皆さん良いお年を
全ての学生にとって一番聞きたくないワードがある
試験・テスト・宿題・8月31日・自由研究・校長の話など様々であるが
この世に処刑とも言えるワードがある
そう。「授業参観」という公開処刑が
「イッセーんのところは両親来るのか?」
「まぁな」
「何故授業公開というのがあるんだ」
エロ3バカが登校中にそんな事を呟く
「私、こういうの初めてなんで、すごく楽しみです」
「父さんも母さんもアーシアの事を見に行くって張り切ってたしな」
「それよりイッセー」
「何だよ」
松田が急に難しい顔をして一誠に話しかける
「俺達の前にいる人の事を聞きたいんだ」
「あぁ俺も気になってた」
「お前等もか。実は俺も」
「え?イッセーもかよ」
三人は前にいる人物の様子を見る
その前にいる人物は
「~♪」
ご機嫌な炎魔の姿だった
いつもダルイ足取りで登校していたが今日はそうでもなかった
「せ、先輩。今日何か良いことでも」
「いや別に~。それよりもお前等も大変だな、授業参観とか」
「先輩の両親は来ないんですか?」
「来ない来ない。断固として言える。じゃあ頑張れよお前等」
炎魔は先に学校へ向かう
「(サーゼクスにも口止めは済まして、授業参観のプリントも速攻で廃棄した。これであいつ等も流石に来ないだろう。さ~て教室で一眠りでもするか)」
場所は変わり炎魔が在籍しているクラス
教室の後ろでは学生の両親達が我が子の姿を見守っていた
一方炎魔は
「………」 カキカキ
真面目に授業をしていた
いつもは寝てるか窓の外を見てボーっとしているのだが今回は違った
「じゃあこの問題を……珍しく勉強している赤井。解いてみろ」
「………はい」
炎魔は席を立ち、黒板の前へと出る
そして書かれている問題をチョークで答えを書く
「…こうですか」
「うん。正解だ…なんだ赤井、真面目に勉強すれば出来るじゃないか。何か心境でもあったのか」
「いや、別に何も」
炎魔はそれだけを言って席に戻る
そして頭を抱える
「(何故だ。俺がミスったのか?いや見落としはないはずだ!なのに…)」
そっと炎魔は後ろを振り返る
そこには学生の両親に
「………」 ニコニコ
「…マジで炎魔さん。学生だったよ」 コソコソ
「初めてダヨ。炎魔サンが勉強してる所ミルノ」 コソコソ
「(どうしてバレたんだ!?)」
スーツ姿のミュウと同じくスーツ姿の戦闘員が二人居た
ちなみにお父さん方や学生達はミュウの凛々しさに見惚れていた
「(…とりあえず、話は休みの時だ)」
「っで?なんでお前等が」
お昼休みがやってきた時には
朝の上機嫌から一転、もの凄く悪くなっていた
「こっちだって言いたいですよ炎魔さん。なんで今日授業参観の事言わなかったんですか」
「お前等が来たら、ややこしくなるだろうが!あの時俺がどんだけ言い訳したか分かるか!?」
炎魔はミュウの事を呼ぼうとしたらクラスメイトに衝撃が走った
そして「あの人、お前のお姉さんなのか!?」「あの人の凛々しさに惚れたわ!」っと色々面倒毎になった
「ったく。マジでやってられねーよ。俺はあいつ等に顔出すから行くぞ」
これ以上面倒ごとはやめてくれと炎魔は思いながら
オカルト部に行く
「あっ炎魔さん。……少ししたらゼノンさんが来るって言おうとしたのに」
しかし炎魔はミュウの言葉を聞かず、行ってしまった
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カシャカシャ!
フラッシュがたかれ、カメラを持った男どもが、廊下の一角で何かを撮影していた
魔女っ子が撮影会をしているというのを木場から聞き、気になってやってきた
チラっと見えたがかなりの美少女が見てた。人垣の通り抜け、部長も俺の隣に到着したら
「なっ!」
部長がかなり驚いていた
すると生徒会の匙が近づき、後ろには生徒会の女子メンバーもついている
「オラオラ! 天下の往来で撮影たーいいご身分だぜ!ほらほら、解散解散!今日は公開授業の日なんだぜ!こんなところで騒ぐな!」
匙に怒鳴られた人垣が蜘蛛の巣を散らすように無くなって行く
残るは俺達と匙達、コスプレ少女だけだった
「あんたもそんな格好をしないでくれ。って、もしかして親御さんですか? そうだとしても場に合う衣装ってもんがあるでしょう。困りますよ」
「えー、だって、これが私の正装だもん☆」
匙の注意に、可愛らしくポージングして聞く耳を持たない美少女
奥歯をギリギリ鳴らす匙
「オイ何の騒ぎだ?」
そこへ朝の上機嫌から不機嫌になっていた炎魔先輩がやってくる
すると美少女が炎魔先輩を一目見たら
「あぁ!?エンちゃん!エンちゃんだぁ!!」
炎魔先輩に抱きつこうと飛び掛る
周りは驚いているが先輩は冷静でいた
飛び掛った美少女を避けるように後ろに反りながら美少女の体位を仰向けにし、腰に腕を回しクラッチし
「ふん!」
「むぎゅ!?」
そのままブリッジの如く、後方に反り投げする
プロレスでお馴染みの技、ジャーマン・スープレックスを決める
さて…そろそろ…
「何やってるんですか先輩!?」
ツッコミを入れることにする
コスプレ美少女にジャーマン・スープレックスを決めた先輩に対して誰もツッコミを入れない
いや唖然としているこの状況でツッコミが出来るのは、常に使いっぱの俺だけ。あれ、なんか悲しく…
「あぁ?別に構わねーよ。この程度でやられる玉じゃねーよ」
いやそれより美少女相手にジャーマン・スープレックスを決めるって貴方鬼か悪魔か!?
いや俺が悪魔か
「うぅ~~!…酷いよエンちゃん!」
「うっせぇ。てめぇが急に飛びつくのが悪いんだろうが」
全く反省しないんですね炎魔さん
「はははっ。セラフォルーに対してジャーマン・スープレックスとは」
「…お姉さま」
後ろからソーナ会長とサーゼクスさま、そして紅髪の男性が一人が近づいていた
ってアレ?セラフォルー?どこかで聞いたことあるようなお名前…
「レヴィアタン様よ」
一瞬、部長の言葉が理解出来なかった。部長はそんな俺へともう一言言ってくれる
「あの方は現4大魔王のお1人、セラフォルー・レヴィアタンさま。そしてソーナのお姉さまよ」
「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええッ……痛ッ!」
「喧しい!廊下で騒ぐな!」
俺の絶叫が廊下にこだまする。そして顔面に上履きを投げつけられた
ってか先輩!自分だけハーレム気づいて!チョー羨ましいぞちくしょうぉぉぉーーー!!
先輩に対して嫉妬や対抗心を燃やす
「いやぁやっぱり若いって良いね。フレッシュ感が遠くまで聞こえたよ」
すると後ろから誰かの声が聞こえたと思ったら炎の全員が緊迫した顔を浮かべる。特に炎魔先輩は冷や汗を掻いている。あの先輩が恐れる!?
俺も背筋が凍るような感覚になる。俺はそっと後ろへ振り向くとミュウさんの他に戦闘員の二人
そして今まで見たことないような美男子がそこにいた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「どうしたの?全員強張った顔して」
急に現れた美男子が?マークを浮かべながら尋ねる
炎魔はその美男子に近づく
「お前もなんで居るんだよ…ゼノン」
「いやだな~。当然炎魔くんの勇士をこのカメラで撮るに来たんじゃないか」
「来るんじゃねぇ!」
そう。美男子の正体はゼノンであった
ミュウと同じくスーツだがネクタイはしておらず楽な格好である
「あぁ紹介遅れたね。皆さん始めましてゼノンって言います。よろしく~」
「えええええええええッ!!?アブッ!」
「だからうるせぇよ!!」
再び一誠の絶叫に上履きを投げつけ黙らせる炎魔
「あ、貴方様が魔皇帝・ゼノン様でよろしいんですか?」
「魔皇帝なんて昔の話だよ。それよりキミがリアスちゃん?いや~家の炎魔君がお世話になってるよ。キミみたいな子が居てくれて本当に助かる。結構荒れてる時期あったからどうしようかと思ってさぁ…最近の炎魔君はどうなの?やっぱり口から愚痴しか零さなかったりするでしょう。あれは対戦時の時からずっと変わらなくってねぇ。参ったよ本当に」
ゼノンがラフな喋り方に初対面の者は着いていけなかった
魔皇帝と言われた伝説の悪魔の威厳は全くない。これっぽっちも無い
「お久しぶりです。ゼノンさん」
「おひさ~☆ゼノンちゃん」
しかし現四大魔王のサーゼクスとセラフォルーはいつもの通りである
ゼノンは二人の姿を見ると
「えぇ…サーゼクス君とセラフォルーちゃん!?嘘ッ!二人共すっかり大人っぽくなって、昔はこんなに小さかったのに。僕の事覚えてる?やだよそれだけ僕も年取ったって事だよ!」
『(あれ、久しぶりに会う親戚のおばちゃん!?)』
オカルト部と生徒会の全員がそう思った
「ご無沙汰ですな。ゼノン殿」
「サーゼクス君のお父さん。いやいやこちらもご無沙汰ですよ~アレから一回もお会いできなくてすいません。色々組織の事で休む暇もなくて…」
そしてグレモリー卿と世間話をしだすゼノン
もうどうでも良くなったのか炎魔はリアス達の方に向かう
「おい戻るぞ」
「えぇ?でもお兄様とお父様に話を」
「もうアイツと話すのも面倒になったから行くぞ!!」
炎魔は強引にオカルト部を引っ張って行った
本当は強いぞ!!クライシス悪魔図鑑
・モリー
魚型悪魔。
水中戦を得意とする
そのスピードは通常の魚の5倍
必殺技:スイム・タックル
・ビッシー
海老型悪魔。
全ての甲殻類の長所を合わせ持つ
必殺技:シュリンプ・エッジ