横島忠夫、〇〇〇〇と付き合ったらどうなる?   作:一日三食MEN

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 前回の決着編で書いた名言の答え合わせをします。

 諦めたらそこで死合(試合)終了(何)だよ←スラムダンク安西監督

 これはわかりやすいですね・・・でも、スゴイっすよね。あの漫画。ヤマオー戦はガチで試合の臨場感が半端なくてのめり込むんですよ。残り一分きった後の試合の流れ何て原作同様無言になってしまうくらいに。

 大丈夫だ。問題ない←どの原作から出たかマジで知らない。
 無惨(ソロモン)よ。私は帰ってきた!←ガンダムだったはずだけど、どこのシリーズかは知らない。

 すいません、こんな適当な使い方で。一応、今回の話にも名言を入れており、後書きに答え合わせをします!後、この後日編からは作者のオリジナル話にしてますので原作知識はほぼ無意味かと思います!


胡蝶 しのぶと付き合ったら?後日編(鬼滅の刃)

 無惨との戦いも終わり、何か月か経過した。産屋敷家には

 「残った柱はたったの三人になってしまいました」

 当主の輝利哉が生き残った柱の実弥・富岡・しのぶを呼んでいた。

 「鬼が全滅したことにより、鬼殺隊は意味を無くしました。本日をもって解散となります・・・今まで本当に、ありがとうございました」

 ずっと戦い続けてきた彼らに頭を下げて、心からお礼を言った。

 「そんな、頭を上げてください!」

 「産屋敷家の皆さんが立ちあげてくれたからこそ、戦ってこれたのです!」

 「そうです。前御館様も今のあなたを誇りに思っています!」

 「・・・本当にありがとう」

 柱の三人の言葉に涙を出しそうになる輝利哉に、

 「おお~~~い!おッ邪魔するぜええ~~!」

 空気が全く読めない忠雄が入ってきた・・・やはり、右腕は無くなっている。

 「「「・・・・・・」」」

 いきなり来た忠雄にキョトンとするしのぶ以外の三人。

 「・・・何の用なの?」

 正式な場に無作法丸出しで来た忠雄に頭痛を感じた恋人。

 「ああ、四人に頼みがあってな・・・鬼殺隊関係者をできるなら全員呼んでほしいんだ」

 「はあ?どうしてだ?つうか、片腕無くしてもお前変わらないな」

 「そもそも、今が・・・」

 実弥と富岡に呆れられる中、

 

 

 「前当主からの遺言を預かっているから」

 

 

 空気読めない発言第二弾・・・しかも、かなりとんでもない発言を出した。

 「ま、待て!御館様の遺言だと!」

 「ほ、本当なのか!」

 「ちょっと、私も聞いてないわよ!」

 「俺と前当主の二人だけの秘密だったからな」

 「じゃ、じゃあ・・・本当なんですか!と、父様の遺言は」

 さすがの輝利哉も、不意打ち発言に息子の顔を出した。

 「鬼に勝てたら皆に見せる約束だったし、あの人も出来るなら皆に見てほしいという希望だからな。すぐじゃなくてもニ、三日後でいいから頼んだぜ~~!」

 驚きを隠せない四人は、しばらく思考が停止したのは仕方のない事だった。

 

 

 

 関係者をできる限り呼んでほしいと言うのは、さすがにすぐには無理だ。だから、忠雄もすぐじゃなくていい。と言ったのだが、

 「・・・早いな。集まるの」

 次の日の朝日が昇った時には産屋敷邸にほぼ全員集まっていた。それだけ、あの当主に大きな信頼を彼らが持っていた証明でもある。←これが美神だったら自分と六道冥子以外来ないだろうな~~と思った忠雄である。理由はあの強欲上司が世界中の金を自分のものにしないうちに死んだなんて嘘扱いされ、香典狙いの嘘死亡報告と思われるため・・・人、それを詐欺という。というか、マジでしそう。

 「俺は昨日のうちに来たぞ!」

 「それより本当なの!」

 「忠兄!本当なのか!」

 「「「「「「早くしてくれ!」」」」」」

 彼らが普段見せない必死な顔で忠雄に迫る。それだけ、大きな存在だったという事だ。

 「あ、ああ・・・ただ、輝利哉君と娘さん達は悪いがこっちで見てくれないか?」

 そういって、柱裁判の時に当主が座っていたところから、彼らに広い庭に降りるよう言った。

 「おい!現御館様を地面だと!」

 「ここからが一番見やすいからだ」

 「・・・一つ聞いていいか?」

 降りてくれ。と言われた輝利哉は忠雄に尋ねた。

 「遺言なら聞かせる。じゃないのか?見せるとはどういう?」

 「「「「「「・・・あ」」」」」」

 遺言は死んだ人の言葉を聞かせるものだが、それを忠雄は見せると言った。前当主の遺言という言葉で落ち着けなかった彼らはそこに気付いた。

 「ま。まずは説明を聞いてもらおうか。いいか、今から前当主様の姿がここに現れる。何故?とかの疑問は聞き入れないし、ただただ見ていればいいから」

 これを聞いて、しのぶと富岡は文珠で何かすることに気付いた。

 「ただ、その姿は幻みたいなものだから話しかけても、触れようとしても一切反応はしない。向こうも話すだけだから黙って見聞きしているように、いいな」

 そう言って、縁側に置かれていたさっきまで輝利哉が座っていた座布団に文珠を一個置いた。

 

 

             『映』

 

 

 始めるぞ。の言葉と共に座布団に(全)集中すると、

 「「「「「「お、お、御館様!!!!」」」」」」

 本当にぼんやりだが、前当主の姿が現れた。

 「「「と、父様!」」」

 輝利哉と二人の妹は思わず動き出して抱き着こうとしたが・・・当主の映像なので空振りに終わり、奥の部屋にずざ~~っとおちる。皆、半信半疑だったがやはり実際に見ると騒いでしまう・・・何とか富岡と実弥の静かにしろ!で静かになった。

 『よし、いいぞ』

 姿は当主だけだが、忠雄の声が聞こえた。恐らく、これを映したときは見えない場所で指示していたのだろう。

 『ああ、わかったよ・・・それにしても、今から皆に言うことが残ってくれると理解しても何か独り言をいう気分だよ』

 『ははは、これもいい経験だと思って』

 『君は不思議な人間だよ・・・では』

 映像の当主は顔が少しずれていた。そこにその時の忠雄がいたのだろう。そして、輝利哉達が元の場所に戻った時に顔を前に向けた。

 『これを見ていると言う事は、鬼や無惨との戦いは勝ったと言う事だね・・・まずはおめでとう、皆』

 この言葉を言った時、思わず全員が頭を下げたのは仕方がない。尊敬・敬愛する当主からの褒め言葉は誰もがそういう行動をするものだ。

 『同時に私がその場にいないという事になるけど、気にしないでほしい』

 「気にしない・・・はい」

 輝利哉はいてほしい気持ちでいっぱいだったが、妹二人が左右から袖を握ったのでその気持ちを押し殺した。

 『私は毎日思っていた・・・君達が戦い、情報を仕入れ、武器を作り、鬼を倒す。本来なら私が一番前に出ないといけないのに、一番後ろに立っていた』

 「「「「「「そんなことありません!」」」」」」

 『鬼殺隊の皆のような力もなければ、技を出せる体力もない』

 「あんたが一番前に立っていたんだ!」←実弥

 『隠の皆のようにサポートできる力もない』

 「皆を慈しむ気持ちがあったからこそ、ここまで来たのです!」←しのぶ

 『刀鍛冶の皆さんみたいに、戦ってくれる皆の為の武器を作る事も出来ない』

 「あなたはその位置でいてくれるこそ我々は戦えたのです!」←富岡

 『そして、ここまでたくさんの仲間達が亡くなってしまった・・・父親なのに、輝利哉達と遊ぶことも出来なかった。本当に、申し訳ない』

 「でも、その皆の死をずっと悲しんでいたではないですか!父様は、とても素晴らしかったです!」

 言葉を出さずにはいられないとはこういうことだ。声を上げたのは四人だけじゃなく、皆も

 「「「「「「その通りです!」」」」」」

 頷いたり、賛同していた。

 『私は本当に幸せ者だったよ。ずっとずっと、私は妻や子供達だけじゃなく・・・皆の事も家族と思っていたよ。本当に・・・幸せ者だった』

 「・・・ありがとう、ございます」

 この一言は一体誰が言ったのか・・・だが、鬼に家族を奪われたものにとっては嬉しい一言だった。そして、ついに・・・

 

 

 

 『これからは、君達の時代だ・・・空からいつも見守っているからね』

 

 

 

 

 最後の一言を言った。この言葉にほとんどが涙を出して、思わず空を見た・・・多分、笑顔の前当主が見えていたのかもしれない。

 忠雄は終わりと思って、文珠をとろうと思った時に前当主の姿が消えたのだ。

 「(え?)」

 これで終わりと皆は思ったが、忠雄だけは疑問だった。終わったのなら文珠が壊れるはずなのだが、まだ壊れてなかったのだ。

 『これで、終わりだな』

 『ああ。ありがとう・・・これで皆にお礼を言えたよ』

 『後は約束通り、鬼がいなくなった時に見せればいいんだな』

 『頼んだよ』

 こんな二人の会話が聞こえてきた。皆は疑問に思ったが、

 「(まさか、効果が続いたままだったのかよ!)」

 当時の忠雄は録画する効果が終わったと思って文珠をしまったが、まだ続いていたことに気付いてなかった。

 『でもよ、本当にいいのか?こいつ(文珠)を使えば、あんたの病気は完治は無理でも病状を遅くするくらいならできるかもしれないのに』

 『いいのだよ。遅かれ早かれ無惨にはこの場所を知られることになる・・・そうなると真っ先に私を殺しに来る。だから、その時まで生きていればいいのだよ』

 『いつ来るか分からないからな・・・用意だけはしておけよ』

 『大丈夫、準備は整っているから・・・後、君は絶対に死なないでくれよ。私の遺言を皆に見せる大きな役目があるのだから』

 『ははは!愚問だぞ!柱全員から逃げ切った俺は逃げ足だけは自信ある!』

 『ははは。頼もしい言葉だよ』

 二人の会話・・・まるで友人みたいな会話だった。息子・娘・柱(元も含む)達は話し声しか聞こえないが、覚悟を決めながらも楽しそうな前当主の声に思わず忠雄を見た。そんな感じが分かる声を出させた忠雄が、特別な存在に少しだけ見えたためだ。

 『ん?どうした?』

 『やれやれ、君だけでよかったよ』

 『どういうことだ?』

 「(げ!まずい!)」

 ここから先の話し合いを思い出した忠雄は慌てて文珠を壊そうとしたが、

 「聞かせてくれ!お願いだ!」

 輝利哉の父の声をまだ聴きたい気持ちを表す表情を出した。それを見て、動きを止めた。

 『私の弱い気持ちを皆に聞かせなくて済むからね』

 「よわい・・・気持ち?」

 『本当に、助かったよ。皆を束ねる者がそれを見せるわけにはいかないし』

 弱弱しい声になる前当主にキョトンとする皆は、そのまま聞き続けた。忠雄は、覚悟を決めてそのままにすることを決めた。

 『死ぬ覚悟はもうできている。家族にもその覚悟は伝えた。だから後は私が皆の為に頑張る・・・それで十分、そう、十分・・・のはずだけど』

 『だけど?』

 この先の一言が

 

 

 

 『・・・ああ。やっぱり、死にたくないって思ってしまうね』

 

 

 

 誰にも聞かせたくなかった弱い気持ちである。これを言った時の彼の笑顔を忠雄は忘れない。

 『本当に、私って・・・ダメなやつだよね』

 文殊の効果はここで本当に切れた。予想外もあったが、これで前当主の遺言が終わった。初めて聞いた前当主の弱い気持ち・・・それを聞いて、

 「全く、本当にダメなやつだよな」

 忠雄が肯定した。その言葉に怒りの感情を出す皆だが、 

 

 

 「そんなの、誰でも思うっていうのにさ・・・言っても別に恥でもなんでもないのに」

 

 

 この一言に何も言えなくなった。

 「ま、上に立つ者の踏ん張りってことで、皆は受け入れてくれな」

 「・・・そうね。忠雄の言う通りだわ」

 「死にたくない・・・ち!死なせたくないも入っているくせに!」

 「御館様、誰も弱いと思いませんよ」

 柱の三人の言葉に全員が頷き・・・全員が同じ気持ちだったことに嬉しくなったのか笑顔になった。

 

 

 

 その後、それぞれ解散して各々過ごし、夜になったのだが・・・

 「ういおおおおお!!!」

 「待ちやがれ!」

 「止まれ!」

 「止まりなさい!」

 何故か、忠雄は柱三人から追いかけられていた。まるで、いつの頃の鬼ごっこのようだ。こうなってしまったのには二つの事件を話す必要がある。←かぐ告のナレーション風

 

 『柱達と忠雄の飲み会事件!』

 

 この四人と戦いの途中で柱を引退した元音柱の宇随天元の五人で、飲み会をすることにした。宇随は最初は最前線で戦ってない自分は参加しなくてもいいのでは?と言ったが、盛り上げ役として来い!と忠雄に言われて参加した。そして、店の一番奥の十人は座れる場所を予約したが、

 

         空し空忠空

          

         富空宇空実

 

 とこんな感じで座った。だが、これは現代のソーシャルディスタンスを意識したのではない。←皆さんはしっかり意識しましょう!

 「じゃあ、乾杯と行こうか」

 宇随の言葉に四人は頷き、

 『じゃあ、煉獄杏寿郎。時透無一郎。甘露寺蜜璃。伊黒小芭内。悲鳴嶼行冥の五人と・・・そして、ここまで散ってしまった多くの柱達に任務完了の報告と彼らの来世に幸ある事を願って』

 最後まで残った三人と引退の宇随に鬼ごっこで皆と仲が良かった忠雄の五人で

 『『『『『乾杯』』』』』

 彼らの来世を祝うために杯をあげた。実は料理は五人分だが、この杯だけは倍の十個用意していて、空の席の前に置かれている。そう・・・この「空」はこの五人の席という事だ。もし、この席に彼ら五人も本当にいたのなら

 

         甘し伊忠時

 

         富悲宇煉実

 

 という感じになる・・・もしかしたら「し」と「伊」の場所が変わるかもしれないが。←え?未成年もそれなりにいる?いやいや、いいでしょ!これくらい・・・こんな作者な人になってはいけませんよ!

 そして、第二の事件・・・

 

 『忠雄のナンパ計画ばれちゃった事件!』

 

 これは、飲み終わった後である。店を出た彼らは鬼もいなくなり気兼ねなく飲めるという事で、さすがにこの時は嫁達とよく飲むであろう宇随以外はかなり酔った。

 「う・・・まずいな、これは」

 「ひっく、う~~~、おお、玄弥!お前も飲め!」

 富岡がふらつき、実弥は周りにいる村人を弟と勘違いして

 「忠雄、今夜帰りたくないわ♥」

 「ぐぬううおおおmr:pkwp4あj9p!!」

 酔いで理性(エゴ)も低下し欲望(イド)が増加したのか忠雄に寄り添う大胆なしのぶに、彼女の胸の感触と言葉に思わず宇宙人語になる忠雄・・・そんな彼の手は彼女の尻にある。忠雄の方は行動だけは彼女と同じくイドに支配されかけていた。←すなわち、アホになるという事で~~す。

 「ははは、こんなに飲んだのは久しぶりだし・・・気分もいいな!」

 この五人の中では彼が一番飲んだのに普段と変わらなかった・・・まあ、酔った嫁達を介抱するために自然と強くなったのかもしれないが。←その介抱がR18になるのは自然だし、むしろ嫁達はそれ目的だった・・・ここだけの設定ですので!

 「・・・ん?何これ?」

 必死な忠雄を見て楽しむしのぶが、忠雄の懐に手を伸ばしたときある紙を見つけた。何かしら?と思い広げた。それには『鬼殺隊の女性達への声掛け順番!』と書かれていて、鬼殺隊の女性達の名前がずらりと書かれていた。

 「あ、あ、あ!それは!」

 忠雄はしのぶや甘露寺以外の鬼殺隊の女性達も調べていたが、この時代の日本はカメラや写真も出回っているが、鬼殺隊は使わないから名前と顔が一致してなかった。今回の前当主の遺言集会は、彼女らの顔と名前を一致させるために呼んだのというのも理由の五割くらいある。今までは鬼と戦うために最低限の話で済んでいたため名前を聞かなかった女性もいたが、これからは鬼も出ないし、自由にナンパが出来るので遺言集会でやっと女全員の名前と顔を一致させたのだ。

 しのぶが見つけたこの紙は、次の日から早速やろうと思っていた計画書でもあった。

 「(ゴゴゴゴゴ)私というものがありながら・・・(すら)」

 「ちょ、ああああ!ご、ご、ごめ(しゅ!)おわあああ!」

 「くたばれ、浮気野郎」

 「いやああああ!お助けえええええ!」

 「お!久しぶりだな!俺も参加するぜ!」

 「これで最後かもしれないからな」

 「おめえらまで参加すんなあああ!」

 愛する人の浮気行為計画書・・・しのぶの怒りは最大限に到達して、逃げ出した忠雄を追いかけた。二人の様子を見て鬼ごっこと思った酔っぱらった実弥と富岡もまた追いかけ始めて・・・

 「「「くらえええ!」」」

 「呼吸するかの如く技を出すなあああ!それとも何か!だから○の呼吸っていうのかあああ!」

 このような展開になったという事だ。

 「頑張れよ~~!」

 「てめえは止めんかああああ!」

 吉原の戦いで戦えない体になった宇随は、これから帰る嫁達を心配させないために参加しないで楽しそうに手を振った。そして、十分後には、

 「「「「「待てええええええ!!!」」」」」

 何故かかなりの人数が忠雄を追いかけていた。こうなった理由は遺言集会にある・・・忠雄達のように、今日くらいは当主の遺言やついに鬼殺隊終了という事で生き残った面々達で集まっておめでとう・ありがとう会を開いていた。

 そんな彼らの前を忠雄を追いかける柱達・・・日頃から耐久力としぶとさで鬼扱いされていた忠雄。そんな彼らに、

 「お前ら!最後の鬼退治だ!」

 「もちろん、本物ではないが必ずしとめるぞ!」

 「徹底的にやりましょう!」

 富岡達が声をかけたのだ。見るからに酔っ払いが面白半分でやっていることが分かったが、それでも柱の言う事に、

 「「「「「分かりました!」」」」」

 従った。というか、彼らも鬼全滅でテンションが高いのか、従うと言うより面白そう!で動いた。この中には、

 「やっぱり鬼イイイイイ!」

 「あいつを倒す最後のチャンス!」

 「禰豆子ちゃん!見ていてくれ!」

 「兄ちゃん!俺もやるぞ!」

 この連中もいたのは言うまでもない。竈門兄妹だけはテンションで動く彼らと忠雄が追いかけられている理由が理解できなかったため、参加しなかった。しかも、

 「のおおおお!!でも、ご馳走様!」

 「「「「「いやああああああ!!」」」」」

 「また、やっちまったあああ!でも、眼福でした!」

 「「「「「いなくなってええええ!」」」」」

 横島忠夫の本能なのか逃げる際に飛び込んだ建物が銭湯の女風呂だったり、隠の女性達の更衣室だったりした・・・これで明日のナンパ計画もおじゃんになるのは言うまでもない。というか、それ以前に

 

 「「「「「くたばれええええ!!」」」」」

 

 柱だけじゃなく、もはや竈門兄妹を除いた鬼殺隊全員との鬼ごっこに勝てるかどうかも怪しいが。そんな連中達が追いかけている中、

 「なあ、玄弥」

 「なあに?兄ちゃん?」

 「やっと鬼がいなくなったんだ・・・これからは今度こそ助け合うぞ」

 「・・・うん!」

 こんな兄弟愛が見れたり、

 「しのぶ姉さん」

 「どうしたの?カナヲちゃん?」

 「私、炭治郎に・・・姉さんと同じ想いを持っているかもしれない」

 「うふふ。だったら一緒に頑張りましょうね」

 姉妹愛が見れたりもした。

 

 

 

 

 ここまでの騒ぎになれば、

 「なるほど、この騒ぎは竈門忠雄を追いかけていると言う事か?」

 「・・・宇随からの烏の報告ではそのようです」

 当然、産屋敷家にも報告が入る。この騒動に元炎柱の杏寿郎の父・煉獄槇寿郎はまさか!と思い、真っ先に息子を家にいるよう言って産屋敷家に行った。輝利哉も夜に入ってくる報告と言えば、ほどんどが鬼出現の報告だったので真剣な顔で聞いたが・・・宇随の烏の報告に、二人とも唖然した。まさか、鬼殺隊のほぼ全員VS竈門忠雄の鬼ごっこだったとは予想外すぎる。

 「どうしましょう・・・鬼ではないですが、ここまでの騒ぎは村人達も不安がるのでは?」

 「なるほど・・・では、村人達には烏で鬼ではない事を伝えてくれ」

 「え?彼らを止めないのですか?」

 「ああ。続けさせていい。どうせ、止められん」

 「でも、確認してほしい。竈門忠雄を追いかけている連中はどんな顔をしていたか」

 その命令を受けて、困惑しながら烏に行かせて数分で戻ってきたのでその報告を伝えた。

 「ふふ、やはり楽しそうなやつらが多かったか」

 「柱達とかまぼこ組は何やら殺気すら見えていたようですが、どうしてこんな命令を?」

 「いや・・・本当に鬼が全ていなくなったことを改めて実感できたのだ。こんなくだらないことを楽しそうにしている・・・平和になった証拠ではないか」

 「そう、言われると・・・確かに」

 そう言って、襖を開けると

 

 「「「「「「待てえええええ!竈門忠雄!覚悟~~!」」」」」」

 「あ~~ばよ!鬼殺隊の皆~~!!」

 

 そんな声が聞こえた。

 「本当に竈門忠雄は不思議なやつだな。やっていることは理解不能でバカらしいが・・・皆の心をあんなに元気にした」

 「・・・そうですな」

 妻だけじゃなく、息子・杏寿郎を亡くした槇寿郎は酒で一時期現実を逃げていた時があったので、そんなことを言う輝利哉を理解した。

 「さて・・・そろそろ行こうか」

 「は!まさか、輝利哉様も参加するつもりですか!」

 「ははは!今日くらいはいいではないか!それに・・・」

 「「さあ、参りましょう」」

 「二人も賛成みたいだからな」

 だが、まさかこの三人も加わろうとしたことにはびっくりした。でも、

 『これが本来の姿なのかもしれないな』

 まだ歳が一桁の三人・・・産屋敷家の人間として見ていたからこそ、やっと本来の年相応の顔を出したことに槇寿郎は反省した。彼は自分が留守番するから行ってきてください。と伝えて、念のため護衛も数人出し、宇随にも烏を送った。

 「楽しみですね!」

 「鬼もいないので、ワクワクします!」

 外に出て妹二人のワクワクしている顔を見て、

 

 『これが父様の見たかったものですよね・・・たくさんの人達の笑顔。どうですか、今満足していますか?それと、我らはもっともっと長生きしてみせますので・・・そちらに向かうのは遅くなるので、そちらの全員集合はまだまだ先になります』

 

 輝利哉は頷きながらそう思った。

 

 

 

 ある屋根の上には、

 「「天元様!お迎えに参り・・・って、抜け駆けするな!」」

 「全く、あんた達は・・・」

 「「あんたは、天元様に抱き着くな!」」

 「あら?ばれちゃった?」

 宇随と彼を迎えに来た火花を散らす三人の嫁がいた。

 「まあまあ、喧嘩するなって」

 「「「・・・はい///」」」

 「それにしても、すごい光景だよな」

 「そうですね。少し前まではあり得ませんでした」

 「夜は特に気が抜けなかったですよね」

 「あんな騒ぎをする事は、本当に平和になったと・・・あら?烏。え!産屋敷家の三人も参加しているのですか!」

 「「「はあああ!?」」」

 「念のため監視をするように・・・分かりました。天元様にも伝えておきます」

 火花を燃やす三人の頭を撫でて諫める天元。そこに槇寿郎からの烏の伝言に驚く四人。

 「あ。いました・・・でも、隠の人がおんぶってますね」

 「それは仕方ないかと」

 「柱や鬼殺隊の皆でも追いつけませんですから」

 「俺も結局逃げられたな・・・ははは」

 「「「私が捕えてきます!」」」

 「いいって。こうした高みの見物するのも悪くないしな」

 「「「わ、わかり、ました///」」」

 ちょっとした一言に、夫のリベンジを果たそうと意気揚々とする妻三人を抑えた宇随。真っ赤になる三人が俯いた時、

 「な!」

 愛する夫が驚いた顔をした。

 『う、嘘だろ!』

 慌てて目をこすって、忠雄を追いかける連中を再度見た。

 『・・・どうなっているのか知らないが、ははは、あいつらも来たのか』

 これは彼以外見えなかっただろう・・・まさか、

 

 

 『今度こそ捕えてやるぞ!』

 『甘露寺さん・・・頑張ろう』

 『うん!さあ、伊黒さん!(手を握っている)』

 『速い・・・でも、負けない』

 『竈門忠雄の居場所は昔の俺だったが・・・こっちになるとは』

 

 

 この五人の姿も見えたのだ。肉体がない為、他の皆に比べてかなり見えにくかったが宇随には何故か見えてそんな声まで聞こえたような気がした。彼だけどうして見れたのかは彼自身も分からない。もしかしたら、妻達を助けたあの吉原の時に体に入った鬼の毒が禰豆子の爆血で燃やしたけど、燃やす前に及ぼした毒が肉体に若干の変化をもたらしたのか・・・それとも柱達の絆が見せたのか?そんな理屈などどうでもよかった。

 『お前らも、頑張れよ!』

 彼らに心の中でエールを送る。いきなり黙った宇随を見上げる妻達は

 「「「え?・・・て、天元様?」」」

 キョトンとした顔で顔を見た・・・何故なら、彼は泣いていた。だけど、笑っていた。悲しいのか嬉しいのかわからない・・・今まで見たことのない顔をしたからだ。そんな宇随は

 「お前ら、今夜は朝まで寝かさないからな♪」

 彼女らにとって極上の笑顔を送り、その言葉に目を輝かせた三人もまた極上の笑顔を送って元気よく返事をして頷いた。←これが三人の体に新たな命を宿した一夜であった。

 

 

 場面をしのぶに戻す。

 「何か大騒ぎになったわね」

 「ああ、ここまでの騒ぎになるとはな・・・しかも、輝利哉様まで参加しているらしいな」

 「いいじゃねえか!あいつを追いかけてた時も面白かったけど、ここまで楽しいのは今までなかったからよ!」

 この三人から始まった鬼ごっこが、今ではもはや鬼殺隊全員といってもいいほどの人数になっている。そもそもの根源は忠雄のナンパ計画を知ったことに嫉妬して怒ったしのぶからだったが、

 「私達は、何で忠雄を追いかけていたのかしら?」

 「そういえば何故だ?」

 「ま、大したことなかったと言う事だな!さ、続けようぜ!あいつをボコボコにするために!」

 「それもそうね」

 「負けっぱなしは趣味じゃない」

 「というわけで!玄弥!撃て!」

 「・・・え?ちょ!待って!」

 もはや、忠雄を痛めつけ・・・もとい捕まえられればいい。確かに大した理由ではなかったから、それでいいと結論を決めた三人。兄から忠雄を撃てと言われて焦る弟。

 「大丈夫だ!あいつは鬼以上に頑丈だ!何発撃っても平「蜂のように刺~~す!(どごん!)あほ!撃たれたら死ぬわ!そして、ゴキブリのように逃げ~~る!」・・・撃てええええ!」

 「え、えっと・・・ごめん(どおおん!)」

 「ぬお!あ、あぶねえええ!マジで撃つなああああ!」

 構わん!という実弥に蜂のような攻撃をして抗議して、また逃げる忠雄に一撃食らった彼は怒りに燃えて玄弥に撃たせた。後ろを見てないのに忠雄は見事避けた・・・向こうの世界でもマジで撃つ美神からの銃弾を伊達に避けてない。

 

 

 その後、攻撃が激しくなる中・・・

 

 

 「あ!ちょうどいいところに!ゆしえも~~ん!!助けて~~!」

 

 

 愈史郎の姿を見かけた。ヘルプを求めるが、

 「何だ、のび忠雄・・・って、何言った俺!ふざけるな、断る!」

 「何か、ノリいいな。いいじゃねえかよおおお!」

 断られるのがオチだが、忠雄・・・ではなくのび忠雄には切り札があった。

 「いつも煩い奴だな、お前は・・・そもそも、助ける理由が」

 「珠世さんの形見をあげるから!」

 「・・・どういうことだ?」

 「あの人の帯だ!無惨にやられた時に崩れた体から手に入れた!」

 珠世の形見という切り札が・・・無惨襲撃で珠世が首を斬られた時、落ちていく体から忠雄は斬られた帯の一部を手に入れていた。だが、これは元々愈史郎に渡すつもりだった・・・大切な人の物はずっと大切にしたい。その気持ちは痛いほどわかるからだ。

 だが、夜にしか行動が出来ない彼とはすれ違いが続いていた。

 「確かに珠世様の物だ・・・一回だけだぞ」

 「ありがとう!ゆしえもん!」

 「その名で呼ぶな!」

 文句を言いながら血鬼術を使い、彼らの視界から忠雄の姿を見えなくした。

 「「「「「「うおおおおお!覚悟オオオオオオ!!」」」」」」

 忠雄が傍にいるけど姿がみえないため通り過ぎてしまった。皆が走り去っていく姿を見て、

 「よっしゃ!ありがとう!ゆしえも・・・あれ!いない!」

 忠雄は姿を現した。とりあえずホッとしたので、ゆしえ・・・もとい!愈史郎に礼を言おうとしたが既に彼はいなかった。厄介人物ののび忠雄と一緒にいたくないからだろう。

 「は~~~。やっと一息」

 「よかったわね」

 「ああ。よか(だらだらだら)あの、しのぶはん。どないきてここにおるばっとんえん?」

 「途中から意味不明になっているわよ。全く・・・私は恋人よ。あなたのやろうとすることはお見通しなのよ♥」

 「そ、そうでっかん・・・ははは(だらだらだら)」

 姿を現してホッとする隣に何故かいたしのぶに、汗が止まらないのび忠雄。彼女から恋人という言葉が出たのに、嫌な予感の方が大きいのか気付けてない。

 「さて・・・(がし!)行きましょう」

 「いきまほうって!どこ(ぐしゃ!)ぎゃあああ!握っている手がいたい!なじぇえええ」←嫉妬の心は、人を強くする!それは、お前が一番わかっているだろ!

 しのぶの握る力に驚きながら、ずるずる引きずられるのび忠雄。まるで美神に引きずられる錯覚にとらわれる光景である。←あっちだと、ママに引きずられる本人!

 だじげでええええ!と叫ぶ忠雄を見ながら、

 

 

 

 『忠雄。あなたは本当にすごいわ。ずっと引きずっていたカナエ姉さんの死を断ち切ってくれた。前を向かせてくれた。そして、鬼に辛い思いを持った人達すらあんなに元気にしたのだから・・・とてもバカなことをするけど、全部それは私や皆が辛い顔をしないように、前を向くようにしてくれるあなたなりの優しさなのね・・・決めたわ。私、もう絶対に忠雄を離さないから。来世でも来来世でも、来来来世でも、絶対にあなたを見つけて結ばれる。どんな障害があっても、あなたを・・・永遠に』

 

 

 

 そんな想いを持って彼女は蝶屋敷に戻っていった。蝶屋敷の台所番人・神崎あおい曰く、最初は忠雄の悲鳴が響いていたが途中からしのぶの悲鳴か何かわからない声が響いたとのこと。←確認するために覗いた彼女は、何も見なかったことにして引き返した。あおいの顔が真っ赤だったのは言うまでもない。

 




 話し的には終わりに見えるけど・・・現代まで書けなかったああああ!また次回まで行っちゃったよ!まあ、いいか!では、名言答え合わせです!
 
 これからは、君(お前)達の時代だ。←FF10のアーロン
 ああ、やっぱり死にたくないって思ってしまうね。本当に私(俺)ってダメなやつだよね(な)←ハガレンのホーエンハイム
 待てえええ!竈門忠雄(ルパン)!覚悟(逮捕)~~!
 あ~~ばよ!鬼殺隊(銭形)の皆(とっつあ~~ん)!←言うまでもなく、ルパンと銭形のやり取り
 負けっぱなしは趣味じゃない。←アイシールド21の十文字
 ゆし(ドラ)えも~~ん!助けて~~!
 何だ(い)、のび忠雄(太くん)←すぐわかるドラえもんとのび太のやり取り。

 どうでした?全部わかりましたか?では、最後の現代編をお楽しみに!
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