横島忠夫、〇〇〇〇と付き合ったらどうなる?   作:一日三食MEN

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 どうも!コードギアスも結構いいヒロインがいますね!今回は彼女です!

 設定
  原作設定は完全無視で見てください!後、ギアスの力も一切無視で見てください!
  ナナリーは横島が治しましたが、恋の相手にはなってません。
  原作主人公のルルーシュは結構災難にあいます!
  主に学校に皆生徒や教師としているものととして考えて見て頂けると幸いです。
  大体のキャラが崩壊していると思ってください!

 では、どうぞ!



ミレイ・アッシュフォードと付き合ったら?(コードギアス)

 横島は今、幸せの大絶頂中である。

 「タダオさん。今日はいい天気ですね」

 「そうやな!ミレイちゃん!」

 なぜなら、かわいい女の子・ミレイ・アッシュフォードとデート中だからだ。しかも、手を繋いでいる。希望は腕組みで胸の感触を味わいたい!だが、贅沢は言ってられない。

 「今日はどこに行くのですか?」

 「もちろん、遊園地だ!」

 「では、あの人達と一緒に行きましょう」

 「・・・は?あの人達?」

 デート定番の遊園地に行こうとしたら、ミレイがある方向に指をさした。疑問に思いながら、そっちに向くと

 

 「ルルーシュ。さあ、一緒に行きましょう」

 「え、えっと、カレン。僕はその」

 「楽しみです!ねえ、ルルーシュさん!」

 「なんか僕ってお邪魔虫に見えるんだけど・・・」

 

 横島匹敵のイケメン顔のルルーシュ・ランペルージと彼の幼馴染・枢木スザクがいて、その二人のそばに紅月カレンにシャーリー・フェネットがいた。男二人と女二人のダブルデートに見えるが、実際はルルーシュの左右の腕をカレンとシャーリーが奪い合っていて、スザクがぽつんとしている状態だ。

 因みに横島を含むこの六人は全員がアッシュフォード学園の同級生であり、一緒にいることも多いので気心も知れていて、女子二人がルルーシュへ恋心を持っていることも気づいている。ひっつく姿も時々見るので、

 『おとなしげなイケメンだと!くたばれええええ!』

 と言いながら呪うこともある。そんな彼らと一緒。

 「いいでしょう?」

 「・・・はい」

 どうやらミレイが今日横島と一緒なのは、この四人がデートすることを聞いてどうなるのか楽しみだから横島と一緒に行動する。という感じだ。横島もそれを感じ取り、がっかりしながらも一応美女で行動できるからと、我慢して頷いた。結局、ミレイの言う通り四人と合流して六人で行動を開始した。

 

 

 その六人を見ている者もいた。

 「ほう、動いたな」

 「兄様・・・」

 ルルーシュと一緒に暮らしているC.C.と妹のナナリーだ。彼女は目が見えなくて足も不自由だったが、横島がそんな彼女に『完』『治』の文珠をかけて、目が見え、歩けるようにしてあげた。おかげでナナリーは自由に動けるようになり、活発的になり、笑顔も出すようになった。C.C.はそんな彼女の介助係だ。妹思いのルルーシュが、治っても不安の為にそうしたのだ。

 「今日は出かけると言っていたが、こういうことか」

 「それにしても、随分と多いですね」

 「・・・私達も混ざるか?あそこまで増えればさらに二人増えてもよさそうだからな」

 「面白そうですね」

 だが、実質はナナリーの話し相手だ。二人とも笑顔で楽しそうだ。そこに

 

 「あら、ミレイに横島じゃない」

 「横島だと!ユーフェミア!近づいてはだめだ!」 

 「あの、姉様。そこまで邪険にしなくても」

 

 その六人にさらにミレイの幼馴染で同じクラスのニーナ・アインシュタインと、こちらも同じクラスでニーナの友人でルルーシュの親戚のユーフェミアと彼女の姉で溺愛しているコーネリアもいた。横島のナンパ癖はアッシュフォード学園の生徒であれば知らない人はいないと言われているが、生徒だけでなく教師もまた知っているのだ。教師のコーネリアは妹の盾になり、横島に鋭い視線を送った。だが、それが仇となり、

 「あ~~!ニーナちゃんにユーフェミアちゃんにコーネリア先生!」

 体を震わせながら彼女らの方に向いてしまった。当然、彼女らも・・・そして、どさくさにC.C.とナナリーも一緒になったのは言うまでもない。男三人に女八人となり、デートとは言えない状況になった。はた目から見れば男三人がハーレム状態に見えるので、

 『ううう、こんなに幸せなことがいままであっただろうか!いやない!お、俺は今日、もしかして死ぬんじゃないのか!』

 唯一それが理解した横島は幸せすぎて、今までならあり得ない状況に死を覚悟するくらいだった。

 

 

 だが、ここで一つ問題が出た。女が多すぎて、しかも全員が綺麗・可愛い・美しいの部類に入る美女のため、ただでさえ道を歩くだけでも

 「ねえ、ねえ、お姉さん達綺麗だね~」

 「そんなどうでもいい男なんか~~」

 「何だよ、俺達がいいことしてやるって言ってるだろ!」

 横島より性質の悪いナンパが二十歩に一回来た(撃退はコーネリアの一喝か、しつこい時は横島が股間蹴りした)。こんな状態で遊園地に行ったら、十歩に一回になってしまう。しかもさっきに至っては、

 「そこの綺麗な方達、アイドルになりませんか?」

 勧誘まであった(こっちは丁寧に断った)。誰にも邪魔をされないところ・・・で思いついたのが、

 「まさか、学校とはな」

 「デート先が学校は結構奇抜だな」

 コーネリアと横島の一言に皆が頷いた。だが、ここが一番安全だ。校舎に入れば、ナンパ男達のうっとうしさはなくなるし、横島もこれだけ女が多いと変に行動ができない。それに内部も知っているので遊園地とかで離れ離れして集合場所を決めるより、別々に行動してもどうせ校門で自然に皆がそろうまで待つことになる。

 しかも、今は自分達以外いないので伸び伸びでき、教師コーネリアの許す範囲内の行動だが少なくともリラックスもできる。

 「さて、ここからはどう動こうか?」

 「横島は私とね。一応、デートと見てくれているようだし」

 「私は当然、ルルーシュね」

 「あ、ずるい!私も!」

 「お兄様。私もいいですよね?」

 「腹減った。ピザを頼みたい」

 「C.C.さん。学校にピザ宅配はさすがに」

 「コーネリア姉さん、たまにはルルーシュとナナリーを親戚として見ましょう」

 「・・・そうだな。教師と生徒として接していたが、今くらいはな」

 「・・・・・・ミレイ以外はルルーシュか」

 横島の一言でミレイは横島のそばに寄ったが、残りが全員ルルーシュだった。スザクも一応いるが、女しか目に入らない横島には、完全にハーレム男の図にしか見えない。

 「・・・なあ、ミレイちゃん。ルルーシュにちょっと嫌がらせをしていいか?」

 「なあに?男同士でキスでもするの?」

 「違う!きもいこというな!・・・(ぼそぼそ)」

 「(ぼそぼそ)そんなことできるの?」

 「まあ、見ていろって」

 そんなルルーシュハーレムに怒りを燃やす横島は、ミレイにある提案をしてそれをするために彼のもとに向かった。当のルルーシュは

 「お、おい。待て、そもそも俺は一人で「なあ、ルルーシュ」何だ横島?」

 自分の周りの状況に困惑していたが、横島はそんなの関係ない。ルルーシュの手に文珠を一つ握らせた。そして、少し離れると文珠が光った。皆が驚く中、

 「これでハーレムじゃなくなるぜ!」

 がはははは!と笑いながらそういった。横島に何をしたのか、彼女達が問い詰めている間に光が収まった。

 

 「・・・え?な、何、これ」

 

 ルルーシュの無事を確認できてほっとする皆だが、すぐに彼が困惑しているように彼女達も困惑した。

 「ほう、元々素質はあると思っていたが」

 C.C.だけは特に驚かずにルルーシュをじっと見た。

 「まず顔だが、少しまつ毛が伸びたな」

 顔はまつ毛が伸び、

 「次に腰回りが細くなったな」

 腰回りが細くなり、

 「極めつけは・・・その胸だな。カレンと同じくらいじゃないか」

 最後に、男にあるはずのない胸があった。しかも、大きさがこの中で二番目に巨乳のカレンと同じくらいだった(一番はコーネリア)。そう、ここまで書けばもうお分かりだろう。

 

 「「お、お、女になってるううううう~~~~!!!!」」

 

 ルルーシュの両サイドにいたカレンとシャーリーが叫んだ。そう、横島が渡した文珠には『女』が書かれていたので女体化ルルーシュの爆誕だ。

 「・・・いかんいかん!あれは男あれは男あれは男~~!!(ゴンゴンゴンゴン!)」

 女体化ルルーシュに元凶の横島は心が揺らぎかけて危うくナンパをしようとしたことに自己嫌悪し、まるで自己暗示するかのように「あれは男」を言って頭を地面に打ち付けた。

 「お兄様が、お姉様に、なりました!・・・・・・素敵(キラキラ)」

 妹のナナリーは驚きの後、ユーフェリアと同じくらいの美人になった元兄に目を輝かせた。

 『すっごいな。本当にできちゃった!・・・はは、楽しいな横島って』

 そんな横島の力を純粋にすごいと同時に一緒にいて楽しいと思うミレイ。なんともおかしなことで好感度が上がったようだ。

 

 

 その後、再度問い詰める彼女達に横島は

 「女同士ならハーレムじゃないからだ!」

 と魂の叫びをして、ハーレムの意味が分かってないユーフェミア以外は白い目で横島を見た(その中でミレイだけは楽しそうに見ていた)。こうなった現象である文珠の説明もして(乱用を避けるため一週間に一個しか使えないと誤魔化した)、後は横島とミレイで他は全員女ルルーシュと一緒に行動・・・となる予定だったが、横島がミレイの趣味を忘れていたために、それが不可能となってしまった。

 「ほらほら!今度はこれ着て!ルルーシュ!あ、カレンはこっちね!ユーフェミアとニーナは一緒にこれ着て!この際だから、コーネリア先生もこれを着てみて!」

 彼女は無類のコスプレ好きだった・・・。しかも、彼女が所属する生徒会室にはどうやら無数のコスブレ衣装を隠していたらしく、今はそれを女性陣に押し付けている。その勢いに横島やスザクは唖然としている。しまいには自分の分のコスプレ衣装を用意して、

 「よし!じゃあ着替えるから横島とスザクは出て!」

 「「あ、はい」」

 二人を生徒会室から出した。その際に「ちょっと待て!私を」「だ~め!今のルルーシュは女でしょう!」「た、助けてくれえええ!」「皆、ルルーシュを脱がしちゃえええ~~!」という会話が聞こえたが気のせいだ。気のせいったら気のせいなのだ。

 そして、数分後に入っていいと言われ部屋に入ると・・・

 「・・・ごめん」

 スザクはいきなり後ろを向いて、首の後ろを叩いた。どうやら、過激な衣装に鼻血が出そうになったようだ。

 「こ、ここここ!こここここここここ!」

 横島は「こ、ここは!ここは天国か!」と言いたかったが、慌てまくって「こ」しか言えてない。それくらいすごい光景が目の前にあったのだ。

 まずカレンは女性の新体操できるレオタードだ。体にぴっちり着るレオタードのため、スリーサイズの数字がいい彼女の体に思わず横島は涎を飲んだ。恥ずかしいのか、胸を抑えている。

 次にC.C.だが、スクール水着でしかも名札に「し~つ~」と書かれている。この名札があるだけで、自然といやらしく見えるのは横島だけじゃないはずだ。彼女は特に恥ずかしがらないで、胸を抑えている部分をはずそうとして横島を慌てさせて愉しんでいる。

 三番手はナナリーだ。彼女はサイズの合った巫女服を着ている。とても似合っているとこの場にいる全員がこっそり思った。今まで来たことない服に興味津々だ。

 四番手はニーナだ。彼女は今滅茶苦茶動揺している。何故なら、まだ着替え中のユーフェミアの服を着ているからだ。憧れているため、まさかその彼女の服を着ることになって焦りまくっている。

 五番目はその服の持ち主、ユーフェミアだ。彼女は婦警の姿をしている。彼女にだったら逮捕されたいと思ったのは横島だけじゃなく、スザクもこっそり思った。

 六番目はシャーリーと女体化ルルーシュだ。二人はミニスカのナース服だ。シャーリーが黄色で女ルルーシュがピンク色だ。しかも、下着まで女性用にしているようで女ルルーシュがこれ以上ないほど恥ずかしがっている。そんなルルーシュをいとおしそうに見る三人がいた。一人は隣のシャーリーで二人目が妹のナナリーだ。そして、三人目が、なんとスザクだ。しかも、顔を少し赤らめている・・・。

 七番手はこの状況を作り出した元凶のミレイだ。彼女は猫耳猫尻尾に猫髭にビキニタイプの猫毛だ。

 「ねえ、ねえ、どうにゃあ~♡。横島~~」

 「ぐおおおお!だ、ダメだああ!こ、これは罠だ!」

 「うふふ~、抱きしめても~いいのよ(にこ)」

 「ぐぬぬぬ!欲望にしたが・・・う。あうううう!い、いい、いかんのや!」

 煩悩と戦っている横島をからかうミレイ。

 『本当に欲望に忠実だけど、私達を傷つけないように我慢しているのね・・・まあ、そんな姿を見るのも楽しいけど・・・同時に嬉しいと思えるわ』

 楽しそうに横島を見るが、やはり内心は自分達に気を遣う横島を少し異性として見ていた・・・が

 「こ、これは、どういう服なんだ?」

 「ううう、何で私まで」

 最後の八番手のコーネリアといつの間にかいたコーネリアと同じ教師のヴィレッタ・ヌゥのコスプレ服に

 「うおおおお!美神すあああああん!」

 横島が本能で反応して二人にとびかかった。美神という名を出した・・・つまり、この二人が着ているのはまさに彼女がいつも来ている紫色のボディコン服なのだ。しかも、二人はプライドが高い性格をしている。そんな部分もまた美神に似ているので横島はたまった者じゃない。

 「ダブルで愛してまあああああす!」

 「「何すんのよ!!」」

 「ぐえぎゃああああ!な、懐かしく思えるこの感触はああああ!」 

 ダブル教師のダブルアタックで窓を突き破って外に投げ出された横島だった。皆が呆れたり、呆然としたりする中ミレイだけは

 『ちょっとむっと来たわ。確かに二人の先生より色気は負けているけど、どうしてそっちには条件反射レベルととびかかるのよ。私って、そんなに色っぽくないの?』

 肌見せは自分が上なのに、ボディコンダブル教師にとびかかったことにちょっと悔しいと思っていた。

 

 そんな中、

 「あ、あのさ・・・ルルーシュ。き、綺麗だよ。か、可愛いよ」

 「う、す、スザク。そ、そんなことを、言うな、よ(なんでだ。何故、スザクに綺麗と言われて、嬉しいと思うんだよう)」

 スザクの照れながら言う言葉に、同じく照れるルルーシュがいた。

 「「「む~~」」」

 そんな反応にカレン・シャーリー・ナナリーは面白くない顔をした。

 

 横島が意識を取り戻して、生徒会室に戻った時にはコスプレ大会も終わり全員元の服に戻っていた。

 「そ、そんな・・・コーネリア先生とヴィレッタ先生のあの姿で「この私が極楽に逝かせてあげるわ!」と言ってほしかったのに!」

 「ほう~~。そんなに聞きたいなら聞かせてやるのが教師の務めだな」

 「あんなに恥ずかしい思いをさせたのだからね」

 二人はどこからか取り出した鞭を持って、

 

 「「このコーネリア(ヴィネッタ)が極楽に逝かせてあげるわ!」」

 

 横島の顔面をもろにぶっ叩いた。だが、横島は痛がる様子はなく

 「みっかみすわああああん!一生ついていきま~~~す!」

 名前は元のままのお決まりのセリフを言って再びとびかかり、

 「「さっさと逝きなさい!」」

 その後何十回も叩かれて幸せそうに動かなくなった。

 

 

 そして、二回目となる意識を取り戻したときは

 「起きたかしら?」

 ミレイと二人っきりで学校の屋上にいた。起き上がって彼女の姿を見た時、言葉を失った。

 「あ、あの、ミレイちゃん」

 「何?おかしいかしら?」

 「お、おかしいだろ・・・だ、だって」

 「何かしら~~」

 威圧を感じるその笑顔で迫るミレイに言う。

 

 「な、何でボディコン姿なんだよ!」

 

 そう、さっきのコスプレでコーネリアとヴィネッタが着ていたボディコンを着ているのだ。

 「さっきの事だけど・・・どうして私には襲い掛からないで、先生二人には襲い掛かったの?」

 「あ、あの、その言い方は誤解を招くの「答えて」は、はい!」

 彼女は別にコスプレで優劣をつけるつもりはないのだが、何故か今はそんな気持ちなのだ。慌てて答えさせられる横島。かつての上司・美神玲子が来ていた服であり、その上司がとてもいいスタイルをしていていつも飛びかかっていた。二人がその上司に雰囲気が似ていたためについやった。そう話すと、

 「なるほど」

 「え、えっと・・・その」

 「ふふ、確か、こういうのよね」

 びくっとする横島を見て、

 

 「このミレイ・アッシュフォードがあなたと極楽へ行ってあげるわ!!」

 

 セリフが少し違うがそう言い切った。少し気持ちよかったのか満足そうにしていると、

 「う、うおおおお!み、ミレイちゃあああああん!」

 思わずこれまた本能が耐え切れなくなってとびかかった。そして、その行動にミレイは満面の笑みを浮かべて

 『少しだけわかった気がするわ。その美神って人の気持ち・・・一緒にいることで安心感を持って、そして素直になれなくてこうして』

 力いっぱい拳を握りしめて、

 『気持ちを込めてなぐっていたのね!』

 横島を殴り飛ばした。フェンスまで飛ばされて倒された姿を見て、彼女は気づいた。

 『ずっと一緒にいると思うとこのまま離れることはないと安心してしまう。でも、違う一面を見るとその人がどこかに離れてしまうと思ってしまう。今までそんなの気にしなかったのに・・・本当に、この人といると安心する私がいる・・・そうか、だからあんなことを言ったのね』

 果たして横島は気づいていただろうか。ミレイのセリフが美神と教師二人と違っていたことに。

 『あなたと極楽へ行ってあげる・・・興奮して聞こえていなかったことが幸いだったわ。私は自分の生き方に自分の気持ちを曲げないで生きてきたけど・・・恋に関しては素直じゃなかったわね。この人が離れると思うと寂しい気持ちになっちゃって。でも、そのおかげでやっと気づけたわ』

 気絶中の横島に膝枕をしてあげたミレイ。

 

 『決めたわ。あなたが喜ぶこと、全部してあげる。あなたを絶対に私の婚約者にしてみせるわ・・・覚悟しなさいね!』

 

 彼女の親は元貴族で美しい顔立ちにスタイルも抜群のため、見合い話がよく来る。その為、いろんな男のいろんな醜い部分を見てきたのだろう。だからこそ恋愛に冷めていたが、隠さずにダメな部分を出す横島を楽しいと思い、傍に置くようになったのかもしれない。かつてはシャーリーやカレンと同じようにルルーシュに恋をしていたが、友人の想いを優先した。だけど・・・今回は誰もライバルがいない。だから

 

 「私の想い、受け取ってね」

 

 まだ気絶中の横島と彼女の唇が・・・二人のその部分の影がつながった。彼女の恋(戦い)はここからだ。

 

 

 

 そんなミレイの恋が始まったころ、一緒に帰宅中のルルーシュ達は困惑していた。

 「何で男に戻らないのよ!」

 「僕だって知らないぞ!」

 横島の言葉で文珠の効果が切れて男に戻ってもいいはずなのに、ルルーシュは女のままだった。彼・・・もとい彼女がカレンの言葉に慌てる。

 「似合っていますから問題ないですけど」

 「一層の事お姉様として生きてはどうですか?」

 「コーネリアお姉様、妹ができたようで楽しそうですね」

 「「ふむ・・・悪くないな」」

 だが、女性達は別に問題なかった。特にルルーシュを恋するシャーリーや家族として好きなナナリーは性別が代わっても、ルルーシュであることに変わりはない。本人が変わらないのなら、そのまま好きでい続ける!それが彼女らの想いなのだ。一方、親戚の二人も妹ができたみたいで嬉しそうだ。C,C,にヴィネッタやニーナも特に彼女らみたいに特別親しいわけでなく意識したわけではなかったので、楽しそうに見ている。

 「そ、そんな!どうすればいいのよ~~!」

 カレンだけはどうやら納得がいかないようで頭を抱えている。そんな中で騒ぎの真ん中にいる女ルルーシュは

 

 『まずい。何かこのままでいいと思う自分がいる。あの時・・・スザクに綺麗と言われた時から』

 

 女心に目覚めかけていた。そして、その目覚めさせたきっかけの男は、

 

 『ユーフェミア様・・・ごめんなさい。俺、おれ・・・ルルーシュが、す、好きになりそう、です』

 

 心の中の想い人ユーフェミアに別れを告げて、ルルーシュが想い人になった。どうやら、ルルーシュとスザクの恋(戦い)も始まりそうだ。

 

 




 ミレイは見合い話や政略結婚を迫られるので、そういうところで男の醜さを見ているから男と恋愛関係になりたいと思わない。と原作ではそんな感じだと思ったので、初めからバカを見せている横島を楽しく見て、だけど違う一面を見てそれが別の女性に向けられたときにやっと自分が離したくない存在だと気づけるのでは?と思いました。
 美神と同じ空気を持つコーネリアとヴィネッタにあのセリフを言わせ、最後にミレイに変形したあのセリフを言わせたのはノリでした・・・ははは。
 後、女になったルルーシュと幼馴染のスザクの恋は、ミレイをヒロインにした時から考えてました。お互いをかなり知っているようなので、そういう関係にしてみたいと思ってやっちゃったぜ!

 次回は暗殺教室の中村 莉桜か神崎 有希子のどちらかです。最初は女体化渚も考えたが、カエデちゃんに悪いのでやめました!
 その次は西尾先生の物語シリーズで行こうと思います!

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