それと、今まで投稿遅れて申し訳ございません……私の体調管理が乏しいせいで風邪をひいてしまい……今度からは、気をつけるようにするので、私の小説を見てくれて頂いている方々、これからも私の転生物語をよろしくおねがいします!
第7話 私たちの旅
心地よい日差し。程よい暖かさ。
私は、そんな快適な空気の中、目を覚ました。
結花「目が覚めたかい?」
目を開けると、結花が私を覗き込んでいた。
結花と旅をし始めて何日経ったか。
私たちは、色んな自然を感じながら旅をしていた。
原子爆弾が投下された都市の跡地は荒れ果て、この先何年も何年も生き物が住めない環境になってしまうだろう。
少し可哀想かな…とは思うけど、しかし、自然とはそういうものなのである。
人工物などとは言うけれど、私にしてみたら人間も自然の一部なので、こういった出来事も別にアリなんじゃないかと思う。
「えぇ、お陰様で……」
結花「さ、今日はどこまで行ってみようか?」
キャッキャとはしゃぐ結花に当てられながら、私は今後のことを考えていた。
恐らく、この時代は氷河期前……6500万年ほど前の時代。
なのに、私の予見では、隕石が落ちる気配がないのである。
……さて、どうしたものか。
結花「どうしたのさ、ぼーっとして」
「いえ……隕石でも降らせてみようかなってね」
結花「…………龍神の考えることはスケールが違うな」
ユカタン半島沖に落ちたとされる隕石、どのくらいの大きさだったっけ……と必死に思い出そうとしたけど、結局辞めた。
そして、とある結論に至った。
…………もしかして、ロケットから落とされた原子爆弾が、氷河期を引き起こす要因になるはずだったのでは?と。
「あー……やらかしたかも」
結花「何がだ?」
「……その、結花には申し訳ないけど、私、確実に歴史を大きく変えるであろうことをしてしまってね」
隕石が落ち、恐竜が絶滅し、氷河期が来て、そして新たな生態系が築かれていくはずだったのに、私がそれを変えてしまった。
だから、強制的に隕石を落とし、氷河期を到来させる。
何がなんでも、歴史は変えちゃいけない。
「あと数万年もすれば間氷期に移るでしょうから……まぁ、引きこもってれば問題ないかしら」
結花「引きこも……る……?」
言葉を詰まらせた結花を不思議に思い、結花の方を向くと、信じられないといった顔で私を見つめていた。
ワナワナと震え、肩を掴んで揺さぶってきた。うっ、頭が揺れる。
結花「ふざけるなよぉやみぃ!アタシせっかくアンタと旅が出来ると思ってたのに!!!やだやだやだぁ!!!!!」
「えぇ…………」
まさかの駄々をこねられるなんて思ってなかった。
可愛らしい顔で駄々っ子はまあまあ来るものがあるけど。
結花「さて……これからどうしようか」
結花は、私に目線を合わせてくる。……多分、私に意見を仰いでいるのだろう。
「どうする……って言っても、これからは当分洞窟からは出られないと思うわ。その内、氷河期が来て世界は氷に包まれるもの……」
結花「……やみぃが何故そんな事が分かるのかと言いたいところだけど、まぁ良い。とりあえず、当分ここから出られないことは分かった。……それじゃあ、食料探しに行かにゃならんな」
「……そうね、明日にでも行ってみましょうか」
結花「そうだな」
氷河期のことを喋ったことは不味い、と思ったけど何とかなった。
そうか、食料のことだな……もうすぐ氷河期が来るから、早めに行かないと手遅れになる。いくら私たちが飲まず食わずで生きていけるにしても、結花は限界があるのだ。
これからの一億年、氷河期をどう過ごそうか……考えないとね。
たまに異空間の間へ、ヘカに会いに行かないと。帰ってくるってヘカに約束しちゃったからねぇ。
……その時は、結花も連れてこようか。結花、異空間の間を見たらどんな反応するんだろうなぁ。特に、図書館に吃驚するんじゃないだろうか?
結花「なぁ、やみぃ」
「何?」
結花「……何でもない」
「何それ」
私たちは、今日何回目かのやり取りを続ける。
結花と、外の世界へ旅に出られるのもしばらくの間無くなるのか……地球を見られないのは、少し残念だけど、その間は結花と遊べるし大丈夫だろう。
❁❀✿✾
私たちは、その次の日、急いで食料探しに出かけた。
途中で見つけた弱った動物や妖怪たちとかも私の進言で洞窟内に保護したし、食料についてはその辺に落ちていた木の実や、川で泳いでいる魚、そして動物の肉や恐竜の肉だ。意外なことに、恐竜の肉がこれまた美味い。草食恐竜と肉食恐竜とで食べ比べてみたが、草食恐竜の方が良い。柔らかくて、かなり肉のジューシーな味が伝わってくるのだ。
捕まえてきた動物達や恐竜たちは、私が加工した。
爪でバラし、内蔵とかを取り払う。これが、普通の人間や血を見慣れていない者であれば、もしかしたら戻していたかもしれない。……私?生憎私は、人間でもないし、血も見慣れてます。
結花「それにしても……やみぃと一億年かぁ、なんか新鮮で良いな!」
「そうかしら……あと一億年もこの洞窟生活よ?」
結花「良いんだ!やみぃとだからな!」
凄く、意味深な言葉だったけど……まぁいいか( ˇωˇ )
結花と私は、洞窟内に張った結界の中で、のびのびと生活している。外は多分もう氷河期が始まっているのだろうが、出る気にはならない。だって私、爬虫類だもん……変温動物なんだもん。寒いんだもん。
私は、洞窟内を見渡す……が、私たちが持ち込んだもの以外は、何も無かった。布団とかは普通に段とか置いてその上から敷いてるし、食料とかについては、私のスキマの中だ。
私と結花は、殆ど一緒に寝ている。
初め、結花は一つしかない布団に考慮し、私に譲ろうとしてきたのだが、流石に他人を布団の外でいさせるわけにもいかないので一緒に寝よう、と誘ってあげた。
結花も最初は遠慮していたのだが、渋々了承してくれた。
結花との一億年は、意外にも長いようで短かった。保護した動物達や危害を加えない妖怪の世話も結構楽しかったし、ヘカのところへ行って、魔法の練習をしたりした。……練習と言っても、全てマスターしているので新しく魔法を作ったりしただけだけどね。
そして、氷河期の氷が溶けて氷河期の終わる頃……
外には、新しい自然が広がっていた。
目の前に広がる木々、その向こうに見える山。
どれも、この洞窟に入る前とかなり違っていたりする。でも、差し違えなく美しい。
結花「……なぁ、どこから向かおうか?」
「とりあえずぶらぶらと歩きましょうよ。氷河期が終わってから、直ぐに洞窟を出た訳ではないし……少なくとも数百〜数千は経ってるはずから、人間も生まれてるかもしれないわよ?」
ということで、結花と話し合った結果人間のところへ行くことになった。
ところで、この時代は何時代なんだろう?まだ西暦が始まってないのだろうが……なら、旧石器時代かな?
今まだ、人間には出会ってない。妖怪も然り、だ。……いや、結花がいたかしら。
結花「おいやみぃ、村みたいなん見っけたぞ!」
と思っていると、結花が声を掛けてきた。村が見つかったとのこと。
村、か。結構いい感じに事が進んでる……と思う。もしかしたら、この村に東方の原作キャラがいるという重要なことが起きる……かもしれない。
「そうね……行ってみましょうか」
私たちは、結花の見つけた村というところに行くことになった……
……はずだった。
「……ねぇ結花」
結花「何だい?」
「私たち……人間の村、に行くはずだったわよね?」
結花「あぁそうだね、それがどうしたんだい?」
「あのね」
私は、一呼吸置いてから息を思いっきり吸い込む。そして……
「どこが村なんだぁぁぁああぁぁあ!!!」
叫んだ。
……いやだって、こんなんどう見ても村じゃないやん!街やん!
結花「……やみぃ、どうしたんだ?急に叫んで。しかも口調変わってるぞ?」
あら、ら。心の声が漏れちった♪ウフフ♪…………我ながら初めて自分が気持ち悪いと思った瞬間である。…………チ───(´-ω-`)───ン
「それで、人間の村……基街が見つかって。それからよ、それから」
結花「そ、そうか……そうだな、(;-ω-)ウーン」
「とりあえず、この街を歩いてみましょ。何か面白いものが見つかるかもしれないわ」
結花「そうだな」
場所は変わって人間の街の門の前……
門番「貴様等、何者だ!」
「私たちはしがない旅人よ、入れてくれるかしら?」
私たちは、元の姿では妖怪と間違われるので(結花は妖怪だが)、角や耳を隠して普通の人間には分からないようにしてある。ちなみに、妖力も然り。結花は霊力の操作が一級品。強い陰陽師などが出てきたら厄介だが、常人に分からないようにするなど、朝飯前である。
門番「分かった、入れ」
「あら、随分と簡単に入れてくれるのね?」
門番「あぁ。この街は土着神がおられる街、神社に参拝してから回る様に」
「えぇ、肝に銘じておくわ」
門番「では」
門番との一連を終え、私たちは街の中に入っていった。
そういえば、門番が土着神……って言ってたな。もしかしたら、お仲間に会えるかもしれないわね……楽しみ。
結花「なぁやみぃ」
「何かしら?」
結花「土着神って言ってたが……アタシは大丈夫なのか?アタシは鬼子母神という妖怪。いくら霊力でカモフラージュしたかって、神が出てきたら侮れないぞ?」
「あぁ、そんなこと?大丈夫よ、いざとなったら私が出るから」
土着神に会いに行く為、私はその土着神の神力を探り始めた。
「あ、あった……ここね」
どうやら、この地に定着している土着神は、それなりの力を持っているようね……それも、もしかすると結花と対等に渡り合える位の。
「ふふ、結花……今度の会う相手は、かなりの実力よ……」
❁❀✿✾
それから数十分……土着神のいるという、神社にやってきた。
その間にも、団子屋へ寄ったり、団子屋へ寄ったり、団子屋へ寄ったりしていた。…………あれ?もしかして、余計なことしなかったらもっと早く着いてた?まぁ、そんなことは置いといて。
「ここ、が……」
結花「でかいなぁ……」
ついた神社は、とてもデカかった。と、言うのも他の神社とは比べ物にならないくらいに。
って言うか、ここ諏訪大社だったわ。神社入る時に鳥居に書いてあったし、この位大きな神社って、なかなか無いからね。
結花「なかなか……な神格を感じさせる風情だな」
「えぇ、そうね……そして、それに比例してここに祭られている神様も……ね?」
私は、そう言うと同時に、あの金髪幼女を思い浮かべる。やはり、あいつは幼女だ。
………………とりあえず、今私たちに向けられている殺気をなんとかしますか。