私の転生物語 ~龍神として生きる~   作:夜刀神 闇

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遅くなりました!(  '-' )ノ)`-' )ボコッ(T_T)


第30話 バトルロワイヤルの始まり

闇side

 

「皆さん、本日は私開催の宴会にお越し頂き、誠にありがとうございます。この宴会では、私共が作った料理を召し上がって頂く他、皆さんでバトルロワイヤルも開きたいと考えております……それでは、お楽しみ下さいませ!宴会の開幕です〜!!!」

一同『オーーー!!!』

 

私が、開幕の一声を上げると、皆が各々の食べたいメニューを取りに、立ち上がり始めた。

メリーやアリシア、ヘカに手伝って貰ったから、結構豪勢な料理が出来た。

鯛、鯵、岩魚、鮎、鮭、鯉などを釣り、舟盛り、寿司、天ぷらにして料理として出した。

……気に入ってもらえるといいのだけど。特に私の卵料理、あれは結構力を入れたからな。

 

「あら、アリシア。いつまでも私のそばにいなくてもいいのよ。貴女も楽しんでいらっしゃいな」

アリシア「いえ、そういう訳には……」

「そんなこと言わずに。貴女の分、何か取ってきましょうか?」

アリシア「いえ、御先祖様の分は私がお取りします」

「じゃあ、お願い」

 

アリシアは、私のお皿を持って立ち上がり、料理を取りに行った。

……さて、アリシアがいない間私は何をしようかしら。

 

ガラガラ

?「失礼」

「あら、来たようね」

アリシア「!」

 

開けられた襖の方を見ると、存在感を放つとある人物が立っていた。

煌びやかな紺の長い髪に、アリシアと同じ眼をしている背の高い女性だ。

 

「アイリーン、おかえり……どうだったかしら?」

アイリーン「はっ。アイリーン・サンチェス、ただ今帰還致しました。御先祖様の御友人殿の力は実に強大な力であり、御先祖様の力に匹敵する程でございました!」

「そう……!感謝します、アイリーン。貴女も席に着きなさい」

 

アイリーンは、私に一礼をすると、隣に座った。

アリシアは、アイリーンのことをじっと見つめ、料理を取り終えると、私の元に戻ってきた。

 

アリシア「戻ってきたのか、アイリーン」

アイリーン「えぇ、ただ今戻りました。姉様」

 

ちなみに、アイリーンはアリシアの妹で、アリシアほどではないが背が高いほう。

私と並んでも、アイリーンのほうが頭1つ分高い。

 

「貴女も何か自分が食べるものを取ってきなさい。私のことは気にしなくていいわ、アリシアが取ってきてくれるから」

アイリーン「承知致しました」

 

アイリーンは、皆が騒ぐ中に入り、料理を取り始めた。

それにしても、結花……私が考えついたあの技を避けるだなんて。流石、鬼子母神なだけあって、強いわね。

 

「さて……結花はまだ来ていないようだけど。もうすぐで来るわね。存在感がどんどん高まってきている……」

 

諏訪対戦の後に別れてから、結花とはずっと会っていない。

その力がどれ程のモノになったのか、ずっと楽しみだった。

結花の妖力は膨大。だが、それを探るのは素人にはとても難しい。

何故なら、私が妖力を極限まで抑える方法を教えた以来、結花は戦いの時以外、全ての力を隠すようになった。

 

アリシア「御先祖様、料理をお取りして参りました」

「ありがとう。さ、食べましょう」

 

私が食べ始めるまで、絶対に食べてはいけないという決まりがある。

それか``和´´の心だ。アリシアが着てる服は和服じゃないけどね……まぁ、私は全く気にしないのだけれど、神の世界ではそれが顕著に表れている。

つまり、アリシアは私が食べ始めるまで料理に箸を付けられないということだ。

……可哀想だから早く食べてあげなきゃ。

 

「頂きます」

アリシア「頂きます」

 

私は、アリシアが取ってきてくれた「鯉のあらい」を1口頬張る。

……え、めっちゃ美味しいんですけど。わさび醤油で食べるのが私の好み。

 

「貴女も食べて良いわよ」

 

アリシアが鮎の塩焼きを一口齧る。

その瞬間、アリシアの顔が綻んだのが見えた。相当美味しいんだろうな。

さ、私も食べますか。

 

アリシア「御先祖様、誠に美味でございます。どうぞ、召し上がって下さい」

「あら、本当?では、頂くわね」

 

私は、アリシアが勧めてくれた鮎の塩焼きを一口、真似して齧ってみる。

 

「あら、程良い塩気と程良い柔らかさがマッチして、とても美味しいわ……!」

 

ちなみに、この鮎の塩焼きは私が釣ったもの。

間接的に私が作ったってことになるのかな?地球を作り上げたのは私だし。

 

「……ん?」

 

結花が近づいてきていることをすっかり忘れていた。

多分、もう境内にいるはずだ。団体様でお越しのようね。その傍らには3人、とても強大な妖力(ちから)の者がいる。

 

?「失礼するぞ!やみぃにお呼ばれされたモンだ!」

 

皆の視線が、勢い良く開いた襖に集中する。

そこには、深い緑の髪の…立派な角を生やした、和服の少女が立っていた。

 

「ふふ、変わってないわねぇ、結花……諏訪大戦の後に別れた以来かしら?」

結花「あぁ、アンタとまた会えることを楽しみにしてたんだぞ、アタシは!」

 

結花の隣にいたのは、東方Projectの『星熊 勇儀』『伊吹 萃香』『EXルーミア』だった。

なぜEXバージョンのルーミアなのかがよく分からないが、多分、まだ力を抑制するリボンを付けていないからだろう。

 

「あら、お友達?」

勇儀「おぉ、あんたが結花の言っていた龍神か!」

萃香「ちっちゃいな!」

 

いや、あんたの方が小さいわよ。と言いかけたが黙っておこう。

鬼の四天王のお2人に会えるなんて、前世では絶対に叶わなかったからねぇ……嬉しい限りだわ。

ルーミアは、一言も喋らないまま、私の方を見ている。

 

「さぁ、まずは料理を楽しんでいって頂戴な。貴女達が心待ちにしているバトルロワイヤルはまだまだ後よ」

一同「はーい」

 

結花達は、各々の料理を取りに、散らばった。

 

「結花は本当に変わってないわねぇ」

 

皆でバカ騒ぎするのが大好きな結花は、初対面の妖怪たちに対しても気さくに話しかけている。

あぁ、私たちが出会った時もあんな風に話しかけてきたわね……

 

アリシア「……あの者は相当な力を持っているようですね」

「戦っていなくても分かるくらいに努力したのね、感心するわ」

アリシア「お褒め頂き光栄でございます」

 

アイリーンに伝えたのは、結花が"私の技を避けられたかどうか"だ。あの技は、本来私が持っている力の1割程度を詰め込んだもの。

あれを避けられたなら、大したものだわ。結花は……

 

「また、勝負してみたいわね」

 

あれからどれだけ成長しているのか、ひと目見てみたいものね。

私も少しは成長してると良いけど……

 

「アイリーン、楽しんでるみたいね」

アリシア「料理を取ってくるのにどれだけかかっているのだ……」

「まぁ、良いじゃない。楽しければ」

 

まぁ、戻ってこれない理由がありそうだけど。

結花と勇儀と萃香に絡まれているという理由が……(;´Д`)

大変ねぇ、あの子も。何かあったのかしら……

 

「結花、そこまでにしてあげなさいな。アイリーンが困ってるわ」

結花「えぇーつれないなぁ……また話そうぜ!」

アイリーン「構わない。じゃあ失礼する」

「アイリーンも満更でも無さそうね」

 

私に呼ばれて、時間がかかっていることに気づいたのか、アイリーンは急いでこちらに向かってくる。

 

アイリーン「申し訳ございません、予想以上に時間をかけすぎてしまいました……」

「私は大丈夫よ、楽しく会話するのは良いことよ。アリシアは?」

アリシア「私は御先祖様がよろしければ構いませんよ」

アイリーン「承知しました、今後気をつけます」

 

全く、この姉妹は真面目すぎるのよ。

私たちは家族同然の仲なんだから、気にすることないのにね〜。

まぁ、形式的に誰かの主である以上、こういう道は避けては通れないのだろうけど。

 

アリシア「御先祖様、少しお聞きしたいことが」

「何かしら?」

アリシア「……龍神王様は今どちらに?」

「主様は今世界の管理をなさっていて、とてもお忙しいとのことよ。最近も、私にお呼び出しもこないし……」

 

憶測だが、恐らく"転生者"の管理だろう。

私をこの世界へと転生させ、世界操作の権限を与えたのは主様だ。

私よりも何倍も格上の存在であらせられるお方なので、格下の私には存在を感知さえできないことがあるのだ。

 

「それよりも、貴女は式を持たないの?」

アリシア「私は、御先祖様とアイリーンが全てですから、それ以外に気を向ける余裕などございません」

アイリーン「お、お姉様……」

「まぁまぁ、姉妹愛。素敵じゃないの」

 

私は、顔を赤くして恥ずかしがるアイリーンをフォローする。

対して、アリシアは「当然」と言いたげないつも通りの仏頂面で言う。

 

結花「闇ー!バトルロワイヤルはまだかよー?」

「何言ってんのよ、まだ始まったばかりよ?たく、昔っから貴女は戦闘狂よね」

結花「良いじゃないかー」

 

……人妖対戦の時に出会ってから、結花は本当に戦闘狂だ。

ただ単に戦いが好きなだけではなく、それに見合う力があるから、認めざるをえないのだ。

 

「可愛い顔して、本当に恐ろしいわね。じっとしてたら花なのに」

結花「う、うるさいぞ」

 

その会話に、宴会中がどっと笑いに包まれる。

だって、本当に可愛いもの。

戦いが大好きだという結花でも、こんな一面もあるのね。ふふっ!(^^)

 

結花「そーいや闇、牛鬼とかいうとんでもない強さの妖怪が現れたんだって?大丈夫なのかよ?」

 

飲んでたホットミルクティーを吹き出しそうになった。

今、何て!?何で結花が牛鬼のことを知ってるのよ!?

 

「貴女に牛鬼のことを教えた覚えはないわ。どうして知ってるの?」

結花「アタシが住んでる山の妖怪たちがずっと話してるんだよ。今、この世界に潜んでるらしいな......」

「そうよ。私もあったことあるけど、太刀打ち出来なかったわ。貴女も本当に気を付けてね」

 

気を付けてって言っても、あの妖怪に対応出来るのは主様しかいない。

2回目に牛鬼と遭遇した時以来、主様が私たちに牛鬼対策として、直ぐに主様をお呼び出し出来るようにして下さったのだ。

 

「私も修行しないとね……今のままじゃ、牛鬼に傷1つ付けられる気がしないもの」

結花「アンタがこれ以上強くなったら、アタシはどーやって勝てばいいんだよ!」

「強くなりなさい。私を超えるのよ」

 

まぁ、マジな話、能力をフル稼働させたら勝てない相手なんていないんだけどね。

唯一勝てないのが、主様と牛鬼だけ。

妖怪の癖に、強大な力を持ってしまったっていう点では、牛鬼にも憐れなところはあるが。

 

結花「そうだな!……って、宴会なのにこんな辛気臭い空気なんて耐えられないぞ!」

「あらあら、ごめんなさいね。アリシアとアイリーンも、結花と仲良くしてやって頂戴ね」

アリシア&アイリーン「「御意」」

 

結花たちは、先程のように、騒ぐ皆の輪の中に戻っていった。

……はぁ、こういう感じでずっとどんちゃん騒ぎみたいなことをずっと出来たら良いのにね。

そういう訳にはいかない立場だから、仕方ないんだけど。

 

「ねぇ、アリシア、アイリーン……こんな楽しいことがずっと続けば良いわね」

アリシア「私は、この命ある限り、御先祖様にお仕えします」

アイリーン「私も、この命ある限り、御先祖様にお仕えします」

「ありがとう。ずっと一緒よ?」

 

いつかは、家族のように親しくなれれば。なんて思っているんだけどね。

……さて、そろそろかしらね?

 

「貴女も、バトルロワイヤルに参加するのかしら?アリシアにアイリーン」

アリシア「私は、御遠慮させて頂きます。宴会の警備を致しますので」

アイリーン「お姉様が警備係であれば、私もお供します」

「決まりね。実を言うと、私、参加しようと思っているのよ」

 

アリシアとアイリーンが、私のことを畏怖の目で見てくる。

何よ、私が参加して良くないことが起こるとでも言うのかしら?

全く!失礼ね……そんなことある訳ないでしょ!

 

「ちゃんと手加減はするから安心して。流石に、格下の相手に本気は出さないわ」

 

私が使用する武器は、無し。

体術と弾幕のみでバトルロワイヤルに挑むのだ。

馬鹿者!と言う人もいるだろうが、その位自分の力をセーブしないと死人が続出する。

……冗談じゃないわよ?

 

「さぁ、皆!注目!」

 

私が手を叩くと、皆の視線が私に注目した。

 

「さて、宴会は楽しめたかしら?」

一同『はーい!!!』

 

皆が、手を挙げて返してくれる。

どうやら、私が企画した宴会は、楽しめたようだ。

私が知らない妖怪も、神も。色とりどりの種族が、この部屋には集まっている。

 

「そろそろ、バトルロワイヤルを始めようと思うわ。まず、私の指示に従って頂戴ね」

 

今回やろうと思っていたバトルロワイヤルは、それぞれチームを決めて、そのチームの中で戦うゲーム。

神社は広いので、神社の中で行う。私が結界を貼るので、建物の破壊に関しては大丈夫だ。

 

「まず、4つのチームに分かれて頂くわ。参加したい人、手を挙げて頂戴?」

 

ちらほら、挙げていない人もいるが、まぁそれは良しとして。

私は、参加する者に紙を渡していく。私が事前に書いておいた、チーム分けの紙だ。

 

「行き渡ったかしら?なら、まず……」

 

私は、縁側に出て、魔法で宙に数字を書く。

1、2、3、4。この4つのチームで、それぞれ生き残った者同士が戦う。

 

「用意が出来たら、そこに並んでね」

結花「はい、質問!本気でやっちゃっていいのか?」

「良いわよ。但し、相手が死なない程度にお願いするわね」

 

本当に危なくなったら、私が間に入って止めるからね。

……というより、結花に適うのが私位しかいないのが問題ね。

私、結花、3貴神……が残るかしら?

 

「秋葉と輝夜が心配ね」

 

輝夜の方を見ると、秋葉にめちゃめちゃガンつけていた。

一方の秋葉は、ツンとした風に振舞っているが、どういう心境なのかしらね。知らないけど。

少し経った後、料理が無くなった頃合で、一同集合した。

 

「主催者の夜刀神 闇よ。改めて、宴会に来てくれてありがとうね。そろそろ始めようと思うから……まずは1番のチームの人達以外は結界の外へ」

 

私がそう言うと、皆が移動し始める。

ちなみに、1番のチームメンバーには、秋葉がいる。

秋葉なら大丈夫だと思うが、そんじょそこらの妖怪には負けて欲しくないという私がいる。

 

「移動し終えたかしら?なら、このコインが地面に落ちたら初めということにしましょう」

 

私が、コインを弾く。

 

ピィン……

 

 

 

 

カチャ。

 

 

コインが落ちる音と同時に、皆の歓声が上がる。

 

「まぁ、秋葉は高みの見物といった所かしら?」

 

秋葉の方を見ると、宙に浮かび、皆の乱闘を見定めるような目で見つめていた。

余裕ね。心配する必要もなかったかしら?

時々秋葉の方へ飛んでくる弾幕に関しては、軽く片手であしらっている位だ。

 

「さぁ、楽しませてもらうわよ」

 

そうして、私はバトルロワイヤル1回戦、秋葉の戦いを楽しみにすることにした。




ちなみに、牛鬼っていうのは、日本の中で結構危ない妖怪らしいです。
海辺に現れるとか何とか……
地文が…上手く書けないいいいいい…………
キャラ設定もブレブレだし……˚‧º·(´ฅωฅ`)‧º·˚
すみません‪ㅠ_ㅠ‬

さて、乱闘が始まりましたが、誰が勝つんでしょうね?(^Ü^)
闇ちゃんが勝つでしょうか?それとも、3貴神の誰かに勝者の座を譲ってくれるのでしょうか?
それは、次回へのお楽しみってことで……
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