近々テストが入っていて、勉強、六月にテストが3回と、沖縄修学旅行の準備などで多忙なので投稿できない日が続くかもしれません。そこのところどうかご理解ご協力をお願いします。
第14話 新しい仲間
「っ、ぅ〜ん……もう朝?」
私は、結花との別れを済ませた後、ひとり草原で眠っていた。
「朝ご飯……」
私が前世でよく食べていた朝ご飯というものが、かの有名な、材料が無いときや病気の時以外毎日欠かさず食べていたものだ。
「よぉし、完成!……といっても、卵割るだけなんだけどね!」
そう、卵かけご飯である。
毎日の始まりは、これが無くては始まらないと言っても過言では無い。それ位私は卵かけご飯を愛している!
「草原で食べる朝ご飯というのは美味しいわね〜……っと、ん?」
……なんか、見つめられてる。
誰かの気配がしたと思い、前を向くと、見たことも無い少女が立っていた。心做しか、私の持っている卵かけご飯に目線がいっているような……
「……食べたいの?」
?「……コク」
私は、箸で卵かけご飯を取り、少女の口へ持っていってやった。
?「もぐもぐ」
少女は、美味しそうに食べている。それにつられ、私も微笑を浮かべた。
「美味しいかしら?」
?「コク」
少女は、うん!と言わんばかりに元気良く頷く。
しかし、私はさっきから気になっていたことがある。
「あなた……喋らないの?」
?「……」
少女は、少し驚いた後、首を横に振った。
「じゃあ……喋れないの?」
?「……」
少女は、少し俯きがちに首を縦に振った。
「じゃあ、私が喋れるようにしてあげるわ!」
私は、食べ終わったあとの茶碗を消し、スックと立ち上がり、少女の頭へ手をやった。
少女へと念を送り、手を離す。
「さぁ、これであなたは喋れるようになりました!」
?「えっ?……あっ」
少女は、手を口に当てて驚く。
?「わたし……喋れる!喋れてる!」
「ねっ?」
私は、少女に満面の笑みを浮かべる。
すると、少女が私に抱きついてきた。
「わっ、わわっ……」
?「お姉さん、だーいすき!」
「あらそう?……ありがとう///」
私は、少し照れながらも少女の頭を撫でてやる。
その後私たちは、少し草原で話していた。
「……そういえば、貴女って何者?どうしてここにいるのかしら?」
?「わたし、元々は湖に住んでた亀だったの。それで、長い時間生きてたら段々妖怪化して……仲間はみんな寿命で死んじゃって……」
少女は、濃い緑色の髪をいじりながら話す。
「あら珍しい。亀の妖怪なのね、貴女……じゃあ名前を教えてもらえないかしら?」
?「……わたし、名前が無いの」
私は、とても考えた。彼女に似合う名前は無いか、亀にちなんだ名前は無いか……など。
そして、思いついた名前がこんなものだった。
「そうねぇ……よし、貴女は今日から『チロル』よ!」
?「えっ?は?ちろ、る……?」
「ええ、"チロル"よ」
目の前の亀妖怪……チロルは、考えるような仕草をした後、こう言った。
チロル「ありがとう!何だか、懐かしい響き……どこかで聞いたことがあるような……」
ちなみに、なぜチロルと付けたか。チロルと聞くときっと、殆どの人がチロルチョコのチロルと考えるだろう。まぁそうなのだが。一応ちゃんとした理由があるのだ。
私が前世で飼っていた亀のうち一匹の名前が、チロルだったから。
一応彼女も亀なんだし、これ以外に似合った名前は無いと思ったからつけた。
「さぁチロル、行くわよ!」
チロル「えっ?どこに……って!うわぁ!?」
私は、チロルを抱き、空へ飛んだ。
幸いチロルは小柄で、私よりも頭一つ分くらい背が低い。多分130後半くらいだろうか?
チロルの体が小柄なお陰で、上手く抱えられた。
「チロル……貴女に世界というものを見せてあげるわ!!!」
そうして、私たちの世界ライフというのは始まるのだった……