逃走中 ~ゲームマスター始動~   作:ハルカン

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オープニング

エリアのとある一箇所に集められた、18人の逃走者達

 

ロイ

「何か置いてあるぞ? この台に」

 

トゥーンリンク

「砂時計と手紙かな?」

 

レムレス

「『逃走者達へ』って書いてあるね…」

 

ファルコ

「おい、マリオ。 代表して読んでみてくれ」

 

マリオ

「オッケー…読みます。 『ようこそ、今回のゲームに集まってくれた逃走者諸君。 私は逃走中を司るゲームマスター・カンティーヌだ』」

 

フォルテ

「カンティーヌ?」

 

マリオ

「『これより代表者がこの台の上にある二分間で砂が落ちきる砂時計を逆さにしてもらう。 この砂時計の砂が落ちきった瞬間ゲームがスタート、それと同時にエリア内に1体のハンターを投入する』」

 

アミティ

「落ちきるまでの2分間で出来るだけばらけた方がいいんだ…」

 

マリオ

「『さあ、ゲームを始めよう』……それじゃあ、早速行くよ!」

 

フォックス

「行くか! ゲームのスタートだな!」

 

リデル

「ちょっと待ってください……心の準備が」

 

マリオ

「行くぞ! みんな! スタート!」

 

マリオによって、砂時計がひっくり返された……

 

マリオ

「皆頑張るぞー!」

 

一同

「おー!!」

 

そして……エリア内に一斉に散らばる、18人の逃走者達…

 

 

 

【挿絵表示】

 

ロイ

「考えられないくらい寒い! 舞台が空中都市とは……」

 

 

 

【挿絵表示】

 

アミティ

「怖いのは前回と変わりないですよ。 人生で今一番恐怖なのがこのゲームです」

 

 

 

【挿絵表示】

 

ピット

「精神的にズタズタにされるんだよね……ハンターの恐怖ハンパない」

 

 

 

【挿絵表示】

 

ラフィーナ

「ハンターになんか負けるもんですか……よーく見ておきなさい」

 

 

 

【挿絵表示】

 

フォックス

「いい夜明けだ……逃走日和だな………」

 

 

ゲームを直前に控えた逃走中

 

SA社では、その準備が最終段階を迎えていた

 

 

逃走中を開発した、ゲームマスター

 

彼が作り上げた、ハンターが起動する

 

「……最終確認だ」パチン

 

彼が音を鳴らすと、そばに付いていた2体のロボットが、横たわるハンターにサングラスを付ける

 

起動…完了

 

 

ゲームの様子を映し出す、巨大スタジアム

 

「……あの日以来だな。 この場所を見るのは」

 

この場では大勢の集客が詰め掛け、スタートの瞬間を待つ

 

 

「いよいよだな…………遂にこの日が来た」

 

そして……

 

「これより、逃走中を開催する。 ……さあ、ゲームを始めよう」

 

いよいよ、新・逃走中が幕を開ける

 

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3

 

2

 

1

 

START

 

 

【挿絵表示】

 

 

バタン!

 

砂時計の砂が落ち切り、ゲームが……始まった

 

そしてエリア内に、1体のハンターが投入された…

 

 

ラフィーナ

「始まったわね……? とりあえず待機しておくわ」

 

 

エレカ

「ガチャンって聞こえたわよ……ということは、近いんじゃないの? 最初のハンターとの位置!」

 

 

ロール

「どこ……どこに最初いるの? 1体だけよね…?」

 

 

ピーーーーーーーー

 

ハンターは、視界に捉えた逃走者を見失うまで追跡する

 

 

フォルテ

「これ、すごい緊張感だな……」

 

 

レムレス

「…………殺気!」

 

 

ルイージ

「キツイなぁ~……始まった瞬間からキツイよ」

 

 

ロックマン

「あの~、すいません」

 

町人

「何だい?」

 

ロックマン

「何か……黒いスーツの人見ませんでした?」

 

町人

「いや~見てないねえ。 そいつが何かしたのかい?」

 

ロックマン

「いや……これからしに来るって言ったほうがいいのかな…」

 

 

段差のあるエリアで合流した、ラフィーナとアミティ

 

ラフィーナ

「ハンターがいたらどうするのかしら? アミティさんは」

 

アミティ

「逃げるしかない……そういうゲームだよ、これ」

 

ピーーーーーーーー

 

 

【挿絵表示】

 

 

アミティ

「来た来た来た!」

 

ラフィーナ

「いきなり!?」

 

ピーーーーーーーー

 

アミティ

「駄目、駄目、駄目……」

 

ラフィーナ

「こっち側に逃げた方がいいですわ……」

 

ピーーーーーー……

 

2人とも地形を利用し、ハンターの視界から消えた……

 

アミティ

「危なかった……!」

 

 

ラフィーナ

「こんなとこで捕まるなんて私のプライドが許さないんだから……!」

 

 

デューオ

「ハンターだな……今、女2人を見つけて走っていったぞ」

 

その様子を高台から見ていたデューオ

 

デューオ

「ハンター今……ショップモール内に入って行った」

 

 

そのショップモール内では……

 

フォックス

「あっちだな……マリオどうだ?」

 

マリオ

「来てない……オッケー。 フォックス落ち着いてるね……」

 

フォックス

「いやいや……まだ始まって何分も経ってないぞ。 お前このゲームに何回出てんだよ……」

 

マリオ

「全然慣れないんだよね、僕……」

 

占い師

「そこの兄さん達、ちょっと寄っていかないかい?」

 

マリオ

「占いかな……? あまり信じない方だけど」

 

フォックス

「はあ……じゃあ、ハンターってどこにいるか分かるか?」

 

マリオとフォックスが占いを聞く……

 

ピーーーーーーー

 

占い師

「ハァー……!!」

 

フォックス

「早くしてくれねえかな…今ハンター来たらどうすんだよ」

 

マリオ

「ちょっと……気合ためがうるさいな」

 

占い師

「出たぞ…………今お主に」

 

ピーーーーーーー

 

 

【挿絵表示】

 

 

占い師

「黒い影が近付いて」

 

フォックス

「うわ!来た!」

 

マリオ

「まずい、まずい!」

 

ピーーーーーー

 

一目散にショップモールの外に出るフォックスとマリオ

 

ピーーーー……

 

フォックス

「早速来た……来た!」

 

ハンターの視界から…消えたようだ

 

 

マリオ

「怖ぇ~……いきなり来たね…」

 

 

フォックス

「……逃走中だなあ。 いきなりの緊迫……はぁ、はぁ」

 

が、尚も逃げるフォックス……別の入り口から再びショップモールへ

 

フォックス

「これでハンターはショップモールから出たろ……うわ!」

 

 

【挿絵表示】

 

 

至近距離で再会……

 

フォックス

「うわわ……これはヤバイ!!」

 

ピーーーーーーー

 

フォックス

「ちょっと待てよ……嘘だろ……嘘だ!」ポン!

 

 

【挿絵表示】

 

 

フォックス

「嘘だよ……嘘だ! ……占い聞くんじゃなかったよ」

 

望まざる、再会だった

 

 

ピリリ、ピリリ、ピリリ

 

マグナ

「あ、メール来た……いきなりかよ」

 

情報はメールで通知

 

 

トゥーンリンク

「え? ちょっと待ってファルコ! 確保情報……」

 

ファルコ

「は? フォックス確保! 残り17人! マジかよ!? アイツ!」

 

トゥーンリンク

「ええー、カッコ悪!」

 

 

 

【挿絵表示】

 

ロックマン

「ととと逃走本命候補のふぉふぉふぉフォックスが!? かかか確保!? 意外すぎる!! ええ!?」

 

 

 

【挿絵表示】

 

マリオ

「何、あのフラグの立て方……新しすぎる。 怖いなぁ~」

 

 

フォックス

「こっち始まったばっかりだぞ……あ~最悪だ……」

 

 

ハンターから逃げた時間に応じて賞金を獲得できる。それが……

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

【挿絵表示】

 

マグナ

「この住宅街若干入り組んでるな……あ、駄目だ。 こっち行き止まりだ」

 

 

舞台は空中に浮かぶ都市、スカイロフト

 

女神像、ショップモール、住宅街と様々なエリアに分かれている中、中央の広場には大量の木箱が設置されている

 

広さは、東京ドーム1.5個分

 

このエリアを、17人の逃走者が逃げ回る!

 

 

 

【挿絵表示】

 

ブラックピット

「そりゃ勿論逃げ切りだけだろ……」

 

 

ラフィーナ

「当然125分逃げ切って75万! それだけよ」

 

 

賞金は、1秒100円ずつ上昇。 125分間逃げ切れば75万円を獲得できる

 

 

 

【挿絵表示】

 

リデル

「あ……電話ボックスです。 これで今ここで自首したら、皆ビックリしちゃいますかね……?」

 

 

 

【挿絵表示】

 

エレカ

「30万円いったら……自首しようかなって」

 

更にこのゲームは、自首も可能

 

エリア内に設置された自首用電話から申告すれば、その時点の賞金を獲得しリタイアとなる

 

エリアには1体のハンター。 捕まれば……即失格。 賞金は……0円(ゼロ)

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