一方その頃、冥界では……
紫「そんなにあの桜のことが気になるの、幽々子?」
幽々子「えぇ……満開になれば、きっと綺麗だもの」
美女2人が、縁側で、咲き始めた桜を眺めていた。
8分咲きほどだろうか。しかしとても美しい。
妖夢「……幽々子様、全て手はず通りです」
白髪の少女が、幽々子に伝えると、幽々子はクスクスと笑った。
幽々子「紫……ありがとう、私の為に」
紫「いいのよ。親友の為だものね…………」
紫は、西行妖の元まで行くと、幹に手を触れ、過去のことを思い出していた。
紫「師匠が西行妖の暴走を止めて……もう1000年以上経つ。早いものね……」
夜刀神 闇が、
西行妖の妖力は全て奪った為、西行妖は最早、只の巨大な桜となったのである…………
しかし……只の桜と相成った今も、西行妖はその枝に蕾を付けることもなく、花を咲かせた姿を見ることはなかった…………
紫「…………さてさて、博麗の巫女はこの異変を解決するつもりはあるのかしらね?」
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魔理沙side
「よう、霊夢!邪魔するぜ……って、お?いない?」
私は、いつものようにお茶を飲みに行こうと、博麗神社に突撃した所なのだけど……霊夢がいなかった。
みぃの家に行ったのかも?と思い、博麗神社から降りたところにあるみぃの家に行ってみても、いなかった。
みぃもいなかったし、霊夢もいなかった。もぬけの殻からだった。
「もう春なのに雪が降っているなんておかしいって言いに来たんだけどな〜……仕方ない、私だけで異変解決しに行くとするかっ!」
私は、箒に飛び乗り、異変の主がいるであろうところを目指した。
桜の花弁が空へと吸い込まれていってるのを見つけていた。そこに異変の主がいるんだろう。
「異変解決は巫女の専売特許じゃないもんな〜!待ってろよ〜!」
私は、ウッキウキで異変解決に向かうのだった。
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BGM 無何有の郷 ~ Deep Mountain
霊夢side
「ハァ〜、さむさむ…………一面雪景色ね……もう春が始まっても良い頃なのにねぇ。確かにほっとくのはまずいかも?」
当たり前だろ、とどっかから声が聞こえてきそうだけど、寒いから外出たくないんだし、仕方ないじゃない!
と、思っていると、寒い気温が更に寒くなってきた。
前方を見ると、青い服を着た白い髪の女の子がいた。
?「おや、博麗の巫女……」
こいつがこの冷気の原因か……と思い、私は大幣を振りかざし、霊力を込めた。
レティ「私はレティ。レティ・ホワイトロック!……もしかして、この長い冬を終わらせに行こうってつもりじゃないよね?」
「いえ、残念ながらこの冬を終わらせに行くところなの。だから、そこにいられたら異変を解決しに行けない……だから、どいて!」
レティ「それは出来ないね!この先を行きたいなら私を倒してからにしなっ!」
レティは後ろへ下がると、更なる冷気と共に、弾幕を展開してきた。
さっきまで寒かったのに、もっと寒くするだなんて……許せないわっ!!!
「邪魔するってんなら、誰であろうと容赦はしない!私はさっさと春の温もりが欲しいのよ!!!」
「霊符『夢想封印』」
私は、目の前の妖怪の相手をダラダラとしている場合では無いのだ。
なので、いつもより霊力を強めにして、夢想封印を放った。
レティの弾幕は私の夢想封印にかき消され、あっという間にレティは被弾した。
レティ「私の冬がぁ〜〜〜泣」
……そんな嘆きを聞きながら、私は速攻で異変の主の元へと急ぐのだった。
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心七side
私は、霊夢が去ってから、1人寂しくゲームをしていた。
マ〇カーやってる途中で魔理沙が突撃してきて、危うくバナナに引っかかる所だったこともあるけど。
でも今はポケモンをやっている途中である。
「…………あー、負けたぁーっ!ゲー〇ス強すぎるわね……何なの、あのパーティ!?6タテされたわよ!?」
私は、持っていた3DSを放りそうになったが、すんでのところで止めた。壊れちゃう壊れちゃう……
BWやってて最難関のキャラだと思う、ほんとに。ってのはどうでもいいか……
「そういや、魔理沙、この間来た時に魔導書忘れていったのよね……これ、パチュリーの所から盗んできたものでは?」
私は、ゲームを一旦辞め、本棚から魔導書を取り出した。
……魔導書を見ると、あの子を思い出す。私が自分以外の生命に初めて出会った、あの子。
「へカーティア……元気にしてるかな……」
異空間の間を任せて、大丈夫だと思ったんだけれどね……
私が死に、魂が現世から離れた結果、私の能力が掛かったものは殆ど解除されていたから、もしかしたら、異空間の間も無くなってしまっているのでは……と思ったのである。
なんてことを思い、魔導書を閉じて前を向くと同時に、私は目を見開いて驚いた。
何故なら…………私の前に、全世界で最も高貴なお方が現れたから。
1000年ぶり…………か。
?「…………久しいな、闇」
「……お久しゅうございます」
私は、その場で深く礼をした。
?「……俺のことは、覚えているか?」
「勿論でございます…………龍神王の、
見上げるほど背が高く、物凄く体格が良いお方……見た目からでも魅了されてしまうが、見た目だけではなく、上に立つ者としての風格がある。
神琉「今回の生は謳歌しているかな?」
「はい、周りの者にも恵まれ、幸せに生きておりますわ」
神琉「そうか……で、あれば……」
主様は、机の向かい側から私の目の前まで来たかと思うと、顔をこちらに近づけてこう言った。
神琉「……再び、龍神として生きるつもりは無いか?」
本来であれば、この要求を飲むことで、以前のような生活が待っているのだろう。そして、幸せに生きることも可能なのだろう。
だけど、私の答えなんて決まっている……
「……勿論、私の答えはNOですわ」
神琉「っ……何故だ、何故断る?お前にとって、正に願ってもみない程に嬉しい報せだと思うが?」
……このお方の端正なお顔を崩すのは……堪えるなぁ。
私は、少し深呼吸をしてから答えた。
「私が龍神になれば、今、正に龍神としての務めを果たす香織の立場を脅かすことになります。あの子の立場を奪うようなことは……それだけは……したくないのです」
神琉「そう……か……」
主様は、少し悩んだ後、元の優しい笑顔に戻った。
神琉「……では、お前を手に入れる為に奔走させて貰おう」
「!……光栄でございます」
私がそう答えると、主様は私の頭に、ポンと手を乗せ、目を閉じた。
次の瞬間、主様の手からとても暖かい力が流れてくるのを感じた。その力は私の体を巡り、内側から馴染んでいった。
神琉「手に入れられる、と思った瞬間に死なれていてはたまったものではないからな……自分を守る力くらい持っていろ」
「そんな、勿体無い限りでございます……」
私は、自分の霊力が増えたことを確認し、手に少し纏わせた。
窓を開けて向こう側の木へ向けて、指先から霊力を発射すると、スパッと綺麗に木は倒れた。
「……そろそろ、博麗の巫女が冥界へ着く頃でしょうか」
神琉「あぁ、心配せずとも大丈夫だ。それとも、お前も加勢するか?今なら力になれると思うぞ?」
「本当ですか!……では、行ってまいります」
私は、力を与えてくださった主様に感謝の言葉を送りながら、この前と同じように、ベランダの縁に手を置き、ぐっと体を起こして、しっかりと立った。
幻想郷に来て初めて自分の力で飛ぶことに歓喜を覚えた。
タンッ、と足に力を入れて飛び出せば、少し内臓が浮く感覚を覚えた後、私の体は簡単に浮いてくれた。
私、本当に飛んでるのね。もう味わえないのかと思っていたけど……嬉しい。
「博麗の巫女に加勢して参ります、主様」
神琉「……気をつけて行ってこい」
私は、未だに溶けない雪道の中を、進んでいった。
これなら、人里に行く時も短時間で行けそうね……なんてことを思ってしまった。
・主人公を選択すること
~楽園の素敵な巫女~
博麗霊夢
移動速度・中
低速時速度・中
ボム初期数・3
Cherry減少率・小
特殊能力・敵弾との当たり判定が小さい、喰らいボム有効時間が長い
~普通の黒魔術少女~
霧雨魔理沙
移動速度・速
低速時速度・中
ボム初期数・2
Cherry減少率・大
特殊能力・アイテム最高得点の位置が低い、アイテムの取得範囲が広い
~現代の素敵な少女~
皆星心七
移動速度・速
低速時速度・遅
ボム初期数・?
Cherry減少率・大
特殊能力・?