逃走中 ~ゲームマスター始動~   作:ハルカン

9 / 26
ミッション2 勇気

 

【挿絵表示】

 

 

ラフィーナ

「あっちはいなかったですわ。 そっち、ハンター来たかしら?」

 

ピット

「いや、来てない。 ラフィーナのせいで3体いるからいつ来るかは分からないけど……」

 

ラフィーナとピットが合流、お互いの情報を伝え合う

 

ラフィーナ

「そんな言い方ありますかしら? 賞金を増やして差し上げましたのに!」

 

ピット

「増えたけど……」

 

ラフィーナ

「感謝されるべきではないですこと?」

 

多少の火花を散らし始める2人……その近くに

 

ピーーーーーーーーーー

 

ハンターだ……

 

ピット

「何だ? ……何あれ?」

 

ピットの視線の先には……

 

マントに身を包んだ男を発見……

 

ラフィーナ

「何かしら? 気持ち悪!」

 

ピット

「あれ……ここの住人? にしてはめっちゃ浮いてない? マントで身体どころか、顔も全部隠してたよ……」

 

謎の男に気をとられている隙に……

 

ピーーーーーーーーーー

 

 

【挿絵表示】

 

 

ピット

「ちょ、来たよ!」

 

ラフィーナ

「本当に!? まずいわ!」

 

ピーーーーーーーーーー

 

ピット

「おお、危ない……まだ距離がある……」

 

ラフィーナ

「本当に油断出来ないわね、このゲーム……」

 

 

そんなピットとラフィーナの様子を見ていたのは……

 

ブラックピット

「あの2人、バッチリハンターに追われたな……やれやれだよ」

 

ベンチの影に潜み、動こうとしないブラックピット

 

ブラックピット

「ああやって目立つところにいるから追われるんだよ。 俺みたいに無駄な行動しねえでずっと同じ場所にいりゃいいんだ……!!」

 

 

同じく、騎士学校の陰から動かず座り続けるフォルテ

 

フォルテ

「おい……何だよ? お前」

 

エレカ

「ちょっとここにいさせてもらうわ」

 

エレカが近付き……同じように隠れる

 

フォルテ

「おいおい……ここは俺の隠れ場所だぜ?」

 

エレカ

「あんたも随分、小さい人間……いや、ロボットね。 ちょっとお邪魔させてもらうだけよ」

 

フォルテ

「うるせえ! 何だよ、俺にミッション行かせようとしたり隠れ場所奪おうとしたりよ……完全に俺にとって邪魔な女だ……」

 

女運が……無い

 

 

ルイージ

「ハンター増えて……僕のせいで全滅みたいになったらヤダな……だから絶対逃げ切るよ。 フラグじゃないよ? そんなつもりじゃないからね」

 

ピリリ、ピリリ、ピリリ

 

ルイージ

「来たよ……ミッション2」

 

ピット

「ええ……!? また、ハンター系……?」

 

ファルコ

「……また増えるかもしれねえのかよハンター。 『中央の風車前、騎士学校内、広場に新たな3つのハンターボックスを設置』」

 

リデル

「『これらは残り80分に強制的に放出される。 これを阻止するには』」

 

レムレス

「『ショップモールの道具屋で売っている鉄の盾を使い、ボックスにはめて封印しなければならない』」

 

アミティ

「『なお、盾を買うためのルピーは君達の衣服の右の袖に隠されている』……ここ?」

 

ピット

「うわ、本当だ……全然気付かなかった。 よくやるよ……」

 

トゥーンリンク

「これ使うの? これで100ルピー? この土地でもルピー制なんだ……」

 

デューオ

「なるほど?」

 

MISSION2 ハンターを封印せよ!

 

エリア内に新たなハンターボックスが3つ設置された

 

残り80分になると、エリアに3体のハンターが解き放たれる。阻止するには、ボックスの扉の前に鉄の盾を嵌め、封印しなければならない

 

鉄の盾を売っているのは、ショップモールの道具屋

 

 

ルイージ

「ええ……これ行かないと。 僕増やしちゃったし…メリットなく増えるんでしょ?」

 

 

レムレス

「まずショップモール? そこからボックスにまた行くんだ?」

 

 

ピット

「最大で6体に増えるんだ……そうなったら無理だね。 行こう!」

 

 

エレカ

「する訳無い……そういうのは男子がすればいいわ」

 

 

ラフィーナ

「面白いじゃないですの……行きますわ!」

 

 

全てのハンターが放出されれば、ハンターは6体

 

しかし、ミッションに動けばハンターに見つかるリスクが高まる

 

 

リデル

「偶然かどうなのか……私、丁度ショップモールにいます……」

 

たまたま、ショップモールに隠れていたリデル

 

リデル

「このルピーはいくらぶんですか……? 100ルピーですか」

 

おそるおそる道具屋に近付く………

 

リデル

「あ、あの……」

 

主人

「へい、どうも! 何をお探しで?」

 

リデル

「あの……えーと……盾を」

 

主人

「ああ! 盾でしたらこちら聖なる盾、鉄の盾、木の盾とありますがどれがいいですかね~?」

 

リデル

「あの……その……」

 

口下手が災いし、買い物が進まない………

 

 

マグナ

「騎士学校の中にあるんだろ?」

 

騎士学校の近くに来たマグナ、そこには……

 

フォルテ

「…………何だよ、アイツ。 また何で近くにいらねえのが……」

 

マグナ

「ショップモールは……そこ渡るのか。若干遠いぞ……ん?」

 

フォルテ

「ちょっと待ってくれよ……ここ俺の隠れ場所だって言ってるのに」

 

マグナ

「うわ、音のしないところに1人ポツンといやがって……っておい!」

 

エレカ

「あら? マグナ?」

 

エレカもいた……

 

マグナ

「(ミッション)やらねえ集まりだな、こりゃ……とりあえず、お前らの周りでショップモールの周りにいる奴探そうぜ」

 

エレカ

「じゃあ、電話……またピット君とか」

 

フォルテ

「俺はロックマンにかけてみるかな」

 

他力本願の……3人

 

 

ピリリリリリリ

 

ロックマン

「うおお………何だよ、ビックリした。 誰、誰? フォルテだ、フォルテ」

 

 フォルテ

 「お前、今どこにいる?」

 

ロックマン

「え? 今、滝の洞窟の前だけどさ」

 

 フォルテ

 「じゃあ、行けるな? ミッション」

 

フォルテにミッションを急かされるロックマン

 

ロックマン

「行けるなってどういうこと……。 遠まわしに行けって言ってるし……フォルテも動いてよミッションに、どこいんの?」

 

 フォルテ

 「騎士学校付近だから、一番遠い」

 

ロックマン

「行ってよ、フォルテも」

 

 フォルテ

 「分かった、分かった……」ピッ

 

ロックマン

「絶対行かないな。 何だよ……地図、騎士学校前……言うほど遠くないし」

 

 

リデル

「はい……これですか?」

 

主人

「100ルピーですね~」

 

 

【挿絵表示】

 

 

ようやく、買い物が終了。 しかし、ボックスに嵌めることが出来なければ意味が無い

 

ラフィーナ

「あそこね……? あそこ」

 

ラフィーナも、道具屋に到着

 

リデル

「あ……ラフィーナさん」

 

ラフィーナ

「鉄の盾をくださる?」

 

主人

「はいはい……100ルピーですね……」

 

ラフィーナ

「ホラ! ルピー! じゃ、持って行くわよ!」

 

ひったくるように鉄の盾獲得

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

マグナ

「今誰にかけた?」

 

フォルテ

「ロックマン……」

 

エレカ

「とりあえず、ブラピにもかけてみるわ……」

 

他に利用できる逃走者を探す3人

 

ピーーーーーーーーー

 

その近くに……ハンター

 

マグナ

「他いるだろ?」

 

フォルテ

「いねえよ……そんなに普段から馴れ合ってねえんだよ、俺は」

 

ピーーーーーーーーー

 

 

【挿絵表示】

 

 

見つかった………

 

エレカ

「電話……キャアッ!」

 

マグナ

「嘘だろ!」

 

フォルテ

「…………」

 

エレカ

「ちょっとどっか行ってよ!」

 

マグナ

「またかよ!」

 

ピーーーーーーーーー

 

ハンターが視界に捉えたのは………

 

エレカ

「嘘よ……何で!?」

 

エレカだ……

 

エレカ

「最悪………何で?」ポン!

 

 

【挿絵表示】

 

 

エレカ

「何で私なの……!? 3人もいて何で私が狙われるの………?」

 

真っ先にロックオンされた女

 

エレカ

「もう私って決めてたんじゃないかしら? ………顔覚えたわ」

 

 

ピリリ、ピリリ、ピリリ

 

レムレス

「おやおや……また確保情報かな?」

 

 

マグナ

「はぁ……はぁ……エレカ確保残り13人。 囮にする形になってしまった、すまん……」

 

 

フォルテ

「あんなに立って喋ってちゃ駄目だ。 俺みたいにずっと座ってなきゃな……ハハハ。 なぁ?」

 

 

鉄の盾を運ぶリデル

 

リデル

「この盾、重いです………疲れましたぁ~……」

 

レムレス

「あれ……? リデル? それが鉄の盾?」

 

そこへ、ミッションへ向かいに来たレムレスが通りかかる

 

リデル

「あ……レムレスさん。 これを使って封印しなきゃいけないんですよね?」

 

レムレス

「重そうだね………僕が変わってあげようか?」

 

リデル

「お願いします………」

 

鉄の盾を……レムレスにパス

 

レムレス

「これを……じゃあ中央の風車に行こうかな」

 

ラフィーナ

「どこかしら………? 一番近いのは中央の風車ね」

 

 

その様子を見ていたカンティーヌ

 

「………意外と早くミッションをクリアしそうだな」

 

するとコントローラーをいじり、通信を始める

 

「………そちらの指令を一時中断とする。 今から私の言うとおりにしてくれ」

 

すると……エリア内の黒マントの人物が……方向を変え歩き出した

 

「あら? 彼はただこのエリアを調査をさせるだけだったのじゃないかしら?」

 

「いや、度々私の指示により動いてもらう。 これで『勇気』だけではなく『知恵』も必要となるだろう……」

 

そしてこの存在が、逃走者を窮地へと陥れる!

 

 

ロックマン

「……いや、行かないとしょうがないでしょ。 もう誰か向かってるよね? 僕も急がなきゃ……」

 

 

ブラックピット

「ミッション………行かねぇ」

 

 

アミティ

「本当に時間が過ぎて欲しい………」

 

 

ミッションへ向かうもの、向かわないもの。 戦略は人それぞれ…

 

 

ルイージ

「道具屋、道具屋と……あ……あそこかな? え?」

 

ルイージが見たのは……

 

ルイージ

「何か、怪しいものが……黒マントの誰かがいる」

 

先ほど、ピットとラフィーナに目撃された黒マントの人物………

 

主人

「毎度あり~」

 

ルイージ

「不審者以外の何者でも無いね……あれ。 あ、そんなことよりミッション、ミッション。 すいません」

 

主人

「ハイ、ハイ? どちらをお探しで?」

 

ルイージ

「鉄の盾ありますか? 一応100ルピー持ってるんだけど、足りるよね?」

 

主人

「申し訳ないんですが……先ほどのお客が買って行ったのが最後なもんで」

 

ルイージ

「え!? さっきの黒マントの!?」

 

主人

「代わりに木の盾ならあるんですがね……」

 

ルイージ

「ええ? 木の盾でも……大丈夫なのかな? ハンターの封印は。 メールだと鉄の盾としか書いてなかったよね」

 

突然の事態に襲われた逃走者達! 果たして、ハンターを封印できるのか……!?

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。