横島忠夫、〇〇〇〇と付き合ったらどうなる?   作:一日三食MEN

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 どうも!ソフトもゲーム機もないけどスマブラSPに楽しみを持っている三MENです!驚いているのが気に入っているMOTHERシリーズの主人公が出ていることです!だって、マリオやゼルダやドンキーコングみたいに新しい話のソフトが出ているならともかく、もう十年以上前に出たきりのソフトなのに出している・・・マジ驚いた。
 しかも、雪まつりにはどせいさんが作られていたことがある!相当年期のあるファンがいるんだな・・・だから、まだ出ているのか。

 今回の設定は二つ!
  横島より、タイトルの彼女が主人公かもしれない。
  あと、始まる前から既にハーレムになっています横島も・・・原作主人公も。


九鬼揚羽のハーレム計画(九鬼揚羽編の続き)

 九鬼揚羽と横島忠夫の婚約が全世界に広まって一か月が経過した。この一か月の間はかなりと言っていいほど横島にマスコミが集まって、九鬼揚羽の妻は何人いても構わん!と言う言葉にうまく乗って九鬼財閥に近寄ろうとハニートラップを仕掛ける女性達も多く寄ってきた。

 マスコミからは逃げるが、ハニートラップを仕掛けてきた女性達には喜んで飛び込んだと思うが・・・

 

 『はあ、はあ・・・こ、怖かった』

 

 横島は女性から迫られるのが弱い性格の為、かなりいやらしい服を着る彼女達からも逃げていた。女に弱く、色仕掛けに簡単に引っかかる男という情報を聞いていた彼女らもこれは知らなかったので、逃亡されて中々うまくいかないことに次第に諦めていった。←ただし、その女性達の姿は目に焼き付けた横島である。

 

 

 ただ、もちろん諦めない女性達もいる。まず同じAクラスの

 「た~だ~お!僕もお嫁さんにしてね!」

 「あ、あの、忠夫が私を、嫁にして、くれる・・・なら。どんな命令でも///」

 恋心を隠さないでぐいぐい迫る榊原小雪と、あれだけ凛々しく兵士に相応しい顔つきをしていて最初は葛藤したが、自分の気持ちを認めた今では恋する女性に相応しい初心な反応を見せる可愛らしい態度をとるようになったマルギッテ・エーベルバッハが横島に迫り←その際に押し付けた胸に反応して鼻血を出す横島。

 しかも、そのAクラスに編入してきた武士道クローンの

 「忠夫!義経もいいか!」←真っ赤になりながら傍に座る義経

 「ふぁあああ、タダオの傍が、一番いいな~~」←横島の膝枕に頭を乗せて瞼を閉じる弁慶

 「あ、あの!その、わ、私も・・・もっと迫れ!って、あれ?私、何言って」←くっつく二人を羨ましそうに少し離れたところで見る葉桜

 義経・弁慶、葉桜もあのテロ以来想うようになって横島に寄り添ってきた。葉桜は自分の中にいるもう一人の誰かがいきなり声を出したことに疑問そうにしていた。←上と以下同文

 Aクラスだけでもこれなのだ。今の横島はとても羨ましいように見えるが、

 

 「ぐぬおおおお!あかん!ここで手を出したらあかんのや!絶対にまずいことになる!責任とって・・・・・・ぐああああああ!どうすればいいんじゃあああああ!(ごんごんごんごん!)・・・ぴくぴく」

 

 理性と欲望のはざまで必死に耐えて、床や壁に必死に頭をぶつけまくって出血して意識不明になった彼を見ていると自然と嫉妬が湧かない。何しろ、マルギッテ以外は本当にまだ高校生で、横島にとっては全員がナンパしたい年齢だし、思いっきりお近づきになりたい!という下心だって当然ある。だが、ここで欲望に負けたら・・・確実にお縄になることが簡単に想像できる。いくら横島でもそれはまずい。

 だが・・・横島が一番恐れているのが、

 

 『くはははは!忠夫よ!我はいつでも抱かれていいぞ!他の女も抱いていいが、一番最初は我だからな!もし破ったら・・・我はどう動くかわからんぞ(ぎろり)』

 

 この婚約者となった姉さん女房になる予定の彼女だ。気持ち的には受け入れ態勢万端だが、横島と婚約してからは世界一の九鬼の一族のせいか確実に一番を欲しているため、他の女性との関係は受け入れるが最初はまず自分という想いがとても強いのだ・・・上の言葉も殺気を込めて言ったため、もし二番だったら本当にどう動くか分からない。それが怖いため、横島は欲望に負けるわけにはいかないのだ。

 そんな中、彼女ら以外にも横島に言い寄る女性が出てきた。

 「やっほ~!私納豆小町の松永燕!君が噂の横島君?」

 学園ではこの松永燕が←この時はまだ興味本位。

 「(どっご~~~ん!)あああ!だ、大丈夫か!ご、ごめんな!私は不幸な人間で、傍にいるだけでこうなってしま「あ~~、死ぬかと思った」え、えええええ!大砲に撃たれたのに無事だなんてえええええ!」

 外では野宿しているところに出会った自他ともに認める不幸の女と呼ぶ橘天衣が横島に近寄った。この二人もまた目的は違うけど横島に近づき・・・数日後、天衣の方はどんなに不幸な目に遭っても

 「ぐ、ははは!俺はな、上司からいつも(盾にされて)殺されかけたんじゃ!この程度の「暴れ牛だぞ~!(どっご~~ん!)」ぐぼはあああああ!こ、この程度は、ど、どうってこと・・・な「あ!そっちは崖が(がらがらがら~)」どわああああ!ないんじゃああああああああ!」←横島が彼女に寄ろうとしたら何故か暴れ牛の集団に跳ね飛ばされた。しかも、飛ばされた先の崖が崩れてそのまま落ちていき頭から岩に激突して周りを血だらけにした。

 このようにリアルで死にかけても立ち上がって(血まみれの)笑顔を向ける。本来ならしぶとすぎることと血まみれの姿に恐怖を覚えるが、不幸続きで人が離れていく経験をした彼女にとってはそれを一切感じず逆に離れようとしない横島に嬉しくなり・・・そして、恋をした。かつては同じ四天王で仲のよかった揚羽も恋のライバルではあるが、彼女が明るくなっていくことに心からほっとした。

 

 ただし、ハーレム要員が増えていくことは何もいいこと続きではない。何故なら、世界の九鬼の長女のフィアンセとなった横島だ。

 「は、ほ!この程度で、倒される俺じゃないぞおおおおお!」←後ろを見てないのに、銃弾を避けている。美神にガチでされたことがあるため、勘と経験で避けているのだ。

 世界中のいろんな企業の闇から狙われるということになる。一人になるところを狙ってそういう連中がやってくるのだが、逃げ足が半端なく早く

 「がはははは!俺の罠はもがけばもがくほどはまっていくぜえ!」

 移動しながら罠作りをするので、こうした連中もてこずっている。誘拐・拉致などをすれば賞金がもらえ、しかもパッと見は全然大したことない男に見える横島だ。殺しに来る連中も、完全に油断して罠にやられるのがほとんどだ。中には

 「(びりびり)へ・・・やだああああ!」

 「いやあああああ!見ないでええええ!」

 襲いに来た女性が罠で服が破れて胸や尻があらわになって、思わず出す女の顔に

 「ぐ~~ふふふ、そんな顔されたら~~もっと見たくなるだろう~~!」

 「きゃああああああああ!女の敵イイイイ!」

 鼻の下伸ばして、逆に横島の方が涙を出して怖がる彼女らを襲う側になる時もあった。←それを揚羽やマルギッテなどが横島の後頭部を蹴飛ばして阻止して、彼女らは九鬼にスカウトされるのがほとんどだ。つまり、連中が襲ってきても逆に九鬼を強化する結果になるのだ。

 

 

 そんな日々が続く中、

 「ここが目的地だな」

 「ああ、到着だ!」

 風間ファミリーの皆と横島ハーレムの皆で温泉旅行へ行くことになった。というか、本当は横島+風間ファミリーで行くつもりだった。その理由は、横島らしい女湯を覗き見するためだ。別にそんなことをしなくても横島ハーレムの皆だったら頼めば見せてくれるのでは?と思うが、

 

 『覗きは男の本能じゃ!』

 

 早い話、本能に従っただけだが・・・横島は忘れていた。風間ファミリーには揚羽が交代する形で四天王となった川神百代がいることに。正確には横島は肩書ではなくちちしりふとももで女性を見るため、彼女がその肩書を持っていることを忘れていた。口の軽い百代が温泉旅行に横島も行くことを揚羽に話してしまい・・・彼女らもまた来ることになったのだ。

 こんなに美女が増えたことに

 「美女が一杯だああああああ!俺の筋肉を見せつけて惚れさせるチャンス!」

 島津は大喜びをして上半身裸になってマッスルポーズをして体を見せつけようとしたが、京から気持ち悪い扱いされてがっかりした。

 「こ、こんなに・・・女性が、うううう、こ、怖い」

 女性が苦手な、女装が似合う師岡は風間の背後に隠れてビクビクして、

 「ははは!これは私の子猫ちゃんを増やすチャンス・・・と言いたいが、さすがに横島の女達を揚羽さんの前でそれをやるのは控えた方がいいか?」

 好みの美少女がたくさん同行したことに喜んだけど、尊敬する揚羽の前に手を出すのはまずいと思う百代などがいろんな反応を示した。だが、やはり

 

 「ぐおおおおおお!美女がこんなに!覗きにやりがいがあるぜええええええ!」

 

 覗きにやりがいを持つな。と白い目で直江に突っ込まれた横島だ。最初はハーレムの皆が来たことに理性と欲望のはざまに苦悩するやばさを持ったが、やはり温泉で覗きをして裸を見る・・・この煩悩が、あっという間に最凶サイヤ人ブロリーに理性の入ったPODを宇宙に投げさせたの如く思考が欲望に支配された。

 

 

 だが、宿の部屋割りに問題が出た。男は横島・直江・風間・島津・師岡の五人だ。源は人数の都合と本人が拒否したため来なかった。男は少なくて問題ないが

 

  風間ファミリー・・・百代・一子・京・クリス・黛

  横島ハーレム・・・揚羽・小雪・マルギッテ・義経・弁慶・葉桜・天衣←燕はまだハーレムでないのでこの温泉旅行には参加してない。

 

 女が十二人と男の二倍以上で、男と合わせると十七人だ。部屋は五人部屋が二つ四人部屋が一つ・・・つまり、十四人が部屋に入れて

 「残り三人はこっちでいいな!」

 風間が笑顔で指した先にはテントが一つだった。しかも、このテントに入るメンバーは宿の食事はとれるけど布団ではなく寝袋だ。女性達は宿に入れるとして、男三人はテントに入ることになる。もちろん候補は覗きをする可能性が高い島津・横島とアウトドアに慣れている風間が入る予定だったが・・・

 「この三人だと、テントが壊れる」

 テントの大きさがこの三人では狭すぎるのだ。バカな三人は風邪ひかないから壊れても問題ない!と言う百代と京だが、万が一風邪をひくと宿にも責任が出てくる。そこで・・・テントに入ることになった男は

 「納得できん!」

 「ははは、いいじゃないか!」

 島津と風間の二人だけとなった。二人ならまだテントは十分広いからだ。では・・・男三人はどうなったのかと言うと、

 「大和、今日は特別な日になる」

 「は、はわわわわわ!」

 「俺・・・どうなるんだろう?」

 五人部屋の一つが風間ファミリーの女子五人が使うことになった部屋に大和が無理やり入れられて←当然百代と京が力づくで入れたのは言うまでもない。

 「すまない!男とは思えなかった!」

 「ははは!性転換したいのなら九鬼が協力するぞ!」

 「僕は男です!それに、性転換なんてしません!」

 揚羽・義経・弁慶・葉桜の九鬼に関わる四人に師岡が入って、この五人が五人部屋に入ることにした。女性が苦手で、体型も女に見間違うくらい小柄で、女の裸すら見ることができないくらいの初心だからこそ、彼女らと一緒の部屋で泊まることが許された・・・師岡を見た時、四人共男と思わなかったのも一つの理由だ。しかも、性転換と言う言葉が出た時、島津の目が光ったのは誰も見なかった。

 そして、小雪・マルギッテ・天衣と一緒に横島が四人部屋に入ることになった。小雪は一緒にいられることに喜び、マルギッテと天衣は緊張して、横島はパニくって焦っている。

 「忠夫!一緒に寝ようね!」

 「い、一緒に一夜を・・・で、でも、忠夫だったら、この体///」

 「女の幸せ・・・不幸な私には無縁だと思っていたのに///」

 マルギッテと天衣は頭の中はR18になっていて、小雪は普段の笑顔と振る舞いなので分からないように見えるが・・・その笑顔の頬に赤みがあるところからすると、多分彼女もそっちを期待しているのだろう。大和と一緒の部屋に泊まれる百代以外の風間ファミリー女子陣もマルギッテ・天衣と同じような顔をしていた。

 「ふざけるな!俺はリーダーと男同士で寝るっていうのに、何でお前と大和が大人の階段上れるんだ!俺は絶対納得できねえぞ!」

 「いや、大人の階段を上るって決まったわけじゃ・・・(だらだらだら)」

 「というか、何で同じ立場の僕は羨ましくないの?」

 これに激怒したのが島津だ。まあ、男と女が一つの部屋で一泊と言ったら健全であってもなくてもこの考えが思いつくから、男同士で一泊の彼が怒るのも無理はない。大和はその言葉を否定しようとしたが、京・一子・クリス・黛の四人の期待する眼差しを受けて言葉を途中で止まってしまった。師岡は羨ましがる島津にどうして自分はその対象でないのか、不安な考えをもって尋ねた。

 

 

 部屋も決まり、荷物を置いて温泉の時間となった。それぞれが男湯と女湯に別れようとしたが、ここでもひと悶着があった。

 「こらこら、こっちは男湯だよ。百代ちゃんと小雪ちゃんとモロは向こう」

 「えへへ、冗談だよ~~ん」

 「ははは!大和の成長があれ以来(前回の九鬼揚羽編)どんな成長したか見たかったがな!」

 「・・・僕が向こうと言うのは冗談だよね?」

 百代と小雪が冗談で男湯に入ろうとしたのだが、

 「「「「「「え?」」」」」」

 「何言ってるんだ。お前が男湯はまずいだろ(ガクトが危険になるかもしれないし)」

 「ちょっと!揚羽さん達はまだ大目に見るけど、どうして大和達まで!ねえ、冗談だよね!」

 師岡が男湯に入れるとまずいという案が出た。横島の言葉に、皆が否定しない態度に師岡は焦った。

 「ははは!安心しろモロ!俺はお前と入れるぞ!」

 「・・・何か、ガクトと入ると怖い」

 「うわ、レイプ犯ってこうして女を連れ込むんだ」

 「やめろ。モロが怖がっているじゃないか」

 「お~~~い!俺ってそこまで性犯罪者に見えるのかあああああ!」

 今度はガクトが焦る番だ。まあ、横島同様覗きをしようと考えている辺り性犯罪者に近い。

 「ははは!安心しろ。お前のような者は第三の性別・秀吉というらしいから」

 そこに揚羽がある方向を指した・・・そこには、

 

 『秀吉湯』

 

 と書かれている暖簾があった。

 「そんな者のための温泉も用意してある!」

 「お願いだから僕を男湯に入れさせてよおおおおお!」

 その後、何とかして男湯に入ろうとするモロだったが女性陣に阻止され、来い!と言う顔が異常に危険なガクトを見て諦めて秀吉湯に入ることにして、ご都合主義定番の男湯も女湯も貸し切り状態で入ることになった。

 「やっぱり温泉はいいな~。こうして女勢と別れるのもたまには悪くないな~」

 「ああ、マスコミやハニートラップもない。静かでいいな~」

 ハーレム持ちの大和と横島は、温泉の温かさに心底癒された。これを聞いた島津はぶちぎれそうだったが、この後ある楽しみ(覗き)に期待を持っているため落ち着くことができた。

 「おおおお!岩風呂に打たせ湯がある!あ、こっちはジャグジーだ!!楽しいぜ!」

 風間は温泉の種類の多さに子供のように目を輝かせあちこち行った。ちゃんと三人共、かけ湯をしてから温泉に入った。

 「露天風呂!露天風呂は・・・こっちか!」

 彼らが入っている屋内の温泉は覗きスペースがないので、屋外の露天風呂にすぐに向かった島津。彼は温泉ではなく覗きが目当てのでかけ湯自体忘れていた。

 「あ~~あ、全く覗きの基本がなってないな~」

 「覗きに基本があること自体驚きだが・・・それより、横島は行かないのか?」

 「ああ、悔しいが今回は諦める。百代ちゃん達だけだったら俺も行っていたが・・・」

 「それは・・・・・・(ぶんぶん!)揚羽さん達の裸を見るぞおおおお!と張り切っていたのに?」←それはの後は、俺が許さないと言いたかったが百代達の裸を妄想してしまい言葉が止まってしまい、慌てて話題を変えた。

 「俺より張り切っているガクトを見ていたら、檻の中の餌を食いに行くオオカミな立場じゃないかと思ってな」

 「なるほど、確かに」

 「だが、お前だって人のこと言えねえだろ。百代ちゃん達と結構な関係なのは知っているぞ」

 あれだけ張り切っていた横島が行動しないことに、自分と温泉を楽しむことに疑問な大和が聞いた。そして、理由を聞き自分も他人事じゃないと言われて確かにその通りだと内心冷や汗だった。

 何しろ、京達にしても揚羽・小雪達にしても確実にこの一泊旅行は何かを仕掛けるはずだと二人は見抜いているからだ。現に五人部屋に無理やり大和を入れて、横島も女子達を一緒の部屋・・・この時点でそれが分かる。

 「・・・まあ、今夜頑張ろうな」

 「・・・ああ、そうだな」

 それが、どんな意味を込めた頑張ろうなのか・・・言った横島も、聞いた大和も考えなかった。

 「おおおおお!こんなに気持ちいいんだなジャグジーって!うっひょううう!向こうの風呂はでっけえ!よし、泳いじまええええ!」

 そんな二人の耳に、ノー天気な風間の声が響く。お気楽な彼を心底羨ましいと思った二人だった。数分後に体を洗おうと湯から出た二人の耳に

 

 「のぎょうぎゃあああああああ~~~~~!」

 

 島津の悲鳴が思いっきり響いた。彼がどうなったかは見なくても分かる。

 「やっぱりな」

 「今思えば・・・とんでもないメンバーがいるんだよな。本当に覗かなくてよかった」

 大和はやれやれと思い、横島は本当に覗きをしなくてよかったと思った←武闘四天王が元も含めて三人いて、彼女らに匹敵できる力を持つ黛や兵士のマルギッテに行動が分からない小雪など超超超腕の立つ連中がいるのだ。恐らく吹っ飛ばされるだけじゃすまないだろう。

 

 島津はほぼ真上に百代からかわかみ波で吹っ飛ばされた。そして・・・落ちる時に見えた屋根をぶっ壊して着いたところは、

 「「・・・・・・え?」」

 まるで、R18のお風呂のエロシーンで出す泡だらけの風呂に入っている師岡が入っている秀吉湯だった。しかも、超高級ホテルレベルの一人用の金の浴槽で、シャンプーかボディーソープかとてもいい香りがした。そんな中にいる師岡だが・・・赤みを帯びた頬に潤んでいる目に温泉で血行が良くなり若干赤く見える唇に、湯から出している両腕がところどころ着いている泡のスキマから見える肌が魅惑的に見えた。胸も泡で隠れていて、性別を認識していてもどうしても目がそっちに行ってしまう。

 もはや、あの文月学園で一番の美人と称された性別秀吉の第一号と同レベルだった。そんな師岡を見た島津は

 

 「マジで惚れましたああ!俺と付き合って下さあああああああいいいいいいいい!」

 

 完全にとち狂った発言をした。もしかしたら、目の前の存在が師岡と忘れているかもしれない・・・それを言われ、しかも手拭いなんてぶっ飛ばされた時にどっかに飛んでいき、思わず見えてしまった島津の醜悪な凶器に、

 

 「い、い、いやだああああああああ~~~~~~!!!助けてええええええ!!」

 

 男とは思えない涙目で大きな悲鳴を上げた。その悲鳴に全員がバスタオルを巻いて秀吉湯に行き現状を見た。さっきの状況で涙ぐむ師岡と興奮している島津(かろうじて泡のおかげで凶器は見えなかった)・・・・・・どこをどう見てもレイプ一歩手前の現場だった。

 

 

 その後、島津は全員からタコ殴りとサンドバックにされた。そして、罰としてテントではなく簀巻きにされて木に吊るされて一晩過ごすことになった。しかも、食事も抜きとなりその分は横島が食べた。必死に無実を訴える島津の事はここまでにして、

 「た~だ~お!一緒にお風呂に入りに行こうよ~」

 「ちょ!何言ってるの小雪ちゃん!露天風呂も混浴じゃなかったでしょう!」

 「大丈夫!今から混浴になるから!」

 「「「はあああああ?」」」

 食事を終えて満足していた時に小雪の発言に焦る横島。拒否するが、混浴になるという言葉にキョトンとする横島とマルギッテと天衣。

 「マルギッテ!天衣さん!横島と行くよ~!」

 「ちょ、待ってよ!(がし)え、ちょ!」

 「い、行くぞ・・・(これはチャンスかもしれないんだ)」

 「そうだ(最近不幸どころか幸運ばかり。一生で一度のチャンス、逃すか!)」

 小雪の言葉に覚悟を決めたマルギッテと天衣は横島の腕を掴んで、女湯へ向けて走った。

 「お!来たか!」

 そして、女湯の前には揚羽達がいた。まだ混乱している横島が女湯の暖簾を見ると、

 

 『横島湯』

 

 なんて暖簾に変わっていた。因みに、男湯の方が騒がしいのでそっちに視線を向けると、

 「ああああ、連れてかないでえええええ!」

 百代達に男湯に入れられている大和の姿があった。しかも、そっちの暖簾も

 

 『大和湯』

 

 に変わっていた。どうやら、揚羽がやはり手を回していたのかこの宿は完全に彼女等しかいないのだ。両者の不安は的中しており、どうやら一緒に今夜大人の階段を上りそうだ・・・だが、考えてほしい。煩悩パワーが横島と同じくらい強い島津が、果たしてそんな羨ましい状況になっている二人をそのままにするだろうか?簀巻きにされても、ボロボロの状態になっても

 『大和、どう?私の裸・・・胸、揉んで』

 『ほれ、忠夫!遠慮せずに我のおっぱいの感触を楽しめ!』

 露天風呂から聞こえるこんな羨ましいセリフが出れば黙っていられない。ガクトイヤーは女の声には地獄耳。

 「うううううう、ううううおおおおおおおおお!二人とも絶対に許せえええええええん!・・・(ぼ!)しっとの力で目覚めた聖なる戦士、しっとマスク参上!」

 彼はロープを怒りと嫉妬パワーでひきちぎって、嫉妬の炎を目から出しまくり、挙句には全身を燃やしまくって、しっとマスクへを姿を変えた。←しっとと額に書かれたマスクをかぶり、プロレスラーのはくパンツをはいた姿となった・・・醜い。

 

 

 そんな温泉宿の近くの林から、

 「へ~~、ここか~」

 「全く小雪は、出発日時を間違えるなんて」

 松永燕が顔を出した。しかも、隣には葵冬馬もいる。何故二人がここにいるのかと言うと、葵が今回の旅行にこっそりついてくる予定だったからだ。もちろん、目的は大和であり本当は偶然を装って一緒に行く予定だったが小雪が出発日時を間違えたため、一人でこの宿の近くまで通っている駅で電車の時間を確認をしているところに燕が声をかけたのだ。

 そして、メンバーの凄さを聞いて面白そうだと彼女もついてくることにしたのだ。ただ、他にも意外なメンバーもいた。

 「いや~、師匠と竜兵には悪かったかな~」

 「別にいいじゃないか。ちゃんと置手紙はしたし・・・温泉なんて今後は入れるかどうか」

 「おん・・・せ、ん・・・ZZZ」

 やんちゃそうな板垣天使(と書いてえんじぇると読む)に女王様な顔と風貌と性格をしている板垣亜巳に半分以上意識が飛んでいる板垣辰子の三姉妹もいた。葵とちょっとしたことで繋がりがあり、生活に困っている彼女達に仕事を与えているのだ。今回はそれがなく、純粋に温泉を楽しんでもらうために同行させた。

 既に宿も見えているので、後は入って

 『大和、わ、私・・・その、初めてだから///』

 『忠夫。さあ、マルギッテに、どんな命令を言って・・・くれ///』

 そろそろR18に突入しそうな状況に葵は大和の方に入って、彼女らはどっちかを見て楽しめばいい。ただ、この後に温泉に入るというのはかなり勇気がいる。

 「温泉、入れるかな?」

 「露天風呂は無理でも、屋内はあるだろ。そっちに入ればいい」

 「いや、そっちもかなり勇気がいると思うよ。だって、隣は情事中だし」

 「ははは、私は大和君とできるなら混ざりますよ」

 「「「・・・その考えがすごい」」」

 「ZZZZZZ」

 堂々と入ると宣言した葵にすごいと思った三人と、返事をしない眠りかけの辰子。林を抜けて道に出て、宿の入り口まで来たところに、

 

 「ふうおおおおおお!しっとマスク見参!おおおおおお!美女が四人・・・とイケメンだと!許せん!貴様「「「うるさいよ(やかましい)!(べきばきぼこぐしゃぐしゃがきどご)」」」うぎゃあああああああ!」

 

 いきなりしっとマスクが現れて燕達四人を見てマスクの中で鼻の下を伸ばしたが、葵が視界に入った途端怒りに支配された。しかし、訳が分からない燕・天使・亜巳にとりあえず徹底的にボコボコにされた。←説明しよう。しっとマスクはしっとの力に目覚めても全然強くなっていない。島津の力のままなのだ!

 「全く、何だこの変態は?」

 「ああ、こんな姿で外を歩くなんてな」

 「う~~ん、川神にならいそうな気がする」

 「「「あ、確かに」」」

 その後、しっとマスクを遠くに投げ飛ばして今度こそ入り口に入ろうとした時だ。

 「何だ?うるさい・・・って、葵じゃないか」

 「ん?お前は確か松永燕だったか?」

 「・・・何故だ。こっちの姉妹は少し同じ辛さを感じる」

 バスタオル一枚姿の百代・揚羽・天衣の新旧四天王の三人が入り口を開けた。やはり、しっとマスクの声と倒す際の三人の気を感じたから来たのだろう。板垣三姉妹を見た途端、何故かお互い生きるのに苦労をしている空気を感じ取ったのか、仲間を見つけたかのような顔になった天衣。

 「こんばんは、どうやら楽しいことをやっているらしく混ざりたくてやってまいりました」

 美女三人のバスタオル一枚姿。もし島津がボロボロされてポイされてなかったら、確実に性犯罪者に相応しい顔をしていただろう。

 「なるほど・・・まあ、お前ならいいか。確かにあの時のお前と大和はよかったからな!」

 すぐに意図に気付いた百代・・・頭の中はかなりあくどいことを考えていたが、更なる楽しみが来たことに満面の笑みを浮かべて葵を中に案内した。そして、いきなり現れた揚羽達に唖然としていた四人だが、

 

 「ふむ、お前達は大和ではなく忠夫の結婚申し込みか。だったら来るがいい!もう、パーティーは始まっているぞ!」

 「・・・これ以上増えてほしくなかったな~~」

 

 葵のセリフが仇となったのか、二人は彼女らも忠夫のハーレム仲間入り希望と勘違いした。ハニートラップでしつこく来る女性達もそれなりにいたので、同じものだろうと思ってしまったのだ。全然気にしないドンと胸を張る揚羽とちょっと久しぶりに来た不幸に天衣にやっと意識を取り戻した三人。

 「「え!い、いや!私達は!」」

 「ははは!ほら来い!遠慮はいらん!」

 「ちょ!待てって!アタシらは温泉を!」

 「うん。温泉と忠夫、どっちも楽しもうね」

 二人の言葉に慌てて否定しようとするが、燕と天使の腕を揚羽が亜巳と立ちながら寝ている辰子の腕を天衣が掴み宿の中に入れた。四天王の力に必死に逆らおうとするが、彼女らの手が全然ほどけそうにない。唯一、本気を出せばほどけそうな辰子は夢の世界に行っている。

 「「「お願いだから話を!」」」

 「さあ、脱げ!ここからがお楽しみだ!」

 「そうだよ。ほら」

 「おら!さっさと・・・何だお前ら!お前らもか!」

 とうとう横島湯の脱衣所まで来た時に照れてまだは入れてなかったバスタオル姿の葉桜もいたが、もう一つの人格になっているのかおしとやかではなく百代みたいに闘志あふれる彼女になっている。その彼女が、

 「増えても構わん!さあ(ひゅ!)皆で行くぞ!」

 一瞬で四人の背後に移動した。その瞬間、何と四人も揚羽達と同じ姿になった。

 

 「さあ!忠夫と朝まで楽しもうぞ!」

 「「「いやああああああ!」」」

 

 天使曰く、あの時の亜巳姉の本気で嫌がる姿を初めて見た。四人はどんどん押されて行き・・・ついに露天風呂の扉が開かれた。

 

 

 隣の大和湯でも

 「ふふふ、大和君。知ってます?最近は同性愛も純粋なものと見られるのですよ」

 「お前のは純粋じゃなく不純だ!嫌だあああ!助けてくれえええええ!」

 「ダメよ!葵冬馬!大和は皆で愛するの!」

 「本当は私だけしたかったけど・・・仕方ない」

 「隣ではマルさんもあの横島と・・・負けられない!」

 「ど、どどどどどどっどど」

 「まゆっち~~とうとう私が大和さんと!を「ど」しか言えないくらい戸惑いまくっているぜ~~」

 「いや~~やっぱり大和はこれが一番だ!」

 もう一つのハーレム(+α)が始めていた。

 

 その頃他の皆はと言うと・・・

 「ぐうううううううう~~」

 テントの中では風間が宿の様子など全然気にしないで寝ており、

 「・・・何で戻ってこないんだろう?」

 島津に(性的に)襲われかけた師岡は揚羽達が戻ってこないことに疑問を持ち、

 「だが、しっとマスクは何度でも蘇える!この世にいちゃつくカップルがある限り!・・・・・・ってここはどこだあああああああ!」

 パンツ一丁でかなり遠くまで投げ飛ばされた島津は、全然人影も道も家も見えないことに焦っていた。因みに、彼がやっと宿に戻った時は既に日が上がり、皆が帰るギリギリの時間だった。

 

 

 そして、次の日の朝。横島湯では

 「忠夫君♥責任とってね」

 「もう一層の事、このままでいっちゃうか!・・・責任もとってほしいし」

 「あいつ、私以上の女王様の丁稚をしていたと言っていたわ・・・確かに、痛められ慣れてた気が」

 「ふにゃあああああ、忠夫君からぜ~~~~ったいに離れない~~~♥」

 すっかりミイラ取りがミイラになった四人が横島に抱き着いていた。亜巳と同レベルの女王様の美神を照れさせた過去を持つ横島は、しっかり彼女も照れさせていた。

 そんな様子を死屍累々ならぬ乱体累々(乱れた体の略)の中心で揚羽は

 

 『そうだ。我の夫となる男なら、もっともっと大きくなれ!男の本質も、性も!そして、そこも・・・な!』

 

 これだけの女を骨抜きにした限界突破して真っ白な横島(だけど、女体の感触のおかげで意識だけはある)を誇りに思いながら見ていた。そして、横島の横島君を見て・・・もう一戦することを決めた。

 

 『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・俺、死ぬかもしれない』

 

 女体・・・しかも、十人以上の美女・美人の裸体を思いっきり味わったが、幸せすぎる光景と状況・・・更にこれから先、まだ増えるかもしれない美女に期待ではなく、実際にハーレムになってやっとわかった辛さに死を覚悟していた横島君であった。

 

 

 

 

 

 

 

 その後、横島をマルギッテの部下全員がハーレム入りして更に女が囲う環境は増え、同じハーレムとなった大和もまた九鬼紋白や黛の妹が増えたりしたが、それ以上にインパクトのあることが起こった。それは・・・

 

 「なあ!九鬼に頼んで性転換手術して俺と付き合おうぜ!」

 「何度も言うよ!絶対にごめんだ!」

 

 あの金の浴槽に入っていた美女が、実は師岡と知った島津が彼に言い寄るようになったことだ。その姿を少しだけど見た皆は島津の行動も無理もないか。と思いながらとりあえず助ける日々が続いた。しかし、揚羽が師岡の性転換に協力する気があるため、もしかしたら時間の問題かもしれない・・・さあ、師岡はどうなるか!ちゃん♪ちゃん♪

 




 今回は横島より揚羽の方を活躍させました。彼女が彼氏の為にハーレムを作るとしたらどうなるのか、を考えてこうしました。

 後、今回の師岡君はどうでした?結構性別秀吉に近いようなのでこの設定を作り、女に執着する島津君をしっとマスクにしました!しかし、違和感ないと思えるのは私だけでしょうか?

 次回の恋姫ハーレム・・・どんな彼女達にしようか?そして、その次は一層の事思い切ってこんなゲームでやってみようか!バイオハザードのジルさんなんてどうだ!

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