横島忠夫、〇〇〇〇と付き合ったらどうなる?   作:一日三食MEN

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 今年最後の投稿です!今週のダイ大見ましたが、ヒュンケル戦終了までペースが速いと思いましたが、早く仲間にしたいからかな?と思いました。この二人は早く仲間の姿を見たいですからね!


 この原作を知らない方の為に説明しますと、人魚のヒロインが人間の主人公との日常生活で十年前に完結しました。ただ、童話みたいなロマンチックなことが全然なく面白いネタがかなりあるため作者はぜひ知ってほしいと思い書きました。アニメにもなったことがあるので、動画サイトとかで見れたら見るのもいいと思います。

 では、どうぞ!



江戸前瑠奈と付き合ったら?(瀬戸の花嫁)

 忠夫君はいつも通りの光景を見ていた。

 「おんどりゃあああ!燦はぜ~~~~ったいに渡さんぞおおおお!(ぶんぶんぶん!)」

 「あああ、もういい加減にしろ~~~!」

 一人の教師と一人の生徒が追いかけっこしていた。教師は顔に何個も傷がある強面で刀を振り回し本気でその生徒を殺す気で追いかけていた。サングラスでアフロヘアーの男性が「おやっさん!刀はいけやせん!」と言いながら二人を追いかけていた。

 「お父ちゃん!永澄さんは何も変なことはしておらんよ!」

 その二人の前に一人の美少女が現れた。

 「ちゃんと見てたぞ!無理やり燦に迫ったのを!」

 「話をしただけ!って、何度も言っているでしょう!」

 「そうじゃ!ただの勘違いじゃ!」

 「燦を誑しこもうとするのはわかっている!燦を救うためにも「婚約者だから問題ないんじゃ!永澄さんにひどいことをするお父ちゃんは嫌いじゃ!」へ?あの、いま、幻聴が聞こえたんだけど・・・お父ちゃんが嫌いって」

 「さ、燦ちゃん!(うるうる)」

 「嫌いじゃ!ちゃんと反省して!」

 「う、うう、嘘だ。愛しの燦ちゃんが、そんなことを言うなんて信じられない信じられない。そんな現実が信じられない・・・いやあああああ~~~~!!ごうちゃん!いやあああああ~~~!!」

 その美少女から嫌い発言でぶっ壊れた教師・・・もとい燦と呼ぶ父親。そんな父親を

 「全く、本当に懲りないね~~。ほら、行くよ!」

 とっても美人な教師の母親が引きずっていった。永澄と呼ばれた生徒を追いかけていた教師は前回の殺人鬼たちと付き合ったら?の原作・デットバイデイライトの男キラーの鬼な顔で殺しにかかったが、今は大号泣してみっともない姿をさらしていた・・・だが、ここでは当たり前の光景になっていたため、学校にいた教師と生徒は全員流していた。

 前の世界で一日最低一回は美神にセクハラしようとしていた横島は、同じように一日最低一回この展開を見てきたことに

 「俺の方がマシだな!だって、殺しじゃないから命にかかわることをしてないし!」

 なんてことを言っていた・・・セクハラも罪に問われることに気付いているのだろうか?

 

 

 

 横島が世界を移動して、どこに出たのかというと

 「がぼあぼおぼぼぼ~~~!!」

 海の中だった。意識が遠のいて底の方に沈んでいくときに・・・何と家を発見した。何故あるのか?酸素はあるのか?入れば助かる!と結論に一秒で至って、必死に意識を取り戻して根性で泳いで入ることが出来た。酸素はあったので、何とかうまい空気を吸って落ち着くことが出来たが

 

 

 「何じゃてめえは!討ち入りか!」

 

 

 目の前に現れたのが顔に斬られた傷が何個かある厳つい男だったどう見てもヤの着く職業の人で横島は縛られてしまい居間に引きずられていくと、美人の女性と小学生くらいの女の子がいた。他にも数人男性がいたのだが、彼らも険しい顔をしていた。

 説明を聞くと、ここにいる人間は全員が人魚・魚人だと言うことが判明。しかも、瀬戸内魚類連合瀬戸組という極道の組で最初に声をかけた男・瀬戸豪三郎はこの組の組長だ。横島の大好みの顔と乳尻太ももの持ち主の女性が剛三郎の妻・蓮で女の子が二人の子供で燦と呼ばれている。

 本来なら、ここに来た人間は自分達の正体を隠す秘密保持の為に殺すのが習わしらしいので、蓮と燦以外の皆が殺気満々で横島を見ていたが、

 「こんなに美人の奥さんがいるのにひどいじゃないですか!」

 「いきなり何を言っとんじゃ!」

 「浮気で別の女性と密談するのはダメなんじゃないですか?」

 「あんた、どういう意味だい?あたしと燦がいながら他の女に目がいっていると言うのかい!」

 「ちょ、ちょっと待て蓮!こいつと俺、どっちを信じるんだ!」

 「名前はふみちゃんで飲み屋で仲良くなって、他にも明美ちゃんに」

 「な!何であの子の名前を!しかも他の子も・・・あ」←汗だらだら

 「事実みたいだね。さあ、詳しく話し合いましょうか」←ぞっとするような笑顔

 「あ、あれはただの業務報告じゃ!変なことは「向こうに行こうね~~ふふふふ」蓮!おちけつおちけつ!さ、燦ちゃん!お父ちゃんを助けてえええ!」←娘に助けを求める情けない父親

 「えっと、こう言えばいいんじゃな・・・自業自得じゃ!」←ビシッと言い切る娘

 文珠『覗』で豪三郎の秘密を暴露したおかげで、うまく横島処刑から蓮の豪三郎処刑へと早変わりさせ、その時の彼女の怒りの形相に組員全員が恐怖で動けなくなった。その後、豪三郎は他にも弱みを握っているかも!と思い横島を殺そうとしたが、処刑中に燦と仲良くなったために彼女に庇ってもらえたおかげで、生きることが許された。←もちろん、冒頭のような展開も時々起こった。

 『覗』で見て分かったのは、豪三郎の浮気と娘・燦への過剰すぎるほどの溺愛ぶりとアフロヘアーの組員の秘密だけだった。モザイクが必要なくらい豪三郎をボロボロにした蓮の計らいで、燦の兄貴として住ませてもらうことになった。そうする理由は、少しは女の子らしい感情を持ってほしいと言う母心からだった。実は燦は

 

 

 「任侠と書いて、人魚と読む!人魚道を瀬戸燦はいく!」

 

 

 この環境のせいで、極道への道を進むことを生きる目標にするくらい漢らしい性格をしている。顔は可愛く、まだ小さいけど組員達も燦の快活な性格を気に入っていて人望もある。次期組長としてはふさわしいが友人関係も限られるかもしれないので、こうした環境でも仲良くなれるよう練習する意味も込めて兄という肩書を持たせることにしたのだ。

 

 

 

 

 そして、横島がここにきて数年の月日が流れた。燦も歳は十四歳になり、ますます

 「うちが行く道は人魚道で修羅の道!」

 極道に染まっていった・・・が、スカウトを受けてもおかしくないほどの美少女になった。数年の間ずっと妹として見てきたため、ちう学生になったら煩悩のボーダーラインに触れて困惑するはずの横島も、任侠道を突き進む性格で完全に異性と見なくなった。

 そんな彼女がある日、

 「あれ?人間がいる?溺れたのか」

 一人の少年を連れてきた・・・忘れがちだが、横島が住んでいる瀬戸内組の家は海の底である。だから、少年はびしょ濡れで意識不明になっていた。

 「ふむ・・・このまま死なそう!」

 少年を見るなり、豪三郎が刀を抜いて首を斬ろうとしたが

 「何を言ってるんじゃ!うちが助け「そうだね!ごめんなさい!助けないとダメだね!」そうじゃ!苦しんでいたら助けるのがうちの人魚道で進むべき道じゃ!」

 豪三郎の方も溺愛がより一層強くなったため、燦の一言であっさり掌返しをした。そんな中、

 「う、ん?」

 少年は目を開いたが、

 「お!目を覚ましたか!」

 考えてほしい・・・ドアップで厳つく傷だらけで殺意満々の顔を見せられたら、どんな反応をするか?

 「う・・・・・・(がく)」

 見なかったことにしたいが為に、意識を失ったふりをするしかない・・・が、これが少年の悪夢だった。そして、意識を失ったのをこちら側で見たら焦るのは当然の事。

 

 「また、意識を失った!危険な状態かもしれん!政!人口呼吸だ!」

 「へいおやっさん!坊ちゃん、死んじゃだめですぜ!」

 「(人口呼吸!)ちょ、ま!」←待って!という前に口がふさがった

 「・・・うわ」

 

 結果、少年はファーストキスを奪われる結果になってしまった。既に目を開けて暴れている少年に人口呼吸するアフロヘアーにサングラスな組員・政(←冒頭で豪三郎の後ろを走っていたのは彼)の姿に

 

 

 『初めて~のチュウ。政とチュウ~』

 『涙~~が出っちゃう。おっとこ~とのキッスで』

 

 

 不思議とこんな歌詞が頭の中に流れた横島である。

 『本当はファーストキスじゃないみたいだけどな』

 若干赤い燦の顔を見て、そう思った・・・伊達に兄をやっているだけあって表情で悟った。他の皆は少年の方に意識が行って、横島以外では母の蓮以外気付かなかった。

 

 

 

 その後、ファーストキスは極道の味♪というトラウマを作った少年は、原作主人公の満潮永澄だ。横島以外は全員人魚・魚人だと言う事情を説明する中で、豪三郎は娘を守りたいがために永澄には死んでほしいと思っている。でも、燦は自分の人魚道に従って行動して、それが決まりに違反したなら自分を殺せと言う。当然そんなことは横島もさせたくないし、豪三郎は諦め切れずに彼女に殺害許可をねだっていた。

 「蓮さん、どうしましょうか?」

 「・・・まあ、方法がないわけではないけど(まさか一人じゃなく数人いたなんてね・・・また確認してもらおうかしら)」←浮気相手が一人じゃなく何人もいたことが横島の文珠で判明。顔に出やすい豪三郎の為、少し引っかけると簡単にばれるので文珠の存在は誰も知らない。

 「え?マジですか?」

 横島の場合はこの世界に彼を知っている人間は一人もいないので、地上にいなくても困ることはない。そのため、一緒に住む(=軟禁)形にしたおかげで人魚会の秘密を守れたし、燦の事を完全に異性と見てないので豪三郎も必死に理性を働かせて納得して何とかなった。←それでも二人でいたり、仲良く話をしていると刀を振り回してくる娘バカ。

 だが、永澄はこの世界の人間だし家族・友人達だっているはずなので、これはどうしようか悩んでいると蓮が一つ提案してきた・・・その彼女が思いついた方法は

 

 

 「燦と君が結婚すれば問題ないでしょ♪」

 

 

 何と結婚しろだった。永澄が燦と一緒になれば家族になるから問題がなくなり、豪三郎はこの人魚の世界でもかなりの力を持っているので、異を唱えてくる人間・・・もとい人魚がいたら黙らせればいい。ということらしい。

 美少女の燦がいきなり見ず知らずの少年と結婚・・・元の世界で貧乏神の一件で美少女・花戸小鳩と仮の結婚をしたことのある横島は、似たような状況に困惑した。あの時は鈍感な横島でもわかるくらいに彼女が好意を持ち、それを言葉にも出したので受け入れられたが今回はさすがに年齢的にもまずいのでは?と思った。

 「ちょ!待ってください!さすがに「おめえ!お嬢を振るとでもいうのか!」「おい小僧!覚悟はいいだろうな!」「指を出してもらおうか!」「おいこら!ちょっとは落ち着かんかい!」「な、永澄~~。結婚すればいいじゃないか。可愛い女の子だし(がくがくぶるぶる)」「そ、そうよ!家庭環境はちょっと問題あるけど、イイ子みたいだし!(怖い!け、けど、かばってくれた政さんって素敵~♥)」お前ら!威圧されて負けてんじゃねえよ!」

 永澄自身も反対だったが、組員達の殺意と威圧感に永澄と同じく助けられた父と母は怖がりながら息子に結婚を勧めた。その二人に思わず突っ込む息子。←母は自分達を庇った政に熱い視線を向けていた。

 「ちょ!ま「ダメだあああああ!ぜ~~~~~~~~ったいに!結婚なんぞゆるさああああんん!!」あっちゃ~~、やっぱりこうなったか」

 「皆!!この男を殺せええええ!!」

 「ぎょえええええ!」

 「永澄さん!こっちじゃああ!」

 だが、最大限に怒りに燃えているのは父の豪三郎だ。結婚を反対した意志を見せた時点で、理性をぶっ壊して永澄を殺すよう組員達に言い、燦が恐怖におびえる永澄を連れて家を出て海に出て行った。蓮も殺意満々の組員達と出て行った豪三郎を止めるために出て行った。

 「はあ~~、どうなることやら」

 「別に、それで問題ないだろ」

 「同じ人間としては殺してほしくないんだけどな」

 「本当ならうちが殺したいんだけどな!」

 そんな横島は独り言を言った・・・ように見えるが、実は横島の肩に身長が手のひらサイズで巻貝を背負った人魚が座っていて彼女と話していた。彼女は『巻』と言い、燦の親友であり護衛でもあり彼女もかなり燦を大切に思っているので、今回の件は豪三郎に賛成なのだ。因みに横島と会った時も当初は毛嫌いして攻撃を仕掛けたが、燦に怒鳴られたり(後にへこんだ)異性として見てない事を知ると、今では世間話をするくらい心を許している。

 「まあ、何とかなるだろ。燦が味方になっているんだし」

 「っち!ううう、お嬢あんなフナムシ野郎(永澄)を何で助けるんですかあああ!」

 「よ~しよし、落ち着こうな~~」

 「慰めなんぞ要らんわあああ!(ぐすぐす)」

 燦の行動に号泣する巻を掌に載せて慰める横島・・・はたから見るとお人形遊びをする変態な男にしか見えない。

 

 

 

 その後、本当に何とかなった。燦の告白に心を動かした永澄が豪三郎に「燦ちゃんをください!」と言い切った・・・・・・・・・・・・そんな彼の一喝を辛うじて認めたが、結局娘超バカな性格がいかんなく発揮して、虎視眈々と亡きものにしようとする豪三郎。何とか地上に戻った満潮一家は、夏休み中で祖母の家に来ていたため埼玉の実家に戻らないといけないのだが、婚約者となった燦も着いていき一緒に暮らすことになった。

 「うううううぐうううぐぐう!さ、ざ、ざんがぎめだことじゃ。わしらは、燦の事を、み、み、見守るごどじがでぎないんじゃがあがががが~~~!!」

 自分から離れることにショックでガチで血涙を流して、悲しみで全身を震わせる豪三郎を見て、

 「フナムシのもとにお嬢を任せられるか!」

 「・・・俺達も行くか」

 仕方ないので、豪三郎にある提案をした。

 

 

 

 永澄達が帰るときに巻が永澄の荷物に紛れてたり、列車の外側の窓にへばりつき顔が強風であおられまくりながらも燦を見守ろうとする豪三郎を永澄が落としたが・・・夏休みが終わり、永澄の通う学校が授業を再開した時に横島の提案が実行された。それが・・・

 「え~~、この度、このクラスの担任を任された瀬戸内豪三郎と申します」

 何とその学校の教師になることだった・・・教員免許はどうした!というツッコミは無しにしよう。因みにこの豪三郎、生徒の一人から前の担任(男)はどうしたのか聞かれた時にあろうことか

 

 

 「産休じゃあ!!」←「ええええ!産むの~~!」と生徒一同で突っ込んだ。

 

 

 と言って、いきなりクラスの生徒全員を絶句させた・・・因みに蓮も政も他の組員もこの学校の教員として配属され、横島も歴史の教師として教鞭を振るうことになった・・・この時の横島は既に二十を超えていて、原作の未来横島と同等の姿になっている。←生徒が中学生で教師も蓮以外男なので、久々のナンパができないことだけが不満の横島である。

 人魚と言っても腰から下が魚なのは海の中だけであり、地上に上がれば人化の術というもので人間みたいに脚が出来るので海底の家や地上での日常生活は人間と変わらずできる。だけど、一つ欠点があり水を浴びたり雨に降られたりすると脚の部分が強制的に魚に戻ってしまうのだ。

 豪三郎達のような大人であれば濡れても脚の状態を維持できるが、まだ未成年の燦にはそれが無理だ。そのフォローが永澄だけでは出来ないだろうと思って、横島はこの提案をしたのだ。←それを聞いた豪三郎は、すぐ再会できる歓喜で何故かワンピースに着替えて満面の笑顔で一時間ほど踊った。

 事実、疑り深い性格の永澄の幼馴染・銭形巡(まわり)に人魚の姿を一瞬見られてからは水をかけられそうになったり(←永澄が助けたが女子更衣室だったので誤解した豪三郎に(刀を持って)校内を追いかけまわされたり)、一直線で人魚か確認されたり(←肯定しかけた燦に突っ込んだり)したが何とか誤魔化せた・・・が、和解した時に巡が警察官を目指していることを知ると極道を突き進む燦が脱兎のごとく逃げたのは別の話。他にも、美少女の燦を婚約者に持った永澄に男子が嫉妬したり、ハウリングボイスという人魚独自の高すぎる声で永澄の鼓膜が壊されたりと・・・結構にぎやかな学園生活を送っていた。

 

 

 

 そんなある日、いきなり降ってきた夕立で濡れながら横島が燦と永澄の三人で満潮家に到着したら、

 「えええええ!何で行き倒れがうちの前にいるの!しかも何でその子が人魚なの!」

 腰から下が魚の人魚の女の子が玄関前で倒れていた。

 「ん?もしかしてあの子って」

 「あ~~瑠奈ちゃんじゃあ!」

 その女の子は燦の幼馴染・江戸前瑠奈であり、永澄がファンで彼女のCDも全部持っている人気アイドル・ルナだった。彼女を拭いて魚から脚に戻して家に入れた後に話を聞けば、マネージャーから燦がここに来た事を知って追いかけてきたとの事。瑠奈は燦に小さいころからいろいろと(自分だけで)対決をして負け続けてきたから、何が何でも勝ちたかったようだが

 「た、忠夫、さん!こ、こ、こんにちは!」

 「うん、こんにちは。どうしたのそんなに動揺して」

 「な、なななな何でもないわ///!(ううう、や、やっぱり直視できない!)」 

 アイドルの仕事をぶっちぎってまでここに来た最大の理由は、この横島に会うためだろう。燦に負けて悔しがる彼女の姿を見るたびに横島は慰めたり、頭を撫でて元気づけたりした。その横島の優しさに最初は突っぱねた彼女だが、本当は嬉しかった。今も久しぶりに会えてツンデレな対応をしながらも、顔を明後日の方に向けて真っ赤になっていた。横島は、燦の幼馴染であり友達でもある彼女を妹の延長線上にしか見てないので、瑠奈が異性として横島を見ていることに気付いてない。

 その後、何とその瑠奈も学校に転校してきた。燦に負けたくない瑠奈は彼女から永澄を奪う目的で転校してきたが、

 

 『ううう、どうしても、忠夫さんに好きが言えない!』

 

 それは表面上なのは言うまでもない。彼女もまた燦と同じように人魚の中の極道の組長の娘だが、溺愛されている燦と違って瑠奈の方は家庭事情がかなり複雑であり、父親ともそれなりに対立をしていて孤立しがちだった。だからこそ、横島の優しさと温かみが当時の彼女の中では心の支えになり、そこから恋愛感情が生まれたのだ。

 既に学校のアイドル化していた燦に瑠奈は勝ちたいので、体育館で歌の対決をしたが・・・両者共に途中から人魚の特殊な力を持つ歌で歌ってしまい、鼓膜を壊されまくって耳が遠くなった永澄以外の男子全員がもろに聞いて精神崩壊してモザイクが必要なくらいの阿鼻叫喚になったりした。←止めようと思った巡が覗いたら、一瞬で逃げるか体育館に火をつけるか考えたくらいだった。

 

 

 話を戻し、瑠奈の父親は娘をちゃんと愛しているが離婚しているらしく・・・これ以上は語らないことにして、その父親は組長だけでなく瑠奈の所属するアイドル事務所の社長も務めている。だけど、愛情表現がすごく下手であり娘に近づく不審な輩を事情も聞かずに、未来の自分が過去の自分を守るために送られたサイボーグのようにター○ネートして(殺して)しまおうとするのだ・・・これは横島は体験済みであり、今回永澄も同じ目にあった。

 そんな組長二人が顔を合わすと闘争が始まるのでは?と思うが、警察みたいな組織が人魚の世界にもあり目をつけられている状態であるので争わないようにしている。だけど、組員達はお互い火花を散らせているので、時々懇親会を開き飲み会をしてそれを発散させている。

 

 

 

 だが、その懇親会で瑠奈パパ(←原作では最後まで名前が出なかった)が何と永澄を瑠奈と結婚させることにしたのだ。事の発端は永澄が人魚の薬を間違って飲んで、進撃の巨人ならぬ進撃の永澄になって満潮家を崩壊してしまった後だ。

 

 

 『な、なにが・・・何が起こった!俺の二十年ローン(家)に!』

 

 

 トイレで用を足していたが奇跡的に無傷だった下半身丸出しの永澄父は、我が二十年ローンの惨状に呆然として人魚の歌『ラリ○ー』で眠りにつき、その姿を目撃した買い物帰りの母は夫への愛情に冷めて政への不倫意識を強めた。

 その後、元通りになった満潮家で水をかぶって人魚の姿になった瑠奈の脚を永澄が拭いたが、人間の脚に戻った時に下半身丸出し姿となったところを瑠奈パパが目撃してしまったのだ。

 

 「た、た、だずげでえええええ!!」←永澄、靴を履かずに外へ逃げる

 「抹殺だヒューマン!ター○ネーター!」←銃を乱射する瑠奈パパ

 「脚が濡れたのを拭いただけです、お父さん!」←涙顔で必死に言い訳する

 「誰がお義父さんだ!ター○ネーター!」←バイクに乗り換えて乱射し続ける瑠奈パパ

 

 乱射しまくって永澄を追いかけ、瑠奈を辱めた報いとして結婚することを強要し当日まで拉致監禁したのだ。燦は永澄を瑠奈に奪われたことにショックを受けて、瑠奈はようやく燦に勝てることに有頂天になっていた・・・が、

 『ど、どうすればいいの!このまま永澄と結婚すれば燦に勝てる!でも、た、忠夫さんが、忠夫さんと、忠夫さんが・・・』

 燦に言いたいこと言って部屋を出て行った後、徐々に頭が冷えて少しずつ後悔が生まれてきた。その場に横島がいたら躊躇っていただろうが、いなかった為にそのまま見続けるだけだった。

 

 

 

 懇親会当日になり、永澄に結婚の誓いの盃を飲まそうとする瑠奈パパ。瀬戸内組の組員達は殺意満々で永澄を見る。周りをむっとした顔をしている組長・豪三郎の内心は

 

 

 『ああ~~、豪ちゃん。し、あ、わ、せ!神様ありがとう!豪ちゃんの一途に燦ちゃんを大事にする心に答えてくれて!悪魔様ありがとう!あのボウフラ(永澄)をあっち(江戸前組)にやってくれて!豪ちゃんはこれからもず~~~~っと燦ちゃんと一緒に暮らします!大切にします♪!』←イメージは一面お花畑にワンピースを着た豪三郎が五歳児くらいの燦と笑顔で一緒に駆け回っている。

 

 

 永澄が燦の傍からいなくなることに、超超超有頂天になりまくっていた。盃を飲まないと殺す気の瑠奈パパに

 「パパさんは本当にこれでいいんですか?」

 横島が聞いた。

 「・・・何だ?」

 「瑠奈ちゃんの気持ちを無視していいのか?と聞いているのです」

 『え・・・た、忠夫さん?』

 「どういうことだ」

 「俺は昔一度だけ仕事の為に形だけの結婚をしたことがあります。結局、仕事が終わったらその結婚も取り消しになりましたが・・・相手の女性は俺をちゃんと理解してくれ、俺のことを好きでいてくれました・・・そう、結婚は愛し合う二人がするものです。瑠奈ちゃんは本当に満潮永澄という男と結婚したいんですか?あなたがやっているのは責任を取らせたいだけであって瑠奈ちゃんの為じゃありません!」

 『た、忠夫さん(うるうる)』

 「貴様!」

 瑠奈の為じゃない。の言葉に怒りに燃えた瑠奈パパは横島の襟首を掴んだ。でも、ひるまずに続ける。

 

 

 「瑠奈ちゃんに確認したらどうですか!この結婚は彼女が主役です!俺やあなたではありません!瑠奈ちゃんに本当は誰を愛しているか聞いてみたらどうですか!」

 

 

 あの女性・・・小鳩は顔を赤くしながら横島と出会って一日も経たないのに形の結婚を受け入れて、横島の本質を見極めた。そして、

 

 『わ、わたしは、横島さんとなら、結婚、してもいいと思います///』

 

 本当の夫婦になる気持ちすら持っていた。

 結婚とは愛し合う二人がする者・・・政略結婚みたいなことはしてはいけない。ましてや、まだ中学の二人にそれは可哀そうだし、彼女のあの想いを目の当たりにしたから黙っていられなかった。

 この言葉に思うところがあるのか・・・離婚した妻の事を思ったのかは分からない。だけど、襟首をつかんだ手を離して瑠奈に向き合う瑠奈パパ。

 「瑠奈、聞かせてくれ」

 「パパ」

 そして、彼女は横島の言葉に気持ちを決めて、

 

 

 

 

 

 「好き・・・なのは、忠夫さん!」

 

 

 

 

 

 横島を見て、告白をした。

 「・・・え?」

 「私は、忠夫さんと結婚したい!」

 「そうか。では、お前が結婚相手になるな」

 「え?は?え?」

 キョトンとする横島は、真っ赤になりながら自分を見る瑠奈を見た。完全に想定外の横島は

 「わ、わ、私と結婚してください!」

 「(がし)飲め。もし飲まないなら、貴様をター○ネートする」

 まさかの結婚相手が自分に変更という空気の中で恋と殺意の両方に迫られてしまった・・・果たして、横島はこの想いに答えられるだろうか?まだちう学生の彼女と恋人同士になれるか?それは別の話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『おい待てこら!何で忠夫とあの娘が結婚する流れになっとるんじゃ!このままじゃボウフラが燦のところに戻っちまうだろ!わ、わしの燦があのボウフラに奪われてしまうやろ!ああああ!やばいまずいこれはどうすればいいんじゃ!』←この時の彼の脳内イメージは自分と燦の間に大きな亀裂が出来て、凶悪な永澄が燦を連れ去ろうとするイメージ。

 にさせたくないのが豪三郎。当の永澄も唖然として瑠奈と横島を・・・いや、両方の組員達全員も目を点にして二人を見ていた。そんな微妙な空気になっているところに、

 「その結婚、待ったじゃああ!」

 燦が入り込んだ・・・手には刀を持って。いきなり現れた彼女に顔を向けたところに、

 「燦!おまんもわしと同じ気持ちか!婚約者を名乗りながら他の女のところにいったボウフラにけじめつけんと気が済まんか!」

 豪三郎が最初に声を出した。

 『『『『『え?それは解決したんじゃ?』』』』』

 これは横島ら全員が思った。この発言をした豪三郎の内心はこれである。

 

 『燦はこの数分の間に瑠奈が忠夫に相手を変えたことを知らない!!だから、このままボウフラが相手の認識で斬らせればすべて解決じゃ!これなら燦も幸せでわしも幸せ!うんうん、よかった~~♪』

 

 燦はまさか結婚相手が変わっているなんて思いもしない、永澄と瑠奈の結婚の認識のままにして

 「こいつにはけじめとしてその刀でスパッ!と斬らんとお前の気も晴れんわな!」

 彼女に永澄を斬らせようと思ったのだ。豪三郎は燦にはかな~~り理性が緩むため、もしばれた時のことなど全く考えない。自分が幸せなら燦も幸せなんて都合のいい思考の持ち主である。そんな内心を持った父親の前に燦が座ると、

 

 

 「お父ちゃん・・・今までお世話になりました。今ここで親子の縁をスパッ!と斬らせていただきます!」

 

 

 スパッ!と斬ったのは、永澄ではなく豪三郎との親子の縁だった。その言葉に間抜作レベルの間抜け顔をした豪三郎。←いや~~、呼ばれてきました。もう何か月も登場してませんでしたからね。ははは、素晴らしい間抜け顔です!←作者も忘れていたんだから出てくんな!←それはひどいですね。私という存在を作者が忘れるなんて。←ああもう!話が続かん!最後に出すから引っ込んでろ!ほら、さっさと最後に行って来い!(すたすたすた)・・・はあ、はあ、と、とりあえず続きをどうぞ。

 それを言われた間抜け顔の豪三郎の心は

 

 『え、へ、え?縁を切る~~?豪ちゃんと燦ちゃんの?いやありえないっしょ!ありえないありえない!そんなことになったら豪ちゃんと燦ちゃんの生活がどうなるの!あのボウフラがいない幸せな日々が無くなる・・・やだやだいやよ!いやよ!そんなのダメよダメダメダメなのよおおおおお!!』←既にイメージはぐっちゃぐちゃ

 

 読者の皆さんのご想像通り大大大大大混乱をして、

 

 

 

 「いいいいい、いっっやああああああああ~~~~~!!!豪ちゃんいやあああああ!!」

 

 

 

 大大大大大絶叫をしてぶっ壊れた。

 「おやっさん!落ち着「いやああ!誰よあなた!」落ち着いてくだせえ!「こないで!いやよ!」取り合えず向こうに!「つれてかないでええ!いやあああ誘拐よおおおお!」おい!お前ら手伝え!「「「へい!」」」「やめてえええ!きゃあああ!いやよおおおお!」行きますぜ!」←政とほか数人の組員が豪三郎を部屋から出した。

 その後、燦が何故豪三郎・・・いや瀬戸内組と縁を切る行動をとったのか?それは永澄をとり戻すためだった。瑠奈が彼女に言いたいことを言いまくった中で、余りにも落ち込む彼女を見てライバル視している瑠奈はイライラして「あなたの人魚道はこの程度だったの?」的なことを言ってしまい、それが彼女を奮い立たせて人魚道を修羅道として生きる信念を持っている燦は家族の力なしで自力で取り返す。という結論に至ってしまったようだ。

 これを家族間だけでやったのならまだよかったが・・・この懇親会にはそれぞれの組員達も数多く出席している。この燦の行動を瑠奈のいる江戸前組の組員達からすれば、ただの娘に喧嘩を売られたのと同じ意味であり、彼女を慕う瀬戸内組の組員達からすればたった一人で先頭に出て江戸前組に喧嘩を売ったのと同じ意味である。

 よって、沸点の低い彼らがガンを飛ばし合い、結婚どころの話ではなくなり導火線に火花がついた状態になってしまった。この状況を作った燦に瑠奈が説教する中で

 「ええええ!忠夫お兄ちゃんと結婚するつもりだったの!」

 「そ、そうよ///!でも、今はあんたが作ったこの状況を止めないといけないわ!」

 「それはおめで「ええ度胸じゃないか!」「つぶされてえのかてめえ!」・・・ううう、どうしよう。こんなつもりじゃ」

 「いい加減自分の立場っていうものを理解しなさいよ!」

 兄と慕う忠夫との結婚だったことを知った燦。その事に一瞬喜んだが組員達の罵声に困惑する。その後、お互いの結婚相手が別々に決まって娘達はいがみ合う理由がなくなったが、燦の行動で組員達がいがみ合うようになってしまった。

 せっかく停戦状態だったのに血を見る再戦になってしまうので、瑠奈が思いついた提案が人魚の歌で組員達を止めることにした。その歌の効力は二人が歌い続ける間は絶対に踊り続けるものであり、その間は戦わせることが出来なくなる。歌が止まれば効力が無くなるので戦いが勃発すると思いきや・・・

 

 

 

 「「「「「「「「・・・は・・・ひ」」」」」」」」←全員動けない

 

 

 

 50時間も歌い続ければさすがの体力自慢の組員達の足腰が立たなくなるので、無事戦いを終わらせることが出来た。←永澄と横島は早々に体力が尽きたが、それでも踊らされ続けたので魂が出ている。

 「結婚式、続けるか」

 全員が動けなくなっている中で、唯一動けたのが瑠奈パパだった。彼女の想いを知ったので、後はそれを実行するべきと思っていたが、

 

 「いいえ、もういいわ」

 

 瑠奈が拒否した。

 「本当にいいのか?」

 「うん。忠夫さんが言っていたじゃない。結婚は愛し合う二人がするものって・・・私様が愛しても忠夫さんが愛してないんじゃ意味がないから、必ず忠夫さんが私を愛してくれるようにしてみせる!そう、私様の戦いはここから!絶対に忠夫さんを私様の夫にしてみせるんだから!」

 そして、魂が抜けている永澄に寄り掛かるように寝ている燦のように瑠奈は白くなっている横島に寄り掛かって眠りについた・・・その寝顔は迷いがなくなってすっきりしたものだった。娘の寝顔を見た父の顔が少しだけ笑ったように見えたのは別の話。←今度こそ終わり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 余談その一

 燦の絶縁宣言にぶっ壊れた豪三郎だが

 「お父ちゃん、やっぱ縁を斬るのなしにして~~」

 娘のこの一言で一瞬で立ち直って豪ちゃんに早変わりして踊りまくった。

 

 

 

 余談その二

 途中で作者の邪魔をした間抜作だが、

 「抜作様!今回のこの話は結婚の話がありました!なら私達もしましょう!」

 「待ってください。私は久しぶりに出れたのですよ!」

 「はい!これから先、作者がまた忘れていつ出れるかわかりません!ですから今すぐ結婚して今すぐ子供を作って次に出れた時に私達の幸せを読者様に見せましょう!」

 「それは勘弁「ふふふふふふふふ・・・さあ、行きましょう!」ああああああ~~~」

 吉沢に連れていかれたようだ。今度抜作が出るのは果たしていつか?それは、神のみぞ知る。

 

 




 ツンデレが弱いヒロインでした。原作でも主人公への恋を自覚すると、結婚を迫ったりデレをよく出してました。豪三郎をキャラ崩壊させていると思うくらいぶっ壊れましたが、マジで原作通りです。

 その原作の中を一部出すと、燦を好きなシャチの人魚が対人(魚)恐怖症の明るいところが苦手で常に宇宙服を着ていたり、豪三郎と瑠奈パパと政が萌えを知るために女装して燦と瑠奈が表情をなくしたり、人魚勢が早乙女乱馬と同じく猫が苦手だったり、と覚えているだけでもかなり笑えました。


 次回ですが・・・第三期決定おめでとう!という事で、かぐや様は告らせたいにしようと思います!ヒロインは、藤原さんか早坂さん。どっちがいいかな?



 あと、皆様今年は本当にひどく大変な一年になりました。来年は笑顔になれる年になれるよう頑張っていきましょう!よいお年を!

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