横島忠夫、〇〇〇〇と付き合ったらどうなる?   作:一日三食MEN

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 どうも!この作品知っている人はらんまがヒロインと思いました?いいえ!こちらです!何故なら、こっちの方が面白いと思ったからです!

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 横島もあの泉で溺れましたが、ただ姿が変わるだけです。
 一人暮らしであの中華料理店でバイトしてます。
 結構原作の横島らしいやり方で惚れさせました。

 ちょっと今回は今までの作品からすれば無理やりだと思えるやり方です。ではどうぞ。


ムース(女体化)と付き合ったら?(らんま1/2)

 ここは中国の呪泉郷。数多くの冷泉がありいろんな武闘家が修行する場所でもあるが、その泉には一つ一ついろんな呪いがありその泉で溺れると以前その泉で溺れた者の姿になるという呪いが数多くある泉でもある。

 もちろん、そんな場所での修業は危険であり観光として来ても全然つまらない場所なので、来ようとする人物はほとんどいない。この呪いの事を知らない者や、かつてここで修業をした者や・・・

 

 「だああああああ!!!落ちるうううう!(どっぼ~~ん!)」

 

 いきなりそこの上空から落ちてくる者以外は。

 「あいや~~、いきなり誰か落ちてきたアルね」

 呪泉郷の管理をする者はある泉に落ちたご存知横島を確認するために、その泉にやってきた。

 「うう、ぷは!」

 「お、無事アルか!いきなりでびっくりしたアルよ!」

 「な、何が・・・??あれ?何か?」

 「ああ、あんたが落ちた泉は・・・」

 さて、どんな泉に落ちたのか?

 

 

 そんな出来事があって一年後、横島は(こっそり)日本に渡った。バイトをしながら一人暮らしをして、風林館高校に通い始めたのだが、校門から生徒玄関を歩く途中で

 「早乙女乱馬~~!かくべらあああ!」

 「かくべら?何言いたいんだ九能?」

 「あんたが途中で倒しちゃったんでしょう!まあ、別にいいけど」

 学校なのに剣道着をずっと着続けており「風林館高校の蒼い雷(いかずち)」と中二病な呼び名を自称している痛い男・九能帯刀が、原作主人公・早乙女乱馬に木刀持って突撃したがあっという間に撃退された。乱馬の隣にいる許婚・天道あかねがやれやれと言いながら頭を抱える。そこに、

 「乱馬ああああ!覚悟オオオオ」

 「おいおい!良牙!登校中はやめろと言っただろう!」

 「問答無用~~!!」

 宇宙一と言ってもいいくらいの超超超超超ちょ~~~~~~う方向音痴であかねに惚れている響良牙が襲い掛かってきた。←原作を見れば、これだけ超を書いた理由が分かるぞ!

 「あああああ、ごめんなさああああいい!避けてえええ!」

 何故か朝なのに屋上を掃除をしていたどこかの女子が叫ぶ。

 「「へ?」」

 その声に反応して乱馬と良牙は上を向くと、

 「「なあああああ!」」

 すぐ目の前に水があり、それが二人にかかった。その頃、横島は

 「俺のいた高校よりとんでもない度がでかいんじゃないか?(強いて言うなら変態度がでかい!特にあの九能がとんでもないくらいに!)」

 「ねえ、どうして私を校舎に入れるの?横島君?」

 「まあ、男同士の決闘に手出しは無用という事だ。それに、遅刻はやだだろ?(響のあの姿はあかねちゃんには内緒みたいだからな。こう言えば、あかねちゃんも納得するだろう。)」

 「そういう事なら仕方ないわね」

 遅刻という言葉に納得して、校舎入っていた・・・そして、水のかかった二人はどうなったかというと、

 「朝っぱらからこんな目に遭うなんて!おい良牙!お前の不幸を俺にかぶせるな!」

 「がっぶ~~!!(知るか!いつもの事だろ!)」

 乱馬は赤髪の女の子(この姿の時はらんまと書く)になり、良牙は小さい黒豚になった。冒頭で書かれた呪泉郷にこの二人はそれぞれの泉で溺れており、水をかぶるとこうなるのである。因みに、元に戻るにはお湯をかぶれば大丈夫である。←横島がどんな泉に溺れてかはまだ先だ!

 らんまの腕に噛みつく黒豚良牙。どっちもにらみ合いをしていると、

 「おおおおお!目を覚ますと、目の前におさげの女が!これはもう僕と結ばれるための運命に違いない!さあ、おさげの女~、僕とデートを!」

 「な!目が覚めたのか!よるんじゃねえええ!!それに俺は男だあああああ!」

 水の入っていたバケツが当たり意識が戻った九能が、にやけ顔でどこから出したのかわからない花束をらんまの事をおさげの女と呼んで差し出し、デートの申し込みをする。そんな気持ち悪い顔をする九能を力任せに殴るが、

 「待ってくれえええ!おさげの女あああ!」

 「あああもう、来るなああああ!」

 今度は気絶も失神もしないで、欲望全開でべた惚れしているらんまを追いかけまくる。←九能は目の前でこの変身を見ても乱馬=らんまと気づかない。因みに本当に原作でもらんまをおさげの女と呼んでいる。

 その時の黒豚良牙は

 「ぶ~~、ぶ~~~(あかねさんいなくなっているし、お土産渡すの忘れてた!)」

 方向音痴の為、いつも迷子になるのでサバイバル七つ道具を常に持っている彼はそれを入れている結構重いリュックと唐傘を必死に引きずって学校を後にした。←その迷子ぶりは説明できないくらいだ(マジで)!

 

 そして、

 「早乙女乱馬君、遅刻なので廊下で逆立ちしてください」

 男に戻った乱馬が遅刻になったので、担任の抜作から廊下に立たされたのは言うまでもない・・・あれ?逆立ち?そして、別に乱馬は気にしないで本当に逆立ちした。←これはあのJS担任が来る前と考えてください。

 そこに、

 「早乙女乱馬~~!おさげの女をどこへやった~~!!」

 同じく遅刻で、こっちは普通に立たされていた九能が攻撃をしたが乱馬は避けた。

 「おい九能!何しやがる!」

 「それはこっちのセリフだ!貴様はおさげの女に何と酷いことを!」

 「・・・こいつの頭の中で俺は何をしているんだ?」

 「おさげの女を救うためにも早乙女乱馬!貴様を「(ガラ)ダメですよ、廊下で暴れては。後、何があったのです?」先生!こいつはとんでもないことを!」

 そんな騒ぎを廊下ですれば、当然教室の抜作は廊下に来る。

 「いや、これは全部こいつの妄想で」

 「・・・なるほど、乱馬君がおさげの女性にいろいろした妄想を現実だと思ったのですね」

 「え?その通りですが話していないのにどうしてわかったんです?」

 「この本を見ましたので」←といって、原作本を出す。

 「・・・とんでもないネタばらしをするんじゃ「おさげの女を、出せえええええ!」ああ、もうこっちもこっちで頭が痛いことを!」

 とまあ、横島以上に濃いメンツが勝手に騒ぎを起こすので横島の影がここでは薄かった。これが学園生活の一部だが、横島の生計を立てているバイト先はどこかというと?

 「あいや~!横島!こっちの注文お願いね!」

 「ムース!出来たからシャンプーにこれを渡せ!」

 「わかった!・・・おい!横島、料理はまだか?」

 「このバカ!メガネをかけろと言っただろ!」

 らんまに負けて命を狙っていたが乱馬に負けてべた惚れになり、それ以来婿にしようと企んでいる水をかぶるとネコになる美少女・シャンプーと百年以上生きている彼女の曾祖母・コロンが営む中華料理店・猫飯店でバイトをしていた。もちろん、チャイナ服を着るシャンプーのちちしりふとももに負けて

 『いくらでもいいです!俺を雇ってくださいイイイイ!』

 と言ったのは簡単に予想できるだろう。一応、断っておくが時給はやっぱり最低賃金を下回っているが、美神ほどひどくなく時給五百円だった。最初は下心満載な横島を追い出すために一般的にも法的にも低すぎるこの時給を言い渡したが

 『そんなに貰っていいんですか!よろしくお願いします!』

 と、返した事に呆気にとられたコロン。まさか、さらに半分少ない時給で労働基準法完全無視のブラックな職場でかなり長い期間働いていたなんて思いもしないだろう。←ここも少しブラック気味だが、横島なら大、丈、夫!

 次の日から早速厨房で働くことになったが、フロアじゃないことに号泣した横島。←コロンが採用を言った帰り道にナンパする横島を見て、こっちにするべきだと判断した。

 そして、ここにはもう一人水をかぶるとアヒルになる男・ムースがいてシャンプーを嫁にすると誓っているが、当の彼女は乱馬に夢中の為、絶対に乱馬を倒して自分が婿になると誓ってもいる。ただ、彼は超超超超超ちょ~~~~~~うドがつくほどの近眼であり、メガネをかけなかったら目の前のモノすらわからないのだ。←これも原作を見れば超を書きまくった理由が分かるぞ!

 さっきも横島が料理を渡そうとしたが

 「げ!干物のバケモノ!」

 「誰がバケモノじゃい!(ばっき~~!)」

 ムースはその横島に背を向けて、厨房に入ってきたコロンを掴んで話していた。バケモノ呼ばわれされたことで、彼をいつも持っている杖でぶっ叩くコロン。

 「全く、いさせてやっておる恩を忘れおって!」

 「まあまあ・・・そう言えば、婆さんって中国からいろんな薬を取り入れているみたいだが、惚れ薬みたいなの無いか!」

 「それをシャンプーに使わせるつもりじゃろ!・・・あればとっくに婿殿(乱馬)に使わせてシャンプーと結婚させて、店など閉店させてお前とムースを置いて中国に帰っておるわ!」←お互いの小指に中国の行商人が売っていた運命の赤い糸を結ばせて二人を結婚させよう。というこのアニメの話があった。

 「その通りだな・・・・・・・・・・・本当にないの?」

 「ないと言っておるじゃろううう!さっさと、注文の品を作らんかあああ!(べっこ~~ん!!)」

 こんな漫才をしながらも、ちゃんと仕事をして稼いでいた。

 

 

 そんな生活の中、乱馬に父親が勝手に作った許婚がもう一人増えたり、乱馬が世界一の超どスケベ武闘家・八宝菜に弱くさせられたり、呪泉郷最悪の泉で溺れたパンスト太郎が襲い掛かったりして、横島はこの日常が自分のいた世界と変わらないくらいドタバタしていたので楽しいと思いながら生活していた。←因みにパンスト太郎は本当にこの名前です。名付け親は・・・原作を見てねWWW!

 だが、ある時・・・

 

 「お、お湯を入っても・・・男に戻らない」

 

 らんまがお湯をかぶっても男に戻らない出来事が起こった。それはハーブと呼ばれる女が二人の従者を従えて日本に来た際に、乱馬が逆鱗に触れたのか彼女が持っていた止水桶という効果で姿を固定化されてしまい、女のままになってしまったのだ。

 「らんま、安心しろ!俺が責任をもって」

 「くたばりやがれええええ!(ばっき~~!!)」

 しかも、その時たまたま横島が天道家にいたため、風呂場で驚きの悲鳴を上げたバスタオル姿のらんまを見てとびかかって殴られた。その後、コロンから詳しい事情を聴き止水桶の効果を打ち消す開水釜というものが日本にあり、彼女はそれを目当てとしていると推測。

 連中達を追って男に戻るために旅立つらんまだが、

 「いくぞ!乱馬!」

 「オラ達も行くだ!」

 「さあ、行こうぜ!」

 良牙・ムース・横島も一緒に行くことにした。良牙とムースはもう一つ目的があるみたいだが、横島は

 『戻る前にらんまちゃんのヌードをもっと拝まないと!』

 これだった。実際、らんまの半裸ならかなり見てきたのだが、やはり全裸と比べると天秤は速攻で傾くだろう。まあ、それとは別にもう一つ目的もあるのだがそれはもう少し後の話。

 ただ・・・旅立ってすぐに旅館で働く羽目になったり(メガネを外したムースが旅費や食料を入れたカバンと置物のタヌキと間違えて持ってきた)、その旅館にいたハーブと戦ったが歯が立たなかったり、連中を追っている最中に良牙とムースが止水桶を使って水をかぶっても人間のままでいたいが為に・・・それに入った水をかぶってしまったためにお湯をかぶっても黒豚・アヒルのままになってしまったりした。

 ただ、ハーブが開水釜を求めた最大の目的は、彼女が実は乱馬同様水をかぶると女になる体質になっていて本当は男だったことだ。

 

 その後、ハーブと戦い途中で三人共無事男に戻ることが出来、乱馬はハーブを倒すことが出来た。ただ、別れる時に、

 「なあ、ちょ~~っと、お願いがある」

 「何だ?」

 「一度だけ、水かぶって女になってくれないか?」

 「何!貴様」

 「いや、お湯かぶれば元に戻るからさ!頼む!」

 と横島がハーブに頼んで女になってもらいその姿を写真に収めたが、本当にそれだけでありその後ちゃんとお湯をかぶって元に戻してさよならした。←部下二人がこれ以上ないほど残念な顔をしていた。

 『よし、これで手に入った!』

 だけど、横島はあるモノも手に入れていた。

 

 

 その後、また日常生活・・・まあ、いろんな出来事があったが普段通りの生活を送り始めた。

 「シャンプ~~~~!」

 「あいや~、乱馬好き好き好きね~~!」

 「だあああ!毎日毎日うるさいいい!」

 このようにシャンプーが乱馬を見るとすぐに抱き着いてゴロゴロしてキスしたりする。もちろん、ムースはそれが許せなくて彼の使用武器・暗器を使って乱馬に攻撃を(横島は呪いをかけようと)するが

 「邪魔だ!」

 「邪魔ね!」

 二人の攻撃であっという間に撃沈する。←ふっとばされるムースに横島が当たって呪えなかった。

 「は~~、どうしてあいつがいいんだ?他にもいい女がいるだろ?」

 「シャンプーじゃなきゃ、シャンプーじゃなきゃ」

 「あんまりしつこいとストーカーで警察に通報されるぞ(俺も経験者だし)」

 「ううう、ううううう」

 猫飯店でがっかりするムースの相手をする横島。ムースはシャンプーだけだが、自分もいろんな女に言い寄りまくって相手にされなかった経験者なので一応慰めるが、←警察に通報されたのは横島だけ。

 「オラの何がいけないだあああ!シャンプ~~~!!!」

 「・・・さっき言ったのに聞いてねえじゃねえか」

 既に耳には透明な耳栓があるのか、目の前の横島の声が全く聞こえてない。

 『・・・今やるか?』

 ある一つの企みを実行することにした。折角愚痴を聞いてやっているのに存在すら気づいてないことに腹も立ったので、こっそり置いていたあるモノを持ってきて・・・

 

 「だったら、シャンプーと同じ立場に立ったらどうだ!」

 

 横島がそのあるモノに入っているものをムースにかけた。

 「な、なんだ!」

 まず入っていたもの水だ。それならムースはアヒルに変身する・・・と思いきや、

 「何するだ!」

 「ふん!愚痴に付き合っているのに無視するお前が悪い!それより今はどう生きるか考えた方がいいぞ」

 「は、な・・・にいいいいいい!」

 横島の言葉に疑問を持った次の瞬間、

 

 「な、何で胸がこんなにあるんじゃああああ!!」

 

 自分の着ている男物のチャイナ服の胸の部分にボリュームがあることに気付いた。

 「ふ、女になればさすがのシャンプーも接し方を考えるんじゃないか?」

 「男じゃなきゃ意味がないだ!もしかして、今オラにかけた水って呪泉郷の乱馬が入ったという」

 「ああ、女になるあの泉の水だ!腹立たしいイケメンを女にしてやろう!と思ってこっそり持ってきたんだが、お前が女になれば少しはシャンプーの気持ちも理解できるんじゃないか。と思ってな!(本当はイケメンの領域に入っていたあのパンスト太郎にぶっかけるつもりだったが、名前が余りにも余りにも過ぎたのでやめたんだ)」←横島、本人から名前を聞いた時超大爆笑して呼吸困難になった。

 その後、すぐにムースはお湯をかぶって元に戻ろうとしたが、

 「な、何故、戻らないんじゃ!」

 何故か、女の体のまま戻らなかった。

 「がははは!これ、な~~~んだ?」

 「・・・そ、それは!止水桶」

 「その通り!開水釜はこれと引き換えにハーブにあげちまったぜ!だから、お前はもう女として生きるしかないんだ!しかも、あいつがどこ行ったなんてわからないしな!」

 「な、な、な、何てことをおおおおお!」

 「何じゃ、さっきからうるさい・・・ぞ?」

 「ぶ~~、乱馬。店に来なかった・・・あれ?」

 大騒ぎするムースに苛立ったコロンと店の玄関を開けて戻ってきたシャンプーが、女になったムースを見て誰この人と疑問そうにした。←外見メガネをかけたロビンと思ってください。

 「オラじゃ~~!ムースじゃあああああ!」

 シャンプーの声に反応して、彼女に抱き着いて必死に分かってもらおうと名前を言った・・・・・・ただ、メガネを外していたので抱き着いたのはシャンプーじゃなく横島だった。

 『ちょ、ちょっと待てえええ!マジでシャンプーちゃんやらんまちゃん以上のボリュームのある胸じゃねえかあああ!しかも、目の前で見て分かったけどすっげえ可愛くなっていやがる!乱馬があれだけかわいいらんまにしてしまうあの泉の効果・・・恐るべしいいい!(ぶっしゃああああ!)』

 力強く抱きしめられた横島はボリューム抜群なおっぱいの感触とお姉さん系な綺麗な顔になったムースに、想像以上の泉の効果に自分の胸に押し付けられる乳の温もりに我慢が出来なくなって鼻血を出した。

 

 その後、何とか(一時間ほどかけて)自分を落ち着かせて二人に説明をした。この女は乱馬の落ちた泉の効果で(メガネをかけた)ムースが女になった姿だと理解させた。

 「なるほどなるほど、よくやった!横島!」

 「あいや~、これなら婿になれと迫られないね!」

 「がはははは!この横島、女を手に入れるためなら卑怯なんぞやってやるぜ!(まずい!胸のドキドキが止まらない!)」

 「威張れるか!あと、何でこんな格好しないといけないだ!」

 「「「ここの制服だからだ」」」

 コロンとシャンプーは乱馬との結婚の障害が一つ消えたことに喜び、横島はその二人を見て威張れない言葉を言って(内心ドキドキが止まらないまま)胸を張った。そして・・・肝心のムースはというとシャンプーと同じチャイナ服を着ていて、更にコスプレみたいにアヒルの羽が背中から天使の羽みたいに生えていた。

 「まあ、シャンプーとペアルックと思えばいいだろ」

 「カップルのペアルックならよかったが、女同士のペアルックは喜べないだ!」

 「とっても似合ってるね。ムース」

 「そうじゃぞ、看板娘もシャンプーだけじゃ足りないと思っておったからな」

 「な!店に出させ(からんからん)「お、客のようじゃな。注文を取ってきてくれ」「頼むね」・・・ううう!」

 実は(コロンに一瞬で)女の下着に変えさせられていたムース。それが見られないか不安の中、注文を取りに行くことになったのだが、

 「・・・美しい!おおおお、これは運命の出会いに違いない!さあ、メガネの女!僕とつきあ」

 「九能はお断りじゃああああ!」

 何と、客は九能で、しかもらんま同様ムース(女)に惚れてしまった。←因みに九能はいろんな女にそれを言ってはビンタをくらっているが、全然懲りない。

 「待ってくれえええ!メガネの女~~!せめて、電話番号だけでも~~!」

 「寄るなあああ!らんまの気持ちが痛いほどわかるだあああ!」

 だが、女に関わるとゴキブリ以上の生命力を持って這いずって近寄る九能。その姿に恐怖したムース(女)は走って店を出て逃げ出したが、九能は起き上がって後を追いかけていった。

 「うんうん、これならあやつとやっていけるな」

 「そうね。女として大事なことをしっかり教えてあげないといけないね!」

 助ける気がないコロンとシャンプーはうんうんと頷きながら、店の営業を始めたので横島はぶつぶつ呟きながら厨房に入っていった。

 次の日、店にやってきた乱馬達にもムースの女体化をばっちり見られた。もちろん乱馬も良牙も笑ったが、

 「それならお前らも思い知るだあああ!」

 「な、て、てめええええ!」

 「おお!良牙までついになったか!」

 何と、横島にかけられたあの泉の水を暗器(たらい)で集め隠し持っていたムースが二人にかけた。乱馬はらんまになっただけだが、良牙まで女になった。しかも・・・彼、もとい!良牙ならぬ良子はお尻から豚の尻尾が生えていて、頭から豚の耳も生えていた。←良牙は・・・らんまに近いものだと思ってください!

 「・・・ねえ、これどう収拾つけるつもり?」

 あかねは唖然としながら元凶の横島に訊ねた。彼女は子豚良牙時代のその尻尾や耳を見ていたはずだが、女になったインパクトの方が強くて同じものだと気づかないで、これも泉の効果と勘違いした。

 そして、当然・・・

 「バンダナの女!僕と結婚を前提のお付き合いおおおおお!」

 「そう言うのはこいつらにしやがれええええ!」

 「おさげの女!安心してくれ!君とも結婚するから!」

 「てめえとする気なんぞ永遠にないわああああ!」

 「さあ、メガネの女!君も僕と愛の時間を過ごそう!」

 「心底ごめんだあああ!」

 「天道あかね!君もいたか!ここは天国!さあ、僕の家で一緒に暮らそう!」

 「さっさといなくなってくださあああいいいいい!!」

 「ふふふ、皆照れ屋だな。安心してくれ!僕はちゃんとわかっているぞ!」

 「「「「何一つわかってねえええ!(ばっきいいいいい!!!)」」」」

 原作よくある現象・いきなり九能現れる!が発動して、カオスになった。とりあえず、万感の思いを込めてカオスの元を殴り飛ばした。←マジでいろんな巻で出没します!

 「あいや~、横島。大騒動ね」

 「うむ、どうするつもりじゃ?」

 「二人はどうしてほしい?」

 「しいて言うなら、ムースが誰かを好きになってほしいネ!」

 「さっきの九能でもいいんじゃがな」

 店の奥でこっそり見ているシャンプーとコロンが、現状の元凶の横島にそう言った。

 「なるほど、わかったよ」

 二人の意見を聞くと、何やら言い争いをしている乱馬たちのところへ行き

 「ムース。こいつを飲み込め!」

 「むぐ!な、なにを飲ませるだ!」

 あるものを飲み込ませた・・・それは、

 

 「横島!お前・・・・・・好きだああああ!」

 

 そう、あの人食い鬼グーラーを惚れさせた文珠「恋」である。見事に文珠の効果でムースがヨコシマを好きになってしまった・・・まあ、横島らしいというか。

 「横島、お前と結婚がしたい!しようじゃないかあ!」

 「おおそうか!やろうか!」

 「「「・・・・・・(ぽか~~ん)」」」

 乱馬達はいきなりムースの告白に、そして受け入れた横島に唖然とした。そして、

 「ほ、本当になったね・・・まあ、これで乱馬にもっとアタックできるね!」

 「文珠、とんでもない効果だね。これは誰にも知らせないほうがいいな」

 シャンプーは本当にムースが別の人間を好きになったことに喜び、コロンは文珠の効果と知り(なぜ知っているのかはシャンプーの着替えを覗こうとしていることを叩きのめしてその時に落としたため)、予め聞いていたが今まで効果は見たことがなかった。いろんな効果のある道具を見てきたが、ビー玉一つでここまでの効果が出るものはコロンも初めてだ。だからこそ、これがもし八宝菜に知れてしまったら、ほぼ百パーセントで「透」で女風呂に入ったり、「女」で女に化けて女風呂に入ったり、「裸」で女子更衣室の女子を裸にしたり・・・などなど、やばいことこの上ないので決して口にしないことを決めた。

 

 

 

 その後、乱馬達には中国の惚れ薬が聞いたとごまかして帰ってもらい、

 

 「横島~~、ず~~っと、一緒じゃあああ~~~♡」

 「おおよ!俺も離れんからな!」

 

 二人は横島の部屋で一緒に風呂に入って洗いあった。お互いの裸を見せ合って、女体化したムースの体はあのボア・ハンコック級のボディに横島は鼻血を出しかけそうになった・・・が、ここで一つ問題が発生した。

 「あれ?横島。お、お前!」

 「あ・・・ばれちまったか」

 ここまで文字で書いていて読者の皆も知らないだろうが、実は横島は

 

 「どうして、さっきまでの顔が変わっているのじゃ!」

 

 あの呪泉郷の泉である人物の顔になっていたのだ。その人物が・・・

 『はあ、裸が見れるからって油断しちまった・・・それにしても、まさかおぼれた泉がアシュタロスの野郎が溺れた泉だったなんてな』

 なんとあのアシュタロスだった。それが、自分の知るアシュタロスかそれとも別の世界のアシュタロスなのかは知らないが・・・そいつの顔になっていたのだ。もちろん、最初はちょっと複雑だったがその顔のままで中国内を歩くと、なぜかモテたためその顔のままでずっといたのだ。元の顔だと本当に何もしてない時すら覗き犯にされたこともあったので、ちょっとしたトラウマも一つの原因である。

 一緒に風呂に浮かれたこととずっとこの顔でいたのですっかり忘れていたことが、この事実を巻き起こした。

 『ムースには悪いことをしたな・・・気持ちも、顔も、騙して』

 文珠と泉の効果でこうなってしまったムースへの罪悪感が膨れ上がる横島だが、

 

 「顔ぐらいでオラは嫌いにならないんじゃ!オラの愛は本物じゃあああ!」

 

 と、まるでいつもシャンプーに言っているようなことを言って抱き着いてきた。かなりボリュームのある胸が横島の胸板に押し付けられたが、

 『・・・俺も、本気で好きにならないとだめだな。しっかりするんだ!俺!』

 その言葉が文珠で改変された想いなのか、それとも本心なのかわからない・・・でも、横島は決めた。グーラーの時は彼女が死にかけた時に「蘇」を使って体の全てを再構成したからこそ心も元に戻った。でも、今回はそうはいかない。同じことなどできないし文珠で元に戻るかどうかわからないし、また違う改変をしてしまうかもしれない。なら、このまま自分が責任をもってこのムースと幸せになるべきだ・・・そう決めたのだ。

 『よし!がんばるぞ!』

 気持ちを新たにして・・・抱き着いてくるムースを抱きしめ返して、キスをした。

 

 

 

 

 

 

 半年後、すっかり女として生きることになったムースが懐妊した。

 「ムースはしばらく安静にしないといけないんだ。済まねえが、しばらく来ないでくれ」

 「じゃ、失礼するだ」

 「大事に育てような」

 「ああ、幸せになるだ!」

 と言って、横島と若干お腹が大きいムースがいちゃつきながら天道家を出た。出た後も、思わず野次馬の皆が玄関からくっついて歩く姿を見て羨ましいと思った・・・家に戻ると、

 「乱馬君!早く初孫が見たいぞ!あかねと頼むぞ!」

 「ぱお!ぱ、ぱおぱおぱお!(わしも見たいぞ!男を見せろ!乱馬!)」←( )内を書いた手持ち看板を持つジャイアントパンダ・・・の泉に落ちてその姿になった乱馬の父親・早乙女玄馬。

 「な、なに言ってるんだよ!おじさんに親父!!」

 「そ、そそそそ、そうよ!おじさんに父さん!き、ききき、気が早はや!」

 早急に後に続け!という二人の父親に迫られて焦る乱馬とあかね。

 「乱馬~!あかねより私とするね!私はいつでもいいね!」

 「乱ちゃん!許嫁のこの久遠寺右京を捨てないわよね!」

 「乱馬様~~!乱馬様との子はこの九能小太刀が産みますわああああ!!」

 「「な、何でこの三人がここにいるんだ!」」

 「ごめ~~ん。乱馬君、この三人が君との間に早く子供がほしいと言うから入れちゃった♪(だって、諭吉さんを出されたら入れないわけにはいかないじゃない♪)」

 だが、いきなり現れた乱馬が好きなシャンプーとぱっと見男な久遠寺右京と変態度なら兄に負けない九能小太刀にびっくりする。←三人の後ろで、全然悪気のない笑顔で謝る金が大好きなあかねの姉・なびき。

 そこに更に

 「あかね君と子作りだと!そんなのこの九能帯刀が許せん!」

 やはり突然出てくるこの男。もはや、三人が現れただけでもカオスなのに九能に

 「乱馬!き、きききき、貴様ああああ!!!」

 良牙も出てきて、

 「おおお!こんなに女がいっぱい!さあ、乱馬よ!お前も(ばっしゃあああんん!)・・・何!もっと女が増えた!これや桃源郷じゃあああ!」

 「「何するんだじじいいい!」」

 八宝菜が庭の水を思いっきり乱馬・良牙にかけて女にして、女の数が増えたことに喜ぶ。

 「あらあら、お客さんがいっぱいね」

 そんな光景をとても穏やかな顔で見る二人の姉・かすみ。

 「おお!天道あかねにおさげの女にバンダナの女!僕と結婚してくれえええ!」

 「「「お前とは、一生しなああああいいい!!!」」」

 同じく女の数が増えて喜ぶ九能を殴る三人・・・天道家は今日も平和でゆったりとした大騒ぎであった。

 




 何か、横島の恋愛事情より周りの変態な日常が楽しくなって最後はこうなってしまった。沈水桶で女にさせて、『好』で横島を好きにさせる。文珠でさせたのはこっちの原作でもやったので、今回はそのままの状態にさせたらどうなるか?をここでやりました・・・懐妊まではやり過ぎたかな?


 次回は、スーパーマリオオデッセイで出たポリーン市長で行こうと思います!ただ、できる限り構想してますが、もしうまくまとめられなかったら変わるかもしれません!

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