前回オカルト部の部室に引換券を探しに行ったら
ライザーをアッパーし、グレイフィアに説教された炎真
結局自腹で豚丼を買う事になり、物凄く機嫌が悪くなっている
そして現在炎真は
「ひーひー……ぐほぉ!」
「さっきからひーひーうっせぇよ!ボケ!」
隣で喚いている一誠の脇腹を殴りながら荷物を背負い山を登っている
朝早くにリアスが訪れてきた時、炎真はアイアンクローの体制を取った
それを見たリアスは必死に説得した。炎真のアイアンクローは二度と食らいたくなかった
そして説得に成功し十日間の修行に付き合って貰う事になり現在に至る
一誠も尋常じゃない量の荷物を背負って歩いているが炎真の荷物はその一誠の倍の量の荷物を背負っている
「なんで俺が山登りなんてしなきゃならねーんだよ」
「せ、先輩は平気なんですか?」
「お前みたいに軟弱じゃないからな」
炎真の顔には汗一つ掻いていない
それどころか口笛を吹き、タバコを吸う余裕もある
そしてペースを上げる炎真、それに小猫と木場が続く
「先行ってるぞ」
「……お先に」
「それじゃあ僕も」
一誠の横を通り過ぎる三人
「ほら、イッセー。早くなさい」
「くっ!…負けるかぁぁぁぁ!」
一誠も全身に力を入れて一気に山を駆け上っていった
しばらくして目的地の別荘にたどり着いた
「あぁ暇だ」
「暇だったら少しは手伝いなさいよ」
炎真以外動きやすい格好になり修行を始めている
唯一何もしていない炎真は寝転がり修行の様子を見ているだけだった
「貴方何の為に呼んだか分かってるの」
「別に俺が力付けなくても良いだろうが」
そう言っていると炎真のポケットから携帯が鳴る
「悪い少し出てくる」
炎真はその場から離れる
それを見ていたリアスは溜め息を付く
十分後
リアスの所へ戻ってきた炎真
「おい、手伝い連れて来たぞ」
「え?」
「ホラ!来いよ」
「あ!は、はい」
炎真が呼ぶとぞろぞろ見慣れた悪魔達がやってきた
「どうも」
やって来たのはミュウと炎真に瞬殺されたフラッグ、デビルフィッシャー、ベアールという『クライシス』の悪魔達だった
「えっと…貴方達は?」
「あ、始めまして私はミュウと申します。そしてこっちの三人が家の悪魔達です」
「そ、そう。でもなんで修行の手伝いなんて」
「えっ…修行…あぁ!そうですか!」
ミュウは事情が知った途端安心した顔で悪魔達に話す
「修行の手伝いで呼ばれたんですよ私達!」
「あぁ!!…はぁ~ビックリした。炎真さん何も言わないから」
「急に山に来いって言うもんだから、ひょっとして人気の無い所で今度こそ息の根止められるんじゃないか冷や冷やしたよ」
「あぁ俺もそう思った」
悪魔達が顔を青くして言う
炎真にとってそれぐらいはやりかねないのである
「そう言う事だから一旦全員集めろ」
「それより彼等が言ったことって」
「良いから集めろ。またアイアンクローするぞ?」
これにはリアスですら逆らえないのである
ガキン! ガキン!
「やるねキミ」
「貴方こそ」
木場とフラッグが模擬戦をしていた
現状はフラッグの方が優勢だった。木場の周りには折れた魔剣が何本か落ちていた
しかしフラッグの腕の刃もボロボロだった
「アレだけ折ってまだ刃は折れませんね」
「まぁ僕の刃は結構特殊なんでね。それに」
フラッグの腕の刃が取れたと同士に別の刃が飛び出す
「こうして何本も複製出来るから」
「
「まぁ魔力あまり使わないけどね」
ドスン!
「……硬いです」
「まだまだ、もう少し早く鋭く」
変わって小猫はベアールとトレーニング
硬い毛深い腕をミット代わりにし、小猫の拳を受けていた
「腰が入れ方は申し分ない。しかしパワーだけが勝負とは限らない。スピードやテクニックを使い、うまく戦闘を優位にする事も大切なんだ」
「……分かりました」
「良し、練習再開!」
「……はい!」
「はぁ…はぁ…何処行ったんだ?」
木が生い茂る場所
一誠はデビルフィッシャーと模擬戦をしていたが肝心のデビルフィッシャーが見当たらない
「いくら探しても見つからな《ぶしゅーーー!!》うぁあ!何だコレ!?」
一誠の顔に黒い墨が大量に掛かる
墨を吐いたのは木の上に張り付いていたデビルフィッシャーだった
「何も見え「フィッシャースペシャル!!」ぎゃああああああああああ!!」
そのまま一誠は文字通りタコ殴りにされた
「うおおおお!美味ぇぇぇ!マジで美味い!」
今日一日の修行を終え、一心不乱に食べ進める一誠
「そんなに焦らなくても沢山作りましたのでお代わりして下さいね」
「ミュウさん。夕飯の支度までしてくれてありがとうございます」
「いえいえ炎真さんあっての私達ですから」
「つーかいつまで居るんだよ」
炎真もミュウが作ったスープを啜りながら呟く
ミュウの料理の腕だけは認めている
「炎真。ちょっと良いかしら」
「何だよ」
「この悪魔達とはどういう関係なの?」
炎真とミュウ達のとの関係を聞くリアス
それには他の者達も同じである
「いつもボコボコにしても尚殺しに来る組織」
「何よそれ」
「これしか表現がしようがないんだよ。ミュウの奴も叩かれてもめげえねーしよ」
「先輩!!こんな美女に手を挙げたんでぐはぁ!?」
「いちいち反応するな」
一誠が食いついてきた所を裏券で黙らせる炎真
そんな感じで一日は終了した
と思ったが、まだ終わらなかった
「ふふっ…赤井炎真。今日こそ貴方の命を貰うわ」
暗闇が支配する深夜の森の中
ミュウが杖を持ち、悪魔達は各々の得物を構える
それに対してポケットに手を入れ、タバコを吸う炎真
「この悪魔達は、前回のように倒せるとは思わない方が良いわよ。貴方はこのまま誰も見届けられずに死んでいくのだから……やってしまいなさい!」
「いくぞ!」
「「おう!」」
悪魔達三人は魔力を纏いそのまま突貫する
その途中三人の魔力が混ざり合い、一つとなる
『トリオ・オブ・デッド!!』
ドス! バキ! ドゴ!
炎真は正拳突き、裏拳、蹴りを放ち一撃で沈める
「俺もう寝るからお前等も帰れよ」
そう言って炎真は別荘へと戻って行った
ちなみに対決はオカルト部が寝むってから行われた
ヒロインのアンケートは活動報告に書いてあります