逃走中 ~ゲームマスター始動~   作:ハルカン

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ミッション5 空の敵

 

【挿絵表示】

 

 

ラフィーナ

「急にやかましくなりまして? 何だか落ち着かないですわね……」

 

フォルテ

「ん? ……何だか急に空がやかましくなったが……鳥が飛んでる様子の影がいっぱい出てきたぞ?」

 

 

エリア上空に、突然大量のロフトバードが現れた

 

 

レムレス

「残り30分を切りました……ここで丁度良く」

 

ピリリ、ピリリ、ピリリ

 

レムレス

「やっぱりメール来ました……『ミッション5』」

 

 

トゥーンリンク

「『これよりエリア上空に大量のロフトバードを投入。 その内、青いロフトバードにはハンターが乗っており、上空から君達の位置情報を地上のハンターに伝え通報する』 うわ、空からの通報来た!?」

 

 

ブラックピット

「『撃退するには、女神像前に設置された時計の装置を作動させエリア内の時間の進みを早めれば、夜行性ではないロフトバード達は帰還する』 ん? どういうことだ?」

 

 

ラフィーナ

「世には随分と奇抜な機械が……『ただし、装置を作動させるには逃走者2人が同時に装置の前のマットに同時に靴底を認証させなければならない』 協力をしなさいってことですの?」

 

 

ファルコ

「『なお、これよりショップモールと騎士学校の立ち入りを禁止とする』 マジか………建物でやり過ごすのは禁止か。 厳しいこと考えるな、オイ……」

 

 

MISSION5 ロフトバードを追い払え!

 

現在エリア上空に大量のロフトバードが出現。 その内の青いロフトバードにはハンターが乗っており、上空から逃走者を発見次第、位置情報を地上のハンターに伝える

 

彼らを追い返すには、女神像エリアに設置された時計の装置の前のマットに、2人同時に靴底を認証し装置を作動させ、エリアの時間を進めなければならない

 

 

レムレス

「空からの通報……え? もう上に居るその……ロフトバードって言う鳥から通報? うわ、怖い! 今、もう見られてるんじゃないの……?」

 

 

トゥーンリンク

「……あれが全部ロフトバードなんだ? 黄色いのとか緑のとかいるけど、あれがハンターが乗ってるらしい青い鳥? ……青い鳥っていうことはファルコの親戚か何かかな?」

 

 

ファルコ

「ケッ……迷惑な鳥だぜ」

 

 

ラフィーナ

「どうにも空がうっとうしいと思ったら、ミッションの為でしたのね……」

 

スタッフ

「ミッション行きますか?」

 

ラフィーナ

「行きますわ………通報に負けるとは思わないけども明らかに私達が不利ですもの。 これは人数ももう多くないから一人でも多く行かないとしょうがないですわ……」

 

 

ブラックピット

「上空だろ? だからよ……別にここ(ベンチの下)にいれば絶対通報されないっての。 だからやんなくていいんだよ、こんなもの」

 

 

マグナ

「上空通報と同時に建物の中には入れずか……仕方ない。 向かうぞ、ミッションに」

 

 

レムレス

「行きます……行きます! だって……不利になるからですよ。 皆大変でしょ? ずっと空から見られたままゲームを続けなきゃいけないのは」

 

 

フォルテ

「2人同時ってのがな………全く俺の性に合わない。 協力なんかしてられるか」

 

 

上空のハンターに通報されてしまえば、逃げ切るのはほぼ不可能だ!

 

 

トゥーンリンク

「あれを追い返さなかったら……? やっぱり、ゲーム終了までずっとなの? そしたら誰も逃走成功出来なくなるよ、多分……」

 

ロフトバードを追い返さなければ、ゲーム終了まで通報は続く

 

トゥーンリンク

「行きます……行きます!」

 

ミッションへ向かうトゥーンリンク。 その近くに……

 

ピーーーーーーーーーー

 

ハンター………

 

トゥーンリンク

「女神像前でしょ………? 2人での認証が必要ってんだから……うわっ!」

 

ハンターを見つけ、茂みに身を潜める……

 

ピーーーーーーーーーー

 

トゥーンリンク

「………………」

 

トゥーンリンクのすぐ傍を、ハンターが通り過ぎる

 

ピーーーーーーーー

 

ギリギリ、ハンターに気付かれずに済んだようだ……

 

トゥーンリンク

「………あっぶなぁ~。 死んだかと思った……」

 

 

復活したマグナは、ミッションにどう動くか……

 

マグナ

「あと27分あの鳥に乗ったハンターからの通報を耐えろって? 酷な話じゃねえか……行くしかねえ。 一度捨てた命だ」

 

 

レムレス

「迂闊に動けないな……鳥の影が気になる。 そのうちの一羽だけが通報してるんですよね?」

 

地面を見て、空の様子を見るレムレス。 歩みが遅い……

 

レムレス

「でも、行くしかないか。 マットの上に乗ってこの……靴底? の認証がいるんですか」

 

 

フォルテ

「だから俺らみたいなロボットにも、ちゃんとサイズのあったスニーカーがわざわざ支給されたのか……ロボットにスニーカー履かせんなよ、ったく……」

 

 

ブラックピット

「デススカルって知ってるか? 俺達の世界にいるとんでもねえ戦闘能力のモンスターでよ、あまりに危険だから普段は殻の中に封印されてるんだ。 倒すとハートがいっぱい出るが、コイツで稼ぐのは自殺行為だな。 近付いたり攻撃とか仕掛けるなりすると封印が解けて、その瞬間周囲の奴等に無差別で襲い掛かる。 そしてその結果コイツらでのヤラレチャッタが絶えねえのさ……。 無論、近付かなきゃ安全な話なんだが、被害は増える一方だ。 何故かというとチャレンジャーという名の命知らずが、どういう気の迷いなのかは知らねぇけども無謀にもコイツに挑戦しちまうんだよ。 まあやるのはソイツらの勝手と言やあ勝手なんだが。 そしてあっけなく返り討ちにされるのがオチって訳だ。 提示された明らかに危険だって分かるものに突っ込んでいくのはバカらしいとしか言いようが無いだろ? …………ということでミッションは勝手にやればいい」

 

 

ファルコ

「今、賞金は……うわ、メチャクチャ増えてんじゃねえか……150万円! すげぇことになってんなオイ」

 

 

マグナ

「150万円か……たかだか90分近く過ぎただけだろ? 何だ、このゲームは……」

 

自首用電話から申告すれば、その時点までの賞金を獲得できる

 

マグナ

「だが、んなものに揺らぐわけがねえだろ。 途中復活の時点でかなりの妥協だってのに自首なんかするかよ。 それよりも装置向かわないとな……女神像前か」

 

ミッションへ向かうマグナ

 

ピリリリリリリ

 

そこへ……電話かかってくる

 

マグナ

「電話が来た……ファルコからだな」ピッ

 

 ファルコ

 「もしもし、おっす、お疲れさん……」

 

マグナ

「何の電話だ? ……今から装置の所へ向かおうとしてたところなんだが。 そっちはどうだ?」

 

 ファルコ

 「お前もいくつもりか? とりあえず俺も行くぜ……ただ二人同時にやる必要があるんだろ?」

 

マグナ

「とりあえず、お前も向かうんなら頭数は大丈夫だな……他の奴等もいるかもしれねえしよ」

 

 

ピーーーーーーーー

 

 

【挿絵表示】

 

 

ファルコと電話中のマグナを、上空のハンターが捉えた

 

 

マグナ

「それじゃあ……その装置の前で落ち合うぞ、ファルコ」

 

 

ピーーーーーーーーーー

 

直ちにマグナの位置情報が、地上にいる4体のハンターに伝えられ、一斉に確保に向かいだす

 

 

牢獄

 

ルイージ

「うわ、何かハンターが集結してない? 同じ方向に向かってるような……」

 

ロックマン

「何かターゲット一つに絞ってるのかな……? 2、3体に追われたらひとたまりもないよ」

 

リデル

「ということは……。 誰かを目指してるんでしょうか……?」

 

マリオ

「だから空から見られて……それに従って動かされてるんじゃない? ハンター達が」

 

ピット

「それが正しいのなら……じゃあ誰かロフトバード上のハンターから見られたってことだよね?」

 

 

通報されたことに、全く気付いていないマグナ

 

マグナ

「………よし、準備はいいか?」

 

マグナも、ハンターも臨戦態勢に入った

 

ピーーーーーーーーーー

 

 

【挿絵表示】

 

 

マグナ

「うおっ!?」

 

ピーーーーーーーーーー

 

牢獄から復活を果たしたマグナ、逃げ切れるか!?

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