横島忠夫、〇〇〇〇と付き合ったらどうなる?   作:一日三食MEN

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 どうも、フィギュアスケートで羽生が二連覇して嬉しい三MENです!自分、彼の演技は素人ですが別格!と思っています。あの演技は、ガチで見入られるんですよ。

 では、設定です。
  彼女と公園で出会ったのは、原作のあの事件勃発前日です。ですので、まだ彼女は横島を何とも思ってません。
  原作では「奴ら」と書いてますが、自分には屍に見えるので屍と書きます。
  二人っきりになったところから話はオリジナルになります。
  原作は持っておらずうろ覚えなので、お互いの呼び名が違うかもしれないですのでご了承お願いします。
  
 以上です。楽しんでください!


毒島冴子と付き合ったら?(ハイスクール・オブ・ザ・デッド)

 「さて、これからどうするか?」

 街を歩く男三人に女四人。そろそろ夕方になりかけている。そのうちの一人である横島が六人に訊ねた。

 「そうだ。私、友達の家の鍵持っているの!この辺に住んでいるからそこに行きましょう!」

 その時、その中で一番の大人で巨乳でほんわかで周りの空気ものほほんとしてそうな女性・鞠川静香が手を挙げた。

 「もうすぐ日が暮れる。夜になるとまずいし、そこで避難した方がいいわね」

 「そうね・・・でも、どうして先生友達の家の鍵を?」

 「お友達がね~、いないことが多いから掃除してって頼まれたの~」

 「・・・家政婦だな、まるで」

 その提案に乗ったこのチームのリーダーのツインテールで眼鏡少女の高城沙耶。鞠川にどうして鍵を持っているのか尋ねる巫女服が似合いそうな宮本麗。彼女の質問に答えた鞠川の言葉にツッコミを入れる女ザムライという言葉が似あいすぎる毒島冴子。この四人が今いる女四人だ。

 「そうと決まれば、すぐに行かないと」

 「ああ、ちょ~~っとヤバくなりそうだしな」

 「うん!先生、案内お願いします!」

 横島が残り男二人の小室孝に平野コータと共に、鞠川に案内を頼んだ。いくら鍵を持っているからと言って本来勝手に入るのはよくないのだが、今は仕方ない状況のため遠慮をする暇もないのだ。何故なら彼らは今、人を喰う屍達の街を突き進んでいる・・・そう、バイオハ〇ードと同じような状況下に立たされているからだ。

 

 

 あの公園にいた時はまだこの状況になる前日であり、その時に毒島冴子に拾われた。自分を見て暗すぎるとのことで、この日に彼女の通う学校に連れてきたのだ。だが、その時だった。学校中で異変が起こったのは。

 すぐに職員室に避難して、その時に鞠川・平野・高城と出会った。だが、その場所も危険になってきたので学校を出ようという事になり、うまいことバスを見つけそこで小室と宮本とも合流した。だが・・・

 

 『ここは、リーダーを決めるべきではないですか?』

 

 明らかに自分が偉い!と言いたそうなクズ臭がする男・紫藤までそれに乗ったのだ。しかも、紫藤とその後ろにいる数人の男子の見る目が汚らわしかった。しかも、彼の家族で因縁がある宮本をバスから降ろすと言いだし、降ろされたくなかったら、自分達に体を差し出せ。すら言ってきた。これにはブチ切れた横島。

 『おらあ!』

 思いっきり紫藤をぶん殴った横島。

 『ぐお!き、貴様!リーダーに向かって!』

 『いや~~、汚い顔だからつい殴りたくなっちゃって!』

 『ぐぐぐ!降ろされたいのか!』

 『(無視)そうだ!ついでに』

 怒り心頭の紫藤。後ろのメンバーも怒鳴ってやってくるが横島が紫藤の背後にいる為、殴ることが出来ない。

 『いいか、てめえ!美女を自分の欲望で汚そうなんて、世界中の美女のちちしりふとももを触って揉んで顔をうずめる夢をもつ横島忠夫が断じて許さんぞ!』

 『・・・紫藤の発言も最低だけど、今のお前の発言も結構最低だぞ』

 『『(こくこく)』』

 『ははは!横島、いいこと言うな!』

 『君~、本当の事は思っても言っちゃだめよ~』

 小室のツッコミと宮本と高城の頷きも聞こえないふり見ないふりをした。冴子は思いっきり言ってくれて楽しそうだ。さすがの鞠川も嫌気を持ったみたいで、横島を止める気はない。

 『いくぞ!イケメン顔のクズ眼鏡!』

 すると、どこからか取り出したハサミ。掴むは紫藤の髪。それを見て、全員が次にやる予想が簡単に出来た。紫藤も顔を真っ青にした。

 『くらえ!磯野〇平さんの刑じゃあ!イケメンからハゲメンにしてやる!』

 『や、や、やめろおおおお!』

 『暴れると、手元が狂ちまうな~~』

 どうやら、顔は横島のイケメン殲滅の制裁対象に入っているのも理由のようだ。嬉々としてハサミを動かしだし・・・足下に髪がどんどん落ちていった。全員が唖然としながらもどうなるか興味津々で見ていた。止めに入ったら同じ目に遭いそうで怖いと言うのも見ている理由の一つだ。

 

 

 数分後に、頭のてっぺんに一本だけ髪が残った状態の見事な磯野〇平さんヘアーとなった。しかも、頭の皮膚がむき出しになったところに『天罰』という文字をマジックで書いて追い打ちをかけた。その頭を鏡で見て怒りに震えている紫藤・・・〇平さん。他の従っていた後ろの男子も、奥にいる女子達も、そして横島の後ろにいる小室達も、紫藤〇平さんに全員が大笑いしている。特に、因縁のあった宮本や高城は床や座席を叩きまくって腹を抑えて笑っている。

 『が~~はっはっは!どうじゃ、リーダーをバカにしたぜ!じゃ、邪魔者の俺は抜けるね~』

 そう言って、バスから降りた。その行動をした横島を称賛した今一緒にいる六人もまた後に続いてバスから降りて・・・今に至るという事だ。因みに、道中で毒島以外の三人にナンパして振られたのはいつもの事。

 

 

 夜になる頃に、何とか鞠川の友達の家にたどり着いた。

 「玄関の門さえ閉めれば大丈夫だな」

 「つうか、何だよあの車。一個人で買える代物じゃないぞ。あの巨乳先生のお友達はいったいどんな人なんだ?」

 「これ、戦場で使われる車だよ!多分、軍人か何かじゃないかな?じゃないと、納得できないね・・・しかも、結構改造もしてるみたい」

 女性陣は皆既に家に入ってほっとしている。男達は玄関にあった車にそれぞれの感想を言っていた。そう呟いていると、

 

 「宮本さ~ん、冴子さ~ん、高城さ~ん。お風呂に入りましょう~~」

 

 鞠川の気の抜けた声が聞こえた。そして、その言葉は

 「お前ら、準備はいいな!」

 「「・・・何の準備?」」

 「当然、男のロマンを見に行く準備じゃ!」

 横島の煩悩を最大限にするものだった。

 「おい、まさか」

 「覗きに行くの?」

 「ふ、何を言う。煩悩を燃やしに行くだけだ!」

 「「どっちも同じじゃないか!」」

 「さあエデンに行こう(ガシ)・・・あん?」

 力強く叫ぶ横島に呆れる二人。気合十分の顔で浴室に行こうと思った時に、後ろから肩を掴まれた。顔だけをそちらに向けると、

 「外の連中以外にも気を付けないといけないやつがいたわね」

 「ある意味、あのバスに乗っていた男子以上の危険人物がね」

 「今回だけはあの二人に同意だな」

 「ごめんね~~、先生だから止めないといけないの~」

 怒り心頭の顔の宮本と高城にあきれ顔の冴子。三人の後ろには謝っている鞠川。そして、鞠川以外の三人にはロープが握られていた・・・。

 

 数分後に、浴室から

 「うっわ~~、やっぱり静香先生ってすごい・・・」

 「頭に行く栄養をこっちに・・・く、悔しい!」

 「高城、胸が大きいと肩が凝りやすいぞ」

 「そうよ~、軽くできないかしら~」

 「「くっそ~~~!もっと大きくしてやる~~!」」

 煩悩を刺激する会話が聞こえた。宮本と高城も標準以上に胸はある方だが、それ以上に大きい胸の冴子と鞠川を見るとやはり負けた気になる。

 そして、そんな会話が聞こえる中、二階の別の部屋を探索中の小室と平野と

 

 「む~!むぐぐぐっぐ!がぐげぐぐぐっぐ~~~!(ぐおおお!このロープをほどけええ!エデンが目の前にあるんだ~~~!!!)」

 

 その二人にロープを持たれている頭から足の先までガチで簀巻きの横島。ロープの中でも両腕を後ろで縛られている状態の為、流石に脱出は無理そうだ。というか、文珠の『解』をすればロープが解ける気がするのだが、エロしか頭にないためそこまで回らない横島だった。

 彼女達の風呂が上がった声が聞こえたのでようやくロープがほどかれた。最初は覗けなかったことにガッカリして、_| ̄|○☚こうなっていたが、

 

 「ねええ~~ん。こ、む、ろ、く~~ん♡」

 

 バスタオル一枚でフラフラとのぼせてうろつく鞠川の姿が、もはやかつての世界で横島の部屋に隠してあるアダ〇トビデオの女優並みに色っぽすぎる。特大ビッグボインの谷間が丸見えで、しかも小室に抱き着いた際にバスタオルからはみ出た尻をしっかり見た。

 「ぐおおおお!!エデンは、風呂場じゃない。この家全部にあった~~!」

 当然こんなのを見せられては横島はたまったもんじゃない。背中から抱き着かれた小室も胸の感触に涎を飲み込み、平野も鼻血を出している。

 「し、し、辛抱たまら~~~ん!小室!そこをどけ~~!俺と代われ~~!」

 「お、おいこら!」

 バスタオルの中見たさに襲い掛かる横島だが、

 「あっら~~ん、横島く~~ん。うふふ、もう~~、先生のここを見たいの~(ちら)「のおおお!み、み、見えそうに!」あらあら~、だ、め、よ~(ちゅ)」

 「ぐ、う、ぐあああああああ(ぶしゃあああああ)」

 鞠川が何と誘惑してきた。小室の背中から胸をどんと見せ、さっき以上に深い胸の谷間が見え、バスタオルを外そうとする仕草に横島は視線が釘付けとなり、最後にはウインクしながら投げキスした。その積極的な仕草が横島の煩悩の限界が超えた。ベル〇ンの赤い雨の如く、横島が鼻血を大量噴射した。

 

 

 鞠川を小室が別室に運び、横島が鼻から青春の雨を降らせたことで貧血気味になりながら何か食べようと一階に降りる。途中でランニングシャツにパンティー姿の宮本の姿もあったが、さっきの鞠川の姿の方が衝撃過ぎだったため平然と通り過ぎた。

 だが、バスタオル鞠川と同等の衝撃が台所にあった・・・。

 

 「お、横島か。もう少しで食事ができるから待っていてくれ」

 

 料理中の冴子の姿があった。そこまではいい、それならおキヌちゃんが時々横島に作ってくれるので免疫がある。問題はその格好だ。

 

 「は、ははははあああああ~~~~、裸エプロンだと~~~!!!」

 

 そう、裸エプロンで作っていたのだ。パンティーは着けているがブラは着けないので、ほぼ完全な裸エプロンだ。こうもラッキースケベが続けてはさすがに動揺する。とりあえず後ろを向いた。服を洗濯して今乾燥機で乾かしているが、その間に自分に合う服がなく、これしかしかなかったとのことだ。

 「ほ、本当に・・・ここはエデンだ」

 「ん?どうした、横島」

 自分の理想郷はここにある。と思いかけた時に冴子から声をかけられた。

 「な、何でもない!・・・つうか、ここまでほぼ勢いで来たからやっと一息付けたけど、とんでもないことになったな」

 「ああ、まさか人がゾンビみたいになるなんてな・・・」

 「じゃ、じゃああ、冴子ちゃんの料理、楽しみにしているから!」

 「任せておけ。というか、無理矢理話を切り「頼むで!(ダダダダ)」??」

 これ以上いたら、貧血どころか意識不明になりかねない。そう思った横島は速攻で逃げ出した。自分の姿が原因と気づいてない冴子は分からない顔になった。

 

 『巨乳先生のあの姿に冴子ちゃんのこの裸エプロン。こ、ここまで煩悩を刺激することが連続で来るなんて・・・二人の艶姿だけで文珠何個できるんだ?』

 

 でも、横島の脳内ハードディスクにしっかり鞠川と冴子の姿を焼き付けた為、すぐに切り替えることなどできない。文珠が何個できるか試したくなり、料理ができるまでこっそりやってみた。

 『そう言えば、あいつらに残ってた文珠使ったんだっけ・・・どうなっていることやら、見れなかったのだけが残念だな』

 一個目の文珠が出来た時にバスの事を思い出した・・・そう、実はバスから降りる際にこっそり文殊を使ったのだ。それがどうなったのか少し気になったが、

 『裸エプ、裸エプ、バスタオル、バスタオル!』

 すぐに忘れて二個目に取り掛かった。

 

 その後、食事も終わって一休みというところで事件が起こった。近くの家で少女の叫び声が聞こえたのだ。すぐに皆で助けに行き、子犬を抱えた少女を救った。少女は希里ありすといい、今後は彼女も行動することになった。

 そして、友達の車・ハンヴィーを使って移動を開始した。とても頑丈かつ平野曰く水陸両用車に改造されているとの事なので、途中で川に入って屍達から避けるように移動した。目的地はこの街の権力者・高城沙耶の実家だ。家族と合流して今後どうするかを話し合うためにもそこに行くことがいい、という事で決まった。

 だが・・・

 「・・・あいつらは大丈夫だよな」

 「ああ、約束はした。必ず、高城の家で会おうと」

 一丸となって動いていたが、横島と冴子が別々になってしまった。二人だけの行動となり、移動していたが屍達に取り囲まれてしまった。文珠を使って何とかしようと思った時だ、冴子が別人のように動き出して屍達をどんどん薙ぎ払っていった。

 『すっげ~~!あの堂々とした戦いがまるで美神さんみたいだ・・・あの人は女王様っぽく鞭を使っていたけど』

 その動きに感服する横島だが、いきなり動きを止めて隙を作ってしまい危機に陥った瞬間があった。慌てて助けて、そのまま逃げた。

 

 逃亡しきって、今は神社に身を潜めている。

 「あいつらに文珠の事を説明しといて正解だったな」

 「それにしても、この球に文字を入れたら本当にその文字通りの現象が起こるものなのか?」

 「実際に試してみる?・・・冴子ちゃん、濡れた服貸して」

 「・・・変なことに使うなよ」

 「さすがにそこまで空気読まないことはしない!・・・が、この状況じゃなかったら使っていたかもしれんから断言できない!」

 「ははは、素直だな」

 途中で濡れて今はタンクトップ状態の冴子。その制服を渡したが釘を刺された。一応反論はしたが、完全に否定はできないことに笑った冴子。渡された濡れた制服に『乾』の文珠を置いた。文珠が光ると、濡れた制服があっという間に乾いた。

 そう、横島は文珠の事を冴子や小室達に話したのだ。いつまでも隠せる状況じゃないし、何より出し渋っていては犠牲者だって出かねないので、実演付き(『脱』でやり・全裸にしてすぐ・全殺し)で説明しておいたのだ。

 「・・・何と、本当だ。あの時は横島が目にもとまらぬ早業で脱がせたと思ったが」

 「いくら俺がスケベでもそこまで出来んわ!・・・ま、これが俺の力です。でも、あいつらと俺らだけの内緒でお願いします」

 「ああ、どうしてこれを最初から使わなかった?」

 「何個も作れませんので・・・(煩悩があれば作れるから、裸見せてくれたら作れる。とは言わない方がいいな)」

 そう言われて納得した冴子。内心で思ったことを言わないでよかったと思った横島。

 「そう言えば、一つ聞きたいんだけど・・・冴子ちゃん、屍達を倒していく時動き止めなかったか?」

 「・・・聞きたいか?」

 文珠の話を変えようと気になっていたことを聞いたが、彼女はその言葉に動きを止め、制服を着た時の表情が暗かった。

 

 その後、彼女の口から出たことは戦っているとどんどん戦いたくなり、理性が全く止められなくなっていき、どんどん痛めつけたくなるという衝動がある事だった。かつて、夜道に襲われたことがありその暴漢を木刀で相手をぼろぼろにしたらしい。しかも、骨を何本か折るというおまけ付きで。

 

 「これが、これが!本当の私だ!戦うと、相手を痛めつけることに快感になっていく。これが私なんだ!」

 

 つまり、人を痛めつけて快感を持つような人間であることに葛藤を持っているという事だ。それを聞いた横島は・・・

 「誰じゃ襲ったのは!俺が襲いたかった~~~!!!」

 彼女の葛藤よりも、むしろ襲った男に怒りを持った。しかも、持つ理由が自分じゃない事だった。思わず呆れる冴子。自分の心を叫んだのに、相手はそれをまるで聞いてない風な感じだったからだ。

 「冴子ちゃんのこのナイスバディに襲い掛かっただと!ふざけるな!冴子ちゃんの体を好きにするのはこの俺じゃああああ!ちちしりふともも~~!!」

 そんで、この横島の心の叫びである。

 「お前、こんな異常な心を持つ私を何ともないのか?」

 だからこそ、聞いた冴子・・・そして、笑顔で答える横島。

 

 「誰だって、その心は持っていると思うぞ~。俺だってイケメンは絶対消滅物と思っているくらいだ!何より、あのハゲメンに俺がした事を見れば、同じものだと思わないか?つうか、俺の職場の上司だって俺をとことん盾にして自分は助かって楽して儲けられて喜ぶ人間だし」

 

 あっけらかんと言うが、彼女はそれがすごいことと思えた。もちろん、今までの横島の行動で自分が好みの女だからという考えもあった。しかし、それでもここまで全面的にいう人は彼女には初めてだった。

 

 「冴子ちゃんはどんな人間でも、俺は絶対に態度を変えない。つうか、美女に罪はない!」

 

 そう叫んでガッツポーズをとる横島。それを見て笑みをこぼす冴子。

 『何か、こいつを見てると小さなことで悩んでいたように思える。まだ会って数日しか経っていないのに、横島はどんどん私の心に土足で入ってくる・・・本当に、とんでもない奴だ。私が苦しんでいた気持ちをほんの数分で解決させるなんて・・・何だ?心臓が早くなっていく。横島の顔を見るとドキッと来る。胸が、熱く・・・なる』

 そう思うが、彼女の顔は今までにない嬉しさのある顔になっていた。今まで恋を避けてきた。醜い嗜虐の一面を持つ自分を見られたくないと避けてきた。だが、横島は全部を受け入れた。

 『自分がどんな人間でも絶対に態度を変えない』

 そう言ってくれた横島を彼女は想いを持った。

 「さて、仮眠するか。明日には合流しないといけないからな」

 「ああ、そうだな」

 その後、二人ともひと眠りに着いた。もちろん、こっそり冴子が抱き着いて、横島の悲鳴が目覚まし時計になったのは当然の事。

 

 次の日の朝早くに出たが、何と神社に屍達がやってきた。しかも既に囲まれている状態だ。

 「さて、この文殊の力。見せてやるよ」

 「・・・いや、私にやらせてくれ」

 さすがに文珠を使わないとまずいと思って取り出そうとしたが、彼女に肩を掴まれて止められた。

 「冴子ちゃん。大丈夫か?」

 「ああ、横島・・・見ていてくれ」

 だが、彼女は笑顔だった。休んだ神社で手に入れた刀を抜いた。

 

 『見ていてくれ・・・これが私だ!』

 

 どうやら、昨日言った自分のあの姿を横島に見せるために一人で戦う選択肢を取った。そして、屍の群れに斬りかかった。

 「は、は~~ははは!いいぞ!」

 屍達を次々に斬っていく姿に

 「もっとこい。もっと楽しませろ!」

 『何だよ、その斬りかかる姿。もっと早く見せてくれればよかったのに・・・とっても綺麗じゃないか!』

 「燃える。燃える・・・全てが燃える!」

 見惚れる横島。文珠をポケットにしまった。

 「これで、最後!くたばれ!!」

 彼女の方も最後の屍を斬り終えた。

 

  「・・・濡れる!!」

 

 とてもやり切った笑顔で刀を鞘に納めた。その姿もまた美しいと思った横島。

 「冴子ちゃん、とっても綺麗だったよ。もっと早く見せてくれよ!つうか、何であれだけ動き回ってスカートの中身が見れなかったんだ!どうしてだよ、冴子ちゃん!」

 「・・・ははは、これから先見ようと思えば見れるさ(ふふ、嬉しいよ。本当に今まで通りの態度で・・・決まりだな。私はこいつが本当に好きだ)」

 いつも通りの顔と態度で寄ってくる横島を見て、想いが間違いないことを実感した冴子。

 『横島。逃げ延びたら・・・その時は』

 一つの想いを持って、二人で目的地の高城の屋敷に向かって出発した。

 

 

 無事に横島と冴子は高城の屋敷に着くことが出来た。二人ともそれがどこにあるか分からないが、小室に『心』の文珠を渡しており、それに横島が『伝』の文珠で呼びかけて道案内を頼んだのだ。この時ほど、彼らは文珠の凄さに驚いた。途中で新人婦警を救助しながらナンパしたことに、冴子が足を踏んで刀を首筋に着けたがそれは別の話。

 その後、高城の両親に話を聞くと自分の屋敷の庭に救助の軍用ヘリが数機来ることになっておりそれに乗って脱出する。という話をした時点でやってきた。そして、無事に全員が脱出することに成功した。

 そのヘリの中で横島は息を吐いて壁に背をつけていると、肩に冴子が頭を乗せてきた。その行動に皆目を大きくする。

 「・・・横島。これからどうする」

 「さあな、どこぞのゲームならアン〇レラをぶっ潰しに行く!というけど、そんなゲームみたいなこと俺にはできないな」

 「・・・一つだけあるぞ、ゲームみたいなことを出来るのが」

 「え?何そ(ちゅ)!!」

 冴子の言葉に疑問を持ち、質問しようと顔を向けた横島の唇にキスをした。しかも、腕を回してすぐに離れず彼女の舌が横島の口の中で暴れる。

 「「「「え、え、ええええええ!」」」」

 「わお!冴子ちゃん、大胆!」

 「ねーねー、どうしてありすの目をふさぐの?」

 「あの~、私も何故でしょうか?」

 「「二人は見ちゃダメ!」」

 「・・・私、大人と見られてないのですか」

 当然全員が驚き、小室と平野は( ゚д゚)ポカーンとして、鞠川は興味津々になり、宮本と高城は慌ててありすと新人婦警の目をふさいだ。婦警は年下と見られてショックだった。唇を離して、放心状態の横島に一言。

 

 「命がけで逃げ延びた男と女が結ばれる。ゲームみたいだろう。ふふ」

 

 唇に手をやった冴子は今まで見せなかった恋する乙女の顔になった。キスをされた横島は大絶叫をして、しばらく妄想を口走っているとその場で気絶した。膝枕をして優しい笑顔を見せる冴子は頬を撫でながら、もう一度キスをした。

 

 

 

 余談・横島があのバスに使った文殊は一体何か?それにはまずバスの中を知る必要がある。

 「げ~~へへへへ!どうだ!いいだろ、いいだろ!」

 「すごい、こんなに女を抱けるなんて!」

 「ふふふ、紫藤様のテクニックは!」

 「はあ~~。とってもすごいです~~」

 彼らはバスの中でずっと乱交をしていた・・・がその様子がおかしい。よく見ると、

 「いい、ああ。こんなこともできるのか!」

 「ふ、リーダーの私がちょっと本気を出せば簡単にできるんだ!」

 何と紫藤〇平達は男同士で乱交していて、女子達も女同士で乱交をしていた。何とも同性愛者が喜びそうな光景である。そして、これこそが横島の文珠の効果だった。

 

 『幻』『惑』

 

 バスの中で見るもの全部をありもしない幻に見せているのだ。男を美女に女を美男に見せ、更に窓の外に見える屍達の姿といつも見慣れている通学路が、どこかのワイハの海でビキニ美女が日焼けをしている姿が見えるのだ。

 だが、ニセの風景すら気にしないで男達はすぐに女に見える男に襲い掛かった。何しろ、その幻の女達はバスを降りた宮本や鞠川や学校で屍となった美人教師や女子等が裸になった姿だったのだ。しかも声まで同じで誘惑してくる。そんなものを見ては、欲望が強い男共は我慢できない。そして、女子は自分の想い人や恋人の裸が幻になった。彼女らもまた欲望に負けて・・・

 

 それは、この街にいる屍達を一掃するために撃たれた何発ものミサイルが着弾するまで続いた・・・その後、彼らの姿を見たものは誰もいなかった。

 




 
 彼女の恋心を作るのは少し苦労しました。サムライのイメージが強かったですからね。当初はあの「濡れる!」は出すつもりなかったですが、やはりこれは出すべきと思い急遽入れました。
 今回は文珠結構使ったな。たまには使う話も書きたかったので丁度良かったです。

 次回は、煩悩先生のヒロインに入れる予定だった魔法科高校の劣等生の一人にします。さあ、誰でしょう~~ヒントはブラコンさんです!


 9000字なんて久しぶりだ・・・。
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