横島忠夫、〇〇〇〇と付き合ったらどうなる?   作:一日三食MEN

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 どうも!最近設定もめんどいと思っている三MENです!でも、これを書かないと、地味に自分も忘れがちになるのでしっかり書くきます!

   設定
 横島は泉と同じ家に住んでおり、すでに恋人同士になっています。
 後、ここの原作主人公は人気投票第一位と付き合っています。
 オリジナルとして読んでください。原作は半分読んで止まったので、そこからすっ飛ばして最終巻は見ましたのでおかしいと思う流れがあるはずですので。

 では、スタート! 




瀬川泉と付き合ったら?(ハヤテのごとく!)

 ここは白皇学院。はっきり言ってちょ~~~がつくような金持ちの子供しか入学ができない学校である。もちろん、生徒全員が金持ちというわけではない。中には平凡な高校にいる様な生徒だっている。それを代表できる生徒のが、

 「何で俺がやったことになってるんだ!」

 「仕方ないじゃないですか!あなたの普段の行いですよ!だけど、僕はどうしてなんですか!」

 「ははは!大方、他の女子といちゃついたんだろう!」

 「そんな!千桜さんをお姫様抱っこしたり、ルカさんを抱きしめて励ましたり、マリアさんと一緒に手を繋いで買い物したくらいですよ!」

 「・・・・・・死ねやリア充がああああ!(ぶん!)」←殴りかかった

 「うわ!あ、危ないじゃないですか!」←でも、避けられた

 現在進行形で走っている執事服を着ている(あまり似合ってない)横島忠夫と(しっかり着こなしている)綾崎ハヤテである。彼らは今白皇学院の広大すぎる校庭を逃げ回っていた。横島は煩悩魂でこの学園の入学テストに合格して、今は同じクラスの委員長をしている瀬川泉の執事である。そして、綾崎ハヤテなのだが彼に関する経歴は・・・・・・余りにも内容が濃すぎるため、ここでは書ききれないので原作を見ることをお勧めする。←決して面倒ではない。

 

 とりあえず、ここで書けることは

 「待、ち、な、さ、い!」

 ハヤテの恋人である生徒会長の桂ヒナギクに追われているということだ・・・正宗と彫られた木刀を手に。例え武器を持っていても美女に追われるのは横島も望むところだが、迫りくる威圧感みたいなものが怒りに燃えた美神に匹敵しているのが逃げている理由だ。

 「女をキズものにした罪、しっかりと償ってもらうわよ!(今言っていたこと、私もハヤテ君にしてもらいたい!)」

 こう言っておきながらも内心では今ハヤテが言っていたことがしっかり彼女にも聞こえていて、自分もしてもらいたい気持ちはあるようだ。ハヤテもターゲットにしているのは横島を制裁後にそれを言うためだろうが、頭の中の妄想がピンク色に突入している為、逃げている二人からはわからないが顔を赤らめている。そこから出た恥ずかしさが止められなくて体がこんな感じで動かしているのだ。

 

 

 そもそも、二人がこうなったのはハヤテが女装した(させられた、です!byハヤテ)のが事の始まりである。彼は教室で女装(いい加減にしてください!byハヤテ)・・・をハヤテにさせるのが好きな泉とクラスの花菱美希と朝風理沙に着させられたのだ。

 そこに横島が入ってきて、スマホで写真を撮りヒナギクに見せようと出て行こうとした時だった。

 

 『ううう~~、ど、どう、かな?た、た、忠夫君!///』

 

 ハヤテと同じ(原作に出た)メイド服をいつの間にか着せられた、いつもハヤテ同様二人の悪戯の標的にされている泉の姿があった。ただ、スカートがハヤテはロングで泉はショートだったため、パンティが見えそうになっているので顔を真っ赤にしていた。その姿に横島とハヤテは固まって、その隙にその三人を撮った花菱と朝風が、

 

 『『白皇学院一のスケベ、二人にメイド服を強要する!』』

 

 そんなタイトルにした写真のデータを一気に拡散しようとしたので、慌てて三人が止めに二人に飛び掛かったのだ。←ハヤテと泉はメイド服姿を拡散されたくないから横島と一緒にとびかかった。ただ、ハヤテは既に女装姿のファンクラブがこの学院にあることに気付いてない。そして、そのファンクラブ第一号が泉の兄・虎鉄であることも知らない。

 そのデータが入ったスマホは無事(横島のと一緒に)壊れて修復できなくなったので、その件は終わったが・・・

 

 『何をしているのかしら~~、横島君に・・・は、や、て、君♪』

 

 暴れた音に気付いて教室に入り、現状を見たこめかみに青筋を走らせるヒナギクの姿があった。その現状というのが、ハヤテは花菱と朝風を押し倒し尚且つラッキースケベが備わっているのか、二人のスカートを握っていた。まるで今まさにめくろうとする姿に見える。

 そして、横島だが・・・泉のメイド服が着崩れて彼女のブラが見える位置まで脱げていたのだ。しかもスカートもボタンが外れたのか足元まで下がっていた。洞察力ある人でも確実にどこかの吉井明久なことをしようとする姿に見える。

 もちろん、ヒナギクはそう見えたので・・・どこからか出した正宗を二人めがけて振り下ろして、彼女の殺気に近い威圧に怖くなった二人が逃げて、彼女が追いかけまくっている状態になったということだ。

 

 

 だが、入浴や着替えを覗かれた美神や女性達から逃げ慣れていた横島でも、屑な親の作った借金の肩代わりをさせられて借金取りやヤクザから逃げ慣れていたハヤテでも、

 

 「ふふふ、追い詰めたわよ~~~(ぎらぎら)」

 

 目が完全にイッチャっているヒナギクからは逃げることができなかった。今追い詰められている場所は、この学院で一番高い塔の最上階で生徒会室だった。

 しかも、逃走中(あの番組ではないぞ!)に追いかけている人数はいつの間にか増えて、

 「た、忠夫君!ああいうことは、い、家でやろ・・・って、何言ってるの私!」

 「おお、スケベとメイドさん(ハヤテ)が抱き合って殺されそうになっている」

 「これもまた面白い構図!早速拡散するべし!」

 「ハヤテ~~、やはり女より男の方がいいのか~~」

 「えっと、これはどう反応すればいいのかな?」

 泉・花菱・朝風にハヤテの雇い主の三千院ナギに生徒会の書記をしている春風千桜の五人も彼女の後ろについていた。因みに副会長の横島の大の好みである霞愛歌は体が弱いので、今日は休んで病院に行っていた。←その後恋人とデートしたそうだ。

 ヒナギクに協力する気はなさそうだが、今の二人にとっては厄介な存在と見て取った。

 『く!こうなったら』

 『ここで謝っても許してもらえなさそうだ・・・だったら』

 汗を流す二人は同じことを考えた。それは、

 

 『『こいつ(横島さん)を生贄にして逃げる!!』』

 

 どっかの文月学園の赤ゴリラと大バカの二人と同じ考えだった。そして・・・

 「ヒナギクちゃん!」

 「皆さん!」

 「「これを見るんだ!」」

 二人はこれまた同じ行動をとった・・・横島はハヤテのスカートを、ハヤテは横島のズボンを同時に下げた。横島も相手が男と分かっているので、容赦なく下した。

 「ん?・・・おいこらハヤテ!てめえ、俺を盾にする気だったな!」

 「その言葉、そっくり返しますよ!横島さん!」

 お互いやられて、お互い文句を言いあう。その姿もまたあの二人とそっくりだったが・・・

 「普段から女装して皆から見られ、て・・・い、る」

 「何ですか!横島さんこそいつも恥をかいているから問題ないじゃないですか!」

 「「「「・・・・・・・・・え?」」」」

 「「おおお!よっしゃ!」」

 ハヤテはそのまま文句を言っているが、横島はそれが止まって唖然とした。ヒナギク・泉・ナギ・千桜も横島と同じように視線の先にあるものに唖然とした。花菱・朝風はやった!うまくいったと言う感じの顔で喜んで、スマホで撮りまくっていた。

 「・・・なあ、ハヤテ?」

 「何ですか?さっきからおかしいですよ?」

 全然気づかないハヤテに横島が頭痛がするポーズをしながら、ある部分を指して言った。

 

 「お前・・・本気で女になりたいのか?」

 

 その言葉に「何言ってるんですか!」と言いながら、視線を下に向けると・・・

 「な、な、な、なんじゃああああこりゃああああああ!」

 かなり昔のどこかのジー〇ン刑事の叫びをしたハヤテだった。ハヤテの目に入ったのは・・・女物の水色のパンティーだった。そして、それを・・・ハヤテ本人が履いていたのだ。

 「いや~、ハヤ太君はこれが似合うと思ったんだよ!」

 「ばっちりだったな、美希!」

 どうやらこの二人が主犯だったようだ。その証拠に、スマホの代わりに取り出したデジカメでハヤテを撮りまくっていた。実はこのメイド服を着せる際に朝風が後ろから殴って気絶させて・・・多分、その時にここまで着替えさせたのだろう。上は着ているから確認できないけど、おそらくブラもつけられていると思う。←ならあの男の拳銃も見たのではないのか?ですか?それは聞かないお約束・・・というか、ハヤテが可愛そうになるので突っ込まないで上げてください。

 「まあ、その、何だ。元々女子力満載で、そこいらの女子に負けないくらいどんな女物でも着れて、しかも絶対に女に見られるからな。その決意が固まったのなら・・・応援するぞ」

 「しなくていいです!というか、僕は男やめません!」

 もはや、文句を言う気もなくなった横島は、顔を引きつらせながら肩を叩いてそう言った。慌ててスカートを付け直しながら反論するハヤテだが、彼は忘れていた。この場には、

 

 「は、は、ハヤテ君の・・・バカあああああああ!」

 

 彼の恋人がいた事を・・・振り下ろした木刀が見事に二人に命中。しかも、正宗が何らかの力を出したせいでそのひと振りが、どこかの月牙天衝みたいな威力を発揮した。

 その一撃を出したヒナギクを見て(隠れ)アニメマニアの千桜はこっそりどっかのセイバーが出す『エクスカリバー!』と思ったのは彼女だけの内緒だ。ハヤテはその場で叩きのめされて床に沈んだが、何で俺までええええ!と叫んで窓からぶっ飛ばされた横島はそのまま地上に落ちて行った。そして、ハヤテの必死の説得と主犯の二人の自供でその場が大騒ぎとなって、意識を取り戻すまで横島は忘れられた。

 余談だが、このヒナギクの一撃の威力がすさまじかったのか花菱・朝風のデジカメが粉々になったおかげでデータが完全に物理的に消去された・・・と思いきや、ナギがこっそり取り出したスマホでハヤテの女下着姿を撮っていたため、自分のメイドとそのデータを見て楽しんだそうだ。

 

 

 ようやく意識を取り戻したときには、既に全員が帰宅していた。

 「い、いだがっだ・・・美神さんレベルだっだ」

 「いや、あれは仕方ないと思うよ~」

 ボロボロのズタズタ状態で歩く横島と寄り添うように手を繋いで歩く泉。もちろん彼女も忘れていたが、校門へ続く道に生えている木に捕まって必死に立とうとしている姿を見てやっと思い出した。

 ただ、泉はちゃんとメイド服から制服に着替えているが、横島はヒナギクの天元突破グレンラガンな攻撃のおかげで執事服がボロボロになりパンツ一丁だった。はた目から見れば、女子高生の手を無理やり握ってどこかに連れ去ろうとしている不審者兼変質者だ。ハヤテのように生徒会室に予備の制服を隠しているわけじゃないので、この格好で帰らないといけないのだ。もし、学院の外だったら両手に手錠がかかっていただろう。

 泉は寒がっている横島を見て少し気の毒に思い、

 「ね、ねえ。美神さんって誰?」

 気晴らしになればいいと思い、話を始めた。

 「美神さんか?ああ、めっちゃスタイル抜群な体でむしゃぶりつきたいちちしりふとももを持った俺の上司だ!」

 「へ、へ~、そ、そうなんだ。それで、どんな人だったの?」

 「そうだな~~、第一に世の中はお金!と言い切る人だったな。百万円と俺。どっちを選ぶ?と言ったら、迷わず百万円!と答える人だ」

 「そ、そうなんだ。でも、よかったね~。そんな人の下で働けて」

 「おうよ!時給二百五十五円!一日の労働八時間越えは当たり前!しかも、依頼者には千万単位の金額請求!自分の仕事場の地下には、金塊や金の延べ棒を隠し持って税金払う気なし!な人だったけど、その煩悩を埋めてくれる体を見れるなら安いもんよ!」

 ぐおおおおお!久しぶりに抱き着きた~~~い!!!と叫ぶ横島の隣で、思いっきり犯罪行為しまくっている美神の強欲ぶりに泉は冷や汗を流した。でも、同時に少し嫉妬もした。

 「じゃ、じゃ・・・わ、私に」

 「ん?何か言ったか?」

 「な、何でもないよ!(何を言おうとしたの!)」

 「そうか。じゃあ、早いとこ帰ろうか(ぎゅ)」

 「あ・・・///。う、うん!」

 美神に抱き着きたいと叫んだ横島に自分に抱き着いていいよ。と言おうとした泉だが、その途中で訪ねてきたので思わず真っ赤になって首を横に振った。でも、否定したことに少し後悔した時に横島が握っていた手を離して彼女の肩を抱いた。その横島の行動に泉はとてもドキを胸胸・・・ではなく胸をドキドキさせて、二人は校門を通り抜けて待たせていた瀬川家専用の車に乗り込んだ。

 そう、それはまるで・・・

 

 『くっそ~~!何だ、そのリア充桜満開に咲いてますよ~。な空気を出すそのいちゃつきは!』

 

 丁度校門にいた、学院を警備をしている老け顔の四十二歳の警備員(離婚歴ありの現在独身)の心のツッコミのようなリア充なカップルだった・・・・・・横島がパンツ一丁でなければ。←二人の近くにツッコミが出来そうな生徒と教師がいなかったため、彼に突っ込んでもらいました。

 

 

 車の中でも二人はリア充を発揮した。横島も彼女(泉)ができる前は、いつもの横島らしい行動をしていた。だけど、彼女が出来れば泉を大切にする行動をとるようになり普段の横島らしい行動は控えるようになった。でも、やはり控えるようになっても呼び名はすぐには変えられない。だから、今でもスケベで呼ばれている。

 そして、瀬川家の豪邸に無事到着した。車から降りて楽しそうに会話をする二人。横島もちゃんと車内で用意してくれた執事服に着替えた。扉を開けようとしたときに・・・夕日を見た。

 「夕日・・・か」

 「えっと、確か夕日は昼と夜の間の一瞬に見えるからとてもきれい。だったよね?」

 「ああ、そうだよ。本当に、きれいだよね、夕日・・・(ぼそ)泉ちゃんも」

 「そうだよね・・・え?何か言った?(私もきれいって聞こえたような?)」

 「い、いや///。何でもない」

 「そっか・・・にはは、ほ~ら!(ぎゅ)早く帰ろう!」

 今度は横島がさっきの泉のようなことをした。ぼそっと呟いた一言に、何でもないというが泉の方は聞こえていたらしく、とても嬉しそうに自分の胸を押し付ける様に横島の腕をぎゅっと抱きしめた。そして、横島が顔を赤らめながら一緒に屋敷に入っていった。その光景を、

 

 『お前ら、こっちがめっちゃ恥ずかしくなること間違いなしの展開をしていることに気付いてないのか!』

 

 この豪邸に入り込んでいる雑種の雄猫(好みはこの近所に住む三毛猫のメス)が心で突っ込んだ。←車の運転手も車を置きに行ってしまったので、近くに人がいなくなったのでこの猫に突っ込んでもらいました。

 

 

 そもそも、どうして横島がこの豪邸に入れるのかというと文珠の転移で着いたのがここの庭だったのだ。それを発見したのが、泉ではなく兄の虎鉄だった。もちろん、不審人物だったので父親に突き出すと泉のストーカーと勘違いしてボコボコにした。それを止めたのが泉で、どこにも行く当てがないというと

 『じゃあ、ここに住むといいよ!』

 と言って手を差し伸べた。虎鉄も父も何だかんだで泉に弱いので、彼女の提案を受け入れることになった。だが、さりげない行動と思えたが

 

 『あ・・・あ、あああ』

 

 横島は涙を出した。いや、正確に言うなら彼女の顔を見て泣いたのだ。ちょうど時間は夕方で、彼女の笑顔が夕日に照らされた。その時だった・・・横島にはその無邪気な笑顔が彼女に、東京タワーで夕日と共に散っていったあの彼女の同じくらい自分を思う無邪気な笑顔に見えてしまったのは。

 その時はその場で泣き崩れてしまい、それを見て優しく抱きしめた泉の温もりもあの彼女を思い出させる温もりに感じてしまったので更に声も出して泣き叫んだ。

 横島が瀬川邸に入れるのはこういう理由があったからである。それからは、恩を返すためにもしっかり働き今では虎鉄の立場だった泉の執事にすらなった。ただ、その虎鉄が横島が来る前に学院で行われた祭りで、メイド服とうさ耳メイド服に(呪いで)女装したハヤテに恋をするという、何とも残念な思考の持ち主になったことに泉と一緒に呆れかえったのは別の話。

 

 そんな横島と泉の出会い話も終わり、食事の時間がやってきた。あれだけのいちゃつきリア充っぷりを見せつけた二人なのだ。ここでも、

 「はい、忠夫君。あ~~ん♡」

 「あ~~ん!」

 こんな展開すらやっていた。一緒にいるうちに泉も横島を頼れる男性として見るようになり、段々傍にいたいと思うようになった。横島の方は、当初はできる限り自分を隠して仕事をしていたが、

 

 『昼と夜の間にある夕日って綺麗だよね~』

 『忠夫君、これからも一緒にいられるね!』

 『ねえ、今夜一緒にいていい?』

 

 あの頭の中に残っている散ったあの彼女の言った言葉(泉流に変化はあるが)を笑顔で言う泉の顔が、時々彼女に見えるのだ。しかも、泉は本当に何も知らない無邪気な顔でその言葉を言うので余計に辛さが増す。そして、ある日に涙ぐんでしまいそれを泉に見られて、いろいろ誤魔化しながら話した。その話を聞いてからは更にまた一緒にいたい気持ちを強くした泉。

 横島の方もまるで元気を出してほしいがために出す無邪気な笑顔を見ているうちに自分自身の過去を受け入れられるようになったのか、横島も泉を大切に想うようになっていった。そのおかげでかつての自分を取り戻していくうちに

 

 『忠夫君!好きです!泉の婚約者になってください!』

 

 真っ赤になった顔で必死な愛を込めた思いを泉が告白した。横島はそんな彼女の想いを受け入れて、彼もまたいつまでも引きずるのはかつての恋人に申し訳がないと思い、恋人になった。でも、やはり二人とも周りにばれるのは恥ずかしいので、できるだけ隠して付き合っている・・・つもりだが、実はヒナギクとハヤテをまだ諦め切れない西沢歩以外は知っている。花菱と朝風はそれをネタに泉をからかっている。←メイド服姿も二人にそそのかされて横島に見てもらいたかったから着ていたのだ。

 ただ、一つ問題がある。それは

 

 『絶対に、認めないぞおおおおおお!』

 

 娘を溺愛する父親が一向に恋人関係を認めないことだ。しかも、この父親は本気で横島を殺しにかかってくるから、こんな食事シーンがあったらナイフとフォークが(わざと)飛んでくるのだ。誰もいないと思って、二人が抱き合ってキスしようとした時も、

 『泉、あぶなああああい!』

 と言いながら釘バットを振り回して追いかけ回した。だから、今の二人の問題はこの父親なのだ。

 

 食事も終わり、執事の仕事も終わった。つまり、今からは

 「ね、ねえ。忠夫、君///」

 「な、何だ?い、泉ちゃん///」

 恋人同士の時間となる。二人とも顔を赤らめて見つめ合う。しかも、今回は問題の父親も会議と出張でいないときた。おずおずと出し合った手を握り、

 「い、い、一緒に、お風呂、入ろうね♥」

 「・・・ああ」

 二人は浴室に向かっていった。それを見ていた虎鉄は、

 『二人とも、幸せになれよ』

 父親とは違い二人の仲を応援する側だった。泉の幸せを願う兄らしい笑顔を見せた。

 

 『ふふ、俺もハヤテと絶対に幸せになるからな♪』

 

 ・・・・・・この時、ハヤテは無性に寒気と殺意が湧いたそうだ。

 

 

 そして、入浴中・・・一緒のお風呂に入り肩を寄せ合って、真っ赤になっている泉と横島。一応お互いバスタオルとタオルを巻いて入って、大事な部分を見せないようにしていた。二人とも初めてなので、あまりうまく話せないが何とか頑張って言葉を出し合った。

 その会話の中でお互いの背中を流そう!と言う感じになった時に、横島の背中を見て絶句した泉。横島から亡くなった彼女を守るために背中を傷つけた。と聞いていたが、その傷がここまでひどいとは思わなかったからだ。素人目でもわかるくらいに、死んでないとおかしい傷だからだ。

 「悪いな。見ていて、気持ちのいいものじゃないのに」

 「ううん!これは、とても素敵だよ!だって、本当にこうするくらい大好きだったんだよね!だったら、これはとっても格好いいよ!」

 笑顔を絶やさない泉だが、真剣な顔でそれを言った。そして、すぐ後に・・・

 

 「でも・・・格好良くなくていいから、同じことはもうしないでね」

 

 顔を見せないように、背中に抱き着く泉。横島の胸に腕が回される・・・その腕が震えていた。そして、その腕に手を乗せて

 

 「ああ。格好つけはもうしないから・・・大丈夫だ」

 

 その腕をほどいて、泉の方を振り返り抱きしめあいキスをした。そして・・・身に着けていたお互いのタオルを取り払った。

 

 

 

 

 

 『え?何?これ以上は書かないのか?書かないに決まってるだろう!ここから先は野暮というものだ!いくら読者の頼みでもこれだけは聞けないぜ!』

 

 と、ツッコミできる生物が二人の周りに全くと言っていいほどいない状態なので、二人の今書けないことをやっている姿を写している鏡に突っ込んでもらいました。

 




 無邪気は救われる時もあれば、心を刺すときもあります。それを受け止める横島の姿を書きたかったです。泉もあの彼女も、お互い(本来は)無邪気に私は見えたので今回この話にしました。に原作はそれを出せる人がいなかったので(メインキャラの一人・おキヌは途中から無邪気とは思えなくなった)。それと、本人達とは全く関係ない人や動物に物が突っ込むというのも原作を見てやりたいと思ってました!


 次回は、シャークティ編の続きで那波千鶴さんです・・・なんか、ヤンデレ話になりそうなきがする。そっちの話でもそんな感じに書いてしまいましたし。
 その次は前中後編のような二、三話を使ってどの話もヒロインがいて最終的に全員とのハーレム話にしようと思います。他の話も最初からそうしろ!と言いたいかもしれませんが、思いつかなかったので・・・すいません。でも、一話完結ペースはこれからもやっていきますが、この試みも時々やっていこうと思います。
 なお、その試みの最初の原作は・・・みんな大好き東方で行こうと思います!本当に思いつきなのでヒロインがまだ何人にするかは未定です!

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