魔剣姫と二重人格   作:亡霊の王

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もうクリスマスですね…早い早過ぎる!!!!!!

そんな中一人でゆったりとしてます。

あと遅れてすいませんでは9話どうぞ


第九話 旗争奪戦

彼女 アルガード・リティはトンデモない事を言いやがった。

かなりの爆弾発言で教室内では騒然となった。

無理も無い、何故ならリティはまず人とはコミュニケーションを取ろうしない。(だって寝ているから)

発言と中々しない者で無口な存在なのである。(だって寝ているから)

学校には来るが何処に行ってしまっている。(寝るポイントを探しに行くから出席していないのである)

コミュニケーションが不可能な彼女は何と言った?

『貴方は私の枕……だから離れない……この匂い気に入った……私のモノ…』

そして生徒の大半はリティから龍牙に目線を変える。

だがその見る目線は各々一気に変わっている。

どのくらい変わっているかと言うと

半分は女性陣の興味深々の目線である、では残り大半はと言うと?

それを示せる人が居た。

「おい?リュウガ?人様が朝から走らされてギリギリの所を登校できたと言うのに何お前はナンパしてるんだ⁉︎」

そう黄金の気配を放っていて怒り心頭のエルティアである。

「イヤイヤ待て待て‼︎ナンパなんてしてませんけど⁉︎俺が一緒懸命にこの子を運んで来たんだぞ⁉︎」

「この子じゃない…………リティ…だよ?」

ウトウトしながら背中で喋っているリティ

「そう言う事じゃ……」

リティは龍牙の耳元で小さく囁く

「(名前言わないと…余計な事……言っちゃうよ?)」

彼女の主権を握っている状態で発揮する軽い脅迫だった。

確かに此処で余計な事を言われた姫様に黄金のグーパンチで殴られる可能性が高くなるから。

「おい龍牙?何私を抜いて喋っているんだ?もう一回聞くぞ?なんでナンパしてるんだ?」

「だからナンパじゃねぇから⁉︎…俺は寝てたリティを運んで来ただけだよ、なぁ?リティ?」

「………(こくり)」

「ほらリティだって言ってますし…っ⁉︎」

尚更黄金の気配が強くなった。一体何故だろうか大抵の事を回避したはずなのに一体何故ここまで姫様はキレているのだろうか

「なんでいきなり呼び捨てになる程仲が良くなっているだ⁉︎私だってまだ姫様って言われているのに‼︎」

「「「…………………………」」」

ピタッとあれだけ騒いでいた教室内は静寂に包まれた。

突如黙り込んだ皆を姫様はキョトンとした顔で見てる。

「いや?なんで急に黙り込むんだ?てかみんな気楽に呼んでも良いんだぞ?」

「???」と頭の上に再び浮き出てる姫様だが周りの反応はこれが当たり前である。

此処は聖焔学園どんな王族でも平民でも焔心(グレイズ)さえあれば此処に入学可能でありそして入学したら地位関係無く平等であるのが聖焔学園のだが

流石にこの国の姫様に呼び捨てするのは駄目だろう。

「やっと痴話喧嘩は終わったか?」

この静まり返った教室内で発したのは普通に教室内は禁煙の筈なのにバッチリ煙草を吸っている九条だった。

「まぁ一応終わったような気がすると思う…だよなリティ?」

「……んー……終わった〜…」

「後で覚えておけよ龍牙?城内でたっぷりと出して貰うからな?」

後者はまだ許してくれなさそうである。

「全く…アイツを見習え…冷静で落ち着いているぞ?」

目線を窓側に向けると水色の髪、すらりとした細身の身体と、端正な顔立ち、冷たい瞳

まるで完璧な美術品のように彼はこちらを見つめていた。

「どうした?橘?リュウガの事を見つめて?」

「いえ…特にはなんでもないですよ姫様」

「お前もまだ姫様と言うのか‼︎」

ぷんぷんに怒っている姫様である。

それでも橘と言う彼はそれをスルーしてやはりこちらを見ている。

なんか見られていると怖いので少し話かける。

「…あのー?俺になんかようですかね?」

「…私の事を覚えてないのか?」

真剣な眼差しで見られるが龍牙にはこれしか言う事か無い。

「俺(・)は(・)初(・)め(・)て(・)会(・)い(・)ま(・)し(・)た(・)ね(・)何(・)処(・)か(・)で(・)会(・)い(・)ま(・)し(・)た(・)か(・)?(・)」

更に彼の瞳はゴミを見るような瞳でこちらを見ていると

彼から紺色の気配(オーラ)が浮き出ると、一瞬腕が動いて見えた瞬間にゴキン‼︎と俺の首元に紺色の雫銅と背中で寝ていたリティが瞬時に張った桃色の魔力防壁がぶつかり合って響いている。

しかも僅か5㎜の所で張られている為龍牙の魔力防壁であったら簡単に貫かれて最悪死んでいただろう。

これに反応しているリティは中々の強者かもしれない。

それを呆然として見ている姫様とその生徒達。

「何……枕に……八つ当たり…してるの?……」

リティからは結構な桃色の気配が噴き出ている。

弾かれた雫銅を手元に戻し消えている。多分アレが彼の焔心だろう。

「簡単だそいつには因縁がある…だからボケている奴を潰すためにやっただけだが?」

「待てよ?俺は本当に彼の事は覚えてないんだが九条理事長?彼は誰ですかね?」

説明を問おうとしたら既に何本かの吸い殻を燃やして外に捨てている為全く関わろうとしない。

今日で何本目か分からないタバコを再び吸っている

「あーのー聞いてますかね?彼はだれです?」

やれやれと思い煙草をふかしてやっと質問に答える。

「アイツは橘一誠(いっせい)あの有名な橘家だよ」

「…有名なんですか?」

キョトンとして九条の方を見ると九条は呆れた顔で見ている。

「橘家はな…あらゆる技術を習得している本当に些細な事でも極めてる家系なんだよ

そしてだ、彼はな最も難しいと言われた武術を極めてしまった。

大の大人を複数相手しても倒してしまうぐらいにな。」

彼はそれでもこちらに向ける殺意…いやなんだろうこの感覚

なんとも言えない感情が溢れている。

「で?なんで俺が攻撃されている理由と繋がるんですかね?」

「多分なお前の家のせいだな…鐡家と橘家はな色々と問題があったんだよ…その結果橘家は一時的に家に汚名が塗りつけられたらしい…」

「何してるんだ…俺の家…いや見覚えない以前にも記憶無いんだけど…」

「おい待て記憶が無いってなんだ貴様」

その発言によって橘に色々と説明をし始めた。

流石に二重人格の事は除いては大抵の事は言った

「一部の記憶の損失だと?つまり私の事を本当に覚えてないのだな?」

「あぁ…一切覚えてない」

「……そう……なのか…何も覚えてないのか…」

気配が少しづつ消えていく少しは落ち着いたのだろう。

何も覚えてない相手にいきなり即死級の不意打ちをしてる為

少しは反省しているのだろう。

教室内の温度も少しは下がったー

「なんで私が空気になっているんだ‼︎」

訂正一人だけまだ熱を持ってる姫様がいた。

「もー別に気にしなくて良いじゃないですかー姫様〜」

「そうですよ次の授業の模擬戦があるんであまり気を張っていると疲れますよ?」

「……そうだな…それもそうだあの乳女を倒すためにも色々と準備しないとな、すまんなティファ、レウ」

一人は茶髪のポニーテールの子はティファと言うらしい

姫様と同じぐらいの背丈はあり明るそうな子である。

もう片方の黒髪のショートヘアの子はレウと言うらしい

見た目は冷静沈着な子だろうと思ったのが第一印象である。

二人は姫様を宥めるとこちらに向かって来てまだ背中で寝ているリティをなんとか食べ物で釣って退ける事は出来た。

リティは軽い方の為楽だが流石に長時間背負っていると肩が凝ってしまうものである。

「大丈夫すか?…えーと…」

「リュウガさんですよティファ…本当すぐに覚えないんですね」

「すぐに覚えられる記憶力を持ってるレウが凄いだけだよ‼︎」

「…仲が良いんだな…お二人さん」

「レウとはまぁ長い付き合いだからね〜」

「確かに長い付き合いですねティファとは」

クスクスと二人で喋っている為思っていた以上に仲が良いらしい。

そして学園内でチャイムが鳴り響く

「良し一時間目は終わりだ、二時限目の模擬戦の集合場所はグランドだ、遅れないように来いよ〜」

呑気に煙草を吸い終えた九条は怠そうに教室から出て行く。

俺もその後を追うように教室から出ようとするが

ガシッと肩を掴まられて恐る恐る背後を見ると

満面の笑みを浮かべている姫様が居た。

「おい逃げるなよ?リュウガ?取り敢えずだ、時間がないから6分で事情説明してもらう…出来なかったら殴り飛ばす良いな?」

このトンデモ理不尽の極みの姫様に抵抗は出来ないの悟った龍牙は本気で6分で説明をしたそうなのである。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

なんとか説明を終えて許しを得た龍牙。

そしてそのまま龍牙達は少し学園から離れた山の中にある運動場に移動する。

特に移動中はリティが再び俺の背中に乗ったり一誠がまだ此方を見ている事と姫様がキレているところをティファとレウが抑えてくれてた。

まさか移動するだけで精神を擦り削られるとは思わなかった(特にリティが背中に乗っている時)

山の中に入ると結構足元が悪いのかと思えたがそこはちゃんと整えられて歩きやすいようになっていた。

急に道が広くなると思ったら目の前には聖焔学園とまでは行かないが大きな校舎が建って居た。

「姫様これなんですかね?」

「此処は聖焔学園模擬戦場だよ…わざわざ建設系や地形系の魔術師を呼んで作ってもらったらしい…私も二年生だが建設した理由は知らん」

少し機嫌が悪いがなんとか説明してもらった。

「本当憂鬱だな…もう見たくない奴が居るしな…」

ん?と思い視線を正面に向けるとそうあのリムジンの金髪の子が立っていた。

「あら遅いわねお姫様?いつもなら先に居るはずなのに」

「こちらだって色々と事情はあるんだよ乳女」

「あらそうなの?それは大変ねチビっ子姫?」

既に目だけで火花が散っているしお互いに殺意が高過ぎる

「あのー…姫様?時間大丈夫ですかね?…俺と姫様とリティ以外は先に運動場行きましたけど…」

「マジか」

「…あらもうこんな時間なのね…ではお先に〜」

タタッと先に入っていく金髪の子

「…今日は絶対に勝つ……今日は私は運が良いな…フフ…」

「顔怖いですけど…あと俺嫌な予感がするんですけど…」

不適な笑みを浮かべている姫様とその笑みを見て寒気を感じる龍牙達は姫様はそのまま運動場に入り、龍牙とリティは観客席に移動する。

「ってなんか連れて来ちゃったけどリティは参加しないの?」

「……危ない……から…参加しない……」

「危ない?…いやだって一応訓練だから加減はあるだろ?」

いつの間にか降りて横に座っているリティは首を横に振るう

「だって………あのお姫様……と粛清淑女(シャルハラ)は…本気で……戦う…」

ゆったりと話しているがその言葉には少し重みがある。

多分リティは何度も見た事があるからこう言っているのだろう。

「淑女ねぇ…色々と危なそうだな…」

「まぁ今日は中々血の気は凄いなアイツらはな」

背後から観客席に来たは煙草の代わりにキャンディケインを咥えて舐めてる九条だった。

「……どうも〜…………理事長〜」

「よう久々だな揺り籠姫(スリープ)あとお前の兄は結構心配と同時に喜んでたぞ?」

「お兄ちゃん……心配症……気にしなくても良いのに……」

ムスッとしてるリティとやれやれと思っている九条

「てか理事長?貴女自分の仕事は?」

「印鑑系の実務は秘書に任せたから良い」

何気にサボり発言である。

「そんな事よりな…エルティア姫とリリース嬢が本気でやるらしいから来た。」

(相手側の金髪の子はリリースと言うのか)

確かに両者の気迫が中々凄いものである。

すると両者の組の間に水晶玉が地面から出てくる。

「アレは何ですか?理事長」

「アレはな空間制御装置だ、流石にあんな狭い所まで全クラスで闘うのは無理だからな…軽く生(・)成(・)する」

は?と言いかけた瞬間に途端全体が光に包まれてる

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

 

暫く眩しくて目が開かないが、少し落ち着いてくると再び眼を開けると街が広がって居た。

決して古びた建物ではないが立派な建物がそびえ立っていて

整備された石畳の大通りにポツンと龍牙は立って居た。

「……何処だよ…ここ…」

現状確認してる間に突如爆発音は響く

「ッ⁉︎」

音のした方向に向かって走って行くと

エルティア達と他のクラスの生徒達が己の焔心を展開して闘っているのである。

「ハァァァ!!!!!!」

エルティアの焔心《賢王の剣(ローグスタンス)》の大剣の風圧で

何人かの同級生を薙ぎ払う

その隙にティファは接近して風圧で飛ばされる相手に腹蹴り、溝打ちを与えてトドメを刺す

それから倒された相手がすぐに消える。

「…いや何が起きてる…」

「何が起きてるって?旗争奪戦(フラッグ)だよ龍牙」

取り敢えず振り返ると欠伸をしてる九条と携帯用のお菓子を食べてるリティが一緒に居た。

「旗争奪戦?…いやその前にここ何処だ⁉︎」

「ここはあの水晶玉で発動した固有結界内だ…あと旗争奪戦の説明もしとく…簡単だよ旗を持っている奴を護衛しながら相手の旗を奪うのがルールで勝利条件は

一つ目が旗を奪う事これは当たり前だよな

二つ目は旗以外の護衛を全員倒す、これは難しい

焔心の使用は許可申請済み、あとこの町内にもゴム製の武器があるからそれも使って倒して尋問もあり…まぁそれを使う人なんてあんま居ないけどな

制限時間は1時間だな…」

「なるほど…で?俺らは今どう言う状況なんだ?」

「簡単に言えばコインの裏側と言うべきだな…姫様達は表側に居て戦ってる…私達は裏側から見てると言う感覚だな」

「絶対分からない感覚だな」

「理解されないのは知ってるそれを嫌ってる人もいるしな…」

その後だった正面から更に爆破音がすると

体長二メートル超の鎧を着た騎士がエルティア達の目の前で立って居た。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

その爆破直後には既に私、エルティア・オルフェンは動いてた。

反射的に前に投げ出した身を賢王の剣(ローグスタンス)で地面に突き刺し、そのまま遠心力で側転して回避

直後、今まさにエルティア達が立っていた場所に戦斧(ハルバート)の刃が降り落ち、轟音と共にこの場の静寂を打ち砕く

「やっぱり来たか乳女の焔心‼︎明らかに私だけに殺意高過ぎるだろ‼︎」

着地後すぐさま体勢を整えると魔力放出で懐まで接近すると

そのまま身体を捻り反転、甲冑の騎士に胴薙ぎの一閃を放つ。

「ーーーーーーーーーーーーーー」

戦斧を打ち下ろした甲冑の騎士はそれに反応せずに胴薙ぎを直撃

それでも吹き飛ぶまでは行かないだろうと思いすぐさま戦斧を抜こうとするがエルティアの魔力放出によっての胴薙ぎの一閃は一撃で壁を貫く程吹き飛ぶ。

甲冑の騎士はすぐさま立ち上がろうとしたがそれが仇となった。

「これでも食らって倒れてください‼︎」

ティファの両拳に付けてるグローブ状の焔心(グレイズ)《マッハリーグ》がそのまま甲冑の騎士の顔面に直撃すると尚更壁練り込んで行く。

二人の強力な打撃を食らった騎士は動かなくなるとすぐに消滅してしまった。

「…本当あの乳女の焔心はウザいな…戦力が減らさせる一方だな」

「姫様〜大丈夫ですか〜?」

「私は大丈夫だぞ、ティファお前は大丈夫か?」

「魔力(マナ)の消費がエグいぐらいは大丈夫ですよ〜」

少しフラフラとしてるがティファは軽く魔力切れになっているからである。

ティファの焔心の能力は速度加速である。

物であり自分の筋力で運べるものなら一緒に加速して移動する事が可能

先程、甲冑の騎士を殴り倒した技は焔眼(スターバニッシュ)

その加速を使いその加速で殴り潰すと言ったシンプルな技であるが

中々の魔力消費なのである。

「だから鍛えとけって言ってるだろ?…去年から言ってるじゃないか」

「いや〜これでも中々鍛えてると思うんですよ〜去年だって2.3回使ったら気絶してましたしね…姫様見たく魔力量そんなにいっぱいある訳無いですから。」

「それ貶しているのか褒めてるのか分からない」

『お二人共大丈夫ですか?』

「あぁ…一応大丈夫だが…いきなり話しかけてるのは怖いからやめてくれレウ」

「そうだよレウ‼︎まだ慣れてないんだから……はー怖かったよ…」

普通に会話しているがこれはレウの焔眼の効果である

レウの焔心は弓使いつまり弓兵(アーチャー)である。

効果は範囲内の敵を目視可能の能力であるが

レウの焔眼(インフェルアーツ)《森林の狩人(インビシブル・ハンター)》を発動する事よって範囲内に味方と認識していれば意思疎通が可能である。

ただこの焔眼発動中は矢が打てないというデメリットがあるが

「レウ?お前は大丈夫か?」

『大丈夫です一誠様がこちらに気付いた相手、気付かない相手を倒してもらっていますので』

この土地の中央の時計塔に滞在しているレウはチラッと背後を見ると何人か倒れている他クラスの生徒がいるのに対して全て対処終えて真ん中に立っている橘一誠を見ている。

「お見事ですね一誠様」

「いえ…単なる準備運動みたいなものなので、そのまま焔眼を発動し続けてください…私は粛清淑女(シャルハラ)の焔眼をなるべく落としてくるので…」

そう言って直ぐに屋根から降りて迎撃は向かった。

『今現在一誠様が残りの《女王の兵隊(クイーンオブナイト)》の相手に向かいました』

「おいそれだとレウを護衛する奴居ないじゃないか‼︎今そちらに向かうぞ」

直ぐにクルッと時計塔の方に向かおうとするが

『いえそれは遠慮してください』

普通にレウに援護拒否された。

「なんでだ⁉︎」

『一誠様が他のグループのメンバーを呼んでくれてこちらは大丈夫ですが…今2時方向に集団出来てる相手が居るので』

言われた通りにそちらに体制を向けると、さっき倒れてた騎士と同等の者が何体も居た。

「……わざわざ来たか…乳女‼︎」

その騎士の背後に椅子に座って移動している者が居た。

彼女は隣に居る彼女の執事からメガホンを受け取る。

「私の名前はリーリスいう名があるのよ?本当しぶとく生きてるのね?エルティア姫?」

「お前の焔眼が厄介過ぎてイラついているところだ」

「そんなに苦戦してるのね〜でも前回よりは2体ぐらいは減ってるけど…ま(・)だ(・)3(・)2(・)体(・)居るけど?」

「…チッ…(レウ私達のクラスは何人残っている?)」

『現在39人中15人のみですね…こちらに残り7人でこちらに3人居ます…多分ですが…』

「(そうだ、あの乳女を含めて4人居る)」

既に直線上に目視できるが彼等の前にあの甲冑の騎士が各々の武器を構えている。

「(他の相手とかで手がいっぱいなんだろ?…後はこちらで撹乱して逃げろ、後10分間生き残れば勝てる。)」

『勝機はッ…あるです…か?』

こう通信しながら逃げているレウにエルティアは冷静に伝えた。

「(あるから逃げろ…なるべく離れろよ?)」

そのまま一方的に通信を切られたという事はやっと逃げる準備して逃走してるのだろう。

「さぁて…人様が通信中に攻撃しない時点で結構舐めてるだろ?」

大剣を振り上げるとその勢いで地面に突き刺すと、その瞬間に一直線に亀裂が入って行くと建物を巻き込んで崩壊していく

「流石ねゴリラね!…とんでもないパワーだわ‼︎」

「やかましいわ‼︎行くぞティファ‼︎」

エルティアはそのまま亀裂を追うように走って行き

ティファは焔眼を発動させて一気に壁を足場にして横走りして突っ込む

「あのチビを優先的に止めて歩兵(ポーン)、騎兵(ルーク)」

「「ーーーーーーー」」

二騎の騎士は主人の命令に従いそのままエルティアに向かってくる為

ティファの事は命令外なので無視して行く

ティファはその動きの隙を逃がさない、既に彼女(リリース)と同じクラスの生徒は溝内等で動けなくした。

なら後はなるべく戦闘せずに旗を奪うのみ‼︎

「行くよぉ〜〜《スターバニッシュⅡ》‼︎」

さらなる加速に背後からの奇襲

既に音速までとは行かないが確実に肉眼で追う事は不能であるスピードまで行っている為50メートルの距離など一瞬縮まる

「(旗は貰いましたよ‼︎)」

そのまま後頭部を殴ろうとした瞬間にゴキン‼︎‼︎と眼で見えない壁が張っていた。

「(嘘ぉ⁉︎あの人、焔眼使いながら自分の周りに魔力障壁を張ってるの⁉︎)」

しかもティファは焔眼を発動した状態で障壁を殴って弾かれた

この事実の時点でティファではあの障壁の破壊は不可能となった。

「(早くここから離れ⁉︎)」

思考は中断された理由としては他の甲冑の騎士4体が既に己の武器をティファに向けて「降伏しろと」言う感じである。

「……はぁ…すいません姫様…お先に失礼しまーす。」

自らの降伏としての証の白旗を懐から出そうとしたその時だった。

「………………」

突然一騎の甲冑の騎士が音も無く真(・)横(・)に(・)半(・)分(・)に(・)斬(・)ら(・)れ(・)て(・)し(・)ま(・)っ(・)た(・)の(・)だ(・)。

「……アレ?姫様の斬撃が飛んできたのかな?」

突然半分に斬られて騎士を見て他の騎士は警戒をするが

金属と金属が擦れ合う音すらせずに残り三騎は切り裂かれてしまった。

「…何事?…てか姫様が本気でやらないと斬れなかった相手を斬るとか…私のクラスに居たかな?」

そう考えいる時にチョンチョンと背中を突かれる。

「誰⁉︎…って?アレ?なんでいるの?貴方?」

「……なんで居るってそりやぁ…………圧倒的に私情に巻き込まれた者ですよ俺は」

そう確実に関係の無い鐵龍牙(イレギュラー)がこの場に立って居るのだから。




余裕の8500文字です。

長すぎ………やり過ぎた…

10話は今から書くので…下手すればまた5日後になる可能性があるかもしれない…^_^
気楽にお待ちください
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