横島忠夫、〇〇〇〇と付き合ったらどうなる?   作:一日三食MEN

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 先ず謝罪が二つ。
 1、今回はコナンのヒロインをやる予定だったけど、想像以上に難しくて中止にしてしまった事。
 2、活動報告に書きましたが、見てない読者へ。ダイ大の妄想ストーリーが運営からダメ出しで出せなくなったこと。

 ほんと~~に、すいませんでした!
 このヒロイン達にしたのは、動画サイトで実況動画を見た時に、結構横島好みの体してるな~と思ったのがきっかけです。彼女らがヒロインはあり得ないだろ!でも、面白そうと頭の中で出てきたら、既に手が動いてました。後、サバイバー方面でもやろうかな~~。と思っています。ただ、これだけは頭に入れてから読んでください。


 キラーの性格はご都合主義です!




殺人鬼達と付き合ったら?(デッドバイデイライト)

 横島忠夫は今必死に逃げている。

 「だあああずうううげえええでえええ!!」

 冗談抜きの命を懸けて逃げている。

 「捕まりたくなああああい!!」

 何故なら彼は追いかけられているからだ。

 「出口はどこじゃあああ!!」

 覗き・盗撮ETCETC・・・そうなる理由は山のように思いつく彼だが、今回だけはマジで別なのだ。

 「うううおおおおお!そもそも、どないしてこないな目に合わんといかんのじゃああああ!!」

 彼を追いかける人物は全部で四人・・・しかも、全員女性で、スタイルも皆かなりいい。確実に横島好みの体の持ち主なのだ。いつもなら

 

 『おねええさああああん!!俺と一夜を共にしませんかあああ!それはもう、ぐっしょりねっちょりびっしょりずっこんばっこんなことを!』

 

 と言って飛び込んでいくはずなのに、命がけで逃げている。

 「はあ、はあ、はあ・・・つ、疲れる。でも、足を止めたらダメじゃ!」

 それなのに、なぜ逃げるのか?その理由は、

 「ドわああああ!近づいてきたあああ!!」

 彼女らが・・・

 

 

 

 「「「「ずっと一緒に・・・だから、吊るされなさい(て・てよ)!!」」」」

 

 

 

 全員、めっちゃ好みでも明らかに正気じゃない女性達だからだ。

 

 

 彼女らの紹介をしよう・・・まず素顔を明かさない女性が二人いる。その内の一人がナース服を着て布の袋で頭と顔を覆っているのが通称・ナースで本名はサリー。もう一人がどっかの伊之助君みたいに猪・・・ではないが豚の頭をかぶっている女性が通称・ピッグで本名はアマンダある。

 残り二人が、司祭のような服と頭から被り物をしている女性が通称・ドレイグで本名がアディリスと呼ばれている。そして・・・服を着てなく、胸と腰と脚にある程度の包帯が巻かれて女性の部分を見えないようにされていて、腕が斬られてその部分がない感じになっている女性が通称・スピリット・・・もう一つの通称が山岡凛で別の呼び名がりんちゃんである。

 

 

 ナースとピッグは被り物のせいで顔が分からない上に乳尻太ももが見れない露出のない服だけど、それでもスタイルの凹凸がはっきりわかるボンキュボンだ。ドレイグとスピリットはかなり露出していて胸の谷間も丸見えで、胸の先っちょや股間のその奥もあと一歩で見えそうな衣装だ。

 これほどの目を引くスタイルの女性達なら、まだちょっと趣味が変な美人で十分にナンパするにはこれ以上ない女性。という見方をする横島だが、さっきも書いたように今回ばかりはマジで別なのだ。その別の理由は・・・

 「その為にもまずは脚を止めないと!」

 「ええ、そうね。私が治療するのでやってください!」

 「私が追い付いたら(物理的に)動けなくします!」

 「というわけで、止まってくれたら乱暴しませんので」

 「「「「捕まるんだ(ってください)!!!」」」」

 彼女らが実は殺人鬼・・・いや、正確には殺人鬼の亡霊と言った方が存在の為である。横島は人外の女性に好かれる傾向があるが・・・これはさすがに予想外だ。

 

 

 

 そもそも何故彼女らに好かれることになったのか・・・その理由を話すにはまず普段の彼の行動を話す必要がある。ナンパ第一・乳尻太もも第一な彼は、文珠で転移した時に数人の若者が遠くで話しているのが見えた。たき火に当たっていたのか、顔も見えたので可愛い女性がいることも見えたのですぐに向かった・・・のだが、ここで

 「ぎゃあああああ!何じゃああああ!こいつわああああ!」

 殺人鬼の亡霊に出会ってしまい、因みにここで会ったのはまだ男だった。しかも、横島はあろうことかその若者たちの方に向かって走ってしまった・・・当然、殺人鬼を見た彼らは逃げる。そこで、殺人鬼は誰か一人にターゲットを絞るが、何と本来貧乏くじを引くのが横島の役目なのに選ばれなかった・・・ゴキブリのように一瞬で遠くに逃げる姿を見れば、自然と諦めて傍にいるサバイバーを選ぶのは当然かもしれない。因みにこの時の殺人鬼は、トラッパーである。

 急いで逃げる中である空間に閉じ込められていることに気付き、脱出するための出口も見つけた。しかし、原作通り六つの発電機を着けて電気を回した状態で扉を開かないと出ることが出来ないことまではさすがに気づけなかった。

 だけど、横島はそんなちゃんとしたルートなんて通るはずがない。何しろ上司の美神が卑怯上等・裏技大歓迎・生贄(横島)差出な性格と手段をやってきた。そんな手段を横島は学び続けたため・・・

 「よし!これで出られる!」

 発電機を直さないで、文珠『開』で扉を開けて出て行ったのだが、これが悪手だった。いくらイレギュラーとしてこの世界に入り込んだとはいえ、ルール違反な出方をしたことが神様・・・ではなく殺人鬼にサバイバーを吊るさせて生贄にさせる状況を作り出した悪魔様(サっちゃんではないからな!)が

許さなかった。

 「ナンパできなかったのは残念だけど命第一・・・ってなんじゃこりゃああああ!」

 確かに、そのステージからの脱出は成功したが・・・正規のやり方で脱出しないと別のステージに飛ばされるようにされてしまったのだ。

 だが・・・そんな悪魔がかった呪いのようなものをかけられたなんて思いもしない。

 「またここでもかよおおおお!!」

 このステージのキラー・ハニバルのチェーンソーから必死に逃げながらまた文珠で脱出して、

 「んん?何かやばい感じ・・・あれ?音が聞こええ!何じゃお前!さっきまでいなかったぞ!!」

 次のステージのキラー・レイスの透明に霊感で感じて、いきなり現れたことでゴキブリ走りで逃げてはまた文珠で脱出して、

 「地球外生命体までいるのかよおおおお!!」

 顔が全部口のデモゴルゴンの姿にこれまたゴキブリ走りで逃げて・・・ここではキラーの開かれた口を目の当たりにしたことで、何と死に物狂いで扉を自力で壊して脱出した。

 とまあ、こんな感じでとんでもない逃げ方をしていた・・・キラーは全員男や地球外生命体ばっかりで一向に脱出しても命を狙われるループのおかしさに気付かない。悪魔様もこのとんでもない生物・・・横島に唖然とするのは仕方がないことだ。何しろ、五回全部が正規の脱出をしない・・・しかもうち一回は力づくだ。だが、五回目の時にゴーストフェイスから逃げた時にようやくヒントを得られた。

 

 

 「何で男ばっかりなんじゃ!乳尻太ももがばっちりな女性だったら喜んで捕まるのに!」

 

 

 つまり、女なら捕まえられることが分かった。実際、サバイバーとして出てきた女には喜んでナンパしていた・・・そして、失敗はしてない。え!と思った読者の皆さま。ご安心を成功もしてない。何故なら、途中でキラーが来てバラバラになったから。さすがの横島も命第一なので、サバイバーの女性を追いかけてナンパの続きはできなかった。

 ただ、ここでこの言葉を意味を間違えた悪魔様。横島は

 『乳尻太ももがばっちりな(生きている)女性』

 という意味で言っているのに

 『乳尻太ももがばっちりな(キラーの)女性』

 と間違えたのだ。←ここでこの間違いをしないと話が進まないからこのままで良しとしよう。

 

 

 

 

 そして、六回目。

 「は~~、俺呪われてるのかな?ここって一番最初の場所だよな?」

 キラーがトラッパーのあのステージに戻ってきた。今までの五回は全部別の場所だったため、悪魔の呪いに気付けなかったが流石に同じ場所だと気づけたら、呪われているのでは?と気づける。トラッパーのあの姿を思い出して、冷や汗を流す横島は

 「ううう、眼福なものを見たい・・・せめて女だったら。生身の女の乳尻太ももを見たい~~!!」

 文珠を作るためにやってきた煩悩全開をする気力がなかった。

 「こ、この感じ!く、来る!」

 もはや霊感ではなく、第六感でキラーの存在に気付けた。正直、後ろを見たくない気持ちでいっぱいだがやはり確認しないといけないが、ずっと男だけのキラーだったため顔も見たくない。だから、彼はまず顔を見ないようにするため体の方を見た。目に入ったのは、

 

 『全身が赤のコート・・・だが!あの胸のふくらみは!間違いない!女だあああああ!』

 

 そのキラーの胸だ。やっと念願の女が来た!うおおおお!あれほどの乳の持ち主!しかも、体つきも細身!何と素晴らしい!これは顔も期待できる!と心の中で大絶叫を上げながら顔を見た。

 

 

 「・・・・・・・・・豚?」

 

 

 そのキラーはピッグだった。一瞬唖然としたが、

 「いやいやいや!絶対顔は可愛いに決まっている!だってあんなにスタイルいいんだもん!」

 乳尻太ももに大きな期待を持った煩悩満載横島君はそんなこと気にしなかった。そのピッグが今まさに殺しにかかろうとしたが、

 

 

 「僕横島!豚の仮面をかぶったあなた!僕とお付き合いしませんか!」

 

 

 そのピッグのボリュームのある胸に夢中になって、本能でナンパをしてしまったのだ。本来、逃げるだろうに逆に振り下ろそうとした手を掴んでナンパをした。さすがのピッグもあり得ない行動をする横島の動きが止めてしまい、そんな彼女の豚の仮面に手をかけて・・・はぎ取ってしまった。

 「おおおおおお!何と可愛い顔をしている!綺麗だ!美しい!可憐だあああああ!」

 その時見た顔は確かに美人に値する顔だった。←作者的にはモデル・グーラー。

 『!!』

 びっくりして仮面を取り返そうとするピッグだが、

 「美しいあなたにはその素顔が一番!さあ、こんな物騒なところを出て二人で(しゅん!)のわあああ!な、何するんですか!(ぶんぶん)ちょ、あ、危ないいいい!」

 横島は全く気にしないでべた褒めする・・・やはり煩悩が気づかせない。その物騒の元凶が今目の前にいるピッグだという事に。そんなピッグは、右手の甲に着いている刃物と左手に持っている逆トラバサミで攻撃してくる。

 いくら煩悩に我を忘れていたとはいえ、さすがにこれで

 「照れ隠しも可愛いいいい!」

 ・・・・・・思えば毎日セクハラなことを美神にして、重傷レベルの痛めつけをされてきた横島だ。これくらいを照れ隠しと勘違いできるほどのポジティブ思考になっているのも無理はない・・・ただでさえ、今まで女のサバイバーもキラーから逃げて声すらかけられなかったのだから。

 

 

 これを見た悪魔様・・・確かに女キラーのピッグに自分から近づいた。しかし、ナンパはさすがに予想外の上にあの攻撃を照れ隠しと思うキチガイぶり・・・しかし、

 『///』

 実は、ピッグは本当に照れ隠しをしていた事を悪魔様は見抜いていた。生前はかなり苦しい思いをして死んで殺しを求める殺人鬼の亡霊となって蘇った。それは、ピッグのみならずキラーとなった亡霊全員に当てまはることでもあるので、怨霊として蘇ったキラー達はもはや殺しをするだけの存在となった。

 それゆえ、このような展開も悪魔様は予想外すぎたが・・・興味も持った。怨霊と化した女殺人鬼に人がナンパするパッと見でもわかる女好きな性格のこの男に、他の女キラーを当てたらどんなことをするのか?人としての感情を無くしているはずの怨霊に、照れると言う感情を取り戻させた横島。

 悪魔様はこう考えた・・・娯楽が増えたと。

 

 

 ピッグと横島はどうなったのかというと、

 「すんませんしたあああああ!!」

 (ゲーム上の設定の)霊の為声を出せないが、怒っている雰囲気を出していた。それを横島が感じ取って謝罪しながら逃げていた。もう、サバイバーの存在がすぐ隣にいても気にしないでピッグは横島を追いかける。横島からすれば、セクハラしてすんませんした!だが、ピッグからすれば

 『一緒にいたい』

 だった。キラーは男女問わずで逃げられる。もちろん、自分がこうなった理由なんてもうどうでもいいが・・・ただ一つ、忘れていた女の気持ちを思い出せた。サバイバーは絶対全員が逃げるが、横島だけはナンパして尚且つ褒め言葉を言われたら、殺人鬼ではなく女性として見てくれたのなら・・・照れてしまうのは仕方がないだろう。

 だが、完全に勘違いしている(←凶器を身に着けているからするのも無理はない)横島は、ゴキブリのように逃げて・・・扉を何と今度は飛び越えてしまった。どこまでも予想外なことをする横島だ。追いかけられないところまで逃げられたため、ピッグは寂しさと悲しみに燃えてサバイバーを全員吊った。

 また正攻法じゃない脱出をしたが、悪魔様にとってはもうどうでもよかった。今度はどんな女キラーにナンパして、口説き、そしてその女キラーがどんな対応をするのか?そっちの方に興味がいった。

 

 

 そして、第七回目のステージ・・・今度は建物の中だったが、横島は初めて来た場所だ。何故なら、

 「あれ?日本の建物じゃねえか」

 歴史上の人物が暮らしていたような日本の古い建物が出てきたのだ(←サバイバーには意識してない。何故なら、六回目からは悪魔様のせいで全員男にされたから)。

 「とりあえず、女を探そう!さっきの豚の仮面をかぶった女性は美人だったな~~」

 だが、周りの環境などピッグの美人に比べればどうでもよかった。早速、ピッグの好みの顔と乳尻太ももを使って煩悩全開をしようとしたが、

 「(ぞく!)く、くる!いったいど・・・」

 第六感が働いて、すぐ来ることを察した。周りを見ようとしたら、何とその女キラーがいきなり目の前にやってきた・・・が、横島は固まった。女キラーは殺すために来るのに、微動だにしない。もうすぐで彼女が持っている短刀を振り下ろそうと言う間合いまでやってきたことに、

 

 

 「ぶっはああああああ~~~~(ぶしゃああああ!!)」

 

 

 某ムッツリーニに負けないレベルの鼻血の大噴射をした・・・そうなった理由はその女キラーが全く服を着てなく、胸と腰と太ももにさらしと包帯を巻いている姿だった。そう!原作をやっている人ならもう分かっただろう・・・ここの女キラーはりんちゃんである。横島はまず顔より女の乳尻太ももを見るため、この時はまだりんちゃんの顔を見てなかった。横島視点では余りにも薄着でスタイルも文句なし!どっかに引っかかったら見えてはダメなところが見える!

 その格好が煩悩の限界が越えて、鼻血大噴射をしてしまったのだ!

 「~~!!!」

 りんちゃんからすれば、予期せぬ反撃にあったようなものだ。何しろ、ブ○マの乳を見た某亀仙人が出した鼻血の如く勢いがよかったので、彼女は後方に勢い良く飛ばされて地に体が落ちて、その体の半分は鼻血まみれになった。まだ一人もサバイバーを殺ってないのに、既に全員フックに吊らずに斬り殺したかのような返り血を浴びた姿になってしまい、顔にも結構の鼻血がかかった。

 「ああああ!す、すんませんした~~!!」

 慌ててりんちゃんに寄って、どこから出したのか手ぬぐいで自分の鼻血がかかった彼女の顔を拭いた。腕を拭いた。乳を拭いた。太ももを拭いた。尻はかからなかったのに拭いた。彼女の体を手ぬぐい越しだが全身を触ったようなものだ・・・が!横島はこの時だけはマジの心配と罪悪感でやったので、せっかく女の乳尻太ももを触ったのに自覚がなかった。

 『!!!///』

 でも、自分の体を全部触られたりんちゃんは完全に赤くなった。無自覚のセクハラがりんちゃんの女心を復活させた。

 「・・・のおおおおお!おおおおお、おれってなななな何てことおおおお!!でっも、ごっ馳走様でしたあああああ!」

 だけど、鼻血が体についてないことを確認するために全身を見た時に、滅茶苦茶触りまくったことを思い出して逃げ出したが・・・りんちゃんに向いて感謝の頭を下げて再び逃げた。

 『・・・(っぽ)』

 そして、彼女は止まりながらその横島にまるで責任をとってもらおう的な熱い視線を向けながら、触られた自分の体を見たり、触られた部分を嬉しそうに自分で触れていた。

 「???」

 それを見たサバイバーは?を出しながら、目の前を通り過ぎて発電機を直した。←おおい!りんちゃん!役目を忘れているぞ~~。

 

 

 悪魔様はますます面白く感じた。二回やって二回とも女キラーを堕とした。ここで、悪魔様は完全に横島だけにターゲットを絞るために、サバイバーの存在を初めから出さないよう設定を変えた。

 

 

 次は建物の中。何と横島の目の前にもう女キラーを出してしまった。その女キラーを見て、

 「どどど!どうしたのですか!何てエロそうな・・・もとい!清楚な格好をしているお姉さん!」

 猛ダッシュで彼女の目の前に立ってしまった・・・この時のキラーはプレイグだ。このキラーもりんちゃん・・・もといスピリットのように結構肌を見せる司祭が着る服を着て頭には顔をできる限り隠せるような被り物もしている。だが、その見える肌が黒ずんでいたり、腫瘍が出来ていたりしていた。

 「何と痛々しい・・・俺が治してみせます!」

 『・・・?』

 いきなり目の前にやってきて尚且つ手を握る行為をする横島に、プレイグも戸惑った・・・だが、そんなときに

 

 『ぶはあああああ!』

 

 プレイグが吐いて、その嘔吐物が横島にもろにかかった。本来、彼女のその嘔吐物には危険な毒物が混じっていて、それを浴びた人間は危険な状態になる・・・のだが、

 「このお姉さんの立派な乳尻太もも・・・じゃなくて!痛々しい体を元に戻してくださああい!」

 横島はここで文珠『復』『元』を使って、病魔に汚染された痛々しい体から生前の彼女が自信を持っていた美貌な顔と魅惑なスタイルに戻ったのだ。そして、嘔吐物のかかって汚染されかけた横島の体も文珠の効果で元の状態に戻った。←この文珠の効果は司波深雪編でもやりました!

 『!!!』

 体が生前のあの美しい姿に戻ったことと、自分に体に住み着いていた病魔がなくなったことに驚くプレイグ。

 「おおおおお!す、素晴らしい体だ!乳尻太もも!そして、そのエロい格好!うんうん、とっても美しいですよ!」

 煩悩全開に十分すぎる女性の体に戻った彼女を(横島的には)褒めている。そして、被り物をとってその顔を見た。

 「・・・美神さんレベルで美しすぎるうううう!!!」

 美貌の顔を見て思わず叫んでしまった。近くを走っていたサバイバーは驚いて、悲鳴と勘違いして逃げていった。そして、欲望に逆らえないまま抱き着いてしまった。

 『///!!』

 自分を見て「美しすぎる!」と発言したことに大きく動揺して・・・顔を赤らめた。彼女は生前崇められていた存在の為、自分の素顔と体には自信を持っていた。しかし、病魔により醜いものとなったがこれが元に戻り、横島は彼女を見て美しい!と断言した。女の心を取り戻すには十分な材料だった。

 しかし・・・当の横島は、

 「ご、後光が見える・・・ぐおおおおお!す、すんませんでした!あなたのような綺麗な人を欲望の目で見てしまってええええええ!(ずどどど!)」

 見惚れてしまう程の美顔に照れて赤くなった表情が、乳尻太ももを見続けていた横島にとっては余りにも眩しすぎた。思わず謝罪をして、逃亡してしまった・・・その勢いはステージの壁をぶち壊してしまう程だった。

 「・・・・・・」

 褒めたと思ったらいきなり逃げる。プレイグが唖然とするのも仕方がなかったが・・・横島はとんでもないものを盗んでしまいました!そう・・・彼女の心です!←ピッグもスピリットも、奪われてしまいました!

 

 

 

 

 勢い余ってまた手順を超えた出方をしてしまったため、呪いが発動して別のステージに行ってしまった横島。

 「は~~は~~。は~~つ、疲れた」

 さっきのプレイグの照れ顔で自分自身に絶大なダメージを与えて(前ステージを)全力失踪した横島。今度は建物の中で、ところどころにベッドがあった。

 「と、とりあえず・・・いったん休むか」

 肉体的にも精神的にも疲れたので、そのベッドで寝ることにした・・・そして、眠り始めて十分後、

 

 「・・・??」

 

 そこにこのステージのキラー・ナースがやってきたが、

 「が~~、ご~~。美神さ~~ん、その乳触らせて~~」

 豪快に眠りにつく横島を見て首をかしげる。今までのサバイバーは必死に逃げていたのに、横島はベッドでいびきをかいて、欲望丸出しの寝言を言う。無警戒すぎる横島を見て、確かにナースのその行動はおかしくない。とにかく、見つけた以上は殺すのみなので凶器を持っている右手を振り上げ

 

 

  むにゅううう!

 

 

 た、まさにその時だった。横島がおそらく夢の中の美神の乳を揉もうとして手を伸ばした・・・そして、その先がまさにナースの胸だったのだ!そして

 

  もみもみもみ!

 

 揉みまくってしまったのだ!いきなり胸から来た感覚に、ナースは思わず地面に凶器を落とす。

 「ああ~~、最高だ~~美神さんの乳」

 揉んでいる張本人はまだ夢の中。気づけばもう一つの手も手ごたえありと分かった途端に、もう一つの乳を揉んでいた。←さすが横島!

 揉まれたナースは、両手を上にあげ・・・拳を作り

 「!!!///」

 横島の顔に叩き込んだ・・・もし顔を覆う布が無かったら、思いっきり照れた顔になっていただろう。

 「ぬぐおおおお!いってえええ!って、あれ?美神さんは?乳は・・・え?」

 この痛みでやっと目を覚ました横島だが、手は未だナースの胸にある。自分がやっと美神じゃない女の胸を揉んでいることに気付いた横島は、すぐに手を離して謝ろうとしたが・・・

 「す、すんませ・・・あれ!」

 ナースは瞬間移動を使って壁とかもすり抜けていったため、既にこの場にいなかった。

 「ど、どこに行ったんだ!あの揉み応え抜群の乳を持つ看護婦さん!絶対に見つけるぞ!」

 顔の覆面が言葉に出ないところからすると、乳の感触と服だけしか見てなかったようだ・・・一応、謝罪したい気持ちから探しだしたが、これが横島だと乳をまた揉みたいから探しだしたように思えてならない。

 そして、

 『!!!』

 透明化して移動中のナースを見つけ出したのだ。これにはさすがの彼女も驚く。何故なら、絶対に姿を見られないし彼女の足が地面についておらず宙に浮いての移動なので足音も聞こえないのに

 「待ってくださああああーーーいいい!!」

 間違いなく後ろから追いかけてくる。途中で何度か壁のすり抜けもして撒いたと思っても、横島がナースを見つけ出した。もちろんその理由は横島が霊能力者で霊視で霊の存在である彼女を見つけることが出来たのだが、ナースがそれを知っているはずがない。←横島だったら霊能力者でなくても女好きと乳尻太ももを求めた本能で見つけ出せるかもしれない!と思っている作者です。

 本来なら、サバイバーとしている横島を吊るまたとないチャンスだが、

 『///!』

 透明化しても見つかる。この考えが、まるでやっと自分の運命の人に出会えた。といった考えをナースにさせてしまった。何故なら、見つかっても

 「ご、誤解しないでください!お、俺は乳を確かに揉みたくて揉んでしまって、そりゃ素晴らしい揉み応えでできる事ならその体に抱き着きたくて仕方ない・・・ってのぎゃああああ!す、すいませんしたああああ!」

 欲望丸出しな言葉を間違って口走って逃げ出す・・・そんな姿を面白い上に、裏表がない人だと気づける。何より、

 「えっと、顔って火傷したんですか?だから見せたくないと?大丈夫ですか?」

 自分のこの姿を見てもなお、顔に何かあったのでは?と心配する横島。ナースは、そんな横島になら見せても大丈夫かもしれない。そんな考えを持って・・・顔全部を覆っていた布を外した。そして、その素顔を見た横島の感想は

 

 

 「・・・・・・な、何て、美しい顔なんだ!!」

 

 

 もう目を輝かせて美しいの一言だった。←モデル・猫娘ミイ

 『・・・』

 ナースはうつむいて震えている。それは何故か?

 「あ、あれ?どうしたんですか?」

 その理由は。

 

 

 『・・・///!!!(ずどごおお~~んん!)』

 

 

 とんでもなく恥ずかしかったからだ。思わず出してしまった渾身の一撃が、

 「ぐおおおおへぎゃああああ(どがしゃあああん!)!!」

 横島を吹っ飛ばしてしまった・・・隣にあった窓を突き破ってしまうくらいに。ナースの頭の中はしばらく「美しい」の言葉は往復して悶えていた。

 

 

 

 ここまで見た悪魔様。ついに四人目まで来た。大いに盛り上がった。大いに興味深い事になった。そして・・・大いに修羅場を見てみたい気持ちになった。だから、悪魔様はついに大きな設定を加えることにした。

 

 

 

 横島が冒頭の四人に追いかけられていたステージはガス・ヘブンと呼ばれる場所だが、まず設定その1。

 「な、何で高すぎる壁に覆われているんじゃああああ!」

 周りを覆っている塀の壁の高さを絶対に飛び越えられない高さにした。しかも、ぶち壊されないよう壁の厚さも二メートルほどにした。そして、設定その2。

 「ぐぬぬぬ!も、文珠が効かん!」

 扉を完全に発電機でないと開けられないようにした。何しろ、この後の設定3のために悪魔様も全力でやったため、いろんな事象を起こせる文珠でも無理だった。

 そして、設定3が

 

 

 「ど、どう、どうして・・・四人もいるんじゃあああああ!」

 

 

 サバイバーが四人でキラーが一人が本来の設定だが・・・この時だけその人数を逆転した。サバイバーが横島一人で、キラーがピッグ・ナース・スピリット・ドレイグの四人だが・・・ピッグとナースは素顔で追いかけて来て、スピリットはあの包帯だけの姿ではなくセーラー服を着ていて、ドレイグも治療して完治した美貌と魅了溢れる姿だった。

 おまけで設定4があり、

 

 「いい加減につかまるんだ!」

 「そうです。殺しませんから安心してください」

 「ただ、一緒にいてほしいだけですから!」

 「そう、だから捕まってください!」

 

 彼女らの声を出せるようにした・・・冒頭で四人が喋れていたのはこの設定が働いていたためである。最後の設定5が

 

 『『『『一回でも吊れば・・・永遠にずっとそばにいられる』』』』

 

 一回でも吊れば仮に脱出を成功させても、まるでとらがうしおにとり憑いたように彼女らも死ぬまで横島にとり憑けるように悪魔様が設定したのだ。もちろん、四人のキラー達はその設定を理解しているから協力している。

 横島は好意を向けられることが苦手だし、何より彼女らの行動は惚れ薬を浴びたマリアの時のように本人達は殺す気はないが、凶器を持って全力で追いかけてくる姿と彼女らの正気を失っているように見える表情は、横島からすれば殺しにかかっていると見られても仕方がない。←亡霊になっていた時点で正気はなかったのだが、彼女らの乳尻太ももを見て触れて感じられたことに満足していた横島は気づいてない。

 さあ、果たして横島は吊られずに脱出できるか?それとも吊られてしまって永遠に彼女らにとり憑かれるのか!

 

 

 

 

 

 

 だが、これだと悪魔様は納得しない。何故なら修羅場を見たいのに、これでは横島が逃げて彼女らが追いかけるいつも通りの光景である。←四人の女キラーが一人のサバイバーをヤンデレの如く追いかけるその光景は十分異常だが、悪魔様は見慣れたためいつも通りだった、

 そこで悪魔様はあるキラーに原作設定をガン無視した洗脳をして送り込んだ。それは、

 

 

 「パパ!会いたかった!」

 「あなた・・・ようやく、会えた。私達、探したのよ」

 

 

 原作設定は体が繋がった姉弟だけど、ここでは母子設定にされたツインズである。姉・シャルロットの体も元通りになり、弟・ヴィクトルは姉から完全に分離して一歳児くらいの体を持った状態である。そんな二人を横島をパパと呼び、あなたと呼ぶ。

 「なあああああ!ちょい待って!俺あなたのような子持ちの女性と会った事すらないけど!」

 「ひどい・・・捨てるの。ひどいわ」

 「のおおおお!ま、まさか俺は妄想具現化の能力を得てしまったのか!俺という妄想が現実に出てこの人を襲ったのか!あああああ、だとしたらどうしたらいいんだああああ!」

 「パパ~、ママずっと探してたんだよ!」

 『『『『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』』』』←怒りに燃える彼女達

 これがまだ一人の女キラーだったら彼女らも怒りに燃えなかっただろう。同盟を組んで、横島を追いかけるなりすればいいが・・・子持ちとなれば話は別だ。完全に自分達を出し抜いた形に見える。

 見事に四人共、出し抜かれた気持ちになり怒りに燃えた。

 

 

 

 「「「「絶対に、逃がさない。ずっとここに残す。永遠に・・・ずっと一緒」」」」

 

 

 

 彼女らは第三の選択肢、逃がさず残す選択をとった。その為に発電機を全部粉々に壊し、絶対に扉を開けられないようにした。そして、ここに絶対に残すと決めた以上はツインズ以上の関係になるべきと病んだ彼女らは、吊ることをやめて横島を地下深くに監禁してエロ方面のR18なこともあったりして、それを目撃したシャルロットも負けじと後に続いた。時にはそれぞれが横島を絶対に奪われたくない思いから、(エロではない)R18な展開に発展したりした。

 そう、これこそ悪魔様の望んだ修羅場だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 うん!満足!という表情の悪魔様はこの横島と五人(+一人)の空間を完全に切り離して、絶対に誰も入れないようにした。これをしたことで横島の呪いも完全に解けたが・・・もうどうでもいいことだった。何故なら、

 

 

 

 

 

  「「「「「さあ、今日も・・・・・・ふふふふふふふ♥♡♥」」」」」

 

 

 

 

 

 もう逃げられないのだから。

 




 いや~~、いつも両想いやいつか結ばれる。と言った展開で終了ばかりでしたので、久しぶりに那波千鶴ちゃんや源頼光さんみたいに病んだ展開で終了というのをやりました。まあ、亡霊になった時点で精神が病んでますからね、こうなるのも自明の理かもしれなかったかな?

 次回は個人的に気に入った古い作品にしようと思います・・・瀬戸の花嫁って知ってますか?これのルナちゃんにしようと思います。分からない方は、ウィ○ペデ○アで調べよう!





 最後に、悪魔様って誰?と思った読者様・・・・・・ははは!それはもちろん作者(俺)に決まっているじゃないですか!

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