「あぁ~ッダリィ」
「先輩いつもですね。それ」
コカビエルをぶっ飛ばし、ついでに今の白龍皇を倒した(八つ当たり)炎魔
背伸びをしながらいつも通りの口グセを吐きながらでいる
「んな事より、俺を呼びつけたのは昨日の事だろうリアス」
「そうね。でもその前に」
リアスが一旦話をきると
「やあ、赤龍帝。そして赤井炎魔」
「お、おい。なんでお前がここに?」
オカルト部にゼノヴィアが入ってきた事に驚く一誠
炎魔はどうでも良い様子
「神がいないと知ったんでね、破れかぶれで悪魔に転生した。リアス・グレモリーから『騎士(ナイト)』の駒をいただいた。デュランダルが凄いだけで私はそこまで凄くなかった様だから、1つの消費で済んだみたいだぞ。更にこの学園にも編入させてもらった。今日から高校2年の同級生でオカルト研究部所属だそうだ」
ゼノヴィアの背から悪魔の象徴である翼を広げる
「部長、貴重な駒をいいんですか?」
「まぁ、デュランダル使いが眷属にいるのは頼もしいわ。これで祐斗と共に剣士の二翼が誕生したわね」
「そういえば、イリナは?」
「イリナなら、私のエクスカリバーを合わせた五本とバルパーの遺体を持って本部に帰った。統合したエクスカリバーを破壊してしまったせいか、芯となっている『欠片』の状態で回収した。まぁ、奪還の任務には成功した訳だよ。芯があれば錬金術で再び聖剣に出来る」
「…教会を裏切って良かったのか?」
「一応あれは返しておかないとマズイ。デュランダルと違い、使い手は他に見繕えるからね。私にはデュランダルがあれば事足りる。あちらへ神の不在を知った事に関して述べたら、何も言わなくなったよ。私は神の不在を知った事で異分子になったわけだ。アーシア・アルジェントと同じさ…」
「(まぁ面倒になったら俺が天界に殴り込み行けば良いか)」
さりげなく恐ろしい事を考えている炎魔
彼にとってそれ位の事をするのは難しくない
「さぁここからが本題よ。エンマ、今日はきっちりと話してもらうわよ」
リアスの言葉に全員が炎魔を視線を向けた
今回集まったのは炎魔に関する事である。強さ、存在、今までの経路などなど聞きたいことが様々である
炎魔は後頭部を書きながら席を立つ
「ったく。話すのダリィんだよ」
「またそうやってはぐらかすつ「行くぞ」もり……え?」
炎魔は鞄を持ち、ドアの前まで歩くと振り返る
「俺だけ説明するのダルイんだよ。早く荷物持って行くぞ」
そう言い残し、オカルト部を出る炎魔
リアス達は急いで鞄を持ち、炎魔に着いていく
二十分後
炎魔とリアス達は、ある場所に向かっている
駒王学園から出てしばらくしてある家にたどり着く
「ここだ」
『(……木造?)』
どこにでもある木造二階建ての家
天気が良いのか、庭には洗濯物が干している
「とりあえず開けるぞ」
炎魔が家のドアを開けた
「死ねー炎魔!!」
その瞬間、何かの爪が炎魔に襲い掛かる
しかし炎魔に爪は届かなかった。何故なら襲い掛かった者の耳を掴んでいたからだ
それはうさぎのぬいぐるみのような体型で、羽が生えている悪魔
『クライシス』ぬいぐるみ型悪魔。ウサコッツだった
「何だよウサ公。いきなり襲い掛かりやがって」
「う、うるさいやい!早く離せ炎魔!」
「エンマ。このぬいぐるみって」
「あぁこいつも悪魔だよ」
「あらあら可愛らしい悪魔ですわ」
「可愛いです!」
「ぼくは全然可愛くなんか無いよ!!」
朱乃とアーシアがウサコッツ抱きしめたりホッペを突いたりする
それを見ていた一誠が血の涙を流していると
「あれ皆さん。お揃いで」
割烹着姿のミュウがやってくる
その手には出来立てのお菓子が盛った皿を持っていた
「よぉミュウ。上がっていいか?」
「別に良いですよ。丁度お菓子出来た頃ですから」
オカルト部全員がミュウの家(クライシス関東支部)にお邪魔した
「う、うまい!うまいっすミュウさん!!」
『………負けた』
「………」もぐもぐ!
「ミュウ様、これおいしいよ!」
和室に入り、出来立てのお菓子を食べていた
一誠は絶賛し、他女性陣は何か落ち込んだ雰囲気をしていた
そして小猫とウサコッツは夢中でお菓子を頬張っていた
「それで炎魔さん。家に何か御用でも?」
「あぁ。俺の事についてコイツ等が聞きたいんだとよ」
「まぁそうだろうと思いましたよ」
ミュウがお茶を啜り、卓袱台に置く
「それでは皆さん、聞きたい事があったら手を上げて下さい」
「じゃあ俺から」
そう言うと最初に一誠が手を上げる
「コカビエルの奴を言ってたんですけど『
「『
ミュウが炎魔は横目で見ると、お菓子を齧っていた
「小猫にも聞いたけど、まさか大英雄はこんな所に」
「改めて聞きましたけど、驚きですわ」
リアスと朱乃がそう言っていると木場が手を上げる
「ミュウさん。英雄達って言ってましたけど、先輩以外にも居たんですか?」
「はい。『
「キーー!」
和室に戦闘員一号がやってくる
「どうも戦闘員の一号です。これから組織クライシスについてご説明します」
『クライシス?』
リアス達が首を傾げる
「クライシスというの世界征服を企む悪の組織です。簡単に考えると打倒炎魔さんを目標にしている組織と考えてください」
「せ、世界征服!?…それで何で先輩を」
一誠は驚きながら質問する
「実はゼノン様は、昔炎魔達と『
「ゼノンってまさか魔皇帝ゼノン!?」
リアスが声を荒げながら驚く
それ以外も驚愕の顔をする。分かっていないのは一誠だけ
「部長、魔皇帝ゼノンって誰ですか」
「……イッセー。四大魔王様は覚えているわよね」
「えぇっとルシファー様、レヴィアタン様、ベルゼブブ様、アスモデウス様ですよね」
「正解よ。でもその魔王様の上…いいえ、それよりも絶対的な存在が居るの」
リアスの話に固唾を呑む一誠
部屋には緊迫の空気が流れる
「その者の名はゼノン……魔王様ですら足元に及ばない超越悪魔。『
「そ、そんな奴が居るんですか」
「もう昔に消息を絶ったって聞いたけど、まさか」
「はい、今では専業主夫としてやってますよ」
一号が話を終えるとミュウのお菓子を食べ始める
オカルト部全員は驚きすぎて疲れた表情をする
「色々驚きすぎて疲れたわ」
「私もですわ」
「僕も先輩の規格外さに」
「……バクな先輩です」
「わ、私もビックリです」
「教会からも英雄として称えていたが」
「うぅ…ハーレムへの道には障害が付き物だったけどでか過ぎる」
「まぁ俺の正体なんざこんなもんだぜ」
炎魔は茶を啜りながら言う
その後、今まで隠していた事を全部話すとリアスが隠し事をしていたという事で怒り説教した
そうこうしている内に時間が過ぎ、夜となった
ミュウはゼノヴィアの歓迎を含め夕食をごちそうすると言い、全員夕食をごちそうになった