横島忠夫、〇〇〇〇と付き合ったらどうなる?   作:一日三食MEN

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 お待たせしました!今回はこの子です!完全に予想外だったでしょ!ただ、一つ白状すると・・・今回はタイトル詐欺かもしれません。それを承知のうえで読んでください。因みに、今回どうして彼女にしたのかというと、らき☆すたが今年で十五周年だからです!


 かなり笑った昔の漫画

  とっても、ラッキーマン!

 主人公はとんでもない不運の持ち主だけど、ラッキョウを食べることで最大級の幸運の持ち主・ラッキーマンになる。一応戦う漫画だが、主人公は絶対に戦いたくないので逃げたいのだが結局戦い・・・幸運によって生き延びる漫画です。主人公以外はしっかり戦うけどラッキーマンだけは、戦いというより成り行きでこうなって最終的に勝った的な感じですね。


泉こなたと付きあったら?(らき☆すた)

 泉こなたは語る。

 「横島君とは運命的な出会いをしたんだ」←目を輝かせて言う。

 横島忠夫は語る。

 「こなたちゃんとはやばい展開をしたんだ」←鬼気迫る表情で言う。

 その出会いを見た柊かがみは語る。

 「あれは・・・頭痛がしたわ」←頭を抱えて言う。

 同じく見ていたかがみの妹・つかさは語る。

 「何を話していたのか全然わからなかった!」←きょとんとしながら言う。

 こなた・かがみ・つかさの友人、高良みゆきは語る。

 「あらあら、あの時の事は・・・う~~ん、何だったのでしょう♪泉さんと横島さんが私を見て話し合っていましたが?」←ぽや~~んとした感じで言う。

 横島とこの仲良し四人組との出会いはこうして別々に聞いても意味不明なので、その時の状況を再現いたしましょう!←決して文字稼ぎではありません!

 

 

 横島はナンパを四十九回した・・・もちろん、

 「うぐぐぐ、ぐおおおおお!何故じゃああああ!」

 全員却下されて、泣き崩れていた。

 「がなじい・・・次の五十回目で今日は終わりにするか」

 今日一日で五十回もナンパをしたんかい!という読者のツッコミが聞こえた気がする。そんなのどうでもいい横島は

 「全く、こなた!少しはこっちの事も考えなさいよ!」

 「そういうお姉ちゃん、こなちゃんから誘いの声をかけられた時、嬉しそうだったよ?」

 「はい。こなたさんと一緒に歌った時は楽しそうでした」

 「ふっふ~~ん!だ、か、ら、今回誘っても問題ないよね~かがみん♪」

 「ぐぬぬ・・・(嬉しいのは本当だから文句言えない!)」

 「よし!あの子にしよう!他にも面白そうな子もいるからより取り見取りじゃ!」

 こなたがいきたかったイベントからの帰り道の四人に視線がいき、その内のスタイルが抜群なみゆきをターゲットにした。

 

 「そこの皆さん!俺(ずる)のおおおわあああああ!!」

 

 だが、さすがに四十九回もナンパをしたから体力が結構減っていることに気付いてない。いつものダッシュで四人に迫ろうとしたが、途中でよろめいて足が絡んでしまった。だけど勢いは止まらないので、そのまま地面に顔面から落ちてずざざざざ~~~!!と音を立てて四人のところまで行った。

 「「「「???」」」」

 いきなり自分達のところに現れた横島に、こなた達は誰こいつ?な顔をして横島を見る。何とか顔を上げると

 「お、おでど、きっば、でん、ても、いきまへんか?」

 顔の痛みに負けずにナンパをする横島だが、声がとぎれとぎれだ。

 「えっと、何言っているのでしょうか?」

 つかさの言った全然わからないとは、まさにこのことである。確かに、文字ならナンパするための言葉後分かるが、実際にこれを言ったら何を言っているんだ?と疑問になる。

 「お、お、お!まさかこれってナンパなの!おおおお!かがみん、私ナンパされちゃった!」

 「あんたね・・・はあ」

 こなたは自分がナンパされたと思って、かがみに楽しそうに報告した。彼女は親友のその姿に頭痛を感じた。←かがみの頭痛はまさにこれ。

 「ち、ちが、う。俺は・・・この、ヒロイン力が百万以上ある、この子を」

 「おおおお!あんたみゆきさんがそういう力あるってわかるんだ!」

 「おうよ!そう言うスカウターが俺には搭載されているんだ!」

 「うんうん、名前はなんていうの!あんたとは気が合いそうだよ!」

 「えっと・・・何を言っているのでしょうか?」

 「気にしない方がいいわ、みゆき。すっごくどうでもいいことを言っているから」

 「こなちゃん、すっごい楽しそうに話しているね」

 みゆきの自分を見て分からない事を言っていたのがこれであり、こなたの自分の同志を・・・しかも男で見つけた運命的な出会いである。

 

 

 以上が横島と四人との出会いである。そこからは、横島が実はかがみと同じ学校のクラスだったことが判明。そこから女子四人と一緒に行動したい横島は彼女が三人に会う時に一緒に行動して、いつの間にかそれが当たり前になった。

 何とか、一番の候補としてヒロイン力百万以上のみゆきと仲良くなりたい横島だが、彼女の天然・純粋過ぎる視線と性格な上に、

 「ぐああああああ!そないな輝く目で俺を見ないでえええええ!」

 「あの、わたし、何かしましたか?」

 美神レベルの乳尻太ももが完璧なみゆきを、攻略できずにいた。まあ、みゆきのみならず

 「ねえねえ、お姉ちゃん。楽しいところってどこかな?」

 「・・・そ、それは!」

 「お~お~、かがみんは一体何を考えているのかな~~♪」

 「こ、こなたああああ!」

 純粋な人物はもう一人・つかさがいるため、余計に攻略できない。

 「それにしても、横島君って面白いよね!ナンパしまくって、全部全敗なんだから!」

 「あんなナンパで成功すること自体ありえないけどね。スケベ心満載だし」

 「・・・え、えええええ!横島君のあれって、ナンパだったのおおお!」

 「私はてっきり友達になりたくて頑張っているのだと思いました」

 だけど、警戒はだいぶ解かれているようだ。まあ、格好つけようとしても必ず失敗。他の女子にナンパしようとしても必ず失敗・・・というように、やる事なすこと失敗で終わるのだ。変に格好つけてナンパがうまく行く男より、横島のように失敗で終わる方が接しやすいのかもしれない。

 「ううう、こなたちゃん・・・とどめ刺すことないやんけ」

 「まあまあ、今日は私んちでおすすめのアニメを一緒に見ようじゃないか」

 「不思議よね。普通女子が男子を家に入れるのって結構な大イベントなのに」

 「こなちゃんと横島君だったら全然そんな気がしないよね」

 「話が合いますから友達を招待する感じですからね」

 「かがみちゃん達も来るよね!」

 「私は家の仕事の手伝いがあるから無理」

 「私も今日はご飯作らないといけないからごめんね」

 「すいません、門限がありますので」

 「そ、ぞんな・・・」

 ハーレム気分を味わえないことにのおおおおおお!と叫びながら、結局横島はこなたの家に向かう事となった。

 

 

 

 

 泉家でも

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 「もしも~~し、お父さ~~ん」

 ひと悶着が起こりそうな感じだった。こなたの父親・泉そうじろうが連れてきた横島を見て固まっているのだ。まあ、ほぼあり得ないというか想像した事すらない光景だろうから無理もない・・・幅広いオタク趣味と知識を持って、合法ロリと言っても過言ではない背の低さとスレンダーなスタイルを持つこなたが男を家に連れてきたのだ。

 もちろん、こなたは面白そうとアニメの話をしたいから連れてきたが、

 「(すたすたすた)」

 「ちょっと、どこ行くの?」

 「あ、あの~~、俺はこなたちゃんとアニメを見るだけですから」

 そうじろうからすれば、そんなの分かるはずがない。居間で新聞を読みながら、小学校の運動会のシーンをテレビで見ていた彼は新聞をテーブルに置くと居間を出て行った。こなたは父親としての彼の気持ちが分かってないのか、どうしたの?という表情だが、横島は空気を読んで何もするつもりはないという意志を伝えたつもりだが・・・聞こえてないだろう。

 とりあえず、ソファに座ったところでそうじろうが戻ってきた・・・

 

 

 「父のこの手が真っ赤に燃える!ロリコンを倒せと轟叫ぶううううう!!」

 

 

 何やら、どっかのガンダム操縦者みたいなセリフを言いながら、スト〇ートファイターのリュ〇な格好をして。

 「ちょ!待ってください!俺はロリコンじゃ「それにお父さん!そんな服を持っていたなら、もっとふさわしい人に着せてあげないと服が可哀そうでしょ。お父さんみたいな筋肉ない人には似合わないって!」ねえ・・・って、こなたちゃん!俺がぶちのめされそうになっているんだけど、君の突っ込むところってそこなの!」

 明らかにそうじろうは横島を敵視して殴りかかろうとしているが、こなたは彼の着ている服にツッコミを入れた。もし、アニメやマンガだったら確実にそうじろうの背景には燃え上がる炎があっただろう。

 「くらえええええいいい!ばくねえええつ!」

 「そもそもロリコンはお父さんでしょう!自分を倒さないといけないでしょ!」

 「あの~~!どうしても俺の心配を「(どごおおおおおお!!)」しない・・・え?」

 「あ、が、ぐ・・・もえで、い・・・がく!」

 ・・・・・・そして、また出たこなたの見当違いのツッコミに横島はえ~~?と思いながら、彼女にツッコミを入れようとしたところに、何とそうじろうはこなたの言葉を忠実に守ってロリコンである自分の顔面を殴ってしまっていた・・・早い話、自滅である。

 「うん、ロリコンは退治されたね!」

 「・・・いや、何?これ?」

 「うぐぐぐ、みごどだ・・・だが、ロリコンよ。第二、第三の父が必ず貴様を・・・」

 「そんなお約束なオチじゃつまらないって!」

 普段はボケの横島なのに突っ込みまくっているこの状況・・・さすがに、ポカーンとするしかなかった。倒れながらもどっかの魔王なセリフを言う当たり、まだ余裕があるそうじろう。ここでもこんなツッコミを入れたこなたに、がーんな表情をしていた。その間も、横島は空気になっていたのであった。

 

 

 そんな出来事が起こりながらも、数日後にはアニメやゲームで

 「やっぱりこのキャラの乳が最高だ!」

 「何を言う横島君!こっちの幼いロリ体型もいいだろう!」

 意思疎通が出来た横島とそうじろうである。とりあえず、横島の好みがボンキュッボンな乳尻太ももを持つ女性がタイプでこなたみたいなロリペタではないということが分かると、あっさり警戒が解けた。そして、今ではゲームをよくする仲間みたいな立ち位置になった。ただ、今のように乳の大きさの話になると火花を散らせて、どうでもいいことを言いながら喧嘩を始めて、

 

 「見よ!おっぱいはボインボインが萌えている!!」

 「見よ!おっぱいはロリロリが萌えている!」

 

 勝った方が決まって「東方は~~」を変えたセリフを言う・・・この状況を見慣れたこなたは、

 「あの~~、横島君。今日はDVDと買いに行く約束だったと思うんだけど」

 父と話が通じる横島がいるのは楽しいけど、時々その話が長すぎて自分をほったらかしにされることもあるが、この日はその約束があるので、さすがに突っ込んだ。

 「あ!そうか、すまなかったな!」

 「それなら、このフィギュアも頼む!」

 「・・・娘に美少女フィギュアを頼む父親って」

 「うん、任せといて」

 「それを軽くOK出す娘も・・・ちょっとシュールな光景だな」

 ・・・今回だけは横島に同意である。←アニメが幅広く認知され親子そろって同じ趣味を持つのは珍しくないが、やはり美少女フィギュアを頼むのはやばいと思う作者である。

 

 

 買い物をする二人は・・・

 「いや~、荷物持ちがいて助かるよ」

 「ははは、そんな事だろうと思ったよ」

 買いたいものを買う妹と、それを持つ兄な構図になっていた。会話もまさにそれなので、残念ながらここでのドキドキなイベントはなかった・・・代わりにこんなイベントならこの二人の意図しれぬところで起こっていた。それは、あるアニメショップに入った時、

 「「う~~ん」」

 横島とこなたは漫画やDVDの品定めをしていると・・・いきなりがたどたばたん!な音がバックルームから聞こえた。そこで何が起こっていたのかというと、

 

 「てててててててててててててて!」

 「どうした!焦り過ぎて、て、しか言えてないぞ!」

 「てててて、店長うううううう!!あああああ、あのあのあのあのあのあのあのあああああ!」

 「だから落ち着け!いったい何があった!」

 「あああああ、ああのあの、あの伝説の少女Aが、十五年ぶりに、この店に来ました!!」

 「な、な、な、な、な、なあああああああああにいいいいいいいいいいいいいいい!!!」

 

 こなたを見て転びながらもバックルームに移動した店員からの一言に、どっかのア〇メ店長はとんでもない叫び声をあげながら、イナバウアーよりも大きくのけ反った・・・因みに、このバックルームの壁や扉は防音バッチリ!なため、こなたと横島には聞こえていません!

 こなたはかなりの確率で選んだ作品が後にアニメ化や大人気の作品になる漫画を買うので、アニメショップの店員やコミケで出店する皆からはそう呼ばれているのだ。そして、このアニメショップの店長がとんでもなく熱すぎる男で・・・まあ、詳しくは「らき☆すた」のアニメを見ればわかります。←今年の4月でアニメ放送開始して十五年・・・つまり2007年か。もうそんなになるんだな。

 とにかく、慌てて店長がこなたの姿を確認しに行く。隣にいる横島を見てさらに驚く。

 「・・・何、男も一緒だと!」

 「おそらく、趣味が同じではないかと。あ!〇滅の刃の漫画で語り合っています!」

 「ふむ、つまりあの男も伝説の少女Aと同じくらいの(オタク)オーラがあるという事か!」←エロのオーラを勘違いしている?熱すぎる性格で目がおかしくなっているとしか思えん!この店長!

 「間違いないかと、何しろあの伝説の少女Aと同じ土俵で語り合えるのですから!」

 「ならば、あの男は伝説の青年Zという事だな!」

 「「「「店長!」」」」

 「これは禁断の伝説の少女A売り場にするのではだめだ!そのさらに上を行く!そう!伝説を創り出す売り場にするんだああああ!」

 「「「「了解です!!」」」」

 ・・・こなたはともかく横島まで神的な存在になっている会話だが、残念なことに店員全員が御覧の通りこの熱すぎる店長の思考が伝染しているせいで突っ込む店員が一人もいなかった。←お前らはどうしてただの買い物でそこまで歪んだ結論を出せるんだ!・・・とつっこみたくて仕方なかった作者が突っ込みました。

 そんな裏の熱すぎる展開が売り場に反映されて、

 「あれ?呪〇廻戦の漫画って棚にこんなに広く展開していたっけ?」

 「それに、アニメDVDもここにはなかったよね?」

 店員たちのこの二人に何が何でも売らせたい本能が常人を超えた身体能力が発動して、二人の後ろを通り過ぎた一瞬で売り場全部が一気に変わっていた。

 売り場が瞬時に変わったことに疑問を持ちながらも、

 「それよりこれなんていいんじゃないか!」

 「うる〇やつらだね!いや~~、このビキニ姿が色っぽくて堪らないね~~」

 「ああああ!こんなお姉さんがいたらぼかあああもおおおお!」

 「それ以上は不審者になるからやめてね・・・そっちにはバ〇タードがある。終末の〇ーレムがアニメになるくらいだから、いつかやるとは思っていたけどすごいね~~」←これは作者のガチの思考です。

 全然気にしないで語り合う二人だった。そして、本棚の影から見る店長と店員たちは、

 「よし!食いついてる!」

 「頑張ってラ〇ちゃんと他のキャラをトリックアートで書いた甲斐があったものです!」

 「ちょっと恥ずかしかったけど」

 「目が血走っていた気がするのは言わなかったことにしますね」

 「「「言っているよ!今!」」」

 という言葉を口でするのはまずいので、何と矢羽音の術でそんな会話をしていた彼ら。←因みに矢羽音の術というのは、忍たま乱〇郎に出てくる忍術の一つで普通の人には聞こえない音で連絡を取り合う術である。しかも、その音は聞かれても音の意味が解読できないので絶対にばれない術でもある!・・・この店長と店員達ならできるはずだ!

 横島はこの二つ以外にも来年アニメ化が決まったあや〇しトライア〇ブルという漫画にも目が止まって、興奮している。←これは本当にリアルで決まっています。あやかしに狙われやすいヒロインを守る主人公が術で女になってしまった性転換コミックです。

 さあ、二人はそんな売り場でどんな展開があったのかというと・・・

 「なかったね・・・お父さん目当てのフィギュア」

 「DVDも売り切れていたし、別を探すか」

 結局、目的のDVDとそうじろうから頼まれていた美少女フィギュアがなかったのであっさり退散した二人である。二人の為に、せっかくあれだけの売り場にしたのに・・・

 「また空ぶったあああああああああああああ!!!!」

 哀れなアニメ店長達であった。←頑張れ店長、負けるな店長!作者(俺)が忘れなかったら、また勝負させてやるから!

 

 

 

 その後、別のアニメショップで目的の二つを見つけて帰ったが、既に夜になってしまっていた。完全に警戒が解けた横島にそうじろうは、このままおいても問題ないと思い晩飯を食べていけといった・・・が、彼の目的は横島に連敗をした桃〇郎電〇・・・通称・桃〇だった。

 食事も終えて、負けの記録を更新したため桃〇を諦めたそうじろうはゲームをやめた。←このゲームなら億単位の金を手に入れられるのに、どうしてリアルじゃ全く手に入らないんじゃああああ!と叫んだ横島である。

 負け惜しみにしか見えないそうじろうは話を変える為にデジカメを取り出して、横島にカメラマンを任せてこなたと二人で撮るように言った。そして実際に一枚撮ると・・・

 「いや~~、抱っこした感じがかなたみたいな感触になって、ドキドキするな~~♪」

 「『ちょ!そういう危険な発言を堂々としないように!』」

 そんな危ないことを言い出したそうじろうに突っ込むこなた・・・と、

 「(あれ?この人って)」

 別の声が聞こえたのでそっちを見ると体は透けているがもう一人・・・いやもう一幽霊、大人しそうなこなたがいた。霊能力者の横島だからこそ気づけた・・・そこの写真立てにそうじろうと写っている女性。この数日でそうじろうはこなたが小さい時に、妻を亡くしていることを聞いているので、彼女がその女性・かなたということに気付いた。もちろん、幽霊のかなたの声はこなたとそうじろうには聞こえていない。

 

 

 

 原作漫画ではこの親子だけですが、アニメでは従妹のゆたかがこなたと一緒の学校に通うために住んでいます。でも、ここでは漫画の設定で進めますのでゆたかはいない設定で進めてください。

 

 

 

 今日がお盆だから彼女は家であるここに戻ってきたが、自分の世界では毎日霊を見てきたため全く気付かなかった。

 『全く、相変わらずね』

 「(そうか、様子を見に来たってことか)」

 全く悪霊な感じがしない・・・強いて言うなら幽霊時代のおキヌと同じなので、そのままにした。親子で楽しそうに話す姿を見て、ホッとした感じになった。霊になっても父子家庭となったこの二人が気になっていたのだろう。

 「(・・・親父、お袋)」

 もう会えない実の父と母を思い浮かべた。殺しても死なさそうな二人だけど、やはり気になる横島は少しだけホームシックになった。

 

 そんな中、ゲームをやり始めたこなたとその画面を見るそうじろう。しばらく、写真を撮ることもないと思いデジカメをテーブルに置いた横島とそうじろうの隣に立つ幽霊のかなた。

 そこにふとこなたが

 

 「ねえ、どうしてお母さんはお父さんを選んだの?」

 

 そうじろうに聞いた。それにはかなたも反応していた。オタクでロリコンのエロオヤジなお父さんを普通は選ばないと言うと、そこまで言うか。と一緒に声に出した父と亡き母。

 「(・・・俺、しばらく廊下にいた方がいいな)」

 友人の立場の横島は親子だけの会話だと察しトイレに行くふりをして居間から出ようとしたが・・・

 

 

 「俺が、世界中の誰よりもかなたの事を愛していた事に気付いていたからだろうな」

 

 

 そんな普段聞けないそうじろうの真剣な声が聞こえた。この時、横島はトイレに向かっていたため気づかなかったが、そうじろうはある一点を真剣に見ていて、そこにはかなたがいた。見えているわけがない、気づいているわけがない・・・だが、無意識でそこに居ると確信を持っていたのかもしれない。

 そんなそうじろうの顔を見て嬉しそうに・・・自分が忘れがちになるこの人と一緒になりたいと思った理由は、こういう人だからと思い返すことが出来た事に嬉しそうになるかなただった。

 

 

 

 トイレでは、横島は・・・涙を流していた。

 「・・・俺は今のような言葉をルシオラに言えるくらいの愛を持っていたら、あいつは幸せになれていたのだろうか?」

 当時、美神に夢中だった自分。そんな姿をルシオラは見ていた。ルシオラと相思相愛になったと言いながら、美神の事ばかり考えていた。でも、ルシオラは最後までそんな自分を見てくれ、愛してくれ、自分は自分らしくいてほしいと言う思いを持って、散っていった。

 「悔やんでも仕方ない。俺は俺らしく、生きることがあいつの望み何だから」

 でも、今の自分がルシオラの望みだと思い返し、気持ちを持ち直した。トイレから出て居間に戻ると

 「よっよ、よ、横島ああああ!」

 「みみみみ、見て見て!!心霊写真がが!ああああ、そうだそうだ!消去しないと!」

 『ま、待って!お願いだから消さないで!』

 心霊写真がとれたと焦るそうじろうとこなた。その二人の後ろでは、写真を消されそうになって慌てる幽霊・かなた。

 「(・・・なるほど、また二人で撮ろうとしたところに入り込んだということか)」

 どんなに害のない幽霊でも写真には人影しか映らないので、霊感のない二人からすれば心霊写真にしか見えないので慌てるのも仕方ないし、かなたは幽霊で写真を撮るとそうなることを知らないのでそっちも焦るのもしょうがない。

 「まあまあ、霊が写ったからって害があるわけじゃないし」

 「何でそんなに冷静なのさ!」

 「まさか撮ったことあるのか!」

 「(それどころか、毎日霊を見ていたなんて言ったらどれだけ驚くか見て見たい気もするけど)」

 『お、お願い!止めて!』

 「(かなたさんに免じてやめておこう・・・ふむ、それなら)」

 落ち着かせるように言ったが、余計に慌てる二人と消さないよう頼むかなた。そんな三人を見てある事を思いついた横島。それは、

 「もう一回撮ってみようか。今度は俺がカメラマンをやりますから」

 「ちょ!待って!」

 「俺達にとり憑かれろとでも言いたいのか!」

 もう一度、撮影しようだった。

 「そんなわけないって、もう一回やってみればその霊がいいか悪いか分かるでしょ?」

 「「分かるわけないでしょ!」」

 『・・・ううう、幽霊ってこんなに不憫なものだったの?』

 幽霊なんて日常茶飯事な横島と、滅多にない二人。認識が全く違うので意見が合わない。かなたも自分が幽霊であることがこんなに不憫なものだったのかと思い知る。

 とにかく、撮影をすることにしたが今度は緊張した顔になる二人。まあ、無理もない・・・また、心霊写真になると思うと固くなるのは自然だ。

 「家族皆の写真なんだから笑ってほしいんだけど?」

 「「無理!」」

 『・・・え?』

 緊張していて気づかなかった二人だが、今の横島の言葉の意味に気付けたのは幽霊のかなただけだった。何故なら、泉家はそうじろうとこなたの二人なので「親子・父と子の写真」というべきだが、横島は「家族皆の写真」と言った。かなたは自分が幽霊になっていて写真ではぼやけてしまいちゃんと写らない事を知ったので、その写真に写る人影が自分だと気づかれない・・・だけど、横島は気づいている。

 『もしかして・・・私が見えてる?』

 思わず横島を見ると、笑顔になり二人に視線を向けた。

 『・・・お願いします』

 「(こくり)」

 家族皆の写真・・・もし本当に撮れるなら。その想いを込めて横島にお願いした。そして、シャッターを押して今の写真データを見せると、

 「ななな、なあああああああ!かかか、かなたああああ!」

 「ええええ、お母さんだったのおおおお!!」

 さっきの人影がしっかりかなたの姿になっていた。霊能力を少し使って写る時だけしっかり姿が見えるようにしたのだ。固まっている二人と笑顔のかなた・・・親子皆の写真が実現したのだ。まさか、人影が妻・母であることにびっくりを隠せない二人は写真のデータをガン見し続けている。

 その後、何枚かデジカメで撮っていく。さっきは緊張でこわばった顔だったけど今度は二人とも笑顔になって笑顔の三人の写真だったり、そうじろうが見えてないはずのかなたに危ない発言をして突っ込まれている写真だったり、こなたは横島にそのままと言われてキョトンとしてるけど実はかなたが目の前で娘の頭を撫でている写真だったり等等・・・

 「なるほど!横島君は霊能力者だったわけだな!」

 「うんうん!そうだね・・・って、そんなわけないじゃんお父さん」

 「ハハハ!そんなわけないか!でも、かなたをまた見れたのは正直嬉しい!ありがとう、横島君!」

 「私もまさかお母さんとのツーショット写真が撮れるとは思わなかった!」

 こんな会話をしながらも、

 『本当に、ありがとうございます』

 「また時期になったら来てください」

 『・・・はい』

 かなたはパソコンに早速データを移動して、画面でたくさんの写真を見て興奮する二人を見ていた。そんな彼女の姿が徐々に消えかかっていく・・・どうやら、お盆が終わり戻ってきた霊が天に帰ろうとしているのが分かる。

 「じゃあ、また今度」

 『はい!』

 とても忘れられない思い出が出来たかなたは、また家族の写真が撮れる喜びと楽しみをかみしめながら姿を消した。

 「かなた~~!愛しているぞおおおお!」

 「も~~、テンション振り切れちゃっているよお父さん」

 かなたがいると思ってエアハグをしているそうじろうの写真があった・・・因みに写真の中のかなたは夫のエアハグを見てこなたと呆れて見ていた。だけど、かなたを抱き締めたと勘違いして勝手に彼女の感触をまた感じられたと思い込んで、叫んでいた。

 そんな父親のハイテンションな姿に呆れるこなただった。

 「かなたさん、もういないけど」

 「え!そうなの?お父さんみたいなロリコン親父に好かれて大変だったねって言いたかったんだけど」

 「来年言えばいいじゃないか・・・俺は、もうおとんにもおかんにも絶対に言えないから」

 「・・・そうなんだ。ついさっきまでは私も言えるとは思えなかったけど」

 パソコン画面から離れないそうじろうを放っておいて、デジカメの画面でかたなとのツーショット写真を見るこなただったが、横島が思わず父と母に会えない事を漏らし、その時に何気なく見えた笑みを浮かべながらも悲しみを同居させた顔に

 

 

 「(あ、あれ?変だな?何か、目が・・・離せない。それに、何か、ドキドキするような?何なの?これ、ええ?ちょっと、どう知っちゃったの自分!)」

 

 

 今の今までアニメ・漫画などにときめかせたこなたが、不意に見せたその顔に初めて横島にときめいてしまった。だけど、全然理解できないこの感情に戸惑い続けた。

 そして、いくらなんでも遅すぎたという事で横島を今日は泊めることになったのだが、

 「(何で?何で、横島がここに泊まるってだけで・・・眠れなくなっちゃうのさ!何か期待しているような感じ!そう、まるで待ち望んだ漫画が発売したような・・・う~~ん、それとも違うような?ま、まさか、これが・・・恋愛フラグなの!いやいやいや、ありえないでしょ!ちょっと顔を見たくらいなんだよ!それなのに、でも、さりげない表情にトキメキなんて展開は漫画やアニメだけでリアルには・・・ああああ!思い出したら余計にドキドキしてきちゃったああああ!何これ~~、そ、そうだ!こういう時は気晴らしにゲームでも・・・・・・あれ?何で私恋愛ゲームなんて取り出してるの!ちょ!参考にしたいなんて思ってないない!うううう、こんなに困惑し続けていたんじゃ認めているような・・・そ、そんな事はないはず!ない・・・ああああ!)」

 そして、ただひたすらに自問自答し続けた結果、全然眠れなくなったこなただった。しかも、落ち着かせるためにゲームをやったら恋愛シーンになると真っ赤になったり、アニメでそのシーンになったら思わず早送りをしたり、漫画を見てもいつもは何も思わないキスや抱きしめのコマを数分間じっと見たりしたため・・・結局、ますますもやもやする結果となったそうな。←もちろん、横島が泊まったのはそうじろうの部屋であってこなたの部屋ではない。

 

 

 

 

 次の日、学校のクラスで、

 「あれ?こなちゃん、目にクマが出来てるよ?」

 「どうせ、徹夜でゲームでもやっていたんでしょ?」

 「授業中寝ちゃだめですよ?

 いつもの三人からそんなことを言われた。まあ、こう言われるのも仕方がない。何しろ

 「ねえ、かがみん。ちょっといいかな?」

 「何よ、いつものあんたならそうなんだよ~~的なことを言うのに」

 こなただけじゃなく、この三人も今までこんな気持ちになったことがないはずだ。

 「漫画やライトノベルで、フラグって言葉があるじゃん?」

 「ええ、それがどうしたのよ」

 「何々?そのフラグが何なの?」

 「フラグ、ですか?旗がどうしたのですか?」

 みゆきの見当違いな一言はともかく・・・こなたから

 

 「うん、ちょっと昨日ゲームじゃよくあってリアルじゃないことと思っていたんだけど・・・私さ」

 

 この言葉を出た時、

 

 

 「恋愛フラグが・・・横島にたっちゃった、みたいなんだよね。こうやってリアルでこのフラグが立った時って・・・どうすればいいんだろうね?」 

 

 

 恋愛フラグの意味が分からなかったつかさとみゆきはともかく、理解できるかがみはとんでもない大きな声を出してしまいその声に驚いてやってきた黒井先生から説教を受けてしまった・・・が、声を出してしまった理由を聞いたら恋愛の出会いが全くない彼女も大絶叫して、こなたを保健室に連れて行って現実と妄想の区別が出来なくなってしまったと勘違いしてしまったとのこと。←つかさとみゆきが意味を理解したら、もちろん女子高生らしく目を輝かせてこなたに詰め寄ったのは別の話。




 付き合うというより、こなたが横島を好きになった話。といったところですね。でも、こんな感じじゃないですかね?こなたが好きになるというのは?これで許してください・・・決して、あの店長を書きたいが為にこの話を書いたのではありません!


 次回はちょっと横島・ハーメル・冴羽・美堂と吉井明久も加えた五人の茶番話を書こうと思います。
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