったら――?

 自分だけでなく、自分が大切に思う白露までも不幸にしてしまうのではないか――? 

 

 そんな心中の不安を、彼は言葉にせずにはいられなかった。

 

 大切に思うからこそ――

 本当に自分が、彼女を守っていけるのかとの葛藤を、彼はずっと抱えていた。

 

 答えの出ない"葛藤"を――。

 

「その時は……」

 

 だが、白露は――

 

「その時は……私も一緒に間違えるよ~。迷子になっても、指揮官と一緒なら平気だもん♪」

 

 ――実にあっけらかんと、

 至極当然と言わんばかりに、彼の"葛藤"に――"答え"を出した。

 

 おそらく白露自身は、そこまで考えての言葉では無いのだろう。

 

 だが、それこそが彼が――ずっと抱えていた葛藤の、答えなのだろう。

 

『一緒なら平気。』

 

 たったそれだけ。

 だが、きっと彼だけでは永遠に出せなかった"答え"――。

 

 そんな白露の言葉に、彼はもはや――

 

「……ぷっ、ハハハっ!」

 

 笑う他無かった。

 

「え~? なんで笑うの~?」

 

 頬を膨らませて抗議する白露。

 その頭を、彼は少々乱暴に、わしわしと撫でる。

 

「わかったよ。そんじゃ……白露がしっかりするまでは、前を歩いてやるよ。」

 

 そう言って背を向け、個室を出て行こうとする彼。

 

 白露には、その言葉の深い意味までは理解出来なかったが――

 

「……うんっ♪」

 

 なんだか嬉しい気持ちになって、彼の背中を追いかけ、個室を後にしたのだった。

 

 

「えへへ~♪ じゃあ私がしっかりしなかったら、ずっと一緒だね~♪」

 

「いや、しっかりはしてくれよ。」

 

「えぇ~?」




お読み頂きありがとうございます。
お久しぶりです。
年末にすっごいお気に入り登録増えててびっくりしました。

このまま更新無しじゃ流石に申し訳無いので、とりあえず一作上げます。
(復活ってわけじゃないですが、一応完結済みも取っときます。)

マイナーなコが多くなるかもですが、よろしければまた暇つぶしにでも読んで頂ければと思います。
それでは~。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。