逃走中 ~ゲームマスター始動~   作:ハルカン

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ミッション1 代償

 

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ハンターボックスへ向かおうとするピット

 

ピット

「どこだったっけ、ボックス……ハッ!」

 

ピーーーーーーーー

 

ピット

「うわーっ!!」

 

ピーーーーーーーー

 

路地裏へと逃げ込むピット

 

ピット

「いや……ここまで来れば」

 

ピーーーーー…………

 

何とか撒いたようだ……

 

ピット

「危ない……! ……ああ、ハンター増やそうとした報いか……報いかぁー! パルテナ様ぁー! 僕が悪かった……」

 

 

トゥーンリンク

「今でも……1体だけでさっきおいら目撃したしな……で、もう2人捕まったでしょ? 絶対下ろさないでよ皆本当に」

 

 

誰もレバーを下ろさなければ、ハンターは1体のまま

 

トゥーンリンクの願いは、通じるのか……?

 

 

 

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ルイージ

「これは誰かやったらそのまま全員に適応されるの? 増やした方がいいような気もするんだけどね……」

 

一人がボックスを放出させれば、1秒ごとの賞金は全員同じだ

 

ルイージ

「……………………」

 

ルイージの決断は……

 

ルイージ

「ちょっと様子見ようかな……」

 

エリアには1体のハンター。 ミッションに向かうのはリスクが伴う

 

ルイージ

「任せちゃおう……。 誰かがやってくれればいいんだもん。 ………………え!? これ何!?」

 

ルイージの近くに、偶然ハンターボックスがあった

 

ルイージ

「え!? これは下ろせってこと!? 僕に……こんな偶然ある!? やれってことかな。 そういう流れ?」

 

心が……揺れる

 

ルイージ

「え……どうしよう? 仲間を危険にさらしたくはない……けども、賞金が75万から200万に跳ね上がる可能性がある!」

 

ボックスの横にあるレバーを下ろせば、残り105分にハンターが放出

 

それと同時に、1秒の賞金単価が100円アップする

 

ルイージ

「どうなの、増やすのって…………ここに来て迷ってきた。 ハンターが増える……でもお金が増える。 えーどうしよ! 迷惑かけちゃうかも……しれない……よね」

 

果たして……ルイージの決断は

 

 

ピリリリリリ

 

 

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ファルコ

「ん……誰だ? ルイージからかかってきたな。 もしもし?」

 

 

ルイージ

「お疲れ様ですルイージだけど……ミッションのメール見たよね? ファルコ?」

 

 ファルコ

 「おう、見たぜ」

 

ルイージ

「賞金増やした方がいいかな?」

 

 ファルコ

 「ん……やる気か? まあな……賞金単純に倍になるからな」

 

ルイージ

「そうだよね……100万超えるんだよね」

 

 ファルコ

 「放出したらどうだ?」

 

ルイージ

「放出する? ……本当に?」

 

 ファルコ

 「このままよりもな……75万じゃ面白くねぇだろ。 ルイージ……一攫千金狙おうぜ」

 

ルイージ

「分かった……それじゃ」ピッ

 

 

ルイージ

「……ゴメンナサイ!」

 

ガチャン

 

 

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ファルコの後押しを受け、ハンターを放出させた……

 

ルイージ

「…………やっちゃった。 僕は逃げさせてもらいます!」

 

残り105分以降、賞金は1秒200円となる

 

 

残るハンターボックスはあと2つ

 

放出させれば、賞金はアップする!

 

 

リデル

「どうしましょう……ちょっと、信用できる人に電話します」

 

 

ピリリリリリリ

 

ロックマン

「あれ……リデルちゃんからだ。 もしもし?」

 

 

リデル

「もしもし? ……ロックさんですか?」

 

 ロックマン

 「大丈夫?」

 

リデル

「大丈夫です……あのミッションなんですけど」

 

 ロックマン

 「ボックスでしょ? 賞金と難易度の選択だね」

 

リデル

「自分の意思だけでハンターを増やしていいのかな、っていうのが頭によぎってるんです」

 

 ロックマン

 「そうだね……僕は出来うる限りハンター増やすのは止めた方がいいなって思うな」

 

リデル

「……そうですよね、下ろさない方がいいですよね。 参考になりました」

 

 

ハンターを放出させれば、全員の賞金が1秒100円ずつアップ

 

だが、確保されるリスクは増していく

 

 

高い位置から、低い姿勢でエリアを見渡すデューオ

 

 

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デューオ

「確かにリスクを冒して、賞金を増やすのはいい…………ところが、そのリスクがでかすぎるとなれば十分ミッションをやらない理由にはなるんです」

 

 

マグナ

「行くか…………よし!」

 

 

マリオ

「……あれ? マグナ? まさか……あっちボックスの方だけど……行った!? 行ったの!? 嘘でしょ!?」

 

 

マグナ

「よし…………もう近いぞ」

 

マグナが、西風車前に到着

 

マグナ

「よし……着いたはいいが……あとは下ろすべきか、下ろさないべきか」

 

 

未だ、橋の下に隠れるロール

 

ロール

「一旦移動した方がいいかな……」

 

移動を試みるロール。そのそばに……

 

ピーーーーーーーー

 

ロール

「ここずっといたところでいずれ見つかっちゃうもんね、絶対に」

 

ピーーーーーーーー

 

橋の下から……出る

 

ロール

「いないよね? ハンター……」

 

いや、いる……

 

ピーーーーーーーー

 

 

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ロール

「大丈夫よね…………キャアッ! 嘘ー!?」

 

見つかった…………

 

 

ロール

「待って……待って……待ってよー! 出るんじゃなかった!」

 

ピーーーーーー

 

ロール

「いや……」ポン!

 

 

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ロール

「捕まっちゃった……ああ。 あと1分くらい隠れてれば良かった…………悔しい~!」

 

BAD TIMING(バッドタイミング)!

 

 

マグナ

「増やすか…………賞金増やすかこれは。 増やしちまおうか」

 

未だ、ボックスの前にいるマグナ

 

スタッフ

「何故下ろすんですか?」

 

マグナ

「まあ、単刀直入に言えば金が欲しいからだ」

 

ピリリ、ピリリ、ピリリ

 

マグナ

「うわ……メールまた来た」

 

 

ロックマン

「ああ……ロールちゃん捕まった!」

 

 

ピット

「ロールちゃん確保残り15人。 えぇ~……?」

 

 

マグナ

「これで……3人目か」

 

これで、残る逃走者は15人

 

マグナ

「…………駄目だ。 そんなこと(ハンター放出)したら駄目な気がしてきた」

 

確保情報を見て、考えを改めた

 

マグナ

「無理な勝負を避けるってのも勝利には必要だからな……諦める」

 

マグナ、ハンター放出を断念

 

 

残るは15人。 更なる賞金アップを目指す者は、現れるのか…………!?

 

 

ロックマン

「ハンター増やして100万円、200万円か……それはすごく美味しいけどなあ」

 

 

マリオ

「……まあ、(ハンター)増えても楽しいとは思うけどね。 でも出来るだけ少ない状態の方がいいに決まってるさ」

 

 

アミティ

「もう3人だからな確保…………」

 

 

ゲーム開始から、騎士学校の陰に潜むフォルテ

 

フォルテ

「ここ全然ばれないな……人来ないぜ」

 

ピリリリリリ

 

フォルテ

「……もしもし」

 

 エレカ

 「フォルテ君?」

 

フォルテ

「…………誰だお前は?」

 

 エレカ

 「自然軍のクールビューティー……エレカよ! そんなことより……あのさ、放出行ってみてくれない?」

 

賞金を増やしたいエレカが、根回しに励む

 

フォルテ

「………………」

 

 エレカ

 「あのさ……賞金絶対増えた方がいいでしょ?」

 

フォルテ

「………………」ピッ

 

 エレカ

 「あら……切られたわ」

 

 

フォルテ

「何なんだよ……アイツ。 他シリーズの奴を一体何だと思ってんだよ」

 

 

放出に向かわないものが多い中……

 

ラフィーナ

「よーし……行くわよ!」

 

ハンター放出に動く、ラフィーナ! 遂に、女神像前に到着した

 

迷いは……無い

 

ラフィーナ

「これ下ろせばいいのよね? そらっ」

 

ガチャン!

 

 

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ラフィーナ

「これでオッケーね……絶対逃げ切ってやりますわよ、ハンター! ……残り3分ですって。 離れますわ」

 

 

アミティ

「信用できそうな人に聞いてみようかな……」

 

ピリリリリリ

 

ルイージ

「あれ……アミティから?」

 

 

アミティ

「あの~……ミッションどうします?」

 

 ルイージ

 「結構さ……1体でそこそこ捕まってるじゃん?」

 

アミティ

「うん……」

 

この男の手によって、ハンターが1体放出確定

 

 ルイージ

 「割と自分達の首を絞めることになるんじゃないかな……」

 

アミティ

「そうだよね……下ろさない方がいいよね」

 

 ルイージ

 「ハイ……それじゃあ」

 

アミティ

「ハーイ」

 

ピッ

 

ルイージ

「…………しょうがない。 全ては時代が悪いんだ」

 

 

マグナ

「うん……? ピットか」

 

ピット

「マグナ下ろした? 下ろした?」

 

マグナ

「いや……行ったは行ったがな、諦めた。 やっぱ良くない、それは」

 

ピット

「本当に? えらいね……」

 

マグナ

「ていうかよ……ここまででもう3人確保だろ? たかだかハンター1体で……」

 

ピット

「そうだよ……」

 

マグナ

「おっかねえぜ……それじゃ、またな」

 

ピット

「頑張ろうね!」

 

マグナ

「おう!」

 

そして、再び離れる二人……

 

ピット

「あのマグナが、ハンターおっかねえって言ってるよ…………ハンターの恐ろしさを知るのはこれからだよね」

 

 

アミティ

「(ミッション)やってないと思うよ……皆」

 

 

 

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レムレス

「…………あれ? ラフィーナだ!」

 

ラフィーナ

「1体放出しましたわ!」

 

レムレス

「ええ!? 行ったの!?」

 

ラフィーナ

「多分すぐ出てくるからすぐ逃げた方がいいわよ!」

 

レムレス

「やっちゃったんだ……やっちゃったの!?」

 

ラフィーナ

「頑張りますわ! 皆で」

 

レムレス

「頑張ろうって……」

 

 

アミティ

「言っても皆仲間だからそんな人を裏切るみたいなこと……」

 

 

ルイージ

「やばい……(放出まで)残り1分切ってるよ」

 

 

欲望とリスクは背中合わせ……

 

彼らは高額賞金獲得のリスクと引き換えに……

 

大きな代償を支払うこととなる…………!!

 

 

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レムレス

「え……今、何かガチャンって音がしたよ!」

 

 

ラフィーナ

「『ルイージ……ラフィーナによりハンター2体放出。賞金単価はこれより1秒300円となる』 よしっ……!」

 

 

マグナ

「合計、これで…………3体か!?」

 

 

ロックマン

「いやいやいやいや! 駄目でしょ!」

 

 

アミティ

「何でルイージとラフィーナ? ……ルイージやらないって言ってたよ!」

 

 

ルイージ

「……。 超罪悪感が出てきた……僕、開けちゃったなあ」

 

 

マリオ

「ルイージ! ……おま、何して……チッ、何してんだよ!」

 

 

ブラックピット

「うお、201万! ……スゲェ!」

 

 

ファルコ

「………………絶対獲る!」

 

 

ハンターの数は合計3体。 賞金は1秒300円、賞金総額は過去最高の201万円となった

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