横島忠夫、〇〇〇〇と付き合ったらどうなる?   作:一日三食MEN

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遅くなりましてすいません!引っ越しをしていたため、ネット環境が数日間できなかったり、荷物の片づけなどで更新できなかったです!
 やっと、再開です!今回はデート・ア・ライブの彼女です!

 設定
  横島は五河家に暮らしています。
  ヒロインは横島にナンパされて、一緒にいるようになっています。
  今回、他作品のカップルを出しました!皆さん知ってるあの二人です!
  オリジナルな展開ですので、原作の流れは無視してください。

 では、楽しんでください!


鳶一折紙と付き合ったら?(デート・ア・ライブ)

 

 ここは横島の部屋。

 「ぐふふふ~~ほ~れ、安心して裸になりや~~今楽にしてあげるで~~ぐふふふ」

 彼は彼らしい寝言を言っていた・・・が、

 「ぐお!コラ西条!貴様、その美女を連れて行くな!ああああ!そっちの方がいい男って、ぐおおお!男はやっぱり顔かああああ!」

 にっくき男が現れて夢が台無しになったようだが・・・そんなところもまた彼らしい。これこそが横島なのだ。そう、これは夢・・・夢なのだ。

 「西条!くたばれええええ!!・・・あれ?」

 夢の中の西条にドロップキックしたところで目を覚ました横島。

 「ふう~~、夢だったか。まあよかった。目を付けた美女が取られる夢なんて見たくもなかった。特にあの西条のクソ野郎に!」

 「美女って誰?」

 「そりゃもちろん美神さんだ!あの人の体は本当にいいぞ!」

 「美神さん?」

 「向こうの世界の俺の上・・・し、え?あれ?」

 「ねえ、その人と私。どっちがいいの?」

 夢で西条が出たことで興奮していたせいで、隣にいた女子に気付かなかった。横島は焦りながら聞いた。

 「えっと、聞いてもええですか?」

 「いい」

 「では・・・まず、どうして俺の部屋にいるのですか?」

 「恋人はずっとそばにいるべき」

 その女子は顔色変えずに簡潔に答えた。その事に冷や汗を流す横島。

 「次に、どうして俺の布団に入っているのですか?」

 「恋人はずっと抱き合うべき」

 すると、布団に入って上に乗っかって抱き着いていた彼女の抱き着く力が増した。 

 「さ、最後に・・・ど、どうして、裸エプロンなのですか!」

 「詳しくはわからないが、男性が恋人の女性にしてほしい格好ベストスリーに入っている服装。恋人の忠夫のあのR18の本にもこの格好の人が多かったから好きだと思って」

 「のおおおおお!俺のエロ本がああああ!!」

 「因みに参考に裸ワイシャツとスクール水着も用意している」

 「や、やめええええ!想像しちゃうだろうがああああ!」

 自分の隠していたエロ本の存在がばれて、ベッドの中でもだえる横島。しかも、裸エプロン以外のバリエーションが更にあることを聞いて悶えがさらに強くなった。

 「言って・・・どんな服でも着替えるから」

 「ぐおおおお!う、うおおおお!だ、ダメだ鳶一ちゃん!今すぐ出てくれええええ!」

 上からエプロンを取って裸になろうとする女子・・・鳶一折紙を必死に止める横島。何とか、早朝にR18に突入しかけるコスプレ会に発展することだけは阻止できた。鼻血で赤く染めてしまった布団を代償にしたが・・・

 「・・・降りるか」

 「そうね、お兄ちゃん」

 その様子を「俺のエロ本がああああ!!」あたりから覗いていた同居人の五河士道と妹の琴里は、苦笑いしながら一階に降りて行った。

 「なあなあ、士道~。どうして、十香の目をふさぐのだ~」

 「あの・・・私もどうして?」

 純粋な十香と四糸乃の目をふさぎながら。

 

 

 公園の中で落ち込んでいるところに出会ったのはこの二人だった。この世界では精霊が出現する現象が起き、現れるたびに大きな被害が伴う。その為、鳶一はその精霊を退治する組織に、士道と琴里は反対に保護する組織に入っている。最初は横島をただの一般人と見ていたが、精霊・プリンセスの十香が士道と共に楽しんでいたところに鳶一が誤って士道を撃ってしまった。怒りに燃えた十香が力任せに攻撃をしたのだが、鳶一を横島がサイキック・ソーサーを出して守ってあげたのだ。その際、

 『君がどうしてこんなことをしているのかわからないが』

 横島は必死に守り続けながら、精霊に親を殺された彼女の為に説得

 

 『・・・あれよく見ると美人!僕横島!お嬢ちゃん可愛いね!ぬお、君の素晴らしいスタイルが、ばっちり見れるいい服着ているじゃないか!いや~、すんばらしいちちしりふとももしてるじゃないか!ねえ、僕と付き合わない!君の寂しさや苦しさを僕がず~~っと傍にいてなくしてあげるから!君すっごく可愛いしスタイルいいし、ええ乳してるし!後悔させないぞ!』

 

 ・・・し続けた(途中からナンパになっていたのは気のせいだ)。その間に、何とか士道が十香をなだめて抑えることができた。

 この力を出して以来、勧誘されて二人と同じ組織に入り保護する立場になった。横島も精霊が美少女が多いことを聞き二つ返事で協力することにした。

 『美少女のちちしりふとももはワイが守る!(そして、かっこいいところみせて好感度上げて惚れさすんだ!)』

 建前も本音も煩悩全開だった・・・だが、今回だけは上手くいったのか

 

 『横島。私の傍にずっといる・・・そう言った。つまり、恋人として付き合うこと』

 

 鳶一が横島の説得(もう一度言う、途中からナンパだったのは気のせいだ)で、恋人として付き合う気持ちを持ってのだ・・・こうして彼女なりのアプローチをしていた。

 

 その後も時崎狂三に八舞姉妹に誘宵美九など、美少女精霊が出ては横島は興奮して彼女達を守ろうと(好感度を上げようと)頑張ったが・・・

 「うふふふ、私は士道さん以外目が入らないのですの」

 「すまんの~。身も心も裸にされた士道がいいんだ!」

 「残念、諦めて」

 「だ~りんだけが、私の旦那様ですわ~!」

 という感じに、他にも出てきた精霊達は皆命がけでデートをしてキスした士道の事が好きになってしまった。その度に

 『ぐおおおお!その辺のRPGの村人Aな感じな士道がどうしてここまでモテるんじゃあああ!』

 血涙を出して悔しがって絶叫する姿にうざいと琴里に蹴飛ばされ、その姿に羨ましがり神無月が似たようなことをしたが無視されて興奮して、常に目にクマを作って眠そうな村雨令音は特に興味を持たなかった。

 

 

 精霊を人体実験するDEM社の刺客も来たが、

 「がはははは!その程度の攻撃など簡単に避けられる!それに、老師や小竜姫に比べれば屁でもないわ!(どご~~ん)ぎゃあああ、いってええええ!」

 横島名物・ゴキブリ逃げと偉そうに言うけどやっぱり痛いが発動。そして横島流奥義

 「くたばれえええ~~!美女と仲のいい男は滅殺じゃあああ!!」

 「「「「「ぐあああああ!急に胸が痛くなった~~!!」」」」」

 モテ男呪いを使って、男達を苦しめ、

 「僕横島!皆素敵な体だね!ぜひ見せて!」

 「「「「いやあああああ!変態~~!」」」」

 女達を横島流最終奥義ドレス・ブレイク(文珠『裸』)で、すっぽんぽんにして(エレンも含む)一部以外は戦えないようにして(全裸でも恥ずかしがらないで戦える女は『眠』で眠らせた)、

 「君が、横島忠夫・・・随分と邪魔をしてくれたね。計画をことごとく滅ぼしてくれた」

 「てめえが、いけ好かないこの馬鹿らしい組織のボスか」

 ボスのウェストコットと対面した時は、

 「君は、世界を滅ぼしてでもやり遂げたいことってあるかい?」

 「・・・ああ、ある。だが、やらなかった!」

 「何故だ?君の力は見させてもらった。その力は滅ぼすことはできなくても、精霊と同じくらい脅威だ。やり遂げたいことはできるんじゃないのか?」

 「それが分からないのか・・・なら」

 彼の感情の希薄さに相当なやばい人生を潜り抜けたことが分かった。そんな彼に使った文珠は

 

 『消』『滅』

 

 これだ。ただし、存在の消滅ではない。記憶の消滅だ。頭の中・体に染みついた経験・世界中にある残っている彼の存在履歴。そう言ったものの消滅だ。

 「・・・一からやり直して来い。そして、今度はちゃんとした人間になれ」

 つまり、ウェストコット本人を含む世界中の人類から彼の記憶を全部完全に消す効果のある文珠に横島がした。その後、DEM社は業務上のトップのウェストコットが自分が誰なのかすらわからない状態になったので、事実上崩壊した。残った部下のエレン達らも、精霊を無理やり作り出したことや数多くの人の心を踏みにじる悪事が世界にばれてたくさんの批判を浴び、最終的にはASTの日下部燎子に捕まった。ただ、それらは立場上のトップであるロジャー・マードックの仕業ということになり、少女達が精霊になった理由・・・真相は闇の中となった。

 今ウェストコットは精神病院に入院して、介護を受けながら自分を作り出すことに頑張っている。そして、唯一エレンだけが出る事が許され彼の介護を進んでやっている。何故介護役を買って出たのか

 

 『わからないけど・・・一緒にいるべき。と心が言っているのです』

 

 文珠の『消』『滅』はあくまで記憶や履歴だけを消すのであって、心の絆までは消さない。おそらくその絆がそうさせているのだろう。

 

 

 こうして大体の問題が解決して、琴里の計らいで横島も学校に通えるようになった。無表情だけどその美少女ぶりでクラスで人気者の鳶一が、転入したての横島の腕を抱きしめて登校すれば、目立つのは当然だ。

 「ずっと、一緒」

 「あ、ああ、い、一緒だけど・・・ちょっと離れてくれない?」

 「何で?私は嬉しい」

 「あの、えっと、ううう」

 横島は自分から女に迫ることをしても、迫られることはめったにされないのであまり免疫がない。その為、こうしたことには照れくさいのだ。

 

 「雄二、あの人達も恋人同士」

 「ふざけるな!俺達は恋人同士じゃねええ!」

 「もう、照れなくてもいい」

 「照れてねええええ!腕を離せええ!」

 「(がちゃり)はい、離れた」

 「おい翔子!何で手錠をかけた!しかも、空いている方を自分にかけたな!」

 「これで離れない。でも、腕は離したから問題ない」

 「大ありだああああ!!」

 

 どこかで見た二人も横島と鳶一の二人を見て楽しそうにしている。しかも、女子の方は男子が逃げないよう手錠をかけた。

 「私達もあれをやる」

 「いやいやいやいや!俺は君をちゃんと見るから、あんな不細工ゴリラがやっているようなことを「誰が不細工ゴリラだ!」「雄二、よそ見しちゃダメ(バチバチ)「ぐわああああ!!」」・・・絶対にやらないでくれ!」

 「うん、わかった。代わりにデートして」

 「あ、ああ!わかった、楽しいデートをしような!」

 雄二の悲鳴を聞き流して、横島のデートOK発言に小さく笑顔を見せる鳶一。その笑顔が

 

 『・・・ルシオラ』

 

 かつてのあの彼女の笑顔に見えたのか、少ししんみりしたが

 「嬉しい・・・横島が好きな裸ワイシャツで来る」

 「それだけはだめええええ!!」

 鳶一の裸ワイ発言に思わず叫ぶ。相変わらず、横島のエロ本からファッションを選んでいるようだ。

 「うわ~~、横島。デートで裸ワイシャツを着せるなんて」

 「きっと、二人きりの時はもっとすごいことしてるわ~」

 「まじ引くわ~~」

 「待てや!俺はそんなことをしとら~~~ん!!!」

 その発言に同じクラスメイトの亜衣・麻衣・美衣は白い眼を見ながら離れて行った。

 「ふふ、随分と面白そうね」

 「なあ、琴里。すっごい楽しそうな顔をしているんだが・・・」

 ニヤリと笑う琴里に汗を流す士道。どうやら、一筋縄ではいかないデートになりそうだ。

 

 

 そして、デート当日の日曜日。いったいどうなったのかというと、

 「不安がいっぱいだな」

 「ああ、同感だ」

 横島は士道と一緒に不安そうに待ち合わせの公園にいた。横島は鳶一を待っているが、士道は誰が相手なのかわからないのだ。何故なら十香や琴里だけでなく今まで出会った精霊や最近一緒に住み始めた実の妹の真那までデートしたいと言い出したため、相手が誰になるのか来るまでわからなくなってしまった。

 そして、その公園にはこの二人だけでなくもう一人、

 「何故だ。何故・・・俺はここにいる」

 雄二と言われた赤毛頭の男も絶望感漂わせる顔で、横島と士道同様デートの相手・・・翔子という女子を待っていた。何故、あれだけ苦手な女子とデートすることになったのか、

 

 『雄二、私達もデートする』

 『ああ、いいぞ(ふん、誰がするか)』

 『本当にしてくれる?』

 『ああ、してやるぞ(忘れたと言って逃げてやる!)』

 『・・・じゃあ、日曜日に公園で』

 『ああ、わかったわかった(日曜日か、よしあいつ(明久)の家に避難しよう。万が一、ばれても生贄にして逃げられるしな)』

 『もし、来なかったら』

 『何だよ、俺を信用しないのか?』←どうでもいい感じで言っている

 『(ずい)この婚姻届けにサインして、婚約指輪を買ってもらう』

 『命に代えても、日曜日のデートは必ずやろう』←冷や汗を流した

 『・・・別に来たくないなら来なくても』

 『いやいや!お前とのデート楽しみだな~~(人生の墓場にはいきたくねええええ!)』←汗かきまくり

 

 というわけだ。彼にとって彼女とのデートは人生がかかったデート・ア・ライブだ。これ以上ないくらいに恐怖でいっぱいだ。

 そして、この三人が共通して考えていることは一つ。

 

 『『『頼むから、普通の服で来てくれ!』』』

 

 彼女らのデートの衣装がどうかまともであってほしい。これだった。そう考えていると、ついにやってきた。

 「おまたせ、忠夫」

 「ぐわあああ!不安的中じゃあああ!」

 最初にやってきた鳶一は、何とAST時代のあの精霊と戦う時の戦闘服でやってきた・・・別の意味の勝負服で来たようだ。

 「初めて会った時、とてもこの服を気にいっていたから」

 「・・・そ、そうだな!それでいいか!」

 結構色っぽくて見せる部分を見せるその服で頷く横島。だが、士道は見抜いていた・・・その顔が引きつっていることに。何故、戦闘服でOKを出したのかというと。

 

 『ここでダメと言ったら、俺のエロ本に出てくる衣装を着てきそう!』

 

 確実に今以上に肌が見える率が高い服を着てきそうだからだ。例えば、紐ビキニとか下着なしの不〇火舞衣装など・・・さすがにそれを着せるわけにはいかないので頷いたのだ。

 そんな横島の理性をがりがりに削っている中

 「雄二、お待たせ」

 「・・・・・・」

 翔子さんがやってきた。だが、彼女の姿を見て雄二は声を失った。そして、一言言った。

 「翔子・・・何でその服だ?」

 「変?」

 「思いっきり変だ!」

 「・・・変な雄二」

 お前の方が変だあああ!と叫ぶ雄二。翔子が着ている服は・・・ウェディングドレスだった。よく、軽快に動けるものだと半分自棄になっている横島と士道は思った。そして、最後の士道はデートの相手すらわかっていないのでこの二人以上に不安がいっぱいだ・・・やってきた相手は

 「お待たせ。シン」

 何と、村雨令音だった。思いっきり予想外な女性がデートの相手だ。しかも、いつも眠たそうな顔をして目にクマを作って、普段の服も寝起きの様に着崩している彼女が

 

 『『『き、綺麗だ・・・』』』

 

 クマはなく、隠しているスタイルがよく、化粧もしているのかとても美人に見えた・・・ただ、着ているのがメイド服だが、それを気にしないくらい変わった。雄二は初めてだが、横島と士道もこんな彼女は初めて見るので思わず見とれてしまった。

 「え、えっと、何で令音さんが?」

 「デートするための大乱闘が起こった・・・今朝になっても決着がつかなかった。全員疲れ果てて寝ているから、私が代わりに来た」

 「・・・狂三も過去の自分を出せばいいのに、それを忘れるくらい興奮していたと言うことか」

 過去の自分を現実に出せる時崎狂三すら、そうなっているのだ。おそらく、士道の家や精霊専用のマンションでは彼女達が深い眠りについているのだろう。別にデートする気がなく、とりあえず来たみたいだ。

 因みに何故メイド服で来たのか?という質問には、少しだけ興味があったかららしい・・・結局三人ともまともな服で来なかった。

 「い、行くぞ・・・」

 「「「はい」」」

 「「(こくり)」」

 横島の言葉に女三人が頷き、男二人は決意を込めた目で頷いた。別にトリプルデートをしようと決めてないが、

 

 『『『この状況で男一人になりたくない!』』』

 

 視線が集中してハリのむしろにされるのが目に見えるからなので、一緒にいる方が気持ちが楽だからだ。

 

 

 

 デートの定番・遊園地に着いた三人。最初からこの目的地にされていたのと、別の場所に行こうにも彼女ら三人がキャンセルを許さなかった。村雨ならどこでもいいと言いそうなのに・・・そんな疑問を持ちながらも最も人の多い場所に来た三人は・・・

 「うわ~、折紙ちゃんに無理やりあんな服着せて~」

 「あのゴリラも結婚式から無理やり花嫁をだまし取ったんだ~」

 「五河も先生にあんな格好させて、まじ引くわ~」

 どこぞの三人の言葉を筆頭に、居心地が悪くなっていた。だが、まだ苦しみを共有しあえる者が近くにいるから少しだけホッとしている。別行動せず、六人で固まって行動して、必ずどんな時もくっつき、いろんな乗り物にも必ず二人で乗った。村雨は手を握るだけだったが、鳶一と翔子は胸を押し付ける様に抱き着いていたので横島と雄二は必死にひびの入っている理性を総動員させて、平静をふるまっていた。横島はともかく、雄二も何だかんだで翔子を意識しているのだ。

 そして、昼の食事もあ~んで食べさせてもらい、その後も振り回されたこともあったがそれなりに楽しんでいき・・・ついにメインイベントのお化け屋敷に来た。ここだけは二人っきりで入ることになっていて、最初に横島と鳶一が入った。士道は既に村雨のペースに慣れて問題なさそうだが、雄二は『貞操が、命が・・・』と虚ろな表情でつぶやいていた。翔子の方は『ここは抱き着いても、襲っても、押し倒しても問題ない』と目を光らせていた。この二人はデートというより、ハンター(翔子)が獲物(雄二)を捕らえようとする姿にしか見えない。

 お化け屋敷に入る横島と鳶一。

 「なあ、と「忠夫」・・・何だ?」

 二人っきりになって周りの目も気にしなくてもいいので、話しかけようとしたら彼女の方から話しかけた。

 「・・・ねえ、今日楽しい?」

 「は?楽しいよ。どうしてそんなことを聞くんだ?」

 これは本心だ。確かに、衣装のことや公衆の面前で横島のエロ本を取り出してこの衣装にするとか疲れることもあったが、彼女とのデートは本当に楽しんでいる。だが・・・

 

 「何か忠夫、私を見てない気がして・・・」

 

 そう言われた。その言葉に否定しようとしたが、

 『見てない?どういう・・・・・・あ、そうか』

 できなかった。鳶一とのデートなのに、相手を彼女と見ていなかったことに気付いた。そう・・・

 

 『俺、途中からルシオラとデートしている気になっていたんだな』

 

 一度もデートができなかった亡き恋人としている気持になっていたのだ。妹達を裏切る形で横島に恋をした亡き恋人はその事を引きずって辛そうにしていた。そんな空気を持つルシオラと親を精霊に殺された彼女の辛そうな空気が少し似ていたため、間違えてしまったのだ。

 だから、素直に話すことにした。

 「そうだな。俺達はデートをしているのに、俺は君を見ていなかった・・ごめんな」

 「じゃあ、誰を見ていたの?」

 「・・・歩きながら話すな」

 「うん」

 出口までに自分の過去を話した横島。恋人が自分のために死んだ・・・その事に鳶一は

 「私と、一緒」

 自分同じ大切な人が死んだという心の傷を持つ存在だと初めて気づいた。途中のお化けも気にせず、二人は歩き続け、出口が見えた。

 「あいつは死んじまって、これ以上ない絶望感に襲われた。でも・・・あいつは俺の中で生きている。だから、俺は俺らしく生きないとダメなんだ。鳶一ちゃん、君も君らしく生きないと父さんと母さんも喜ばないぞ」

 横島はそう言ったが、視線は彼女の上だった・・・そこにいたのだ、ずっと心配して不安そうに見守るどこか鳶一に似ている部分がある二人の男女の霊が。霊能力者だからこそわかり、二人の思いを横島が代弁している。

 「・・・私らしく」

 「そうだ。復讐は傷が増えるだけだ・・・心の傷がな」

 横島は必死にルシオラを生き返らせたかった。だが・・・アシュタロスの野望を阻止した時に叶わなくなってしまった。アシュタロスを倒したとき、彼には勝利の喜びなんかなく、あったのは大切なものを失った虚しさしかなかった。

 「でも、これが「私とかいうなよ。それじゃあ、寂しいからさ・・・君も、俺も」・・・忠夫」

 復讐が支えで生きてきた彼女。そんな彼女にこれ以上自分がそれだと言わせたくなかった。

 「とび・・・いや、折紙ちゃん」

 「え、な、何?」

 今まで名字で呼んでいたのに、名前で呼んだことに驚く鳶一。

 

 「君の気持ちが癒されるまで、ずっとそばにいるよ。君が君らしく生きる道・・・それが見つかるまでずっとね。だから、もう・・・言わないでくれ」

 

 辛い顔を見せる横島に大きく胸が鳴る鳶一。今までの彼女は恋人として付き合うと言うより、ただ自分の支え的な存在が欲しかった。だから、失わない様に横島と一緒にいて楽しい気持ちを持ったため、それを恋と間違っていた。だが・・・

 

 『とても、ドキドキする。これが・・・本当の、恋?』

 

 ようやく、本当の恋心に気付いた・・・だが、

 「でも、私は親の仇の精霊をこれからも探し続けるかもしれない。そして、見つけたら・・・」

 やはり、復讐が生きる糧となっていた彼女をそう簡単に復讐をやめさせることはできない。もし見つけたら何が何でも倒そうとする。だろうと自覚している。

 「その時が俺が命を懸けてでも止めてやる・・・何が何でも、な(今度こそ、失わないためにも!)」

 そして、横島も彼女がなかなか止まらないことを理解している。かつてのあの喪失感を再び作らないためにも、彼女を止める決意をした。

 「・・・わかった。少し考えてみる(今の忠夫とても格好良かった。ああ、やっぱり私。忠夫の事が好きになっている。そして、忠夫は復讐を止めたがっている・・・私はこれからどうすればいいのか。真剣に考えよう)」

 それを聞いて、気持ちの変化が見られたのか、横島の言葉を真剣に考えることにしたと同時にやはり本当の恋をしたことに気付いた鳶一。そんな彼女に少しほっとした横島は彼女の手を握ってお化け屋敷の出口を通った。

 

 『・・・頼んだよ』

 『あの子を、幸せにしてね』

 

 そんな声が聞こえたのは気のせいではなかった。横島と鳶一の未来はこれからだ。

 

 

 

 

 

 ここから先は余談であり、次に入った雄二と翔子だが・・・何と出てきたときは二人とも笑顔で手を繋いでいた。その理由は横島のさりげない優しさであり、すれ違う時に雄二のポケットに心を見れる文珠『覗』を入れたのだ。そして、入ってしばらくしたら効果が発動して、翔子はともかく雄二が彼女を意識している気持ちをさらけ出した時に、ついに雄二が告白して翔子も嬉しそうに受け入れたのだ。だからこそ、繋がれていた手錠も外され正式に付き合うことになったようだ。

 だが、最後の士道と村雨の時に事件が起こった・・・。

 「シン、シン、シン」

 「あ、あの、村雨さん?な、何がどうしたの」

 「やっと、二人きり・・・私とシンが」

 「え。な、何が・・・え!お、お前、だ」

 「ああ、真士。私とあなた、もう邪魔の入らない世界へ・・・」

 「な、何を言って「大丈夫。全部思い出させるから・・・士道としての記憶はもういらないから」!!!」

 何と、二人がお化け屋敷に入って姿を消してしまったのだ。その事を知った精霊達は急いで探し、横島も手伝った。果たしてどうなるのか・・・。

 




 というわけで、霊能力者横島をちょっとだけ使いました!鳶一の気持ちに変化をつけさせるにはやはり親の霊の想いを伝える必要があると思ってだしました!
 他作品カップルは坂本雄二と霧島翔子でした!最初はちょっと原作みたいな関係にしましたが、煩悩先生みたいにアンチな感じが多くなるのはよくないと思い最後は横島の横やりで両想いにしました。
 士道と村雨のあの展開は、最近出た原作見るとわかると思います。立ち読みして入れてみたいと思い入れました。


 次回ですが、To Heart2のメイド三姉妹と書きましたがネタが思いつかず保留にします。そこで・・・自分としては懐かしいキングオブファイターズの女性キャラにすることにしました。一応ヒロインは不知火舞・キング・ユリサカザキにしようと思います!ハーレムは続行じゃい!
 その次ですが・・・コードギアスのヒロインにしようと思います!だけど、自分ガチで余り内容を知らないですので、大体のキャラが崩壊してしまうかもしれないのでご注意ください!・・・むしろそんな話もたまにはいいかも!
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