逃走中 ~ゲームマスター始動~   作:ハルカン

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ミッション4 逃げ場無し

 

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ハンターが放出される残り40分まであと5分を切った

 

唯一、エリア脱出をしているブラックピット

 

ブラックピット

「おお……見てみろ、見てみろカメラマン。 すげえぜ、エリアの様子が一目瞭然だ。 ハンターもバッチリ様子分かるぞ」

 

ミッションには動かず、高みの見物を決め込む

 

ブラックピット

「他の奴等も……ん? あそこボケッと立ってるの誰だ?」

 

ブラックピットが空から見たのは……

 

 

レムレス

「んー……」

 

レムレスだ……

 

 

ブラックピット

「あいつ多分ミッションまだ知らねえんだろうな。 そう思って見るとすげぇ間抜けな顔してるように見えるな」

 

上空から、言いたい放題……

 

 

レムレス

「怖いな…………ちょっと待って。 今幾らだ? 120万円だ。 すごい額になってきてるよ…………」

 

未だ、ミッションのことを知らないレムレス

 

 

ブラックピット

「よくあんなとこに堂堂と立ってられるな。 あんなもん自殺行為だぜ、逃走中じゃ。 ん?」

 

 

そこへ、レムレスに迫る……ハンター

 

 

レムレス

「うわ……見つけた。 見つけました。 あっち逃げます」

 

ピーーーーーーーーー

 

 

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レムレス

「結構こっち側にいる……まずい、まずい、まずい」

 

ピーーーーーーーーー

 

レムレス

「はぁ、はぁ、はぁ……」

 

 

ブラックピット

「そら見たことか……見つかってやがる」

 

 

ピーーーーー………………

 

 

レムレス

「危ない……危なかった。 いましたね……」

 

間一髪、振り切ることが出来たが……残り40分にハンターが放出されれば、逃げ切るのは不可能

 

 

こちらもミッションを知らないデューオ

 

デューオ

「あれ誰だ……誰だ?」

 

身を隠すデューオの視線の先には……

 

 

アミティ

「皆どこに行ったんだろう…………?」

 

トゥーンリンク

「見つからないね……まずいよ、残り5分切ってる」

 

ミッションの伝達に回るアミティとトゥーンリンク

 

アミティ

「ちょっと……ロックマンに電話してみよう。 他の人見つけたかって」

 

トゥーンリンク

「おいらもファルコにかけてみよう。 誰かと会ったかもしれない」

 

2人とも、別の逃走者に電話をし始める

 

 

デューオ

「あの2人一緒に行動してるのか……」

 

 

トゥーンリンク

「あとは……誰だっけ? レムレスだったっけ、それともう一人いたよね? 誰?」

 

アミティ

「えーっと……あれ、誰だったっけ? 忘れちゃった!」

 

 

デューオだ……

 

デューオ

「あれ、まずい……ハンター来てる」

 

 

2人の背後に……背後にハンター

 

ピーーーーーーーー

 

 

デューオ

「電話……しかし、今私は使えないんだった……おーい! ……おーい!」

 

ハンターの接近を呼びかけるデューオ

 

 

アミティ

「えーっと…電話早く出て……もしもし? ロックマン? 見つけた?」

 

トゥーンリンク

「もしもしファルコ? ……うん、おいらアミティに聞いたよ。 もう装置解除してあるよ」

 

しかし……電話中で気付かない

 

 

ピーーーーーーー

 

 

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トゥーンリンク

「レムレスと……あ、デューオさん? そうだそうだ…………うわぁ、来た!」

 

アミティ

「キャアッ!」

 

ピーーーーーー

 

ハンターが視界に捉えたのは……

 

アミティ

「キャーッ! 来たー!」

 

アミティだ…………

 

アミティ

「来ないで! 来ないで!」

 

 

ピーーーーーーーーー

 

 

デューオ

「………………!」

 

草むらに身を潜めるデューオの横を、アミティとハンターが通り過ぎる

 

 

アミティ

「うわぁ~……嫌だよ!」

 

ピーーーーーーーーー

 

アミティ

「あぁ~!!」ポン!

 

 

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アミティ

「…………うわぁ~ん!!」

 

 

その隙に場所を移動するデューオ

 

デューオ

「捕まったな、あれは…………」

 

接触ならず……

 

 

トゥーンリンク

「うわあ……怖い、怖い……アミティ捕まっちゃったかな……」

 

 

ファルコ

「アミティ確保。 残り6人。 チッ、みんなが助けに周ってるものの人数が減りだしたな……」

 

 

トゥーンリンクの逃げた先に……

 

トゥーンリンク

「あれ……レムレス?」

 

レムレス

「おや……? どうしたのそんなに慌てて」

 

トゥーンリンク

「レムレス! レムレスって携帯生きてる?」

 

レムレス

「いや、繋がって無いんだよね……何で知ってるの?」

 

トゥーンリンク

「えーっと確か、アミティに聞いたところによると……この腕のヤツをもっかい接触させればいいんだよね?」

 

ガチッ

 

 

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トゥーンリンク

「あ、ランプ消えた、これで携帯付くんじゃない?」

 

レムレス

「……? ホントだ、あれ?」

 

トゥーンリンク

「で、何か……空中に避難しないといけないんだってさ……」

 

レムレス

「空中に? ……え、どゆこと?」

 

レムレスもいまいちピンと来ないまま、ミッションの存在を知る

 

レムレス

「え、空中に逃げるのかい!? ハンター20体!?」

 

 

デューオ

「さっき(アミティが)捕まったのを見たというのに、やはりメールが来ないな……携帯電話をどうにかした方がいいんじゃないですかね?」

 

唯一、ミッションの伝達を受けていないデューオ

 

デューオ

「ただ事じゃないことが起きているような気もするんだが……これはこれで大丈夫なのか?」

 

決して大丈夫ではない……

 

 

ハンター放出まで残り1分

 

 

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ロックマン

「おーい! レムレス! リンク!」

 

トゥーンリンク

「ああ……いたいた…………ロックマン? ファルコもいる!」

 

ファルコ

「埒があかねえ……時間もねえしとりあえず俺達は空中行くぞ」

 

レムレス

「どうやって行くの……?」

 

ミッションを知っている4人が合流

 

ファルコ

「あったあったあれだ……あれがテリーショップだ。 ロックマン頼むぜ」

 

ロックマン

「このパチンコで鐘を鳴らして……」

 

カランカランカラン

 

テリーショップから縄が下りて来る……

 

 

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ロックマン

「全員捕まって!」

 

ファルコ

「オッケーだ!」

 

トゥーンリンク

「4人も乗ったら切れない?」

 

レムレス

「ちょっとまだ良く分からないんだけど………………状況が」

 

 

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ブラックピット

「おお……皆、来た」

 

トゥーンリンク

「あれ、先客がいる……」

 

唯一、上空で安全に過ごしていたブラックピット

 

ブラックピット

「ご苦労さん。 わざわざハンターのいるところにみすみす向かうまでしてな」

 

ファルコ

「……お前、ムカつくなあ何か、その言い方」

 

レムレス

「まあまあ、いいじゃない……。 戦略は人それぞれだよ」

 

ブラックピット

「ということは生き延びたのが、俺を含めこの5人か……」

 

 

エリアに残っているのは……デューオのみ

 

5,4,3,2,1…………

 

 

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デューオ

「…………残り40分切った」

 

20体のハンターの標的は……デューオのみ

 

デューオ

「来た来た……来たぞ! ……何だ? 何なんだ!?」

 

突然の大量のハンターに思わず目を疑うデューオ

 

 

ブラックピット

「おい、見てみろよ……黒い点がいっぱいあるぞ、あれ全部ハンターだろ?」

 

ファルコ

「うわ……すげえ量だな、ありゃ」

 

トゥーンリンク

「うわ、本当取り残されなくて良かった……危ない、危ない」

 

レムレス

「あれかわしようないね……」

 

 

デューオ

「ちょっと待って……突然ハンターが増えてないか?」

 

ピーーーーーーーー

 

 

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もはやデューオに逃げ場は無い

 

デューオ

「うわ、いた! 何だ? 何だ?」

 

ピーーーーーーーー

 

 

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デューオ

「うわあ……うわ、こっちにもいた!」ポン!

 

 

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大量ハンターの前に……成す術なし

 

デューオ

「大量にいる……大量に。 一体何だと言うんだこの状態は!?」

 

運に見放され、救出されなかった……

 

 

ロックマン

「デューオ確保。 残り5人」

 

ブラックピット

「あとはもうここにいる俺達だけってことだな……」

 

レムレス

「残り40分切った段階で5人……というかエリアあんな状態なのにどうやってゲーム続けるんだろう?」

 

トゥーンリンク

「あのハンター達をどうにか消さないと僕らも絶対逃走成功無理だよね……」

 

ファルコ

「またあれを消せみたいなミッションが来る気がしてならねえぜ……」

 

ロックマン

「ゲームマスターのカンティーヌさん、どうすんの~?」

 

20体のハンターに慄く、生き残りの逃走者達

 

 

一方、司令室でも女がカンティーヌに疑問を投げかける

 

「どうするの、それで? こんなにエリアにハンターを放って……これではゲームの続行が出来ないわ」

 

「………………なあ。 お前はハンターがどうやって逃走者を追うか分かるか?」

 

「はい? …………いや、ただ視界に入ったら追うんじゃなくて?」

 

「それではエリアの一般客も追ってしまうだろう? …………実はハンターの顔に装着させてあるサングラスに逃走者の顔がメモリーされている。 それで逃走者かそうでないか瞬時に識別するというわけだ。 だから…………こういうのはどうだ?」

 

カンティーヌはモニターをタッチ。 すると……放出された20体のハンターのサングラスのフレームに色がついた…………

 

「あっ………………サングラスに色が!」

 

「今、色をただつけたわけではなくサングラス自体を何もメモリーしてないものに変えた。 サングラスに識別された逃走者を瞬時に判断して追うということは、裏を返せばサングラスに何もメモリーされていなければどの逃走者も追わないということだ。 今この20体のハンターは、いわばダミーハンターとなったわけだ」

 

「でも……これを使って一体何を?」

 

カンティーヌは不敵な笑みを浮かべると、モニターの『CHANCE GAME』の文字をタッチした……

 

 

フォルテ

「何だあれ? 何だあれ?」

 

マリオ

「何か復活って書いてない?」

 

ロール

「嘘!? 復活!?」

 

牢獄に巨大なルーレットが現れた

 

 

ピリリ、ピリリ、ピリリ

 

ロックマン

「うわ、来た! 何? 何?」

 

トゥーンリンク

「えっと…………『通達』。 あっ…これ、味方増えるかもしれないよ!」

 

レムレス

「え、どういうこと?」

 

 

フォックス

「『これよりゲームを一時中断し、牢獄の者たちで復活ゲームを行う』」

 

牢獄一同

「うおーっ! やったー!」

 

突如始まった、牢獄の者たちによる復活ゲーム。 果たして、復活するのは……誰だ!?

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