私の転生物語 ~龍神として生きる~   作:夜刀神 闇

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前の投稿から遅れてしまい申し訳ございません!
中間テストの二週間前に迫っており、勉強や提出物を終わらせるのに忙しくて……
あと、私も来年高校生なので、これからどんどん勉強などで投稿が遅れてしまうかもしれません。
その分、内容は質のあるものとしたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします!


第13話 結花との決着

〜その日の夜〜

 

 

全『かんぱーい!!!』

 

 

あの後私たちは、傷ついて動けない諏訪子を抱きかかえて諏訪大社に戻った。

因みに、神奈子に関してだが、結構洩矢の鉄の輪によるダメージが大きかったらしく、動けずにいたのでアマテラスに任せた。

 

「結花、貴方そんなに初っ端からグビグビ呑んで大丈夫なの?」

私は、赤く大きな盃を持ちながら一気に呑んでいる結花の顔を覗き込み、言う。

結花「ん?こんなの普通じゃないのか?」

「貴方が普通じゃないのよっ!」

 

私は、ため息をつく。

私のお酒の対応度はまぁまぁ。たまに、結花に無理やり呑まされる時があるが、その時は、お察しで……って、これフラグじゃ……

 

結花「アンタが呑まなすぎるんだよ〜!」

結花が、おもむろにテーブルに置いてあった瓶を持ったかと思うと、私の方へ近づいてきた。……嫌な予感。

 

結花「一緒に呑もうぜぇ〜??」

「う"ぇっ!?」

顎を掴まれるが、結花の力が強すぎて対抗できない。あっ、あっ、まさかこのまま流し込む気じゃないでしょうね!?

 

結花「呑め〜!」

私の口に、瓶の口が差し込まれる。

「んぐっ」

 

私から呻き声が聞こえたかと思うと、そこからは何も聞こえなくなったというのはまた違うお話。

 

 

チャンチャn「アホかぁぁああぁ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

❁❀✿✾

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ……」

私は、あの後散々結花に呑まされた挙句気絶させられてしまった。

まぁ、私だったからすぐに戻ったが……

 

「結花の能力、"全てを合わせる程度の能力"はとんでもないわね……どんなに自分が劣勢でも、相手と同じ立場に"合わせられる"んだから」

 

まぁ、結花は戦いにおいてあまりその能力を嫌って使わないらしいけどね、と呟く。

 

「……覗き見なんて趣味が悪いわね」

結花「やっぱりバレちまったか〜」

「……何回やるのよ、この展開」

 

私は、覗き見をしていた結花を睨む。

この前もこんなやり取りをしたような気がするが……とため息をつく。

 

「……それで?何の用?」

結花「はっ、とぼけるなよ。……今夜、何も言わずに旅立つ気だったんだろ?何もかもお見通しだっての」

「……」

結花「図星だな」

 

まぁ、結花の言っていることは完璧に的を射ている。

皆に心配を掛けぬように。出ていこうとすると、多分諏訪子たちに「もっといてよ〜」みたいな感じで絶対止められるからだ。

 

結花「まぁ、アンタが出てくって言うのならアタシは止めないさ。ただ……」

「?」

私は、首を傾げる。

 

結花「アタシといた時間、忘れないでくれよ……?」

「……当たり前よ」

しっかりと私の目を見据え、それでも涙目で頼む結花の目は、本気だった。

妖怪でもこんな頼み方をするんだなと思い、それでも誇り高き鬼の嘘が嫌いな性格を守り通そうとするその心に感嘆した。

 

 

「……やる?」

結花「勿論さ、アンタと当分会えないんだからな」

 

私は、結花と共にスキマに入り、お互いに距離をとる。

 

「貴女と殺り合う(たたかう)なんて、久しぶりね……腕が鈍ってないと良いけど」

結花「確かにな……だが、アンタに負けてばっかりなんだ、鬼子母神であるアタシは、いつまでも諦めねぇよ?」

 

結花のタフな性格に苦笑する。

「それじゃ、始めましょうか?」

結花「そうだな……」

 

スキマの中に、お互いの殺気が混じり合う。今から始めるのは、正真正銘の殺し合い(たたかい)だ。油断すると、一気に攻められる。

 

目を閉じ、神気を巡らせる。

目の前は真っ暗だが、存在感妖力等で結花が何をするかは分かる。

 

 

 

僅かな静寂が訪れ ̄ ̄

 

 

 

結花へと向かい、一直線に飛び出す。

「ふっ……!」

結花「……っ!」

 

私は、結花の顎へと鉄拳を入れる。

結花の体は宙に浮き、強制的に上を向かされる。

私は、そのまま結花の体に猛烈な勢いで蹴り等を叩き込む。

 

 

結花「ぐっ……なかなか手強いな、流石龍神……」

「ありがと、よく言われるわ。まぁ、流石に主様には敵わないわね〜」

結花「敵わなくて良いよ、これ以上アンタが強かったら今度はアタシがヤバくなる……まぁ、強いやつと戦えるには十分なんだけどさっ!」

 

結花が、紅い目をギラギラと輝かせながら、私の方に突っ込んできた。

「流石にこれを生身の体で受けるわけにはいかないわね……」

私は日傘をグッと持ち、持ち前の跳躍力を生かし、上へと飛 ̄ ̄べなかった。

 

 

結花「逃がすかよ!!!」

「なっ!」

 

どうやら、飛んだ際に結花に日傘の先を掴まれていたらしい。

結花「ッらぁ!!!」

 

そのまま、結花は日傘ごと私を地面に叩きつける。

「はっ……くっ、……」

龍神の耐久力がもってくれたお陰か、叩きつけられても、多少の衝撃はあったものの、強烈な痛みがくることはなかった。

 

結花「おっ、流石龍神。さっきのは結構な力で叩きつけたんだけどなぁ〜」

「余計なお世話よ、私じゃなかったら絶対に死んでたわ……えぇ、これは確実よ」

 

自分の中で、変に納得する。

でも、私の言ってることはあながち間違いではないはず……よね?

 

「そろそろ切り札を出そうかしら……」

私は、立ちあがり手に札を持つ。

「 ̄ ̄『マジカルリーフ』」

 

私が両手を広げ、普段使う妖力ではなく、"魔力"を流す。

そうすると、自然と私の周りから葉っぱが形作られ、葉っぱ1枚1枚が意思を持ったように、飛んでいく。ちなみに、この技、ポケットモンスターをしていた人なら分かるのではないか?この技の本当に厄介なところを。

 

 

結花「何だ?ただの葉っぱじゃないか!」

結花は、ヒラリと私の放ったマジカルリーフを余裕の表情で避ける。……だが、マジカルリーフの本当の攻撃はここからだ。

 

結花「次は私……ッ!?」

結花は、突然自分の頬を掠めていったマジカルリーフに驚く。

 

「まだまだこれからよ?この技はね……?」

私は、ニヤリと笑い言う。

 

 

 

 ̄ ̄どんなに逃げても、地の果てまで追いかけるのよ?

 

 

 

結花「……あ"ッ!!」

結花は、勢いを増したマジカルリーフに為す術もなく襲われ、苦しそうな呻き声を上げる。

 

結花「この葉っぱ……ッ、ただの葉っぱじゃないな……ッ!」

「その通りよ。魔力を込めなければあまり威力は無いけれど、魔力を込めれば、それなりの威力(もの)になるのよ」

 

結花は、所々マジカルリーフによって切り裂かれた傷を抑えながらなんとか立つ。

結花「流石だな……龍神は侮れねぇや」

「そうね」

 

 

 

結花「っらぁ!!!」

結花は、私の腕を掴み、あらぬ方向に曲げた。

 

「ッ!?……あっぁ……あ"ぁぁぁぁああぁぁ!!!!!??」

私の関節に、思いもよらない激痛が走る。

もし骨が折られたとしても、私の種族が種族なので、いつもならば痛みは余り感じない。すぐ治ると思っていた。……そう、いつもならね。

 

「治らない……ッ、なおらない……ッ!!!」

私は、折られた腕を抑え、必死になって神力を込める。

 

結花「すまないな、やみぃ。一回くらい、一回くらいでいいからさ。アンタに痛みを与えたかったんだよね。……あっ、自然治癒しないようにしてあるからな」

 

何が「すまないな、やみぃ」だ!こっちは激痛を味わってるっつの!!!

……まぁ、今は殺し合い(たたかい)。相手が何をしようが、こっちは何も言えないのだ。

 

「やったわね……」

向こうがやってくるならこっちも!と考え、完治していないしていない腕を持ち上げ、向こうへ全速力で飛び出した。

 

結花「ッ!」

結花は目を見開き、驚いた顔をする。

 

「『我、龍神へと成せ -龍化- 」

 

私の腕が銀色に光り輝き、龍の鱗が浮かび上がってくる。

結花「それは……」

この技は、自身を龍化させる技であり、部分的に龍化させることも可能である。

 

「……食らえ」

私は、龍化させた手……龍腕を、結花に向ける。

 

「『許されざる者』」

 

途端、私の龍腕の先が太陽の如く光り輝く。

それと同時に、太陽の象徴である熱、全てを焼き尽くすが発せられる。この技、元ネタはわかる人にはわかるだろうな。

 

結花「ぎゃぁぁぁぁぁぁあああ!!!??」

 

……っとまぁ、本物の太陽と同じ質量のものを出しちゃったら、とんでもないことになるしね。結花死んじゃう。

 

結花「あづいぃぃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!???」

 

まぁ、熱いものは熱いわけで。

私は、熱さに耐えかね転げ回る結花を見ながら、そろそろかと呟く。

 

「……どう?降参するかしら?」

結花「ッ、ほざけぇ!」

 

 

結花は、札を取り出し、叫んだ。

結花「『羅針盤』」

 

途端に、結花の目が紅く輝く。

結花「見える……見えるぞ!」

 

 

(しょうり)が!

 

 

「勝利……?何を言っているのかしら、貴女は?結花、貴女は殆ど負けた身じゃない」

 

これが違うんだよなぁという目で私を見た結花は、一気に走った。

「何度やっても同じよ!」

私は、日傘を構える……が。

 

「あれ……、いな、い……?」

さっきまで走ってきていた結花が、消えていた。

「いつの間に……」

 

私は、辺りを見回す。が、やはり結花はいない。

「一体どこへ……」

 

……そう呟いた瞬間、首筋に何かが当たった。

「……貴女!」

結花「おっと、それ以上動くと首が飛ぶぞ?」

「なっ……!」

 

結花はいつの間にか知らないが、私の後ろへ周り、首筋に爪を突き立てていた。

 

結花「……で?」

「……分かったわよ、降参よ」

私は、両手を上げ、降参の意を表す。

 

結花「……よし」

結花は、大きく息を吸いこみ、叫んだ。

 

 

 

結花「ヨッシャァぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

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