この日、クライシスの恐るべき悪魔達の決起集会が行われていた
「よーし、軍団結成だな。早速ミュウ様に報告せねば」
『それには手土産が必要だな…』
「我等が怨敵……赤井炎魔の首か……」
「良いだろう」
「アニマルソルジャー出撃するよっ!!」
「おぉー!」
『………』 ピピィー!
ウサッコツを筆頭に
アニマル型悪魔『デビルねこ』『Pちゃん・改』が動き出す
「―――さて、行くわよ」
部室に集まったオカルト部員の面々。リアスの言葉に頷く
今日は三大勢力の会談の日である。会談は駒王学園の新校舎にある職員会議室で行われる
本来なら一緒に戦っていた時雨も参加するのだが、仕事が入って来ない
『ぶ、部長!み、皆さぁぁぁぁぁぁん!』
部室に置かれたダンボール。当然この中には引きこもりヴァンパイアのギャスパーが入っている
その為、部室で留守番という事になる
「大人しくしてろよ」
「は、はい、エンマ先輩……」
「部室に俺の携帯ゲーム機置いていくから、それで遊んでいて良いし、お菓子もあるから食べても良い。紙袋も置いていくから寂しくなったら存分にかぶれ」
「イッセー先輩……」
そしてオカルト部+炎魔は部室を出て、会議室に向かう
「失礼します」
リアスが会議室の扉をノックし、扉を開く
会議室には豪華なテーブル。それを囲むように各勢力が座っていた
悪魔側にはサーゼクス、レヴィアタン、給仕係にグレイフィア
天使側にはミカエルと四大熾天使のガブリエル
堕天使側には黒い翼を12枚生やしたアザゼルと
「私の妹と、その眷属だ」
サーゼクスが他の勢力に紹介し、リアスも会釈する
「悪かったな、俺のところのコカビエルが迷惑をかけた」
「報告は受けています。改めてお礼を申し上げます」
「だったら部下の管理ぐらいしとけよな」
炎魔が皮肉な事を言う
それに対してオカルト部全員、口元をひくつかせていた
「そこの席に座りなさい」
サーゼクスの指示を受け、壁側に設置された椅子に座る
その一つに既にソーナ会長が座っていた。その隣にリアスが座り、そこに続いて炎魔、一誠、朱乃、祐斗、アーシア、ゼノヴィア、小猫と続いてに座る
「全員が揃ったところで、会談の前提条件をひとつ。ここにいる者逹は、最重要禁則事項である『神の不在』を認知している」
「(話長くなりそうだな。あぁ~タバコ吸いて~)」
「では、それを認知しているとして、話を進める」
「(……寝るか)」
サーゼクスの一言で三大勢力の会談が始まる
それと同時に炎魔は眠る
数時間後
「と言う様に我々天使は―――」
「そうだな、その方が良いかもしれない。このままでは確実に三勢力とも滅びの道を―――」
「ま、俺等は特にこだわる必要もないけどな」
「Zzz…Zzz…」
三大勢力のトップが話を続けている中、未だに眠っている炎魔
大事な会合でも堂々と寝ているのは流石である
「ところでよ…そこで寝ている奴起こしてくれないか?」
「えぇ?……ちょっ!ちょっとエンマ!起きなさい!」
「あぁ?」
アザゼルの指摘に気づいたリアスは隣で寝ている炎魔を起こす
炎魔も拍子抜けな声をだしながら起きる
「なんだよ。もう終わったか?」
「終わってねーよ。それにしても堂々と寝れるな」
アザゼルは呆れ、他は苦笑いをしている
「お前に一つ聞きたいが、魔皇帝が隠居してるんだろ?」
「それがどうかしたか」
「正直な話……魔皇帝はどっち側だ?」
さっきと違い、緊迫した空気が漂う
それは堕天使側だけでなく他の勢力もである。魔皇帝は言わずと知れた伝説の超越悪魔
その昔、魔皇帝を討ち取り名を上げようとした者達が続出した事もあった。しかし、その者達は一向に帰って来なかった事から『やはり魔皇帝には勝てない』と噂が立っていく。それから少し経ち、魔皇帝同様に伝説の英雄『
「今じゃ伝説の悪魔に大英雄が二人が生きてるとなれば、他の組織や陣営が黙っちゃいない。必ず、どこからか狙ってくるだろ」
「それで何か?俺がお前等のどれからに入れってか」
「まぁそういう事だな」
「……ひとつ言っとくぜ」
炎魔はタバコを一本取り出し、咥える
そして、朱乃に返されたライターで火をつける
すぅ~とタバコを吸い、煙を吐きながら言った
「お前等どうこうしようが勝手だがよ……俺が」
炎魔が言おうとした
その時だった
「これは」
「恐らくね」
「来やがったか」
時間が停止する
全く効いていない、三大勢力のトップ
そして最近となって抵抗力を増した炎魔である
「アイツの仕業か」
「そうだな。それにしても相変わらずの出鱈目だなお前」
アザゼルが呆れている
その後ヴァーリはテロ連中の鎮圧に外に出る
そしてアーシア、朱乃、小猫、ソーナ以外が動き出す
「な、何があったんスか?」
「テロだよ。テロ」
アザゼルが外を見ながら言う
校庭、空中には到るまでに人影、そして暴れるヴァーリの姿
「……『
「その者達の目的は?」
ミカエルがそう訊く
「破壊と混乱。単純だろう?この世界の平和が気に入らないって理由だけのテロリストだ。しかも最大級に性質たちが悪い。それに組織の頭は『
『ッ!』
アザゼル告白に一誠と炎魔以外の全員が絶句する
するとサーゼクスが険しい表情で口を開く
「…そうか、彼が動いたのか。≪無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)≫オーフィス―――。神が恐れたドラゴン
……。この世界が出来上がった時から最強の座に君臨し続けている者」
『そう、オーフィスが「
この場で聞き覚えの無い声と共に会議室の床に魔方陣が浮かび上がる
それを見たサーゼクスは舌打ちをする
「そうか、そう来るわけか!今回の黒幕は……!グレイフィア、リアスとイッセー君、エンマ君を早く飛ばせ!!」
「はっ!」
グレイフィアは一誠とリアス、炎魔を隅に行くよう急がせ、小さな魔方陣展開した
二人ぐらいしか納まらない大きさである
「お嬢様。ご武運を」
「ちょ、ちょっとグレイフィア!?お兄様!」
「オイ待てぇ!狭すぎんだろ!」
転移の光が一誠とリアス、炎魔を包み込んでいく
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺と部長と先輩はグレイフィアさんの魔方陣で転送された
気づいた時、そこは部室だった。室内には魔術師が占拠してると思い
気を引き締めてる
そう思った矢先『きゃああああああ!!カワイイ~~~!!』
「もう離してぇぇぇぇ!!」
「誰か助けて~~~!!?」
『………』 warning!warning!warning!
ギャスパーそっちのけでぬいぐるみに戯れていた魔術師のお姉さん方って…はい?
「何してんだよウサ公の奴」
「っていうより何か増えてません?」
「ぬいぐるみ型悪魔だか何だかしらねーけどよ。管理しとけよアイツ」
先輩がぶつくさ言っていると部長がギャスパーを救出していた
「2人とも、ギャスパーを奪還したわ」
「ふぇえええええん!!エンマ先輩!!」
「一々泣くな!抱きついてくるな!!」
先輩が怒鳴ると周りの魔術師達が俺達に気づく
もちろんウサコッツも気づいた
「あぁエンマ!?」
「……何しにきたんだよウサ公」
「うるさいやい!赤井炎魔、今日こそ貴様の首を貰うぞ!デーモンクロー!!」
ウサコッツは爪を出し先輩に襲い掛かろうとすると
『きゃああああああ!!カワイイ~~~!!』
「えぇっ!?」
再び魔術師のお姉様方が取り囲み抱きしめる
何度見ても羨ましすぎるだろ!ぬいぐるみなのに!!
「ちょっと!皆退いてよ!!テロに来たんなら仕事してよもぉ~~!!」
「……アホらしい」
先輩が一足先に部室を出る
俺達も訳が分からなかったので一緒に出る
「あぁ~~!!逃げるのか!?エンマ覚えてろ~~~!!」
「ウサちゃんを放してよぉ!」
『………』 hurry up hurry up
それゆけ!アニマルソルジャー!!
出撃 アニマルソルジャー
「ウサコッツ!」 バーン!
アニマルソルジャーとは
「デビルねこ!」 ババーン!
世界制服を企む悪の組織「クライシス」の
『……Pちゃん・改』 バババーン!
ぬいぐるみ型悪魔で結成された恐るべき殺戮集団である!!
「今日こそ炎魔をぶっ殺すよ!!」
「おぉーーー!!」
『………』 ピピィ!
アニマルソルジャーがテロ騒動が起きてることを便乗して旧校舎を散策していた
「よーし。ここに入ってエンマを待ち伏せするよ!」
そう言ってウサコッツが開けた部屋は
『えぇっ?……』
「えぇっ?」
「あっ?」
ギャスパーが居る部室である
そして結果
『きゃああああああ!!カワイイ~~~!!』
「離してよぉぉぉぉ今からエンマ抹殺するんだから!!」
「やめてぇぇぇぇぇ!!?」
『………』 Happening! Happening!
こうなった